笹沢左保の作品一覧
「笹沢左保」の「霧の中の悪魔」「木枯し紋次郎(六)~上州新田郡三日月村~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「笹沢左保」の「霧の中の悪魔」「木枯し紋次郎(六)~上州新田郡三日月村~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
関東学院高等部卒。ミステリー、時代小説、エッセイなどそれぞれ多くの作品や著書を手がける。代表作『木枯し紋次郎』シリーズはテレビドラマ化や映画化されている。他の代表作には『宮本武蔵』、『真田十勇士』などがある。
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TVドラマの主題歌が素晴らしい
この、「木枯し紋次郎」、半世紀前に中村敦夫氏主演のTVドラマになっていましたね。僕はこのTVドラマの詳しいあらすじは知りませんが、只、上條恒彦氏が歌っていました「だれかが風の中で」と言う主題歌が実に素晴らしかったですね。僕は今までカラオケ喫茶で何回この歌を歌ったかわからないくらいです。上條恒彦氏はこの「だれかが風の中で」を歌う前に小室等氏が結成していました「出発(たびだち)の歌」で、それも31歳と言う、当時のフォーク歌手としては異例の年齢でデビューしましたね。当時のフォーク歌手の約100%は10代や20代でデビューしていましたから。
Posted by ブクログ
本巻で注目すべき作品は「旅立ちは三日後に」。この作品が実に秀逸で研ぎ澄まされていて、それでいて切なくて、物悲しくて、胸に突き刺さった。いつも追われるように旅を続けていた紋次郎だが、この作品では珍しく(もはや事件的なレベルだが)特定の場所に留まり渡世人を辞めようかと考える。「え!」と思える事態だが、それにはちゃんと伏線を張っており、また紋次郎を受け入れようとしてくれる家庭の温かさが脱渡世人の説得力としては十分なものなっている。
しかし、我々は知っている。紋次郎はまた旅立つことを。タイトルがそれを冷たく無慈悲に語っているではないか。それでなくても物語が続くためには、そうならざるをえないことを理解