夏の朝の成層圏

夏の朝の成層圏

649円 (税込)

3pt

漂着した南の島で否応もなく始まった孤絶の生活。
文明世界を脱した青年は、自然と一体化する至福を刻々と体感していく――。
この上なく鮮烈な長篇デビュー作。

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夏の朝の成層圏 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    臨場感があって自分も漂流しているような気分になった。星や宇宙や内蔵の話をミランダとしてるシーンが好き

    0
    2022年10月05日

    Posted by ブクログ

    最近は池澤夏樹にハマっている。なんとなく、彼の清潔で頭の良さそうな感じの物語世界が今の気分にぴったりな感じ。文明社会に組み込まれつつも少しだけ距離を取り、人間以外の世界の仕組み(動植物や星空や宇宙など)と対比させる感じが、巣篭もり生活の良き伴走者になってくれる感じがする。

    本作は、文学版「あつ森」

    0
    2020年07月06日

    Posted by ブクログ

    再読日 19940301 20000529

    主人公のヤシが島で生きていくための知識をひとつずつ覚えていくのが、自分のことのように感じられて面白い。島の生活に馴れた結果、文明との距離の取り方、そしてラストで文明に回収されることを先延ばしにし続ける態度に共感できる。マイロンの別荘があるため、文明と完全

    0
    2018年10月15日

    Posted by ブクログ

    すごいすごい、素晴らしい。

    無人島に漂着して、生命を維持することが目的の生活を送る。
    その愉悦と現実に戻らないことへの背徳感。

    想像力で人はここまでのものが書けるんだなあ。
    本当にこの作家さんは素晴らしい。
    世界と人間を手のひらにのせて、見せてくれる。

    0
    2012年11月09日

    Posted by ブクログ

    池澤夏樹のなかでも最もすきな本。
    皮膚に迫ってくるようなリアルな自然。夢中であっと言う間に読み終えました。

    0
    2012年06月12日

    Posted by ブクログ

    初版は1990年、著者の小説デビュー作。
    内容の概要を書いてもいいのだけれど、それを書いてしまうとこれから読む人たちのあの最初の印象を奪ってしまうことになるので、伏せておいた方がいい気がする。
    そうなるとここに書くことは、一体どういうものがいいのだろう。わたしの、漠然とした、自分にしかわからないイメ

    0
    2011年09月24日

    Posted by ブクログ

    すごくすきだ。この透明感。
    いざという時の道を確保しながらのサバイバルだし、現実逃避気味の楽園ラブな作品かもしれないけど、なぜか惹かれてしまう。
    やしのサバイバル能力が素晴らしい。
    パンの実っておいしいのかな、、、

    0
    2011年03月18日

    Posted by ブクログ

    池澤夏樹の小説デビュー作が本作である。今年になって彼の作品を読み漁っているがやっとデビュー作に行き着いた。南洋の無人島、孤独、文明、精霊。それらを整理して彼の訴えかけようとする事を受け止めようとするが・・・まだ何か自分には足らないのだろうか。完全に作品に浸れない自分がいる。もう少し時間が必要なのかも

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    なんだか行き詰まった時に読む本です。
    今まで何回かお世話になりました。
    現実逃避じゃん!っていわれるとそれまでなんですが、読んだ後はなんだかすっきりするんです。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    新聞記者のヤスシ・キムラは、遠洋マグロ漁についてのレポート企画の準備をしているとき、誤って船から落ちてしまい、無人島に流れ着きます。彼は、自分が漂着した島を「アサ島」と名づけ、ヤシの実やバナナを食料に現代のロビンソン・クルーソーのような生活を送ります。しかし、周辺の島の探索をはじめた彼は、「ユウ島」

    0
    2022年05月27日

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