ドン・カズムッホ

ドン・カズムッホ

「いつもいっしょ……」「こっそりと……」「もし二人が恋仲にでもなったら……」。彼女は視線をゆっくり上げ、私たちは互いにみつめあった……。みずみずしい描写で語られる愛と友情。美少女と美少年の美しくせつない「恋」と「疑惑」の物語。小説史上まれにみる魅力的なヒロインが、こんなところに隠れていた。一見「普通の」温かな回想記のような印象を与えるが、画期的な文学技法上で書かれたブラジル文学の傑作。

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ドン・カズムッホ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2015年09月02日

    おもしろかった!
    夢見ごごちの回想シーンが続き、ちょっと飽きてきたところからの急展開。
    予備知識なしに読んで、解説を読んで、もう一度読み直したくなる。
    裏表紙の『魅力的なヒロインが、こんなところに隠れていた』という言葉に深く頷くことでしょう。

    0

    Posted by ブクログ 2015年06月03日

    そのページ数、分厚さに一瞬躊躇したものの、読み始めたらあっという間。若く賢いお隣さんとの幸せ恋愛譚かと思いきや、物語後半からだんだん雲行きが怪しくなってきて……※ここらからページをめくるスピードが加速すること間違いなし。
    それにしてもそんな昔のことよく覚えておられますね、ドン・カズムッホ(偏屈卿)...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年07月06日

    2023/6/28〜7/5
    計:6日間


    6/28水 p.73(17章)まで
    やっぱアシスの文章くそ好きだわ〜〜
    一人称でガッツリ読者に語り掛けてくる姿勢はリスペクトル『星の時』なんかにも受け継がれているのかな。
    細かい言い回しがほんと良い。

    7章「ドナ・グロリア」 お母さんについて
    >ま...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2014年04月19日

    不思議な小説である.ブラジルで歴史上1位の小説とされることも多いらしい.「ドン・カズムッホ(偏屈卿)」とあだ名される老弁護士の主人公が,17歳の時に隣家の少女と恋に落ちて以降を回想して綴る半生記の形を取った,前半は純愛小説,後半は妻と息子に抱いた疑念とその顛末.不思議というのはその構成で,500ペー...続きを読む

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