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Posted by ブクログ 2012年12月10日
ここで紹介されている作品や解説は日本人には馴染みが薄いと思う。が、それ自体は問題ではない。
最新作のレビューではなくなぜ古典なのか、古典というものをどう捕らえるかが問題なのだ。
たしかに理解しづらくはあるが、カルヴィーノの古典に対する精神に触れられることは、日本においても素晴らしい特権である。
彼の...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年05月21日
ここで取り上げられている本の殆どを読んだことがないというだけでも買った価値のある本です。いいなぁ、こういう本。知らない世界を押し広げてくれるんだから。ヘミングウェイの作品くらいは読んだことあったからそこしかまだ読んでませんが、なにか新しい作品に出会いたくなったら本書を頼りとして、ゆっくり堪能させても...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年03月14日
なぜ読むのか、と言われてもそもそもなかなか手が伸びにくいものではある。あまりにも膨大で変なところに手をつければ崩れて埋もれてしまうんじゃないかと腰が引けてしまう。
そんなことはカルヴィーノも分かっている、ただ古典のほうから呼びかけ続けるものだから手をとるより仕方がない。ここで紹介される様々な古典は...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年09月23日
カルヴィーノはイタリアきっての知識人。彼の前には偉大なイタリア文学者、作家がいて、彼はそれを担わなければ行けないと自覚していたのか必然とそうなったのか、彼は特異の冷静さを持って文学に向かっているような気がする。その冷静さが、レビューという形でも現れているがしかし、私が知りたいのはあなたのことなのだ。...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月19日
最初に出てくるカルヴィーノの定義した「古典とは」を何度も噛み締めながら読む。シンプルに見えるが、行動に移すのが実は難しかったりもする。
特に好きだったのは以下の4フレーズ。
・古典とは、最初に読んだときとおなじく、読み返すごとにそれを読むことが発見である書物である。
・古典とは古代の護符に似て...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年10月02日
イタリアの作家イタロ・カルヴィーノが、文学について雑誌などに書いた文章が死後まとめられたもの。須賀敦子が訳している。須賀敦子が訳している小説ではない本を読んでみたかったのが、この本を読んだ理由の一つなのだけど、もともとのイタリア語の文章がそうだったのだろうけど、須賀敦子自身があとがきで書いているよう...続きを読む
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