霧のむこうに住みたい

霧のむこうに住みたい

715円 (税込)

3pt

愛するイタリアのなつかしい家族、友人たち、思い出の風景。静かにつづられるかけがえのない記憶の数かず。須賀敦子の希有な人生が凝縮され、その文体の魅力が遺憾なく発揮された、美しい作品集。

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霧のむこうに住みたい のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    本書は、「単行本にこれまで未収録だったエッセイを中心にまとめた一冊」である。
    「霧のむこうに住みたい」というロマンチックなタイトルにどうしようもなく魅かれる。だが、うっとりしてばかりはいられない。というのは、私の心の中に、なるべく触れずにおきたい、何か不穏な想いを呼び覚ますような気もする。ハッキリ言

    0
    2025年10月25日

    Posted by ブクログ

    わりと読む本が偏っている私がいつ、どうやって須賀敦子という作家を知ったのか記憶にないけれど、なんだかとても惹かれて、全集もほぼ買い集めた。何度も読んだわけではないので、これも記憶があやふやだけれど、確か、だんだんと宗教色が強くなってきて、というと聞こえが良くないけれど、信仰という精神、信条にかかる記

    0
    2022年10月03日

    Posted by ブクログ

    少女のような心の瑞々しさと骨太な知性。
    美しく編まれた文章に心が洗われる。

    合理性は知性のほんの一面でしかない、ということを知っている人の豊かさ。

    折に触れて読みたくなる一冊。

    0
    2021年01月02日

    Posted by ブクログ

    須賀敦子さんの本が書店の平台に乗るようになってから亡くなるまで、その数は決して多くはなかったけれど、だからそれらを折りにふれて大事に読み返してきた。もう新しいお話を読むことはできないのだ。好きな作家が居なくなってしまうというのはそういうことだ。
    没後に編まれた数々の本にも限りがあるから、なんとなく、

    0
    2014年09月14日

    Posted by ブクログ

    イタリア文学翻訳者であり、名エッセイストでもあった須賀敦子さんが生前に新聞や雑誌などに寄稿した短めのエッセイ29本。最後の作品集との触れ込み(2014年発行)。
    もう何年も前の一時期、須賀さんの本の虜になって、訳書もエッセイも次々に読んだ。その文章はどれも端正で知的、それでいて温かいお人柄が随所に感

    0
    2025年11月19日

    Posted by ブクログ

    須賀さんの本は、三冊目。
    本書はエッセイ集。
    芦屋で暮らした少女時代から、フランス留学時代、イタリアに移ってから、そして東京に戻ってから、さまざまな時期の思い出が、各編でさらりと描かれていく。

    たとえば、アスパラガスひとつとっても、アスパラガス農家の娘として育ったアドリアーナという女性の来歴から、

    0
    2024年08月31日

    Posted by ブクログ

     本書は、単行本にこれまで未収録だったエッセイを中心にまとめた一冊で、書評集や日記などを除いては、おそらく最後の作品集になるそうで(江國香織さんの解説より)、読む順番は間違えてしまったが、その分、全方位に広がるような様々な出来事を通して、彼女がどのようなことを感じ、思い、日々を生きていたのか、そして

    0
    2024年02月04日

    Posted by ブクログ

    霧の流れる向こうに石作りの家
    ぽつんと残されて立っていると誰かが迎えにくるかもしれない
    ーこういう文章が書けるといいなぁ

    0
    2023年01月06日

    Posted by ブクログ

    各作品の土地の風景、空気、登場する人たちの人柄を肌で感じることができ、読み終わった後は、充実した旅だったなあという感覚になった。

    0
    2023年01月03日

    Posted by ブクログ

    (一万円選書)多分、選書していただかなかったら出会わなかった作家さんだと思います。
    静寂感が漂い、どこか厳かで儚げな雰囲気を感じました。著者はイタリアで29歳から13年間過ごしたそうです。私にとっては全く馴染みのない国なのですが、空気の流れや香り、音、肌への感覚などが不思議と伝わっていきます。

    0
    2021年11月06日

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