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Posted by ブクログ
『アルケミスト』を読んでおおー!っと思いそのあと固め読みしたパウロ・コエーリョの作品を久しぶりに読んでみた。個人的にはあまりピンとこなかったのですが、帯には「最高傑作」の文字。巻末の解説を読んだらその理由が少しわかるような気がしました。
ストーリーはあまりなくて、既に起こってしまった事件について、関係者が順番に自分が体験したことを話すという、『壬生義士伝』方式というか『告白』方式を取っていますが、その2作とは違って何人かの語り手の話が細切れに少しずつ入れ子になっています。表現するのがむつかしいですが、特定の教義や宗教ではなくて信仰心とか、古代からの知恵とか、自然の偉大さとか、一人の人間の小ささとか、に興味のある人には、通ずるところのある作品だと思います。他のパウロ・コエーリョ作品にも通じるテーマです。タイトルから勝手にドラマチックなお話を想像してしまい、読んだらまったく性質の違う作品で自分の勘違い思い込みのせいで肩透かしをくらってしまった感じです。年を重ねる折々に読み返したらその時々で違う感じ方をするかも、と思いました。
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