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サハラ沙漠の真っ只中に不時着した飛行士の前に、不思議な金髪の少年が現れ「ヒツジの絵を描いて……」とねだる。少年の話から彼の存在の神秘が次第に明らかになる。一本のバラの花との諍いから、住んでいた小惑星B612を去った王子さまはいくつもの星を巡った後、地球に降り立ったのだ。王子さまの語るエピソードには沙漠の地下に眠る水のように、命の源が隠されている。肝心なことは目では見えない。心で探さないとだめなのだ……。生きる意味を問いかける永遠の名作を池澤夏樹による瑞々しい新訳でお届けします。原典の世界観を忠実に再現した横組みの本文。電子化に際し、挿絵は原典の彩色に復原しました。手のひらの中で、サンテグジュペリの描いた世界が鮮やかによみがえります。
...続きを読むPosted by ブクログ 2023年08月28日
この小説からイメージした主要なテーマは「成長とは何か?」。王子さま(すなわち人間)がどのように成長していくのかが描かれています。そのステップは、好奇心を満たす→他者性を受け入れる→それによって傷ついていく。このプロセス。自分の傷付き方、成長の仕方に、王子さまは最終的にどう振る舞うのか?ただこのお話の...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月16日
「世界とどのように関係を結ぶか」がテーマと理解した。
庭に咲いている5000 本のバラじゃなくて、星の1本のバラが大切な理由。5億の星ではなく、1つの星。20億の他人ではなく、1人の友達。それは、たまたま出会い、時間を共にして、お互い「飼い慣らす」から、大切になる。人も、土地も同じ。価値があるから...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月12日
名作なので読みたいとずっと思っていました。
想像力が試される作品に感じられたということは、私自身子供心をだいぶ失っているのでしょうか…。
大人でも読んで楽しい作品だったので、西洋ファンタジーはもっと読んでみたいです。
「大切なものは目に見えない」の名言は読む前から聞いたことがあり、実際に読んでみると...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月17日
星の王子さまを沢山持っているが、集英社はなにより装丁が綺麗で、人生の1冊にするにはこの装丁がぴったり。
文字が施されたスピン、青いカバーに黄色の花布、儚く泊を押した文字、開くと星に吸い込まれる。
薔薇との別れ、蛇の遠くへ連れていくという死の比喩が染みる。どの描写も詩的で哲学やモラルをこれほど間接的...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月04日
王子さまの質問に答えないうえに自分の話したい話を押し付けるような態度は愛らしくもあり憎らしくもあった。そんな王子さまの話を聞いて、オトナのおかしな行動にいつから疑問をもたなくなったんだろう?っと考ずにはいられない。また、綺麗なものは全て何か大切なものを隠してるという考えは新鮮だつた。私も美しくいるた...続きを読む
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