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美術の門外漢として漱石が書きのこした言葉から浮かび上がる、同時代の美術への眼差しと独自の芸術観、そして生きる姿勢とは。
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Posted by ブクログ
漱石の独自に思想は、小説だけでなく美術の批評にも表れているよっていう話。時々著者の解釈が含まれているところがちょっとおもしろかった。夏目漱石の個人主義、西洋主義的な考え方が絵画の評価に表れているところも印象的だった。私が漱石の小説でちゃんと読んだといえるものは「こころ」くらいなのだが、こころについて...続きを読むはあまり言及、美術との関連がなかったようで悲しかった。
漱石の小説の中の美術、漱石の美術評、芸術論からなるが、漱石の美術評の評論はあまり面白くない。小説の中の美術や芸術論や「素人と黒人(くろうと)」は、読んだ小説も思い起こされ興味深かった。
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