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「あなた」と呼ぶ実体は?
乃南アサさんの作品は登場人物の表現が豊かで、読み進めるうちにいつの間にか作品の中に引きずりこまれていきます。しかし、この作品は最初から何か違う。「あなた」と呼ぶ見えない登場人物が漂っていて、これは一体何なんだろうと。「あなた」と呼ぶ実体は一体何?単にゆるい恋愛小説ではない何かが待ち受けている予感がします。
Posted by ブクログ
読んでいて、これほど自身の心理をことごとく言い当てられた気にさせられることはまず無い!という、“男”であれば誰でも痛感する感想が、この作品への評価として筆頭に挙げられますw
余り女性には読んで欲しくないな~、と…ww というのも、男って生き物の心理っちゅうか、心の奥底にあるものが、こうもあからさまに赤裸々に描写されていると、そんな気にもなってしまうというものw それが、女性作家の手によるものとくれば尚更にw
断じて、自分はこの主人公のような女ったらしではないんだけど、それでもこれだけ身につまされてしまう、ということは、実際に女をとっかえひっかえしてるような男がこれを読んだら、絶対にカノジョの目に触れないところへ隠すか、処分してしまうしかないのでは?と思わせるほどの、淡々とした“男という生き物の心理に関する詳細な研究成果”描写はスゴすぎる♪
ストーカーすらも軽く超越しているかのような“女の意思”側からの描写に、恐ろしくなることは間違いない♪
Posted by ブクログ
この小説は「新潮ケータイ文庫」に連載された小説らしい。
携帯でアクセスして読める小説だと解説を読んでなるほど・・と。
短い文章だけ少し読んでも、グググっと引き込まれるのだ。
なんか幽霊っぽいんじゃない?とか
なんかありえなくないか?とか思いながらも
ついつい、次が気になって気になって・・・。
主人公は川島秀明・二浪の予備校生。
東京育ちで、ちゃらちゃらした遊び好きで女好き。
いい加減で軽薄。計算高くずるがしこい。
その上小心者。
そんな秀明の身に、あるときから「気配」を感じるようになるのだ。
誰かが、秀明をじっと見つめている。
しかもその「気配」がわからの秀明に対する気持ちが
一人称でつづられていて、なんだか気味が悪かったりする。
やがて、その「気配」が次々と悪さをしだす。
大学に入るまでは友達には紹介できないから受験ガンバッテ!と
応援するカワイイ彼女の美菜子。
でも、そんな勝手な言い分をする美菜子に対して
Mな気持ちを抱いていく秀明。
美菜子への気持ちの迷いから、別のタイプの女の子と出会い
二浪にもかかわらず二股かける秀明。
それに対して「気配」は、ますますエスカレート。(下巻へ)
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