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Posted by ブクログ
この空気感、大好きです。
ちょっと梨木香歩さんの「西の魔女が死んだ」の空気を感じました。
不思議な事、心でないと見えないものを大切に大切に、丁寧な思いの中に日常があるというのは、とてもシンプルでとても難しくてとても素敵なことだと思います。
「人のいるところには必ず最低ものと同時に最高のものもあるの。憎むことにエネルギーを無駄遣いしてはいけない。最高のものを探し続けなさい。流れに身をまかせて、謙虚でいなさい。そして、山に教わったことを大切にして、いつでも人々を助けなさい。憎しみは、無差別に雫石の細胞までも傷つけてしまう。」
おばあちゃん、すごいなぁ。
Posted by ブクログ
久しぶりによしもとばななを読んだ。魂の似ている人同士が自立しながらも自然な形で支え合って生きている姿がとてもうつくしくて、作品を読みすすめるたびに自分の中がきれいな水で満たされ浄化されていくような感覚に陥った。3巻で、主人公の雫石が恋人の真一郎と別れるくだりはちょっと切なかった。たとえ惹かれあったとしても、その人に最も相応しい場所が他にあるのなら、そこにいてもらう方がよい。
また、この本を読んでいる時に、本の持ち主の友人にとあることをぼんやりと相談したら、「自分に嘘をつかず、物語が展開するのを見た方がいい」というようなことを言ってもらった。この本を思い出す時はこの言葉もきっと思い返されるのだろうと思うと嬉しい。
以下、お気に入りの部分をばらばらと引用。
「人のいるところには必ず最低のものと同時に最高のものもあるの。憎むことにエネルギーを無駄使いしてはいけない。最高のものを探し続けなさい。流れに身をまかせて、謙虚でいなさい。」
第一巻p40
「私はいつでも思っていた。表の面で勢いづいて生活を変えるのはおかしい、裏の面こそが面白い、暗い、味のある輝きを持っているのだと。(略)もしも私が希望にむりやり身をゆだねて、おかしなタイミングでおばあちゃんを置いて町に出ていたら、こんなふうに流れに乗ることはできなかっただろうと思う。」
第三巻p157
(この作品の)「小さなテーマは「はずれものでも何とか生きる場所はある」というもので、大きなテーマは「外側の自然と、そして自分の中の自然とつきあうこと」であった。」
第三巻p221 あとがきより
【追記】みんなのレビューを読んでいて、「男と女」というペアリングがダサく感じた、というものがあって、その通りだなと思った。
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