海のふた

海のふた

704円 (税込)

3pt

ふるさと西伊豆の小さな町は、海も山も人も寂れてしまっていた。実家に帰った私は、ささやかな夢と故郷への想いを胸に、大好きなかき氷の店を始めることにした。大切な人を亡くしたばかりのはじめちゃんと一緒に……。自分らしく生きる道を探す女の子たちの夏。版画家・名嘉睦稔の挿画26点を収録。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

海のふた のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    夏に読めて良かった!

    好きなものを貫いて、人の大切なものを大切だと認識できるふたりは、芯があって美しかった。

    "お互い様ということなのだ。人といるということは、いつだって。"
    この感覚が同じだけ感じられる人って、出会ってからの時間問わず、一緒にいて本当に心地いいよね。
    誰も完

    0
    2025年08月12日

    Posted by ブクログ

    再読⭐️
    夏の終わりに毎年読みたくなる本No.1
    久しぶりに夏の終わりに読めてやっぱり良かった。
    忘れてたものを思い出しました。

    0
    2024年10月19日

    Posted by ブクログ

    すーーーーごく好きだった。
    見たことも行ったこともない海沿いの町が目の前に現れたような感覚。あとがきにあった作者が訪れつづけている町がモデルなのかな、いつかこんなふうに好きな場所についての話を書けるようになりたいと思った。

    それから、読みながらずっと穂村弘と東直子の本にあった文章が浮かんでいた。〈

    0
    2024年01月24日

    Posted by ブクログ

    とても尊敬している、平野紗季子さんのラジオで夏の読書といえば、、で出てきたもの。

    ばななさん、久しぶりですが、やっぱり、やっぱり、いい。

    優しい気持ちになれる、というより、優しい気持ちを思い出す、そんなイメージ。

    ばななさんが描く夏の風景、それは、木や海や動物が寄り添いあって人と自然と混じり合

    0
    2022年08月20日

    Posted by ブクログ

    まりちゃんは活気あったころの子供の頃の土肥の町を追い求めていた。夏の町は観光客でごった返し、海の中には鮮やかな世界が広がっていた。しかし、その色鮮やかな世界は時代の流れとともに失われてしまった。土肥の町はしなびてしまい、海の生き物は死に絶え、色彩を失ってしまった。

    そんな色を失いつつある土肥で、ま

    0
    2022年05月15日

    Posted by ブクログ

    故郷のさびれた海辺の街でかき氷屋を営む主人公まりはこの夏だけその母の親友の娘であるはじめちゃんの面倒を見るようになる。まりははじめちゃんの面倒を見るうちに彼女の心の美しさに惹かれて次第に心を通わせていく。

    まずよしもとばななの圧倒的表現力に脱帽した。作家として面白いプロットを書けるのは1つの才能だ

    0
    2022年03月20日

    Posted by ブクログ

    大好きです。
    身近な色々なものを大切にしたくなるそんなお話でした。

    海も山もある寂れた観光地の人間としては、淋しさも嬉しさも共感できることばかりでした。

    「この町に来た観光客が、言い知れない懐かしさや温かさを感じて、そして「また来よう」とここを大切に思う気持ちを、住んでいる人たちの糧になるような

    0
    2022年01月28日

    Posted by ブクログ

    むかし読んだのを再読。小説世界の美しさは変わらず、すごいと思った。登場人物やそれに関する描写には、何故だかすこし息苦しさを覚えた。自分自身が大人になったのがわかって感慨深かった。若かった頃に好きだった本を読むのも良いと思った。

    0
    2025年09月18日

    Posted by ブクログ

    大事なものは目に見えるとは限らない。人との繋がりこそ財産、雄大な自然も。きらきらしている夏の思い出はとても美しい。
    同じ瞬間、同じ季節はないからこそ廃れていくものもあれば新しく生まれるものもある。

    まりちゃんはじめちゃんの紡ぐ言葉たちが綺麗。

    0
    2025年07月18日

    Posted by ブクログ

    ほんとうに大切なこと、大切にしないといけないものを思い出させてくれた。忘れてしまっていた感覚がじんわりと私の中に戻ってきた。
    夏の始まりの一冊に選んで良かったなぁ。
    私の夏もきらきらさせてやる。楽しいだけじゃなく、何かを見つけられる夏に。

    ●ただ、いつのまにかあせっていた自分の状態には気づいた。

    0
    2025年07月01日

海のふた の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

中公文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

よしもとばなな のこれもおすすめ

海のふた に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す