ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
両親、弟妹、祖父母に98歳になる曾祖母。いまどき珍しい8人家族に嫁いだ法子を待っていたのは、緑あふれる広大な屋敷、何不自由ない暮らし、家族全員の歓待と、心の底から自分を大切にしてくれる夫だった。しかし、近所で起きた心中事件に家族が関係しているという疑念を抱いた法子は、疑心の闇にはまっていく。家族みんなが何か隠している。そして私を殺そうとしている──これは私の妄想なの!? やがて暴かれる、呪われた血の絆で結ばれた家族の真実とは!?
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
ぞわぞわと不気味な恐怖が走る。洗脳ってこんな風にされていくのか…という初めての体験。 元々この家で生まれた人はどのようにして育ったのだろう…そこも読んでみたくなった。
「ウツボカズラ…」と真逆なシチュエーション。 家族ってかなり閉鎖的なもので、その中で何が起きてるなんて本当分からないものだ。 日本での殺人事件の大半は家族内で起きてるっていうし。拗れたら拗れ切れてしまうのだろう。 だから 志藤家は呪われた家族というよりは、大ばばちゃん率いるカルト集団て感じ。 振り返...続きを読むれば公恵の言葉…結構ヒントくれてたんだな。
暗鬼って疑心暗鬼の暗鬼かと読んでから気付いた。 最初は秘密を隠した家族モノのミステリーなのかと思って、この家族の言動にはどんな背景があるのか気になってワクワクしながら読み進められた。秘密の部分は期待してた形ではなく、そっちの方向はやめてくれと思ってしまったが、勢いそのまま最後まで読んでしまえたので面...続きを読む白かった。 家族って小さいカルトですよね。結婚して子供が産まれてからなお実感。。
タイトルは疑心暗鬼の『暗鬼』…この言葉は、妄想からひきおこされる恐怖心。 実際にはないことを、あると思ってこわがる気持、とのことだ。これだけでも何だか引き込まれていた。 主人公の女性が親子四代、総勢8名の大家族に嫁ぐところから、物語は始まる。この家の嫁として早く溶け込みたいと張り切る主人公。 皆...続きを読むが自分に優しい、いや優しすぎる?一見温かく理想的な家庭。しかしの裏に潜む奇妙な違和感がある…効率的だからと、義母や義妹と一緒に風呂に入らされる。絶対的権力を持つ『大ばばちゃん』と呼ばれる98歳のひいお婆さんが君臨している。 この家は何だかおかしい?それとも私が間違ってるのか…主人公は疑心暗鬼に囚われてゆく。 今の世の中では男の偏見だと言われるかもしれないが、『嫁ぐ』という字は『家に女』と書き、女性は結婚後に夫の苗字を名乗り、その家の一員になることが当たり前と思われてきた。 しかし本来は、結婚したこと=相手の家に入ること、ではない事は、だいたい頭の中ではわかっているが、波風立てないように相手の家の風慣習に合わせようと努力するものだろう。 主人公も夫の家族に対する様々な違和感が芽生え、それが拭えないものの、だんだんと生活していくうちに、その家の慣習に、教義に、考え方に洗脳されていく過程が実に怖かった(ネタバレになるから、洗脳される過程は書けないが) ラストは何とも言えぬ気持ち悪さと後味の悪さがある。 世の中にはここまで極端では無いものの、結婚相手の家になかなか馴染めずに、結婚自体を放棄して離婚する場合もあるだろう。そう考えてみると、事実婚だけで当人同士だけの問題で相手の家とは全く付き合わない方が気楽だし、うまくいく場合もあるよなあ。 『結婚』ってやっぱり難しい、ある意味ではそれは『賭け』のようなものかもしれない。 そんなことをふと思った…。
ドラマを見てるような感覚で、あっという間に読み終わりました。宗教に狂った家族のような、世間と違う価値観で生活してる人ってこんな感じなのかなと思いました。終わり方が違えば星5でした。
暖かい家族ばかりの裕福な家に嫁ぎ、誰もが羨む生活と思いきやどうも裏がありそうで。タイトルの暗鬼は疑心暗鬼の暗鬼か。その様子はまさに「ミッドサマー」抗わずに身を任せるのもまた一興。
中村うさぎさんの解説で、「家族とは宗教」という言葉があってとてもぴったりだった。 カルトや宗教団体はこうやって出来上がるんだとも思った。 家族ってそんなに良いものなのかな?絶対的な絆って何?と思っている人におすすめ。
人間の恐ろしさが如実に描かれており、後味の引く気味悪さがクセになります。 重苦しい世界観ではありますがテンポが良く、また文章の作り方も巧いのでかなり読みやすいです。 人を選ぶ作品だとは思います。
怖い。こわい怖い〜って思いながら読んだ。昔は読み終わりがスッキリしないものは好きではなかったけど、怖さや気持ち悪さを楽しめるようになった。面白かった。
後味の悪さが抜群。ぞわっとする怖さを楽しむ本。 途中までは法子の身を心配して読むけど、いつの間にか紀子まで「宗教」の一員になっていっている。 解説の「家族とは、ひとつの宗教である」とはその通り。カレシ家族の言動で理解できないことが多々あったけど、それは宗教が違うから、ということか。入信したくないなあ...続きを読む、カレシは好きだけど。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
暗鬼
新刊情報をお知らせします。
乃南アサ
フォロー機能について
「文春文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
殺意はないけど(新潮文庫)
女刑事音道貴子 鎖(上)
犯意
悪魔の羽根
あなた(上)
いちばん長い夜に
いっちみち―乃南アサ短編傑作選―(新潮文庫)
「乃南アサ」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲暗鬼 ページトップヘ