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活動的な姉・どん子と、引きこもりの妹・ぐり子は、両親を失い、都会の片隅で助け合って生きている。二人は、「だれかにメールしたいけれど、知っている人にはしたくないというときにちょうどいい存在」というゆるい理念を掲げ、無料の相談サイト「どんぐり姉妹」を立ち上げた。そこで交わされる他愛のない会話は、情報の渦の中で疲れた人々の心を優しく包み込んでくれる。そんな中、ぐり子は初恋の人、麦君の夢を何度も見るようになりーー。混沌としたこの世界を生きるための示唆に富んだ小説。
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Posted by ブクログ
すうっと心の中に文字が入り込んでくるような感じ。 気づいたら大事にじっくり読んでいた。 なにか大切なものを失った経験が少ないからか、共感は少なかったけど、何気ない日常を大切にしている感じがとても好き。 「人々はたわいない会話がどんなに命を支えているかに無自覚すぎるのだ。」p55 こんな言葉をいつ...続きを読むか自分や周りの人に自然に伝えられるようになりたい。
久しぶりに小説を読んだ。 たぶん10年ぶりに読んだ。 それがこの一冊で良かった。 日常のふとした連鎖への意味、 小さな感覚を研ぎ澄まし、 その自分の感覚を信じることの大切さ。 そんなことへの認知が爆上がりする一冊。 さすがよしもとばななさん!
よしもとばななの中で一番好きなのがこの本。 どん子さんとぐり子さんの姉妹が人の気持ちに寄り添って寄り添われてそっと生きてる感じがすごく好き。 お姉さんのどん子さんは恋愛の始まるときの「息をしているだけでも楽しい」時期が大好きで、それを何度も何度も繰り返してるちょっと不思議な人なんだけど それを ...続きを読む「私はその思い出を全部持ってお墓に入るのが楽しみなの。老後はこれまでの彼氏をひとりひとり思い出して、ぽわんとして過ごしたいの」 ってまるで宝物のコレクションを眺めるみたいにちょっと俯瞰して見ている感じがすごくよくて、わたしもこの話を読んでから、元気で体が動くうちは楽しいこともうれしいことも悲しいことも嫌なことも、とにかくたくさん体験して覚えていて、老後にそれらを思い出して咀嚼していく生き方をしたいって思っているのよね。 考えることとか感じることって自分の中で完結するからいつどこで何をしていてもできるでしょ。 そういうのを愉しめるような人生を送りたいなって思える大切なお話です。
35 合わないところで、少しずつ心の中のものをすり減らしていくと、人は病気になるんだ、と思って、人の強さそして弱さに驚いた。 36 人間ってそんなにわかりやすくできていて、ごはん以外のものも毎日食べているんだ。 雰囲気とか、考え方とかそういうものまで。 61 これまでにちょっとくらいショックを受...続きを読むけた経験があっても、私の魂の芯が圧迫されたわけではない。 そしてちょっとくらい考え方がおかしくなっていても、こだわっていなければ、やがて傷はふさがり、幸せはどこからでもにゅるにゅる出てくる。 それは多分生命力とイコールなのだと思う。 62 何よりも自分の芯を磨いて、あたためて、優しく包んで、もう一回芯としての地位を与えることだった。 63 両親が私にはじめにいっぱいくれたきらきらしたものを、一生かけて発酵させていくことに決めた。
わたしも夢と現が混じり合った旅みたいな生活ができるようにする!いろんな人がくれた愛とかキラキラしたものを、一生かけて発酵させる!うらやましがらせるためじゃなくて、きれいな景色を共有するために写真を送ったりしたい!
これまでに読んだよしもとばななのなかで、いちばん明るく、ほのかにきらきらして、やさしい、と思った。死んだ人がそこここにいて、語り手はやや引きこもりがちなのだけれど、どこか閉じていない。文章がどこを読んでもきれいで、すうっと入ってくる。
読んでると 悲痛ってことばが出るとしかめたくなるくらいに はいりこめます。 どんぐり姉妹は手紙をよむと、すくない文字数でしっかり感動できてお得。 よみおわっちゃった。。
久々にばななさん読んだ。つぐみや哀しい予感に出会った当時の衝撃を思い出すような、素晴らしい作品でした。少なくとも、わたしには、一文一文が心に響いて、読み進めるたびに微笑んだり感極まったり心臓を掴まれたりしました。よしもとばななさま、わたしの気持ちを代弁してくださって、いつもいつもありがとうございます...続きを読む。
どんぐり姉妹の姉・どん子が、恋愛の初めの頃がだいすきで、その時期だけの甘く刹那な記憶をたくさん持って棺桶に入るんだ、というようなことを言っていたのがとっても印象的で、そんな楽しみ方もあるんだなあと少し羨ましく思った。いろいろなひとと恋愛が出来たなら、じぶんはどんな顔をしてどう変わっていくんだろう…
文章がきれいでとても読みやすかった。今生きてるこの日常を大事にしていかなきゃなって思える作品でした。
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