ザーヒル

ザーヒル

836円 (税込)

4pt

3.8

満ち足りた生活を捨てて突然姿を消した妻。彼女は誘拐されたのか、単に結婚生活に飽きたのか。答えを求め、欧州から中央アジアの砂漠へ、作家の魂の彷徨がはじまった。コエーリョの半自伝的小説。

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ザーヒル のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2010年06月28日

    著者の自伝的小説。本人を想起させるキャラクターを設定することによって、リアリティを創出。
    カザフスタンのテングルという文化は興味深いものがあり、「神はステップのどこにでもいる」という宗教観と、「来歴(ザーヒル)から解放されるために、来歴を語る」という野心的な試みは、何かしらの示唆を与えてくれる。

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    Posted by ブクログ 2023年01月27日

    失踪した妻を探し求め、真実の愛へとたどり着くある作家の話。『ザーヒル』とは、盲目的に意識が囚われてしまう存在のこと。この作家にとってのザーヒルは、彼の元を去った妻であった。しかし聖なる存在と交信できるという不思議な青年と出会うことによって、彼の心はだんだんと浄化されていく。コエーリョも経験したという...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年10月16日

    死と対面しながら、生きていく事。
    ちょうど読んでいる時に
    スティブジョブズが亡くなって、より考えさせられた。

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    Posted by ブクログ 2011年07月11日

    失踪した妻を探す主人公の物語。切なさが残る感じである。夫婦の溝がちょっとずつ深くなっていることに気がつかなかった主人公。妻の心の痛みに同感した。

    0

    Posted by ブクログ 2012年03月14日

    いつものパウロ節はきいているけれど、ちょっと長くて発散的。なので「ベロニカは死ぬ事にした」か「11分間」、「ブリーダ」のほうがおすすめ

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年01月29日

    パウロ・コエーリョの自伝的小説。
    突然に姿を消してしまった妻を探す作家。
    世間的な成功も無意味に感じる程の喪失感を丹念に描く。
    妻を探すという行為を通じて、主人公は
    怒りや悲しみ、虚しさの段階を越えて、
    不思議な導きによって人間的な成長を遂げていき、
    新たな価値観を獲得する。

    「アルケミスト」以降...続きを読む

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