山田太一の作品一覧

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作品一覧

2024/04/12更新

ユーザーレビュー

  • 異人たちとの夏(新潮文庫)
    冒頭のひと段落で心が掴まれた。「妻子と別れたので、仕事場に使っていたマンションの一室が私の住居になった。テレビドラマの脚本を書くのが職業である。多くの時間、一人で部屋にいる。少し前には、やって来る女がいたが、妻と別れ話をしているうちに離れて行き、それはそれでよかった。離婚で多量の感情を費やし、人間と...続きを読む
  • ふぞろいの林檎たちⅤ/男たちの旅路〈オートバイ〉
    ドキドキハラハラするだけが面白いテレビドラマかと思いきや、Ⅴを読み終えると第一話のコンパの場面から結末まで実は複数の糸が全部繋がっていたことがわかる。なんたるドラマツルギー、純文学の大家の長編小説の最終編を読み終えた気分。

    今となっては設定年齢を大幅に過ぎていて、出演者が揃っても映像化できないが、...続きを読む
  • 異人たちとの夏(新潮文庫)
    離婚したばかりのシナリオライター。浅草をぶらついていると12歳の時に亡くなった両親と会う。しかし、彼らと会うたびに痩せていき…同じマンションの新しい恋人は引き留めようとするが。

    真夏の怪談、とも言える傑作。すごく日本風で、懐かしくもあり、心地よくもある。ラストのどんでんも無理がなく、さもありなんと...続きを読む
  • 異人たちとの夏(新潮文庫)
    映画化されたのをテレビで観て、原作を読んでみたかった。
    映像が浮かぶような描写がとても良かった。
    あのすき焼きの場面はやはり切なくていいですね。
  • 異人たちとの夏(新潮文庫)
    大人になって、今日明日ばかりを見ながら一日一日を送り、家庭を持ち、子供たちも大きくなると、色褪せたはずの過去が懐かしく思い起こされる。 一言で言うなら、子供時分に亡くなった父母たちが現れる怪談話でホラー染みたシーンもあるけど、ランニングシャツ姿で両親に囲まれて卓を囲むほの温かい思いが全体を包んでいる...続きを読む

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