【感想・ネタバレ】星の王子さまのレビュー

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Posted by ブクログ 2024年02月23日

社会人6年目。7年ぶりの再読です。
忙しい毎日でどれだけ擦り減っても忘れたくないマインドがここにはあります。
生きる楽しさの本質、かけがえのない存在とは何か、人生においてとても大切なことを教えてもらいました。

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Posted by ブクログ 2023年08月28日

この小説からイメージした主要なテーマは「成長とは何か?」。王子さま(すなわち人間)がどのように成長していくのかが描かれています。そのステップは、好奇心を満たす→他者性を受け入れる→それによって傷ついていく。このプロセス。自分の傷付き方、成長の仕方に、王子さまは最終的にどう振る舞うのか?ただこのお話の...続きを読む中で一番傷付いているのは王子さまよりも星にいるバラかもしれない。バラの傷つき方が非常に魅力的で、人の魅力はどのように傷つき、それに対してどう反応するかによって表れるという洞察を提供してくれます。

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Posted by ブクログ 2023年07月16日

「世界とどのように関係を結ぶか」がテーマと理解した。

庭に咲いている5000 本のバラじゃなくて、星の1本のバラが大切な理由。5億の星ではなく、1つの星。20億の他人ではなく、1人の友達。それは、たまたま出会い、時間を共にして、お互い「飼い慣らす」から、大切になる。人も、土地も同じ。価値があるから...続きを読む好きになるのではない。好きになるから価値があるという、逆説。

無限の承認欲求市場の登場によって「価値のある自分になろう」「トロフィーを、バッヂを集めよう」というメッセージが数多く発されるなか、このような考え方は、人の足を、地面に着かせてくれる。

池澤夏樹も巻末に記しているように、王子様は、手仕事を大切にしていることも、示唆に富んでいる。「水を飲まずに過ごせる薬」を開発した人は自信満々に「その時間で別のことをしよう!」とPRする。それに対して王子様は「その時間を何に使うの?僕なら、水辺まで散歩することに使いたい」と言う。そうなのだ。体を使って作業することや、生きるために必要な各種の活動を、楽しんで、味わうこと。これこそ豊かな人生なのではないか?サン=テグジュペリの言葉が聞こえてきそう。(このあたりの考え方は、エンデの『モモ』とも共通する。掃除夫ベッポは、掃除を天職として、とても大切に考えている)

「クラフト、アート、サイエンスのバランスが大事」と説いたのは山口周だが、王子様は「クラフト&アート」型の珍しい人材だと思う。そしてこのような生き方は、地に足のついた、真に豊かな人生の一つの理想だと思った。

4歳になったばかりの息子に、「ゾウを飲んだボアの絵」を見せたら、「カタツムリ」と答えた。サン=テグジュペリなら、息子になんと声をかけてくれるだろうか。

子どものころに読んだけど、あるアーティストの方が、キツネの「きみがバラのために費やした時間の分だけ、バラはきみにとって大事なんだ」を引用していて、気になって再読した。本当に良かった。

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Posted by ブクログ 2023年07月12日

名作なので読みたいとずっと思っていました。
想像力が試される作品に感じられたということは、私自身子供心をだいぶ失っているのでしょうか…。
大人でも読んで楽しい作品だったので、西洋ファンタジーはもっと読んでみたいです。
「大切なものは目に見えない」の名言は読む前から聞いたことがあり、実際に読んでみると...続きを読む身に染みて感じられました。
ルーティンワークのように日々をこなしていると忘れてしまいそうな、大切な心持ちが詰め込まれていたので、時々読み返したいと思います。

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購入済み

読みやすい

2023年07月11日

本を読み慣れていない私でも読めたので、どんな人でも読めると思いました。

#エモい #笑える #感動する

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年06月23日

中学生の頃読んだけどわけがわからなかったが、
大人になってから読むと物語の隅々に色々なメタファーが散りばめられていることが分かった。

どこか切なくも、美しい文体と寓話的なストーリーは宮沢賢治を思わせる。(星空の描写は宮沢賢治の十八番)

星の王子さまと花とのくだりは「男と女」のメタファーとなってお...続きを読むり興味深い。序盤で、男と女は上手く行かない、理解し合えないという絶望感があり、お互い別々の道へ進む過程が描かれているが、

星の王子さまが色々な惑星を巡り、地球でキツネと出会い友達となってからは故郷の星に置いてきてしまった花のことを想うようになる。

大人は変で、わけが分からないという一節は人間と社会に対する痛烈な皮肉だ。

次は『人間の土地』も読みたくなった。



「じゃ秘密を言うよ。簡単なことなんだ」
「ものは心で見る。肝心なことは目では見えない」
(キツネ)

「目には見えないんだ。こころで探さないとだめなのさ」
(星の王子さま)

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Posted by ブクログ 2023年06月17日

星の王子さまを沢山持っているが、集英社はなにより装丁が綺麗で、人生の1冊にするにはこの装丁がぴったり。
文字が施されたスピン、青いカバーに黄色の花布、儚く泊を押した文字、開くと星に吸い込まれる。

薔薇との別れ、蛇の遠くへ連れていくという死の比喩が染みる。どの描写も詩的で哲学やモラルをこれほど間接的...続きを読むに囁く本は、類を見ない。
この本に人生をかけてもいい。

私が地層だとすると、様々な出版社の星の王子さまで折り重なっている。

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Posted by ブクログ 2023年06月14日

小さい頃から親しみのある唯一の本
改めて読み直して良かった
星の王子さまを忘れないように、これからもたまに読み直そうと思う

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Posted by ブクログ 2023年06月06日

心洗われる素敵な物語りでした。
キツネのセリフ「ーものは心で見る。肝心なことは目では見えない」この言葉大切にしたいです。
この言葉だけでなくこのキツネとの物語はすごく好き。
何気ないものを意味のあるものに変えてくれる存在を大切にしたいです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年03月27日

キツネのシーンがめちゃめちゃ良かった。
キツネが王子様と仲良くなったら、
今までなんとも思わなかった麦畑を見て
王子様の金色の髪を思い出す。
それまで何の意味も持たなかったものが、
あなたと出会うことで特別なものになる。
平凡な人生でも、そうやって意味のある
特別なものが、ひとつずつ増えていく。
...続きを読む周りにいる大切な人を、
もっと大切にしようと思った。

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Posted by ブクログ 2023年03月04日

王子さまの質問に答えないうえに自分の話したい話を押し付けるような態度は愛らしくもあり憎らしくもあった。そんな王子さまの話を聞いて、オトナのおかしな行動にいつから疑問をもたなくなったんだろう?っと考ずにはいられない。また、綺麗なものは全て何か大切なものを隠してるという考えは新鮮だつた。私も美しくいるた...続きを読むめに誰にも見えなくても信念を大切にしようと思った。

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Posted by ブクログ 2023年01月25日

サン=テグジュペリは深いことを書くもんだなぁと感心してしまった。

大人になっても子供の頃の気持ちを忘れないことの大切さ、人を愛することの重要性、たとえ傷ついても誰かと共にいることの意義、大切なものは目に見えないということ etc.

多くのことを学べる一冊だった。

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Posted by ブクログ 2024年03月04日

「ものは心で見る。肝心なことは目では見えない」というキツネの言葉が印象に残った。
ストーリー自体はあっさりしていて読みやすいが、ところどころに作者の当時の人間社会に対しての主張のような表現があった。
王子さまが地球上に10万匹もキツネがいる中で1匹のキツネと絆を作り、飼い慣らし、愛着が湧くようになる...続きを読むシーンは普段自分が何気なく生活している中で、自分の周りにいる人たちや、生き物、家などに愛着が湧く出会いや過程をあまり考える機会を作ってないなと思わされた。

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Posted by ブクログ 2024年03月01日

読もうと思ってずっと読んでなかった本。
他人からの評価や売上の数字なんかは本当は取るに足らないことで、自分にとって愛すべき何かより大事なものが他にあるだろうかと実感させてくれた。ひとつひとつの言葉が深くて、一回読んだけでは味わいきれてないと思う。
完全な個人的実感ですが、肉体がなくなってもその人はい...続きを読むなくなった訳ではないんだなと。王子の軌跡を一緒にたどっていて最後には胸が熱くなった。

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Posted by ブクログ 2024年02月11日

3年の積読をやっと消化した。

2005年、『Le Petit Prince』の著作権が切れて翻訳ラッシュが起きた。本書もその一環で刊行された。よって390円+税と大変お求めやすい。邦訳は10数種類あるけど「星の王子さま」と冠しているのが1番多い。直訳すれば、ホントは「小さな王子さま」とのことだが、...続きを読む池澤夏樹は「Petitに込められた親愛の感じはそのままでは伝わらない」と言って「星の王子さま」を採用している。私も支持する。

というところから始まって、一つの単語の訳をどうするかによって、一つの世界そのものが大きく変わるということを、本書は証明している。1番大きいのは「(狐と)仲良くしてくれ」と従来言われていた訳を「飼い慣らしてくれ」としたところだろう。以前読んだ池澤夏樹娘との対談「全部本の話」を読めば、此方の方がより正しいと、私も思う。


‥‥と、書いている途中、どうして21年にこれを買ったのか思い出した。「図書2021年8月号」で「星の王子さまのいない星」(吉田篤弘)という文章を読んだからだ。うわっ、自ら作った課題から3年間逃げていた。逃げていたこと自体を忘れていた。かつてこれで、何度自分を誤魔化してきたのか、つい思い出しそうになる。フランス人の好きな台詞を借りれば「これも人生」。

その時自らに課した課題を要約すれば以下の3点である。
① 「かんじんなことは目に見えない」は王子さまが言った言葉ではないのか?
②だとしたら、この本の主人公は誰なのか?
③王子さまは何故地球に来たのか?

これらの問いの最後には、当然次の問いが控えている。
④王子さまは目的を達して帰っていったのか?

①は最初は狐が言ったのである。でも王子さまは、すぐさまそれを自分なりに解釈して「ぼく」に語っている。
だから②の答えは王子さまなのだ。
③と④に関して言えば、私なりの解釈を持っているけれども、なんかまだもやもやしている。まさか、ここまで「難しい」文学とは思わなかった。あと数回読まないとハッキリしないかもしれないので、此処には書かない。

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Posted by ブクログ 2023年12月22日

15年前、中学生の頃に読んだけど記憶に残っていなかったので、読み直してみた。
正直、前半はあまり頭に入ってこないくらい退屈だった。けど、後半、キツネが登場して以降は心に染みる言葉が並んでいた。

誰かに「飼い慣らされる」と、それは自分にとって唯一無二のかけがえのない存在となる。それのことを思うと幸せ...続きを読むを感じる。
王子様にとっては一輪のバラであり、一匹のキツネである。
飛行士にとっては王子様である。

それは、他の人から見たら、他のバラやキツネや人と見分けがつかない、なんの思入れも無い存在。でも、「飼い慣らされ」た人から見たら、大切な存在。想うだけで心温まる存在。

そんな存在になること=深い関係を持つこと自体を、王子様は「贈り物を贈る」と言っている。その贈り物とは、”かけがえのない存在”であり、”かけがえのない存在を想う時に感じる愛や幸せ”である。
そして、こういった大切なものは、「目には見えない」という真理を言った。

読みながら、私自身の家族や恋人、友人のことが思い浮かんだ。
当たり前のことを、この本の詩のような文章を通じて改めて実感した。周りの大切な人のことを、自分にとって大切な人なんだと改めて感じた。いてくれてありがとうと思った。

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Posted by ブクログ 2023年09月28日

毎晩2ページずつ、やっと読み聞かせが終わって振り返ると、ずいぶんと難しいお話だったように思う。大人でも考えさせられる。まるで謎かけだ。
ここから何をすくって、何を自分たちの血肉にしてくれるのだろう。

星の王子さまは、すこし物悲しくてどこか寂しい。
そしてぼくの当たり前の中に、いくつかの示唆だけを残...続きを読むして故郷に帰っていってしまう。さすがフランス人。深い。そして分かりにくい。ガス燈の点灯夫のくだりなど、参考書が欲しいと思ったくらいだ。
単純な私は、王子さまとぼくが睦まじく暮らしましたとさ、という勝手な結末を思い描きながら読んでしまった。
すまん、我が子ら。

もしいつか覚えてくれていたら、解釈を聞かせて欲しいな、なんてひっそり思った。
ん?もしかすると、自分はバラなのかな。

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Posted by ブクログ 2023年09月05日

星の王子さまと一緒に世界を旅した気分になった。「ものは心で見る。肝心なことは目では見えない」というキツネの言葉は名言だと思う。

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Posted by ブクログ 2023年06月03日

疲れていたので読みやすいものを探していたのですが、大人になると忘れてしまうような、素直でまっすぐな言葉が詰まっていて、ドロドロの社会で疲れた心が洗われました

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Posted by ブクログ 2023年03月20日

 目には見えない抽象的なモノ、それは私たちが社会で生きていくためには捨てていかなければならないのかもしれない。しかし、その透明なキャンバスを感じることさえできるのなら、人は誰しも優しくなれるような気がする。
 大事なモノは目には見えない、心で見るんだ。関係や信頼は視覚化できない。だからそれを信じるこ...続きを読むとはできないのだろうか。いや、それを信じられない人こそが本当に孤独を感じているのだと私は思った。

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Posted by ブクログ 2022年11月28日

なんとも不思議な読後感…
何度読んでも物語の根っこには近づけずじまい。
自分では届かないから
魅せられてしまうのかもしれませんね。
大人になるまでに忘れたことを
思い出させてくれるような気がします。

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Posted by ブクログ 2022年10月02日

7年ぶりに再読しました。
当時は、なかなか掴みどころのない物語だという感想を持ちましたが、2度読んでみて、ほんの少しだけ理解が進んだように思います。

「肝心なことは目では見えない」
この部分が特に心に残りました。
この部分を読んだ時、今自分が抱えている悩みに、少しだけ光が差したような気がしました。...続きを読む

この本には沢山のメッセージが盛り込まれていて、どの言葉が心に響くかは、その人とタイミング次第なんだと思います。
次にこの本を手に取るのは何年後なんだろう。その時、自分はまた何か悩みを抱えているのかもしれません。きっとその時も、この本が何かを教えてくれるのではないかと思います。

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Posted by ブクログ 2022年09月11日

あまりにも有名過ぎる童話の一つ。

物語のボリューム自体は少ないものの、何かを考えずにはいられない。何も考えられないのなら、本を読むどうこうではなく、一度ゆっくりした方がいい。
子供から大人まで読める物語。親子で読み合うのも面白いかもしれない。

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Posted by ブクログ 2022年09月01日

幼い頃に何度か読む機会はあったものの、当時は淡々と展開してゆく物語と、読後のなんとなく寂しい気持ちに、何故こんなにも人気があるのか理解できずにいた。
でも、児童文学や教科書で出会った物語は、大人になってからふと読み返したくなる時期がやってくるものだ。
池澤夏樹が好きだったこともあり、その時に購入し、...続きを読む今も手元にある。
本書は青い背景にそっと立っている王子さまが印象的な表紙だ。右から左へページを捲る。文章も横書きだ。
それらが物語の中へ、私達を自然に導いてくれる。
「ぼくは何もわかっていなかった!言葉じゃなくて花のふるまいで判断すればよかったのに。」
「人間たちの間にいたって淋しいさ」
大人の私達にそっと寄り添ってくれる言葉が、ここには沢山ある。
そして本当は、言葉で書かれていないものこそ、サン=テグジュペリが真に伝えたかったこと。
池澤夏樹の訳で、それを受け取りに行きませんか?

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Posted by ブクログ 2022年08月16日

大切なものは目に見えない、おとなと言われる年齢になった今だからこそわかる気がする。
まだこの本の全てを理解したわけではないから、また読み返したい

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Posted by ブクログ 2023年10月20日

読み終わって、強く心に残るものがある。でも一回では理解できない奥深い本だと思った。
 これからも何度も読み返して行きたいと思わせる貴重な一冊。前々から気になる一冊だっただけに、購入して良かった。

 

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Posted by ブクログ 2024年02月15日

再読。何年か前に読んだ時はキツネの言葉だけが刺さったことを記憶している
今回は小惑星の大人の言葉に大人の自分を重ね合わせる
なんか虚しいような気持ちになった
数字にしか興味のない大人になってしまっている

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購入済み

小さな王子様

匿名 2023年12月13日

中盤、この物語はどこに向かっているのかが分かりませんでした。最後になってやっとこのストーリーの視点が王子様ではない意図が分かりました。

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Posted by ブクログ 2023年05月17日

「あずかりやさん」を読んでいたら星の王子さまの話が出てきたので、再読しました。
大人になればなるほど忘れていく、純粋でたいせつなことが書かれている気がします。

他の翻訳者さんの星の王子様も読んでみたくなります。

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Posted by ブクログ 2023年04月03日

とても綺麗なお話で、考えさせられました。
倉橋由美子さんが翻訳していたものも、池澤夏樹さんのものも、どちらも好きです。
私はまだ、箱の中のヒツジが見えるかな。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年02月11日

星の王子さまって訳者によって文面ちょっとずつ変わってるから3冊かった。今回は集英社が出してるやつ読んだ。
表紙可愛いし大人向けの絵本って感じする。王子さまがいてた惑星に一本の花が咲いてその花とこじれて彼が旅する物語で、途中語り人の彼と出会うけれど王子さまが語り人に絵を描いたり一方的に話したりしてワガ...続きを読むママかなって思ったけど、王子さま旅すがらにあった他の星の人と出会う中で純粋で好奇心旺盛で花に対する思いあるんやなって思った。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年02月08日

何回も読むのを挫折していたこちら。
つまり星を一つ見ても、そこにどんな思いがあるかで見え方が変わってくるってことなのかな?

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