昭和の名短篇 戦前篇

昭和の名短篇 戦前篇

990円 (税込)

4pt

4.0

激動の昭和・戦前戦中期、作家たちはみずからの限界点を見つめながら、文学を愛する人たちの期待に応えようとした。そこから忘れがたい多くの名編が生まれた――。芥川龍之介から中島敦、織田作之助まで現代詩作家・荒川洋治が厳選した全十三篇を発表年代順に収録。解説では昭和の名長篇も紹介する。文庫オリジナル。〈編集・解説〉荒川洋治

【目次】
玄鶴山房/芥川龍之介
冬の日/梶井基次郎
橇/黒島伝治
風琴と魚の町/林芙美子
和解/徳田秋声
一昔/木山捷平
あにいもうと/室生犀星
馬喰の果て/伊藤整
満願/太宰治
久助君の話/新美南吉
コブタンネ/金史良
名人伝/中島敦
木の都/織田作之助

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    Posted by ブクログ

    荒川洋治・編『昭和の名短篇 戦前篇』中公文庫。

    現代詩作家である荒川洋治が厳選した昭和の名短篇13篇を年代順に収録した文庫オリジナル・アンソロジー。解説では昭和の名長篇も紹介される。

    昭和は遠くなりにけり。昭和から平成、令和と時代は移ろい、令和という新しい時代を迎え、昭和の価値感は全て崩壊してし

    0
    2025年04月26日

    Posted by ブクログ

    SFとファンタジーと翻訳文学ばかりに青春をやつしてしまい、今頃になって江戸ものや大正・昭和作家をあれこれ味見している(幸田文とか谷崎とか好物は別な)。なんともじっとりと土に埋まって、力強く塩と鉄の味に満ちてるな。中でも、川原暮らしの赤座(鬼ではない)の理不尽な人生を描く、室生犀星の『あにいもうと』が

    0
    2025年08月03日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    荒川洋治さんが選んだ「昭和の名短篇」戦前篇の登場である。これは読まないわけにいかない。

    各作品について感想を述べる。

    芥川龍之介「玄鶴山房」
    芥川は昭和2年7月に自ら命を絶った。昭和の文学は芥川の死に始まったと言ってもよい。玄鶴という小資産家の「山房」には娘のお鈴と銀行員の重吉夫妻が同居している

    0
    2025年05月31日

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