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Posted by ブクログ
王国、念願の続編です
雫石と楓、片岡にこどもができてます。片岡ノニ。
石の魔法が使える子。そのノニの目線で物語りは進んでいきます
ノニから語られる雫石はほんとうにどうしようもない母親で植物馬鹿でがさつで、やっぱりでもママってすごいみたいな感じ。だから最初戸惑いました。シリーズ通して雫石の成長を見ていたわたしとしてはそれが雫石ではないようで。むしろノニが雫石のようで。
真一郎くんのことも、真一郎と別れるきっかけになったあの女性のことも、雫石から語る感じでは美しい感じなのに、実際はやっぱ腹黒いこと考えてたんだなーって
ノニが旅先で出会う猫の女王の家来であったキノ。
キノに出会ったことでノニ自身も成長していく
出生の秘密
そして片岡さんのことば。涙があふれるあふれる
いつだって片岡さんは冷たくて、きついけど、だけど愛で溢れてるんだ。ひとつひとつの言葉が重たくて、楓をほんとうにほんとうに愛していたことがありありと分かるその情景が、ことばにならない。そしてノニを愛していて、雫石を愛していて、とにかく愛であふれている一冊です
王国シリーズ、きっと終わりね。終わりにふさわしいと出来です
Posted by ブクログ
王国1~4をまとめて。
ばななさんらしいスピリチュアルな小説だった。
でも、人間や環境についてのややお説教臭い雰囲気が
鼻について、他の作品よりは好きになれないかも…と思っていたが、
最終巻4巻のラストで、パパ2がノニに対して語る場面ですーっと氷が溶けるように
それまで物語にまとわりついていたぎこちなさが消えていった。
そして、あとがきのばななさんの言葉も素直に腑に落ちた。
「彼らの奇妙なライフスタイルをまねる必要はない」とあったけれど、
物語に登場する人たちは妖精の域に達しそうな超越ぶりなので、
読んだ瞬間に無理でしょ、と思わず苦笑いしてしまった。
そのあとに続く「ただ、自然とともに常にゆれている心、そこだけ読んでもらえれば。」という言葉には素直に共感できたけれど。
「これからしばらくは大変な時代が続くだろう。
直感と本能を信じ、自分を保つことをたえず続けていかないと、
生きていくのが困難になるのではないか」
というあとがきの言葉は2010年春に書かれたもの。
そのばななさんの慧眼にぞくりとしたが、
どんな状況でも人は適応して生きていくんだと思う。
そのときに必要なのが物語なんだと、実感できる小説だった。
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