小説 - 深い作品一覧
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5.0すべて素顔の私。私らしい文章40篇を厳選――小説の中に表われる作家の分身……。自身そのように小説を書いてきたけれど、それは、<私>という人間そのものでは、決してない。おさない頃の京都の記憶、日々の生活を楽しんだ鎌倉、親しい友との旅、出会い、そしてパリでの霊的体験……。書きつづってきた文章の中から、40篇を選び出してみた、ほんとうの<私>をわかっていただくために。 ◎高橋たか子「今、人生の最終段階にいる私は、私という者が大体どういう者であったかを、すくなくとも、すでに書いたエッセイをざっと並べる形において、わかっていただきたい、と思う。大体、と書いたが、全体は神のみぞ知る。<「著者から読者へ」より>
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4.5ドストエフスキー生誕200年記念出版。 かつて外務省でモスクワ大使館に勤務した著者は、ソ連邦の崩壊に立ち会うことになった。宗教を否定する社会主義の理想が潰え、ふたたび神を求める時代が始まった。 そうした事態を19世紀にすでに預言していたと著者が考えたのが、文豪・ドストエフスキーである。 『カラマーゾフの兄弟』のかの有名な「大審問官」は、はたして何を示しているのか? 『罪と罰』でラスコーリニコフはなぜ回心したのか? 外交官としての仕事のかたわら、ドストエフスキーを解読する日々が始まった。 尊敬するチェコの神学者・フロマートカや、同じくチェコの哲学者・政治家のマサリクの著作が大いなる手助けとなる。 そして、モスクワとプラハを往還する著者の思索の旅は、ついに終わりの日を迎える?? 現代史の現場から生み出された、これまでにないドストエフスキー論。
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3.5私は、母と「誰かの精子」の間に生まれた―― 不妊治療と生殖ビジネスの深い闇を、当事者が暴く。 人間の倫理を問う、出色の科学ノンフィクション。オーストラリアの著名ジャーナリストである著者は、27歳のとき、自身がドナーによる精子提供で生まれたことを知り、生物学上の父親を探す調査を開始した。 いまやドナーによる懐胎(DC)は世間の認識以上に広く浸透しているが、その実情は世間の想像以上に異様で、多くの問題をはらんでいる。 DC児たちにドナーが誰かを知る権利は保証されていないため、持っているかもしれない遺伝性の疾患や、いるかもしれないきょうだいの存在、あるいはその数を知るすべはない。 本書は「第三者の生殖細胞から誕生した人間」について、また「人間を繁殖させること」について、DCの当事者が10年という歳月をかけて綴ったものである。 母の不妊治療医ヤン・カルバート自身が精子ドナーだと知り、 これまでに世界各地から75人の異母兄弟を見つけたジョーイ・ホフマンによる国連でのスピーチより: 「自分が大量生産された人間というモノのひとつに思えてきます。(中略) どうかお願いです。これからは子どもたちの基本的な権利や利益を、優先リストの最下位に置くのではなく、最優先にするように努めてください」
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3.6のたうちまわって超えていけ、愛。 『流』の直木賞作家・東山彰良が新たに挑む、自由でボーダレスな短編集! 九州の温泉街、小さな街の団地、ニューヨーク、台北、東京――。 残酷さとやさしさが隣り合わせるパッとしない世界 それでも生きていくむきだしの人間たち。 「猿を焼く」 さえない温泉街に引っ越してきた中三のぼく。無軌道な不良とよそ者の少年は、なぜ猿に火をつけたのか? 「イッツ・プリティ・ニューヨーク」 クレイジーな同級生カメと、そのアバズレな姉。欲求に翻弄されるぼくと彼らの団地の日常。 「恋は鳩のように」 同性婚が合法化された日、歓声に沸く群衆の中、アンディは詩人の恋人・地下室に電話をかける。 「無垢と無情」 人間じゃなくなった「やつら」から身を潜めるように、おれは画面の中のミーティングルームを訪れた。
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4.0東京にドラゴン出現。戦うのは地方の青年団! 東京にドラゴンが出現した。ドラゴンは何故か東京タワーに巻き付いたままで動かない。 一方、東京から離れた富士山が見える地方の町では、ヨシオとケンジとタモツが今日も青年団の集まりをサボって喫茶店「チロル」にたむろしてドラゴンの中継を見ていた。 ある日、ヨシオが古本屋で謎の巻物を手に入れる。それにはかつて光の戦士たちがドラゴンを倒し世界を救ったと記されており、戦士の証である紋章が載っていた。 ヨシオとケンジとタモツは紋章と同じあざを持っていた。三人は光の戦士の末裔なのか? 巻物にあったドラゴンを倒すためのアイテム探しが始まった。
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3.6
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3.4髭をまだらに染めた異様な風体の男がサムのもとを訪れた。一通の封筒を預けて男は消えたが、同じ頃博物館でシェイクスピアの稀覯本すり替え事件が起きる。サムの要請に応じ、ドルリイ・レーンが世界文学史を根底から覆す大事件の謎に挑む。X、Y、Zに続く四部作の掉尾を飾る、巨匠の代表的傑作。改訳決定版。
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3.02014年12月に放送されたNHKドラマ「ナイフの行方」を書籍化。山田太一の最新書き下ろしドラマ(前後編計146分)で、制作統括は「男たちの旅路」(1976年~放送)の近藤晋プロデューサー。 ナイフで無差別殺人を犯そうとした若者(今井翼)を、剛腕の老人(松本幸四郎)が取り押さえて自宅に連れ帰る(前編)。後編で意外かつ衝撃的な展開が待っている本作は、放送当日から山田太一ファンが騒然とした「異色作にして傑作」。「人間は変わらない」「みんなが人間を信じすぎている」というセリフには作者の心情があらわれ、現代社会へのメッセージに富む骨太の物語です。 本書は、ドラマ前後編のシナリオを完全収録するほか、山田太一本人による1万字解説「正義がどこにあるのか、分からない時代に」、そして近藤晋プロデューサーによる5000字解説「回想シーンがまったくない“傑作”」を収録。1960~70年代から良質なテレビドラマを探求し続けてきた2人の巨匠の言葉は、本作の解説を超え「ドラマとは何か」「人は何に救われるのか」を示唆するテキストとなっています。 山田太一のドラマシナリオ集としては18年ぶりの刊行。81歳を迎え、ますます鋭く世を人を見つめる山田太一の視線を、シナリオとロング解説でたっぷり味わえます。 <NHK特集ドラマ「ナイフの行方」放送概要> 放送:2014年12月22日(月)22.00、23日(火)22.00 ※NHKオンデマンドで2015年11月30日まで配信 作:山田太一 演出:吉村芳之 出演:松本幸四郎、今井翼、相武紗季、石橋凌、松坂慶子、津川雅彦 ほか
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3.5何たることだろうか。 私は確実に退行しているのだった。 (中略) 奈緒が童話を読み、女の豊かさの象徴とも言える大きな乳房で 私のモノを愛撫するようになってから、自分はさらに退行していった。 ――本文より 音楽プロデューサーの塩原達也はバツイチ独身の五十歳。 良き友人となった前妻と、セックスを愉しむ関係の人妻の愛人がいたが、 ある日、「母親の行方を探している」と奈緒という女性が突然訪ねてくる。 二十九歳の彼女と出会い、急速に惹かれていく塩原。やがて関係を迫る彼に対し、 奈緒が望む性愛の形は変わったものだったが、徐々に甘美な毒にとらわれていく――。 “禁断の純愛小説”問題作が文庫化! 解説 村山由佳 ※この電子書籍は2017年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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4.0日本社会に対する「警告の書」。 公安調査庁は警察や防衛省の情報機関と比べて、ヒトもカネも乏しく、武器すら持たない。そんな最小・最弱の組織に入庁してしまったマンガオタク青年の梶壮太が、ある日のジョギング中、偶然目にした看板から国際諜報戦線に足を踏み入れることに。“ミス・ロレンス”こと西海帆稀とともに、神戸に暗躍する謎のウクライナ人を追跡する―― 〈インテリジェンスにあまりに無頓着だった日本社会に対する「警告の書」として本書を読むべきだろう〉――ジャーナリスト・後藤謙次氏(解説) 【「ウルトラ・ダラー」シリーズ・スピンオフ】 ※この作品は単行本版『鳴かずのカッコウ』として配信されていた作品の文庫本版です。
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4.0あの文豪の、こんな謎も、お父さんが解決! 高校国語教師の父と体育会系文芸編集者の娘の“名探偵コンビ”が、 本や小説に潜む「謎」に挑む人気シリーズ第4弾。 「日常の謎」の名手であり〈本の達人〉による5編。 【収録作品】 ●漱石と月 英国留学中の漱石が〈I love you〉を〈月が綺麗ですね〉と翻訳したのは 根拠のない都市伝説のようなもの。だがそのエピソードは独り歩きして、 多くの作品に影響を与えている。 いったいどうして、〈I love you〉と〈漱石〉が〈月〉に繋がるのか……。 ●清張と手おくれ 『点と線』といえば大ベストセラーにしてロングセラー、 松本清張の代表作のひとつだが、 本格ミステリファンからは「失敗作」だと評判が悪い。 『点と線』にまつわる知られざるエピソードとは? ●「白波看板」と語り 鬼平シリーズ前に初めて長谷川平蔵が登場したのは短編「白波看板」。 この作品はかつて、三遊亭圓生が人情噺として口演していたという。 そこに見られる言葉の“改変”。 これは作家によるものか、あるいは噺家の独断か……。 ●煙草入れと万葉集 若き日の圓生の間違いを指摘した久保田万太郎。 その間違いとは、“十二煙草入れ”についてだった。 どうやらその昔、“十二煙草入れ”というものがあったようだ。 しかしいったい、十二煙草入れとはどういうものなのか? ●芥川と最初の本 敬愛する漱石の本に使われていた書家を、自身の初めての本『羅生門』にも 起用したいと考えていた芥川龍之介。 その思いが強く表れた装丁はどういうものだったのか。
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3.9認知症を患い、正常な記憶が失われていく父。日々発生する不測の事態のなかでも、ときには笑いが、ときにはあたたかな感動が訪れる。 「十年か。長いね。長いお別れ(ロング・グッドバイ)だね」 「なに?」 「ロング・グッドバイと呼ぶんだよ、その病気をね。少しずつ記憶を失くして、ゆっくりゆっくり遠ざかって行くから」 東家の大黒柱、父・昇平はかつて区立中学校長や公立図書館の館長をつとめ、十年ほど前から認知症を患っている。 長年連れ添った妻・曜子とふたり暮らし。 娘が三人、長女の茉莉は夫の転勤で米国西海岸暮らし。次女の奈菜は菓子メーカー勤務の夫と小さな子供を抱える主婦、三女の芙美は独身でフードコーディネーター。 ある言葉が予想もつかない別の言葉と入れ替わってしまう。 迷子になって遊園地へまぎれこむ。 入れ歯の頻繁な紛失と出現。 記憶の混濁により日々起こる不測の事態――しかし、そこには日常のユーモアが見出され、昇平自身の記憶がうしなわれても、自分たちに向けられる信頼と愛情を発見する家族がいつもそばにいる。 認知症の実父を介護した経験を踏まえて書かれた短編連作。 暗くなりがちなテーマをユーモラスに、あたたかなまなざしで描いた作品は、単行本発表時から大きな話題になり、中央公論文芸賞や日本医療小説大賞にも選ばれた。 映画化決定! 解説・川本三郎
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4.3ローラたちの一家が住む大草原の小さな町を厳しい冬が襲う―大自然と闘うアメリカ開拓期の生活がいきいきと描かれる。
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3.5コールセンターで派遣社員として働く関本環。両親はともに高校教師で、環は幼いころから厳格な父親の教えに従い生きてきて、38歳になった現在も夜9時の門限を守っている。そんな環とは対照的に、両親に反発し自由奔放な妹の由梨は、離婚した夫との間に公彦という男児がおり、実家に戻ってパートとバイトを掛け持ちしながら暮らしている。環はそんな妹に代わり、公彦の世話をしているうち、居なくてはならないかけがえのない存在になっていた。そんな時、由梨は両親と決別し、実家を出てマンションで暮らし始める。公彦の様子が気になり、両親が寝静まった後、毎夜のように妹のマンションを見に行く環だったが、由梨が公彦を置いて男と出かけ行くのを目撃してしまう。心配の果てに、環は以前父が放った「ある言葉」に突き動かされ、突発的な行動に出てしまい――。家族というコミュニティーが抱える闇を露わにした問題作。 【著者略歴】 中西智佐乃(なかにし・ちさの) 1985年、大阪府生まれ、大阪府在住。同志社大学文学部卒業。2019年、「尾を喰う蛇」で第51回新潮新人賞を受賞。著書に『狭間の者たちへ』がある。
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4.0梓川、満願寺、白骨温泉など、信州にまつわる伝奇集 現世に戻りたいのか? 死者たちよ……。 【内容紹介】 ●ふたりのお菊(長野市及び北佐久郡) 全国に伝わる「お菊伝説」の源流と思わしき話が、長野の地では言い伝えられている。無慈悲な最期を遂げた腰元の亡霊、切り捨てられた芸妓、果たしてどちらが真実か……? ●満願寺の小僧火(安曇野市) 長野を代表する心霊スポットのルーツは江戸時代にさかのぼる。一人の住職の傲慢により若い小坊主は命を落とした。小坊主の怨念は現代にいたるまで晴れることはない。 ●松代大本営と皆神山(長野市) 太平洋戦争末期、政府機能を松代に移転させるという計画が秘密裏に進められていた。この地が「新たなる首都」に選ばれたのは、地理、戦略的な理由だけではないという。 著者について ●丸山政也(まるやま・まさや) 1973年、長野県生まれ。2011年、「もうひとりのダイアナ」で第3回『幽』怪談実話コンテスト大賞受賞。著作に『怪談実話 死神は招くよ』(KADOKAWAメディアファクトリー)『実話怪談 奇譚百物語』『奇譚百物語 拾骨』『恐怖実話 奇想怪談』(竹書房)、 共著に『怪談五色 破戒』『瞬殺怪談 斬』『瞬殺怪談 刺』(竹書房)『怪を編む』(光文社)『てのひら怪談』『みちのく怪談』シリーズ等。 ●一銀海生(いちじょうみう) 早稲田大学第一文学部卒。 著書に「広島の怖い話」「東北の怖い話」「北海道の怖い話」「熊本の怖い話」「茨城の怖い話」「埼京線あるある」「東横線あるある」(TOブックス)。「中央線格差」「池田理代子麗しの世界」(宝島社)ネットコラム連載に「鉄道怪」(トカナ)。 漫画原作に「リフレインゴースト」(comico)や、アプリ「DMM TELLER」(DMM)にて「呟怖一丸」「鉄怪」「住んではいけない」「神占い師」「表と裏」など多数連載中。
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3.2【倉知淳ノンシリーズ作品集成第一弾】死神を思わせる風貌の警部が、完璧だったはずの殺人計画を徐々に崩壊へと導いてゆく――倒叙ミステリ「運命の銀輪」をはじめ、残虐な場面が映し出されているにもかかわらず観客席の闇の中で微笑を浮かべる女性の謎を追いかける「闇ニ笑フ」、米大統領選挙の熱狂の最中に発見されたひとつの死体の謎をファンタスティックな筆致で描く力作本格推理「幻の銃弾」など7編収録。たくらみに満ちたミステリ・ワールドを二分冊で刊行!【収録作】「運命の銀輪」「見られていたもの」「眠り猫、眠れ」「ナイフの三」「猫と死の街」「闇ニ笑フ」「幻の銃弾」/単行本版あとがき
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3.9自分にも劇的な未来が待っている。そう信じられなくなったのは、いつからだろう――。16歳にして小説すばる新人賞史上最年少受賞を果たした鮮烈なデビュー作、『星に願いを、そして手を。』から三年。現役京大生となった若き才能が、“青春の難題”に立ち向かう! 読了後、静かな感動と勇気が押し寄せる、「救い」の物語。 【あらすじ】仕事も恋愛も惰性の日々を過ごしているOLの遥。ある日遥は、無名のアーティストの曲がYouTube上で「バズって」いるのを見つける。その曲にとてつもない引力を感じた遥だったが、数日後、そのアーティストの公式サイトで、「2018年10月23日、Vo.霧野十太逝去。27歳」の文字を目にする。なぜ1年も前に亡くなった無名のアーティストの曲が、今更注目を浴びているのか。霧野十太とは何者なのか――。一人の天才音楽青年と、彼が作った「ある曲」を軸に、夢と理想、そして現実とのはざまで藻掻く6人の人生を描き切った、著者渾身の青春小説。
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5.0戦慄の【闇】体験! 「怖い場所」超短編小説シリーズがスタート! ベストセラー『意味が分かると怖い話』シリーズ著者、 藤白 圭が書き下ろす、新感覚ホラーミステリー連続「超」短編小説! 私立「宇良和色乃学園」の入学式。 臼井幸代は、期待と不安に胸をふくらませて、校門の前で立ち止まり、大きく息を吐いた。 見上げれば満開の桜。心躍らせて校門をくぐり、希望いっぱいで入学式を迎えた。 順調に友達もでき、充実した高校生活を送るはずだったが、 学内では奇妙な現象と、幸代を巻き込んだ忌まわしい事件が次々と起きていく…。 舞台となる宇良和色乃学園には、2つの「呪い」が存在する。 1つ、この高校が、廃寺と墓場を埋め立てた場所に建てられた学校である呪い。 125年前、妻を失った当時の和尚が引き起こした失火によって寺が消失。 和尚は村人を巻き添えにして焼死。以降、周辺では怪奇現象が起こっているのだという。 2つ、25年前のいじめ事件により、女子生徒が1名焼死した事件の呪い。 この2つの「呪い」が、幸代と、その周辺の生徒たちに次々に降りかかり、 順調だった幸代の学校生活の歯車が少しずつ狂い始めていく……。 本書は、『意味が分かると怖い話』のベストセラーで知られるホラー作家・藤白圭氏による オリジナル書き下ろし連続ストーリー。1話260文字の戦慄の超短編小説を、全75話収録。 見開き1話ごとに、「謎」が仕掛けられ、読者はそのヒントとともに物語を読み進めていく新感覚ホラーミステリー。 読み進めるたびに明らかになる、宇良和色乃学園の2つの悲惨な事件と、新たに仕掛けられた謎の数々。 ぜひ本書の不気味な闇体験を味わってみてください。
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4.0父親の不在 性的虐待 売春… この虚無感はだれのせい? 世界は少年たちに残酷だ ジョセフ・ゴードン=レヴィット主演 青春ゲイ映画『ミステリアス・スキン』原作 <東京国際レズビアン&ゲイ映画祭出展映画作品> 美少年ニール、8歳。男の唇が唇に重ねられたとき確かに愛の至福をみた。しかし、同じ体験がブライアンの弱い心を押しつぶした。カンザスの田舎町で、小児性愛者に性的いたずらをされても、親も気づかない、声も発せない――やがてニールは、男の影を求めて憑かれたように売春を重ね、ブライアンは人を拒み、心を閉ざした。歪な過去の呪縛から逃げられない、ふたりの少年たち……。解説:北丸雄二 挿絵:麻生ミツ晃■爆発的ヒットをしたGuilt|Pleasure『FATHER FIGURE』(『In These Words(著:咎井淳)』の番外編小説)の翻訳者・仔犬養ジン、渾身の翻訳に、人気BL漫画家・麻生ミツ晃が息苦しいほどの繊細なタッチのイラストで華を添えます…。
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4.0詩人兼絵本作家と若年性認知症の画家が、 一人の女性をめぐり繰り広げる、遅れてきた青春――。 詩人で絵本作家の笹原、画家の石黒、40代後半の美しい珠代という名の女性の三角関係を描く長篇小説です。 笹原は編集者に紹介され石黒と出会います。 二人はたまたま中学の同級生であると分かり距離が縮まっていきます。 石黒は愛想は極めて悪いが憎めない魅力的な男です。 一冊の絵本を一緒に仕上げますが、その後、石黒は突然仕事をすべてやめてしまった。 石黒は若年性アルツハイマーを病んでいるのでした。 そして、ナックルボールを投げることだけに異常に執着します。 ナックルボールを仲立ちにして、マドンナたる珠代に出会った二人は、まったく違ったように仲良くなるのでした。 笹原はじりじりしながら友人と珠代の間を行き来しますが、ある日石黒は失踪してしまい、笹原と珠代は必死で石黒を探し始めるのでした。 中年男女三人に遅れてやってきた青春を描く、さわやかで感動的なドラマです。
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4.4「これ以上わかりやすくて、共感できる俳句の入門書はない」テレビ番組「プレバト!!」(MBS/TBS系)の俳句コーナーで大人気、“日本一おっかない俳句の先生”こと本書の著者である夏井いつきがそう言い切る一冊! 「俳句って、なんとなく難しそう」「私にはセンスや才能がないから無理だよ」「ややこしいルールが、いろいろあるんでしょ」これらは、俳句経験ゼロの方から、よく聞く言葉です。あなたも、俳句に対して、同じような印象を抱いているかもしれません。でも、安心してください。そのイメージは大きな間違いです。センスや才能がなくても、ちょっとしたコツさえ知っていれば、誰でも簡単に作れるのが俳句です。本書の目的は、俳句の「は」の字も知らない超初心者の方を実際に俳句が作れるようにすることです。これまでのどの入門書よりも、わかりやすく、基礎の基礎から、丁寧に学びます。決して落ちこぼれにはさせません。本書は、対話形式で進んでいきます。生徒役を務めるのは、出版社に勤める編集者のKさん。このKさんは、俳句の“ど素人”です。初心者にありがちなミスを次から次へとして、冷や汗と恥をかいて成長していきます。Kさんをあなた自身だと思って読み進めていただけると、理解がグッと深まると思います。さあ、それでは、世界一わかりやすい俳句の授業を始めましょう。今日から、あなたの人生が変わるかもしれませんよ。 【目次】●1時間目 自分の俳号を考えよう ●2時間目 俳句には二つの技がある ●3時間目 「尻から俳句」で俳句デビュー ●4時間目 「十二音日記」を書いてみよう ●5時間目 完成した句をチェックしよう ●6時間目 「切れ字」を使ってみよう ●7時間目 季語を観察してみよう ●8時間目 「一物仕立て」を仕分けしよう ●最後の授業 句会に出てみよう
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3.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 俳句がうまくなるには、季語を上手に使いこなすこと。本書は、春の代表的季語・花=桜とその関連季語を、美しい写真と名句で展開。人気辛口先生・夏井いつきの心に響いた作品を厳選したビジュアル版歳時記です。五感を刺激する盛りだくさんの写真やエピソードを楽しみつつ、あなただけの言葉で、新しい「花」の一句を詠んでみてください。日本花の会監修の桜の百品種をカラーで紹介した「桜図鑑」も見ごたえあり。桜だよりが届いたら、春の俳句を作りに出かけませんか。
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3.7困難の今こそ、「救い」の物語を。 サプライズと人間ドラマが溢れる6編のミステリ 『教場』『傍聞き』の大人気作家の真骨頂! 小学六年生の祥と放火容疑をかけられた知的障害のある信。二人の少年の友情を綴る表題作はじめ、困難に直面した様々な境遇の人々を描く六編。彼らの不自然な行動に隠された「想い」とは? 意外な真相と心に染みる人間模様。短編の名手が贈る、ほろ苦くも優しく温かなミステリ集。〈『救済 SAVE』を改題〉 【読み始めたら止まらない6編の極上ドラマ】 震災失業した男性が再雇用先で奇妙な仕事を任される「三色の貌」 不始末を起こした元ヤクザの命をヒットマンが狙う「最期の晩餐」 元警察官が犯行現場で綿密な証拠隠滅を図る「ガラスの向こう側」 介護福祉士が認知症患者たちを笑顔にしようと奮闘する「空目虫」 空き巣狙いが4年ぶりに同じ家への侵入を試みる「焦げた食パン」 放火容疑のかかった友人に小6男子が迫る「夏の終わりの時間割」
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3.7この殺人事件は真実なのか、それとも幻か!? 沢渡三姉妹が山奥のホテルで毎秋、開催する豪華なパーティ。 不穏な雰囲気のなか、関係者の変死事件が起きる。はたして犯人は―― 沢渡三姉妹が山奥のクラシック・ホテルで毎年秋に開催する、豪華なパーティ。 参加者は、姉妹の甥の嫁で美貌の桜子や、次女の娘で女優の瑞穂など、華やかだが何かと噂のある人物ばかり。 不穏な雰囲気のなか、関係者の変死事件が起きる。 これは真実なのか、それとも幻か!? 巻末には杉江松恋氏による評論とインタビューも収録。 「『夏の名残りの薔薇』は本格ミステリという「閉じる」小説形式のルールを遵守しながら、同時に「閉じない」モチーフを小説内に定着させるという、極めて曲芸的な目論見によって書かれた作品である。(中略)小説内の犯人が目論んだ計画とは別に、作者が小説内で狙った仕掛けについても注意して読み進めなければならない――。」 (解説・杉江松恋)
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3.6【電子版巻末には岩倉しおり先生によるカバー用写真をそのまま収録!】 恋とも友情とも言えない同性に強く焦がれる気持ちを描く、 少女たちのひと夏の物語――。 「制服を着ているときにしか聴こえない夏の音や、大人にも子供にも見えない夏の映像を、私たちはちゃんと日々感じながら生きていた。」 ――瑠璃色を着ていた 「ねえ白、人はみんな、半分で生まれてくるのかもしれない。そしてその半分を、必死で埋めようとしている。」 ――植物姉妹 ……ほか、R-18文学賞優秀賞を含む、初期短編五篇を収録。 著者自らそれぞれの作品コメントも書き下ろしたファン必携の一冊。
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4.0酔った元小児科医がマンホールにはまって死亡。市会議員が山道を運転中にエアバッグが作動し、運転をあやまり死亡。どちらもつまらない案件のはずだった。事故の現場に、ひとりの娘の姿がなければ。片方の案件を担当していた先輩弁護士が、謎の死をとげていなければ。一見無関係な出来事の奥に潜むただならぬ気配。弁護士エヴェリーンはしだいに事件に深入りしていく。一方ライプツィヒ警察の刑事ヴァルターは、病院での少女の不審死を調べていた。オーストリアの弁護士とドイツの刑事、ふたりの軌跡が出合うとき、事件がその恐るべき真の姿をあらわし始める。ドイツでセンセーションを巻き起こした、衝撃のミステリ登場。
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4.0ドラッグの売人、元ロック・スター、トップモデル、革命家、UFO研究者、分断世界の監察官、そして不滅の男ーー7つの物語が交叉する。仏哲学界の新スターによる驚異的建築物のごとき傑作。 「彼は死ねないんだよ。人が経験することをすべて経験しちゃってるんだ」(本文より) 【仏メディア、困惑と絶賛の驚異的傑作!】 *よくできた短編集ではなく、特異かつ驚異的な建築作品――テレラマ *本作をもって、トリスタン・ガルシアは短編と長編の中間にある物語集(という新たなジャンル)の作者となった。真実はときとして危険なほど超自然に接近する――ゾーン・クリティック *信仰と美と歴史と時間をめぐる7つの精神的な寓話。今年の避けては通れない10冊のうちの1冊――レクスプレス *一見多様な小説の寄せ集めにみえるこの作品は首尾一貫した構造を持っている。だが、その一貫性は見出すべきものなのである。それは読者に差し出された大いなる喜びでもある。トリスタン・ガルシアの最高の作品である――ル・ヌヴェル・オプス 「鼻血が出ない。とても孤独だ」(本文より) 7つの物語が交叉する、巨大な人生万華鏡! 「エリセエンヌ」……若返りのドラッグを求めて、閉ざされた世界の混沌へと深入りしてゆく売人。 「木管」……元ロック・スターが見つけた不思議な楽器には、過去のあらゆる名曲が刻まれていて……。 「サンギーヌ」……〈顔〉と呼ばれるスーパーモデルと、傷を負った男との奇妙な相関関係。 「永久革命」……革命を夢みた一児の母が迷い込んだ世界は、1973年に革命が成就した世界だった。 「宇宙人の存在」……宇宙人を研究する兄とその恋人のもと、すべてを疑いはじめた幼いムーンは……。 「半球(ドーム)」……国境が消え、同じ思想の者同士が〈囲い〉で暮らす完全な分断が実現した世界で、〈普遍主義者〉が見たもの。 「第七」……大量の鼻血を出して何度でも生まれなおす男が、7度目の人生でついに到達した新たな世界。
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