秘密の花園

秘密の花園

十歳にして両親を亡くし、親戚に引きとられたメアリ。顔色も悪く愛想のない彼女を唯一楽しませたのは、ひっそりと隠された庭園だった。世話役のマーサの弟で、大自然のなかで育ったディコンに導かれ、庭園と同様にその存在が隠されていた、いとこのコリンとともに、メアリは庭の手入れを始めるのだが――。三人の子どもに訪れた、美しい奇蹟を描いた児童文学永遠の名作を新訳。

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秘密の花園 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    私の中の憧れの世界…朝起きて、バターとジャムたっぷりのご飯に熱々の紅茶を食べて、庭に駆け出す。一日中たっぷり遊んで、お腹が空いてご飯もお菓子も美味しい。夜はぐっすり、また明日。庭は毎日様子を変え、手入れをするほど元気になっていく。自分の手で、目の前の自然が生き生きとしていく、そしてそれを通して、自分

    0
    2025年12月05日

    Posted by ブクログ

    偏屈者だったメアリと全く外に出なかったコリンが、秘密の花園が息を吹き返すと共に子どもらしい子どもになる様子を読んでいると、清々しい思いになりました。また、秘密の花園が美しくなっていく様子がとても細かい描写で表現されていて、実際に花園を見た訳ではないのに目の前に花園があるかのように楽しめました。

    0
    2025年04月12日

    Posted by ブクログ

    すごくよかった……

    秘密の花園は子供の頃絵本で読んだ記憶があります。
    蔦の絡まった扉にひっそりと鍵穴がついていて、特徴的な装飾の鍵で開けるっていうのにすごくときめきました。

    内容は全然覚えてなかったんですが、コリンやディコンといった登場人物の名前は覚えていたので子供の頃の記憶は馬鹿に出来ないなと

    0
    2025年01月24日

    Posted by ブクログ

    幼少期に何度も繰り返し読んだ自分の原点のような物語。思い込み(魔法)の力は良い方にも悪い方にも働くという、普段は忘れがちだけどとても大事なことに気づかせてくれた。メアリとコリンが成長する様子には、自分もその気になれば変われるかもしれないと勇気づけられる。自分にとってはお守りのような作品で、常に大切に

    0
    2024年06月25日

    Posted by ブクログ

    途中から号泣していました。
    人生経験を積んだ大人が読むからこそ、泣けるのかもしれません。
    大人になると忘れてしまう子供の頃の純粋さを思い出させてくれるような作品でした。

    0
    2023年10月30日

    Posted by ブクログ

    大学のレポートの題材にしようと思い呼んでみたが、児童文学ってこうだよなと読みやすさを感じつつ、大人になって純粋さを失くした自分には眩しい小説でした。健全に生きたいな……

    0
    2022年01月15日

    Posted by ブクログ

    子供の頃は村岡花子訳を、10年前は光文社古典新訳文庫の土屋京子訳、今度は新潮文庫の黒柳和代訳。12歳の時からの長い付き合いだけど、何度読んでも奥深さがある。

    両親が亡くなって義理の伯父に引き取られるメアリ。インドとはまるで違う本土イギリスへ。暗鬱で荒涼としたヒースばかりの野中に建つ古いお屋敷へ住む

    0
    2021年10月09日

    Posted by ブクログ

    メアリとコリンの成長にとても感動
    自然や、動物たちの様子が豊かな表現で書かれており、本を読むにつれて自分自身も、コリンやディゴン、メアリと一緒に作業してそして豊かな自然を見ているようなとても素敵で心地よい気持ちになれた

    0
    2021年01月09日

    Posted by ブクログ

    読んでいる途中で「えっこれいつ書かれたの?」と後ろの解説を読んでしまうくらい(1911年だった)、話が現代的だった。

    ネグレクトを受け、愛情不足で育った子どもはどうすれば救われるのか…という物語だと思うのだが、作中で示される答えの一つひとつが、現代から見てもまったく違和感がない。すごい。

    0
    2018年04月01日

    Posted by ブクログ

    この時期にバスに乗りながら、電車で横目に景色を流しながら読めたのは運命なんじゃないかと思います。
    希望と色と幸せな香りが満ち満ちている。花を見て空を見て空気を胸いっぱい吸い込んで、幸せだと実感する。できる、できる、できる、の魔法がある。私にもあなたにも、世界中のみんなのところに魔法はある。
    生きる歓

    0
    2018年03月15日

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