聖者は海に還る
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聖者は海に還る

作者名 :
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作品内容

ある中高一貫の進学校で生徒が教師を射殺して自殺した。事件の再発防止と生徒の動揺を抑えるため招聘された心の専門家・比留間。彼は教師と生徒の個を失わせることで校内に平穏をもたらす。だがその比留間の奥には、かつて眠らされた邪心が存在し……。『嫌われ松子の一生』の著者が“心の救済”の意義とそこに隠された危険性を問う衝撃作!

聖者は海に還る のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年06月09日

     猫を殺し、腹を切り出すという異常行動をする11歳の男の子と母親が、カウンセラーの治療に訪れた。ロールシャッハ・テストにより少年の心の闇を見出したカウンセラーは、定岡療法と呼ばれる催眠療法により、その心の中にある狂気を凍結させ、心の奥底に沈めることに成功する。
    その少年は、その後、問題なく大人になり...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年01月25日

    これは面白い!
    ドラマテックさで言うと、ちょっと物足りないと思うところがあるが、良く出来ている。
    正常の反対は異常、または狂気かも知れないが、成長によっては、時として静寂となるということか。(特に意味なし)

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    Posted by ブクログ 2010年03月20日

    誰もが惹かれて夢中になってしまうカウンセラーには恐ろしい秘密が、、、という導入。
    これはすごーくよかった!
    ウソくさいカウンセラーだなーなんて斜め視点で見てたらまさに根拠があって納得。
    救いがなさそうに見えてきれいにまとめて終わっているのが
    あぁ、よかった・・・って読んだ後思いました。
    こういうのが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年10月10日

    三十三歳で片親で三歳児を抱える、射殺事件の起きた中高一貫校の養護教諭と、十一歳の時に猫殺しを繰り返し、その狂気を催眠療法で凍結したスクールカウンセラーの、学校での日々と恋と解放された狂気。精神に踏み込んだ描写や、師諸共不安定になり病んでいく描写に引き込まれた。病んでしまった人を拒まない目線が温かい。

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    Posted by ブクログ 2015年06月21日

    面白かった。
    初めて山田 宗樹さんの作品を読みました。
    とても読みやすくて、ミステリー的な要素も少しありつつ。

    大きなストーリーの流れはよかったです。
    ただ、途中から恋愛を中心においた感情的な展開になっていったのがちょっと気になりました。
    もう少しシリアスな展開にもっていっても良かったような。
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年01月17日

    非常に読みやすかった。
    冒頭から、学校で射殺事件が起こるというものすごい始まりかただったが、メインはこの事件ではない。ここはもうちょっと膨らませられなかったのかなとやや疑問。
    テーマは、行きすぎた心理療法。環境に適切に順応させようというカウンセリングは、つまり環境を是としありのままの心を否定している...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年12月02日

    催眠療法に関して、個人的に深く興味を持っていた為、内容が いつも以上に興味そそられるものだった。

    催眠療法を勉強してた高校時代の自分と子供たちを重ねつつ、今の自分と律の年ごろを重ね、彼女の包容力に感動したり…。

    潜在意識の領域は本当不可思議。潜ってみたい。
    著者の参考文献多い。読んでみたい。

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    Posted by ブクログ 2012年08月27日

    導入は衝撃的でしたが、最後はするんと終わって安心した感じ。
    もう少し長く深く読みたいと思えたので幸せな後読感。

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    Posted by ブクログ 2012年05月12日

    人の心の中を舞台にした話。
    催眠療法という、特殊な設定が独特のおどろおどろしさを、生んでいます。
    いつ、話が動くんだ、最初からの伏線がいつ爆発するんだと読み進めながら結局良い話で終わる。
    ラストで逆に暖かい気持ちになれました。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    「嫌われ松子の一生」の原作者の人だーと思い手に取ってみる。
    人物のイメージがしやすいので、映像作品になりやすいのかな。

    事件に始まり、疑念、そして静かな終わりを迎える。
    その過程にあるものは心という不確かなもの。
    心って目に見えないから、たくさん迷って、たくさん傷ついて、強くなっていくんだと思う。...続きを読む

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