無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
小説だと思って読んでたけど、ドキュメンタリーだった。 だけど、ドキュメンタリーというよりは小説って感じで読みやすい。 引きこもりだったり、不良だったり、人生の最初に躓いた子供たちを更生させる「はぐれ雲」という施設でのお話。 この施設では子供たちが共同生活を送りながら、農作業をしたり、地域の大人たちと関わる事で、本来の姿を取り戻していく。 ここに出てくるのは中高生が多いけど、今同じ状態にある20代30代もいっぱいいるだろう。 本の中でも、問題を抱える人の年齢が上がってきているとの記載がある。 私だって、たまには引きこもりたくなる。 新型うつってやつですかね? 仕事は嫌だけど、休みの日はめっちゃ元気ってやつ。 10代だけでなく、多くの人が心の病を抱える今の社会ってやっぱりどこかおかしい。 その歪による圧力が、弱いところ、弱いところへかかっている。
Posted by ブクログ
このノンフィクションで描かれている「ピースフルハウス・はぐれ雲」に、初版発行のじつに25年後に伺い、子どもたちと交流する機会があった。スタッフの方からこちらの作品を教えていただき、手に取った。
実際に子どもたちと接した感想は「意外に普通の子たち」。
この作品を読んだ感想は「子どもたち一人ひとりにドラマチックな背景がある」。
どちらの印象も正しいんだと思う。
どんなに元気で素直な子どもに見えても、それぞれ何か抱えているものがある。でも、それははぐれ雲に住む子どもたちに限ったことではない。私たち全員がそう。
乃南さんが後書きに書いている通り、「彼らは特別な子どもではない」「境目は誰だって容易に越えられてしまう」「アンバランスな為に、頭からつんのめってしまった」のだ。私は子どものころ運良く踏みとどまっただけで、大人になってからつんのめってしまったこともあった。
どうにかバランスを取って他人と、社会と接していくという、誰もが直面している普遍的な課題のノンフィクション言える。
映画「もみの家」も併せておすすめしたい。
Posted by ブクログ
人はいつからでも、何歳からでも、やり直すことが出来る。
それはきっと真実なのだろう。
でも、変わろうとする意思がなければ人は変われない。
誰に強制されても、本当に変わりたいと願わなければ変わることなんて出来ない。
結局のところ、自分自身が一歩を踏み出すしかないのだろう。
川又は驚くほど忍耐強く子どもたちに接している。
他人だから持てる忍耐と許容のような気がした。
親なればこそ子どもに期待もする。夢もみる。
子なればこそ親に甘えもある。理解してほしいと屈折した表現もする。
互いに「どうしてわかってくれないの!」という思いがあるのかもしれない。
わかってほしいなら言葉にしなくちゃ伝わらない。
親なら言わなくても察してよ!わかってよ!どうして私をちゃんと見てくれないの!
そんな思いを持ってしまう気持ちはよくわかる。
でも…もしかしたら、親も同じような思いを抱いているのだろうか?
似たような題材をテーマにした「明日の光をつかめ」というドラマがあった。
ノンフィクションとドラマの違いはあっても、すべてが解決できるわけではない。
むしろ、失敗を重ね、悔いを残したまま送り出さなければならないことのほうが多いかもしれない。
それでも、前を向いて進んでいこうとする川又さんには頭が下がる。
自分を大切にする。
自分以外の人間を大切に思う。
そして、生きていることの意味を知る。
道に迷ったときこそ、そのことを思い出さなくてはならないと思う。
でも、人ってそれほど強くないんだろうなとも思うけれど。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。