あらすじ
サハラ沙漠の真っ只中に不時着した飛行士の前に、不思議な金髪の少年が現れ「ヒツジの絵を描いて……」とねだる。少年の話から彼の存在の神秘が次第に明らかになる。一本のバラの花との諍いから、住んでいた小惑星B612を去った王子さまはいくつもの星を巡った後、地球に降り立ったのだ。王子さまの語るエピソードには沙漠の地下に眠る水のように、命の源が隠されている。肝心なことは目では見えない。心で探さないとだめなのだ……。生きる意味を問いかける永遠の名作を池澤夏樹による瑞々しい新訳でお届けします。原典の世界観を忠実に再現した横組みの本文。電子化に際し、挿絵は原典の彩色に復原しました。手のひらの中で、サンテグジュペリの描いた世界が鮮やかによみがえります。
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Posted by ブクログ
星の王子さま
先日、箱根にある「星の王子さまミュージアム」に行ってきました。こじんまりとした中にもサン=テグジュペリの生涯が概観できるような工夫がされていて、正直あまり期待していなかったのですが、とても楽しかったです。象を飲み込んだウワバミの携帯ホルダーが気に入って買ってきてしまいました。
”ああ、池澤さんの新訳の星の王子さまが未読の山に積んであったな!”と思い出して、読んでみました。
有名な”ものは心で見る、肝心なことは目では見えない”というきつねの言葉。”飼い慣らす”ことによって生まれる大切な心と別れの悲しさ。星の王子さまには、こういった年をとらなければ実感できないいろいろな寓話が詰まっています。
少し贅沢をして、豪華な装幀のバージョンが買ってあったので、少し贅沢な読書の時間をもてた気がしました。
何度も読み返すことによって、その時の心の琴線に触れる度にいろいろなことを気づかせてくれる。
星の王子さまはそんな本です。
竹蔵
Posted by ブクログ
メッセージなストーリーだと感じた。肝心なものは目に見えない。関わり合うとそこには目に見えない何かが生まれると思えばそうよね。名前とかジャンル、数字ではなく。
Posted by ブクログ
内容が少し難しかった。
大切なものは目に見えないというところが印象的だった。そして、大切なものは人それぞれなんだと思った。またもう少し歳を重ねてから読んでみたいと思った。
Posted by ブクログ
最初はなにがなんだか内容が理解できなかったけど読んでくうちに、「不思議の国のアリス」っぽいなと思ったり、絵本っぽい、詩的な内容だなと思った。
王子様が色んな星を旅してく様子は、子どもが大人に対して思うことってこんな感じだろうなと感じた。
きつねとのお話は共感する部分も多かった!
特に「〜飼い慣らしたものには、いつだって、きみは責任がある。」の部分は自分は人間関係においてすごく共感した!