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羊使いのサンチャゴは、彼を待つ宝が隠されているという夢を信じ、アフリカの砂漠を越えピラミッドを目指す。様々な出会いと別れを経験し、少年は人生の知恵を学んでゆく――。
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Posted by ブクログ
この本は万人にとって良い本では無いと思います。 しかし、夢を追って生きることや自分の声に従って生きることの尊さを少年が体現しており、心を揺さぶる物語となっています。 また、人生の真理とも受けとれる考え方が散りばめられており、生きることの本質を問うような言葉にも触れることができます。 現代の日本で...続きを読むはすんなり受け入れられる内容でない描写もありますが、自分の生き方を問いたい人や冒険心を揺さぶりたい人にはぜひ読んでみてほしいです。
童話のようで、聖書のようで、どこか村上春樹の小説のような物語。 自然との対話から自分の本心を見つけていくこと。 自分の進む道を選んでいくこと。 世界や人生や宇宙の中での“自分”という存在。 物語の中の言葉に何度も心を揺さぶられた。 頭の奥の奥に追いやっていた考えを引き出されるようで、忘れていたとい...続きを読むうより“忘れたことにしていた自分自身”について考え直すきっかけになった。 娯楽として本を読んでいるので、考え方が変わったり視野が広がったりすることはあっても、人生の選択に影響する本はほとんどなかった。 けれど、この本にはその力があると感じた。 覚えておきたい言葉がたくさんあった。 もっと丁寧に読んで、今度はメモを取りながら読み返したい。
惹き込まれる不思議な物語。 自分はこの中にでてくるイギリス人のようだと思った。本ばかり読んで行動が止まっていた。 動き出そう。自分の心に耳を傾けながら。
この本から学んだのは塞翁が馬、ということ。 何かの兆候=偶然起こることに素直に身を委ねて努力していれば、思わぬ良い方向に人生が導かれることがある。
最近思い出して、その不思議な世界を読み戻してみた。 夢で見た宝物を求めて旅する元羊飼いの少年の冒険譚。いろいろな困難に出会いながら、その場で全力を尽くして道を切り開いて行く少年が語られている。運命に抗うのではなく、状況を受け入れながら先に進むところ、そこに東洋的なテイストを感じる。
数年前に『星の王子様』を読み、子供の頃に読んでおけばよかったとガッカリしたことがある。 本書も童話的な世界観に深い教訓が散りばめられているという点では、話のテイスト自体は『星の王子様』にかなり近い。『君たちはどう生きるか』にも。その上で、ぼくのような然程イマジネーションに富んでいない人間でも好きにな...続きを読むれた。 テーマもさることながら、シチュエーションがまずいい。マジック・リアリズムと一括りにしてよいのか分からないが、アンダルシアの平原やモロッコの喧騒、サハラ砂漠の寂寞など。どこか現実離れした、何が起こってもそう不思議ではないという気持ちにさせられる。著者の放浪体験が元になっているとか。 愛や勇気、人生をより善く生きる知恵という普遍的かつ遠大なテーマの本だが、目の前の物事に全力で取り組めば他の大切なこともそのことから学べる、というスタンスはビジネス教養書っぽくもある。このあたりも親しみやすさの所以だろうか。 何度も読み返して、座右の書に挙げたくなる一冊。出会えてよかった。
世界的なベストセラーでありながら、つい最近まで存在自体知らなかった。なのに、思わぬ形で知ることになり、たまたま目にした記事で読むことになった。 この本のテーマではないが、宇宙の言葉なのか、何かの前兆なのか。プライベートでも、少し思い悩むことがあった中で、この本と出会えてよかった。 平時では特に心に...続きを読む響くことはなかっただろう、ストーリーは平凡である。羊飼いである少年が旅をして宝を見つける、宝を見つける過程で世界とつながっていく。その中には人生訓が散りばめられており、これが世界的なベストセラーに繋がった要素か。文調は淡々と進む、宗教観の薄い日本に生きていると共感できない場面もあるが、意外とすんなり入ってくるのは不思議だ。 私がこの本を通し得たものは『いつも前兆には注意すること』、何かを為す、何かを変える前には世界が自分に語りかけている。ただ、多くの人はそれに気が付かない。世界をよく観察し、心の声をよく聞くことで、気がつくことができるのだ。 自分がこの世に生まれ為すべきことを探しているのであれば、この本は良い気づきを与えてくれるはず。そうではなく、今が幸せで満たされているのであれば、今読むべきではない。本の出会いも不思議なもので、求めている時に本からやってきてくれる。 もしこの感想や、何かを目にして、頭に留まるのならば是非この本は読んでほしい。
たくさんの本が必要なのは、2.3行に書かれた一つの考えを知るためだというのにはとてもしっくりきたし、感動した。 読書の醍醐味だよな〜〜
本を買ってからなかなか読み進められなくて何度も途中でストップしてしまっていたけど、ようやく読めた。 私はこれまでの私の人生の兆候をちゃんと感じていたんだと思う。
心に従って生きること、勇気を持って進むことの大切さを教えてくれる、心に響く大好きな本。 前兆、つまり心の声のようなものは誰しも聞いたことがあるのではないか? しかしそれを行動に移すのは勇気のいること。 少年の冒険の中で出会う人との会話にも必要なメッセージがいくつも含まれている。 錬金術という言葉のイ...続きを読むメージは物質的なものを感じていたが、実際は科学と哲学、そして宇宙の叡智が関わってくる壮大な実験なのかと。 旅が好きな人は私同様にこのストーリーと世界観が気にいるのではないかなと思う。
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アルケミスト 夢を旅した少年
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パウロ・コエーリョ
山川紘矢
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