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Posted by ブクログ
日記のいろいろが紹介されています。本文のまず始めのページには、イタリアの働く子供の日記の手書きのページが紹介されていて、それだけでもう、やられた!という気分になりました。
筆者が小学生のときの日記に書かれた担任の先生の、気の利いた優しく鋭い赤インクのコメントを読んでは、「担任の先生ってえらいなあ・・・」と思う。
名作に登場する日記の記述。それも日本だけではなく海外の作品からも紹介されています。また、文豪が実際に綴った日記も。
日記というものが、こんなにもさまざまな形、ありとあらゆる重さで書かれている事実も興味深く、そして、自分のために書いたものであっても、時を経て他人に読まれるものであるということをあらためて知り、とても不思議な気分になりました。
文中にはいろんな日記文学が紹介されているので、読書ガイドとしても見逃せない1冊です。ここに出てくるもの全てを読みつくしたい気持ちになっています。
また、日記に対する心構えも記されています。
とはいっても、「こう書くべし」なんて重い気持ちにさせるのではなく、「結局、したいようにすればいいのだ」と最後はまとめてくれる、そんな背中押しの1冊となっています。
日付と曜日、天気など、ささいなことでも単なる記録を超え、すべての事が大切な要素。
そして、取るに足らないように感じる、いつも同じように思える出来事でも、書いておけばそれは大切なドラマになりえるんだなあ。。。と、あらためて、自分の日記を楽しんでつけたいな、と思い直すきっかけになる素敵な本でした。
10年日記に日常を綴って3年目ですが、なんでも素直に書いておこう!とあらためて思いました。
【2011.2.3 Blogより】
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
絵日記、交換日記、旅日記…人はどんな日記をつけてきたか。
日付、天気、あとは何を書くのも自由。
あとで忘れてしまうことを記しておく。
書きたくないとき、続けられないとき。
日記から文学が生まれる。
[ 目次 ]
1 日記いろいろ(絵日記;日記へ ほか)
2 日記はつけるもの(「書く」と「つける」;日付と曜日 ほか)
3 日記のことば(手書きの文字;はじめての日記 ほか)
4 日記からはじまる(まず、つけてみる;夕立の二人 ほか)
5 あなたが残る日記(一〇大ニュースを決める;東京の日々 ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
詩人、荒川洋治のエッセイ集。タイトルが『日記をつける』だけれど、別に日記の書き方云々という話ではない。いろんなひとの日記をちょこちょこ引用しながら、荒川さんがぽつぽつと語る。これはそういった本である。
それにしても世の中には様々な日記があるようだ。たとえばある著名な文学者は、「…姪を犯そうと思ったんだけどあの野郎逃げやがった強引に押し倒せばよかったぜ…」なんてことを赤裸々に書いていて、極悪非道ぶりが伝わってきて楽しい。(ちなみにこの日記はあんまりにも酷すぎるため、遺族が「公開しないでくれ」と頼みこんでいたはずである)またある作家は、ひそやかに家族のことを書いている。時々その中には娘が書いたコメントもはさまっていたりして、とても心が和む。日記という個人的な記述なのに、そこにはいつも家族の匂いがあった。一方ゲーテはたいへん難解で抽象的な日記をつけていた。引用するのもやっかいである。ゲーテはやはりむつかしい。
とまあ、こんな風にいろんな日記をながめてきたわけだが自らが「日記をつけよう」という気には全くならなかった。でも他人の日記を読むのはやっぱり楽しいなあ、と思った次第です。(けー)
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