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  • ふたりでちょうど200%
    3.3
    1巻1,760円 (税込)
    転生したらまた友達になった件。――バドミントンのダブルス、アイドルと推し、人気俳優とリアリティショーYouTuber……。男らしくなれない男子ふたりの友情は、死んでも終わらない!
  • ジブリの鈴木さんに聞いた仕事の名言。
    4.0
    こんなリーダーがほしかった! スタジオジブリの名プロデューサー鈴木敏夫によるジブリ流、仕事のヒント。仕事に行き詰っている人、未来に不安がある人など必携の1冊。仕事で大切なことってなんだろう。
  • わたしの好きな季語
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    96の季語から広がる、懐かしくて不思議で、ときに切ない俳句的日常。 俳人でもある著者による初めての「季語」にまつわるエッセー集。散歩道で出会った椿事、庭木に集う鳥や虫の生態、旬の食材でやる晩酌の楽しみ、ほろ苦い人づきあいの思い出、ちょっとホラーな幻想的体験など、色彩豊かな川上弘美ワールドを満喫しながら、季語の奥深さを体感できる96篇。名句の紹介も。 「蛙の目借時」「小鳥網」「牛祭」「木の葉髪」「東コート」。それまで見たことも聞いたこともなかった奇妙な言葉が歳時記には載っていて、まるで宝箱を掘り出したトレジャーハンターの気分になったものでした。(中略)それまで、ガラスケースの中のアンティークのように眺めてきたいくつもの季語を、自分の俳句にはじめて使ってみた時の気持ちは、今でもよく覚えています。百年も二百年も前につくられた繊細な細工の首飾りを、そっと自分の首にかけてみたような、どきどきする心地でした(本文より)。 ●春  日永/海苔/北窓開く/絵踏/田螺/雪間/春の風邪/ものの芽/わかめ/針供養/すかんぽ/目刺/朝寝/木蓮/飯蛸/馬刀/躑躅/落とし角/春菊/入学/花/春愁 ●夏  薄暑/鯉幟/そらまめ/豆飯/競馬/アカシアの花/新茶/てんとう虫/更衣/鯖/黴/こうもり/ががんぼ/蚯蚓/業平忌/木耳/李/半夏生/団扇/雷鳥/夏館/漆掻/雷/青鬼灯  ●秋  天の川/西瓜/枝豆/水引の花/生姜/残暑/つくつくぼうし/燈籠/墓参/瓢/月/良夜/朝顔の種/新米/案山子/鈴虫/夜長妻/濁酒/柿/秋の空/蟷螂/小鳥/きのこ狩/文化の日/花野 ●冬  時雨/神の留守/落葉/大根/切干/たくわん/銀杏落葉/冬鷗/河豚/枯枝/ストーブ/炬燵/冬羽織/おでん/鳰/蠟梅/つらら/探梅/春隣 ●新年 飾/去年今年/歌留多/福寿草/初鴉/七草
  • ポストコロナ期を生きるきみたちへ
    3.6
    コロナ・パンデミックによって世界は変わった。グローバル資本主義の神話は崩れ、医療や教育などを「商品」として扱ってはならないことがはっきりし、一握りの超富裕層の一方で命を賭して人々の生活を支える多くのエッセンシャルワーカーが貧困にあえぐ構図が明らかとなった。私たちは今、この矛盾に満ちた世界をどうするかの分岐点にいる。この「歴史的転換点」以後を生きる中高生たちに向けて、5つの世代20名の識者が伝える「生き延びるための知恵」の数々。知的刺激と希望に満ちたメッセージ集。 こんなに誠実な大人たちから、地球を引き継げるワクワクをあなたへ。 ──山邊鈴(長崎県立諫早高校3年/「この割れ切った世界の片隅で」作者) 「ウイルス一つによって、わずか数ヵ月の間に、ほんの昨日までこの世界の「常識」だと思われていたことのいくつかが無効を宣告されました。それがどのような歴史的な意味を持つことになるのか、人々はまだそのことを主題的には考え始めてはいません。日々の生活に追われて、そんな根源的なことを考える暇がありませんから。でも、中高生たちはこの「歴史的転換点」以後の世界を、これから長く生きなければなりません。彼らに「生き延びるために」有益な知見や情報を伝えることは年長者の義務のひとつだと僕は思います」(まえがきより) 【目次】 まえがき 内田樹 ■1 Letters from around 30 ポストコロナにやってくるのは気候危機 斎藤幸平 楽しい生活──僕らのVita Activa 青木真兵 これからの反乱ライフ えらいてんちょう ■2 Letters from over 40 君がノートに書きつけた一編の詩が芸術であること 後藤正文 技術と社会──考えるきっかけとしての新型コロナ危機 白井聡 「タテ、ヨコ、算数」の世界の見方 岩田健太郎 支援の現場から考える、コロナ後の世界 雨宮処凛 「大学の学び」とは何か──「人生すべてがコンテンツ」を越えて 増田聡 ■3 Letters from over 50 コロナで明らかになった日本の最も弱い部分──対話・エンパシー・HOME 平田オリザ コロナ禍と人間──私たちはどう生きるのか 想田和弘 台風とコロナ・パンデミックは同じか? 俞炳匡 図太く、しぶとく、生きてゆけ──誰も正解を知らない問題にどう答えを出すか 山崎雅弘 ■4 Letters from over 60 医療が無料であること 三砂ちづる 人生100年時代、ポストコロナはダブルメジャーで 仲野徹 メメント・モリ──思いがけない出会いに開かれているために 中田考 ディレンマの知性 釈徹宗 ■5 Letters from over 70 ポストコロナ期における雇用について 内田樹 自分に固有の問題を考えること 池田清彦 コロナと価値のものさし 平川克美 マスクについて 鷲田清一
  • スノードロップ
    3.8
    1巻1,760円 (税込)
    「あなたは考えたことがありますか? 自分がラストエンペラーになるかもしれないって」――私は東京の空虚な中心に広がる森に住む憂いの皇后。ハンドルネームはスノードロップ。花言葉は「希望」「慰め」。腐敗した泥舟政権は国民を国家に奉仕させる倒錯を繰り返す。さあ、「ダークネット」を駆使し、「令和の改新」を実行すべし!
  • 酒場詩人の美学
    3.5
    1巻1,760円 (税込)
    独特のダンディズムは何に由来するのか。BS-TBS「吉田類の酒場放浪記」ほか、多彩な活躍を続ける著者が綴った、大人の味の極上エッセイ。〈ふらりとのれんをくぐり、酒を飲み、客や店の主人と笑顔で語らう。どこでも自然体。自分をさらけ出すことができる点こそ彼の「人間力」なのだろう。おっちょこちょいでシャイなところもあるが、管理社会の中で何かとストレスを抱えている視聴者は「あんな風に飲めたら」とうらやましく思うにちがいない。まさに時代が吉田類という男を求めたのではないか。〉――巻末解題「現代の吟遊詩人の素顔」(小泉信一)より
  • シークレット~綾辻行人ミステリ対談集in京都~
    4.2
    本格ミステリの巨匠にして、新人発掘にも多くの実績を持つ綾辻行人が、それぞれのデビュー時からかかわりを持ってきた10人の後輩作家たちと夜な夜な語る、ミステリの魅力と創作の秘密。着想の手段、執筆時のこだわり、影響を受けた本、これまでに書いてきた作品への想い。作家たちが語る創作の魅力に触れれば、きっと、小説がさらに面白くなる。ミステリ専門誌「ジャーロ」に不定期連載された噂の「京都対談」、待望の単行本化!
  • 経済の論点がこれ1冊でわかる 教養のための経済学 超ブックガイド88
    3.0
    文系学生から、ビジネスマンまで。 ケーザイを学ぶ入口はここだ‼ リーダブルな必読入門書リストと共に、その概要を専門家たちがダイジェストで解説。 初心者のための至れり尽くせり、究極のアンチョコ本、ここに登場! 身近な12のトピックから、経済学の考え方が学べる! 「景気」「格差・貧困」「雇用・教育」「国際経済」「社会保障」「地域経済」「人口減少・高齢化」「環境問題」「先進技術」「統計」「経済学史」「経済理論」 【目次】 ・座談会  経済学入門、最初の一歩  飯田泰之×井上智洋×松尾匡 ・必読書88/ジャンル別要点まとめ  「景気」の読み方  飯田泰之  働く人のための「雇用」の経済学  北條雅一  「貧困・格差」問題への道案内  小田巻友子  「国際経済」から世界の趨勢を見る  佐藤綾野  経済学からみた「社会保障」の必要性  中田大悟  「人口減少・高齢化」問題の経済予想図  増田幹人  小さくても魅力あふれる「地域経済」の育て方  奥山雅之  「環境と経済」を考えるためのレッスン  朴勝俊  「先端技術と未来の経済」を予測する  井上智洋  「データ・統計」を用いて経済を把握する 矢野浩一  なぜ「経済学史」を学ぶのか  松尾匡  スタンダードな「経済理論」を学ぶ  飯田泰之
  • 言語道断
    3.0
    「国難」として大きく立ちはだかった、新型コロナウイルスの猛威。だが2020年、我が国が抱える問題は他にも山積みだ。五輪延期問題、大統領選を控える米国、平気で嘘を流して巧みに世界を欺く中国・韓国への対処、憲法改正も待ったなし。数々の試練を克服するには無責任な論評・言説など言語道断。日本が進むべき正道を示す。
  • ここにしかない大学 APU学長日記
    4.4
    1巻1,760円 (税込)
    「ここでは世界中の出来事が『友達のこと』になる」 「『変わり者』『問題児』と呼ばれる学生こそ、積極的に受け入れたい」 「起業家を輩出するには最高の環境」 「教員、学生の半分が外国人」であるという世界的に見ても珍しい大学 「立命館アジア太平洋大学―APU(Ritsumeikan Asia Pacific University)」。 そんなAPUの学長に国際公募で選ばれたのが出口治明氏だ。 ライフネット生命保険創業者で希代の起業家としても名高い出口氏が、 学長として大分県別府市の“山の上”にある超国際派大学APUの地に降り立った。 「ここは若者の国連やな」「小さい地球やな」--。 世界80カ国を旅してきた出口氏すら驚くAPUのダイバーシティ(多様性)と、 世界を変えるチェンジメーカーが生まれる期待感。 学長として何を見て、何を感じ、どんな改革をしているのか。 これからの「偏差値以外での大学選び」「“考える”教育」 「世界で活躍する人材」が見えてくる!
  • 丹羽宇一郎 令和日本の大問題―現実を見よ!危機感を持て!
    3.5
    1巻1,760円 (税込)
    「世」という漢字には、30年という意味があります。 いまから30年前、日本のバブルがはじけました。 その30年前は高度経済成長がはじまり、 さらにその30年前は戦争へとつながる満州事変が起きました。 時代は30年ごとに大きな転換点を迎えるのです。 では、令和日本の30年はどうなるのでしょうか? 本書は、これからの30年を 私たち日本人がどう生きるかをテーマにしています。 大事なことは、 いま私たちの周りで何が起きている問題、 これから起こる問題などを正しくとらえることです。 急激な人口減少、大地震や大雨などの自然災害、 中国の台頭による国際関係の変化など、 私たちを取り巻く問題はあまりにも大きく多いです。 それでも、私たちは、働き、生きていくのです。 本書は、若者の未来を拓くために、 問題に目を背けることなく、 これからの時代を生き抜く知恵と知識を語り尽くした、 著者渾身のメッセージです!
  • 16歳のデモクラシー
    4.1
    1巻1,760円 (税込)
    「高校での勉強は、人生に役立つ教養だ――」 民主主義を根源的に考える世界レベルの教養ゼミ。ファシズムに対抗しうる知の力とは。 「君たちが社会で活躍するころには、 日本のファシズム傾向は今より強まっているかもしれない。 過去の歴史を知ることは、現在を読むために必要だ――」 インテリジェンスの泰斗が高校生たちに呼びかけ、学校での授業内容をベースに世界と社会の見方を伝える。 デモクラシー論の古典であるラインホールド・ニーバー『光の子と闇の子』をテキストに、 ときに英語原文にもあたりながら、デモクラシーの本質を探究していく。 高校での勉強や大学入試のさらにその先を見据えた、たしかな教養を身につけるための全4講義。 力強く歩みだすための知力とはなにか。学びはじめ、学びなおし、学びつづける知的メソッド。 【目次より】 第1講 歴史の年号はなぜ重要なのか 第2講 デモクラシーの起源 第3講 世界戦争が起きるメカニズム 第4講 未来を見通す力をつける
  • ブラックマーケティング 賢い人でも、脳は簡単にだまされる
    3.8
    既存のマーケティングのフレームでは語られることなく説明の難しい現象が、私たちの身近で日々、起きている。 ネット上の「釣り広告」「ステマ」、リアル世界での「ホストクラブ狂い」「後妻ビジネス」、一向になくならない「振り込め詐欺」……。 こうした現象がなぜ起きるのか? 言い換えれば、「なぜ脳がハマってしまうのか」。 「悪を知らずして悪を止めることはできない」を合言葉に、2人のプロフェッショナルが「ブラックマーケティング」の解剖と対策に挑む! 悪徳商法や犯罪スレスレの商法以外にも、人々を熱狂させた「AKB商法」等のビジネスモデルまで幅広く扱うことで、ヒトの脳のだまされやすさを痛感し、自分の消費行動を振り返る! ・焦りにつけ込む「残り2点、お早めに」の効果 ・タイムセール…人は「できるのにやらなかった」ことを後悔する ・衝動買いと「考える買い物」では、脳の機能部位が違う ・出会い系アプリ、「だまされるほうが悪い」と言い切れない理由 ・ブームに乗るのは「脳の省エネ」 ・「何かに頼りたい人」と霊感商法 ・ソシャゲの罠…「タダ乗り」では楽しめないプログラム ・ギャンブル依存と浮気性の共通点 ・日本は詐欺師天国? ・「これさえあれば」と思わせる実演販売の威力 ・だまされやすい人は「カモ遺伝子」を持っている? ――私たちの脳は、無意識に「その気」にさせられて、何かが欲しくなったり、何かをしたくなったりすることが現実にたくさん起こっています。(序章/中野信子執筆 より) ――これまでのマーケティングは、キレイゴトしか扱っていない「よい子のマーケティング」ではないか。(終章/鳥山正博執筆 より)
  • 越境
    4.0
    台湾と日本の国境を越えて過ごした幼年期の回想や越境による喪失感等、アイデンティティをめぐる考察を中心として、不良に憧れた青年時代やケータイを持たない理由、どのように小説を書いているか等、2016年から2019年夏にかけて執筆・掲載されたエッセイの集大成。リービ英雄氏との対談も収録。
  • 危機感なき茹でガエル日本 過去の延長線上に未来はない
    -
    いま世界中を覆っている三つの大変革、グローバル化、デジタル化(AI化)、ソーシャル化。日本はこの大変革のうねりに翻弄され、他国に差をつけられつつある。改革を先導し行動する経営者の集団として経済同友会は、「Japan2.0 最適化社会の設計―モノからコト、そしてココロへ―」という提言を行った。日本が「茹でガエル」状態を脱し、再び輝きを取り戻すためには何が必要か――。本書は、提言のエッセンスを凝縮した、経営者たちによる自己変革の誓いである。 目次 第一章 過去の延長線上に未来はない 第二章 「心」「技」「体」の揃った国家を目指して 第三章 豊かな経済を実現するために=X軸 第四章 イノベーションこそが未来を拓く=Y軸 第五章 社会の持続性を維持し、高めていくために=Z軸 対談 小林喜光×櫻田謙悟「提言だけでは終わらない 我々経営者は率先して行動する」
  • 勝手に大相撲審議会
    4.0
    デーモン閣下「吾輩の場合は、一見、力技のように見える、正統派の押し相撲を取る力士がもっと評価されていいと思う。突き押しにもテクニックがあるのだから。」 やくみつる「横綱には横綱の勝負の格というものがあるよね、横綱らしい相撲が見たいなあ、場所を通じて。」 ――自他ともに認める好角家・やくみつるとデーモン閣下の両氏が、神事から興行への歴史、相撲との出会い、思い出の取組、技巧派と力相撲の変遷、四股名のあれこれ、引退後の白鵬問題などを語り尽くした激論沸騰の熱血対談!
  • 日本の天井 時代を変えた「第一号」の女たち
    4.8
    女たちは、偏見と迷信を破り続けた。 超えたもの、そして未だ超えられぬものとは!? 「女」を追いかけ続ける著者が描く、闘いの時代史。 無数の声なき女性たちの嘆き、悲しみ、憤怒の声が、彼女たちの歩を進めた。 ・女性初の一部上場企業役員となった、高島屋取締役の石原一子。 ・囲碁界で女性初の高段者となった棋士、杉内壽子。 ・男女雇用機会均等法を推し進めた、労働省初代婦人局長の赤松良子。 ・登山家でエベレスト登頂を成し遂げた、田部井淳子。 ・『ベルサイユのばら』で歴史漫画を女性で初めて成功させた、池田理代子。 ・NHKアナウンサーで女性初のアナウンス室長になり、定年まで勤め上げた山根基世。 ・女性初の真打となった、落語家の三遊亭歌る多。 日本にはガラスの、いや鉄か鉛で出来ていた天井があった。 出ること、伸びること、知ることを封じられた女性たちがいた。 その状況に我慢せず、各界の天井を打ち破り、道をつくってきた「第一号」がいる。 そして、彼女たちを後押しした無数の声なき女性たちがいる。 しかし、未だ天井は残る。 大正から昭和、平成、令和へと移ろう中、私たちは何を克服し、何を克服しえていないのか?  女たちの歴史から、この国の姿を浮き彫りにするノンフィクション! 目次 まえがき 第一章 砕き続けたのは、働く女性への偏見 第二章 破ったのは、女性への迷信 第三章 変えたのは、個人では破れない制度 第四章 手にしたかったのは、経験そのもの 第五章 描いたのは、読み捨てられない“文化“ 第六章 追い求めたのは、職業の本質 第七章 望んだのは、優遇ではなく、同等の扱い あとがき 主要参考文献
  • 助監督は見た! 実録「山田組」の人びと
    -
    寅さん、釣りバカ、東京家族…等の裏側では――「男はつらいよ」「釣りバカ日誌」シリーズ、近年の『東京家族』『家族はつらいよ』など、数々の山田洋次監督作品で助監督を務めてきた著者が、出演者たちの“生態”を活写。大御所から最近売り出し中の男優、女優まで、スタッフにしか見せない素顔を、時に辛口にレポートする。《(橋爪功さんが)私を指差して「この人、敏夫ちゃん。この組はこの人を頼ってれば乗り切れるよ」…橋爪さんはケ、ケ、ケと愉快そうに笑った。》[本文より]
  • 目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】
    4.4
    読むと経済学者・官僚が困る本ナンバー1 平成の過ちを繰り返さないために!知っていますか?税金のこと、お金のこと。経済常識が180度変わる衝撃! 第1部 経済の基礎知識をマスターしよう 1.日本経済が成長しなくなった理由 2.デフレの中心で、インフレ対策を叫ぶ 3.経済政策をビジネス・センスで語るな 4.仮想通貨とは、何なのか 5.お金について正しく理解する 6.金融と財政をめぐる勘違い 7.税金は、何のためにある? 8.日本の財政破綻シナリオ 9.日本の財政再建シナリオ 第2部 経済学者たちはなぜ間違うの? 10.オオカミ少年を自称する経済学者 11.自分の理論を自分で否定した経済学者 12.変節を繰り返す経済学者 13.間違いを直せない経済学者 14.よく分からない理由で、消費増税を叫ぶ経済学者 15.経済学は、もはや宗教である
  • 猿の眼 僕ノ愛スル器タチ
    3.7
    歌舞伎俳優・四代目市川猿之助の骨董コレクションを、自身のエッセイとともにまとめた一冊。はじめて買った川喜田半泥子の茶碗やぶち割ってしまった魯山人の徳利、巡業先で求めた唐津茶碗など、思い入れのある品々を写真家・みなもと忠之氏が新規撮影。楽屋で自ら茶筅を振るい、茶を喫する姿も収録。舞台上とは違った四代目市川猿之助の一面を、読者のみなさまにご紹介します。『なごみ』2012年~2013年の連載に加筆して単行本化。
  • それでも原発が必要な理由(わけ)
    3.3
    世界の潮流は原発推進に明確に向かっています 「自然再生エネルギーの開発にも大いに取り組むべきです。しかし、世界一の水準にある日本の原子力技術を維持、進歩させて、国民を幸せに、アジアの人々を幸せにして、世界の先進国のお手本にならなければならないのです」 ──櫻井よしこ 人類のために日本の原子力技術が必要です 「地球温暖化は顕著になり、深刻な被害が発生しているが、日本人は太陽光や風力などの再生可能エネルギーの導入により、全てがうまくいくと信じている。しかし、それでは停電のリスクが増大し、二酸化炭素の排出を増加させるだけだ」 ──奈良林 直

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  • THE CULTURE CODE 最強チームをつくる方法
    4.5
    NYタイムズ・ベストセラー作家が解き明かす「最強チームをつくる極意」 大きな成功を収めるチームには、いったいどんな秘密があるのか? 未来のリーダーが結束力のあるチームをつくるには、どんなツールを使えばいいのか? 成功しているチームの文化はどこから生まれるのか? どうやって自分のチームにその文化を創り、そして維持していくのか? チームの文化に問題があるなら、どうやって改善すればいいのだろうか? 本書に登場するのは、Google、デザイン企業IDEO、ピクサー、アメリカ海軍ネイビーシールズ、全米プロバスケットボールのサンアントニオ・スパーズなど、高度なチームワークを誇る集団だ。 チームワークは魔法ではない。効果的な協調と協力は、3つのカギとなるスキルから生まれる。このスキルを身につければ、多様なメンバーで構成されたチームが、共通の目標に向かって一致団結することができる。 著者のダニエル・コイルは、前述のプロ集団に加え、ネット通販のザッポスから、コメディ集団のアップライト・シチズンズ・ブリゲード、さらには悪名高い宝石泥棒集団まで、幅広いチームの実例を分析し、そこから具体的な戦略を導き出した。この戦略を活用すれば、チームの学びを促し、協力と信頼の基礎を築き、前向きな変化を起こすことができる。 本書に登場するのは成功例だけではない。ためになる失敗例からは、具体的な「してはいけないこと」、よくある失敗の対処法、そして雰囲気の悪いチームを生まれ変わらせる方法を学べる。 最先端の科学、世界クラスのリーダーたちが知っている現場の知恵、そして行動のための具体的なアドバイスが詰まった本書は、最強のチームワークへのロードマップだ。そこではイノベーションが花開き、問題は解決され、つねに期待を超える結果を出すことができる。 チームの文化は、メンバーが「誰」であるかで決まるのではない。メンバーが「何」をするかで決まる。本書を読めば、あなたは最強のチームをつくる力を手に入れることができる。 チームの大きさは関係ない。チームが目指す目標の大きさも関係ない。単なる個人の集まりが、化学反応を起こして最強のチームになり、固い結束力によって偉大なことを達成する。 その方法を、あなたはこの本から学ぶことができる。 〈一橋大学大学院経営管理研究科教授・楠木 建 監訳〉 チームとは、「お互いの相互依存関係が日々の活動の中で認識し合える範囲にある人びとの集団」である。 強いチームの文化(カルチャー)を論じる本書は、 現代の支配的文化に抵抗する「カウンターカルチャー」の書でもある。 〈NYタイムズ・ベストセラー作家などが絶賛〉 ダニエル・コイルは、最高のチームが持つ魔法の秘密を、すべて私たちに教えてくれた。本当にすばらしい。間違いなくチームづくりに関する本の最高傑作だ。今すぐ読むべき1冊。 ――アダム・グラント ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー作家『GIVE & TAKE:「与える人」こそ成功する時代』(三笠書房)著者 チームのリーダーにとっても、メンバーにとっても必読の書。 ――ラズロ・ボック Humu社CEO、元グーグル人事トップ、『ワーク・ルールズ!:君の生き方とリーダーシップを変える』(東洋経済新報社)著者 成功したチームはどのように機能するのか。メンバーはどのようなシグナルを送り合い、どんな言葉で話し、どうやって創造性を発揮しているのか。その答えは、すべてこの本に書いてある。 ――チャールズ・デュヒッグ ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー作家 『習慣の力』(講談社)著者 チームづくりにかかわるすべての人は、この本を読まなければならない。 ――リッチ・ディヴィニー 元ネイビーシールズ士官、バリー・ウェーミラー・リーダーシップ・インスティテュート・アウトリーチ・ディレクター
  • ヌルラン
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    この世はもうあの世。悩めるインスタグラマーのレミと、その守護霊でゲイのイルカ、ヌルランによる抱腹絶倒、唯一無比の物語。著者畢生の書き下ろし! 非常に真面目、どこまで本気か分からない、それが滅茶苦茶おもしろい! 辛酸ワールドは小説になってさらに濃厚です。 都会のお洒落な闇へ飲み込まれていきそうなレミを救う、守護霊イルカ、ヌルランのクレバーなこと!「首から上で考えてばかりだから顔にしわができるんだよ。意識がいつも顔にあるから」、名言です。新しい商品が次から次へと生まれて消費されていくこの世界で、このイルカはちょうど彼の泳ぎ方のようにスマートなサバイバル・スキルを教えてくれます。自然に語られる死生観、死後の世界の美しさもすっと心に入ってきます。とても面白かった!(綿矢りさ) ☆公式Twitterで「ヌルラン」とコミュニケーションができます! @NururanJp
  • 宗教と資本主義・国家 激動する世界と宗教
    3.0
    世界最大の問題に、知の巨人たちと俊英が挑む。 いま、私たちは渦の中にいる。 各国で起きるテロや、EUやアメリカ、日本でで生じる排外主義・外国人嫌悪(ゼノフォビア)、めまぐるしく変転する中東情勢など、 世界各地で民族・宗教といった、冷戦後には“古い”とされた問題が噴出している。 私たちの現実社会に影響を与えている「宗教」「思想」といかに向き合うかは、個々人が生き抜く上で避けては通れない時代になったのだ。 しかし、「宗教」を正面から扱うことを日本は避け続けている!  この状況を打破し、現代社会の様々な議論の根本を一望する、知の結晶!! 世界宗教の論理や各国の制度を探究し、 それぞれの「思想」の重要性を訴えている第一線の研究者・識者が、 「宗教と資本主義・国家」を巡り、意見を交わした。 第一線の識者・研究者が現在地を照らす!!
  • シャブ屋の懺悔 西成密売四十年
    3.5
    前科十二犯、懲役三十年。西成を拠点に「シャブ極道」として知られた元組長は、なぜ薬物の更正支援活動を始めたのか。売人、使用者としてつぶさに見てきた覚せい剤の恐怖。溝口敦氏による序文・対談収録。
  • 名曲鑑賞美術館 うたって きいて
    -
    1巻1,760円 (税込)
    コンサートやテレビでおなじみの人気作曲家、青島広志によるエッセイ&イラスト集!名曲の解説と共に語られる西欧の文化史や、音楽業界のウラ話、著者の幼少期の想い出、学生時代の話など、著者ならではの感性で描かれる興味深い内容が盛りだくさん!著者による豪華カラー・イラストも必見です!
  • 漱石漫談
    4.3
    『こころ』はBL?『坊っちゃん』は童貞小説?邪道に見せて王道を行き、微笑みながらガチで斬り合う「文芸漫談」の真髄発揮。『吾輩は猫である』『三四郎』他を読み解く漱石入門書。
  • 高校生と考える世界とつながる生き方 桐光学園大学訪問授業
    4.0
    「オリンピックの建築は大災害で人間が謙虚な気持ちになれた新しい時代を象徴しなければなりません」―隈研吾 「「似ているけれどやっぱり違うんだよね」というところから出発する」―平田オリザ 明日を生きるために何が必要か、世界で活躍する豪華講師19人が中高生に向き合い真剣に語ります。建築やアート、音楽をはじめ、憲法・政治・コミュニケーション・文学・国際情勢・日本近代史など、さまざまな分野から考える好評シリーズ第2弾。この1冊で世界の成り立ちが見えてくる。
  • 超展開バレエマンガ 谷ゆき子の世界
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 東村アキコ推薦! 幻のバレエマンガ家、21世紀にまさかの大復活 君は「谷ゆき子」を知っているか―― バレエなのになわとび? バレエなのに滝に打たれる? バレエなのにダイナマイト? 常に予想を裏切りまくる超展開。昭和40年代をメインに、学年誌の売上絶頂期を支えた大人気バレエマンガ家、谷ゆき子。「白鳥の星」「バレエ星」「さよなら星」など、100万人の読者が手に汗握り次号を待った衝撃のバレエマンガをいくつも連載していたにも関わらず、一度も単行本化されなかった幻の作家が、今ここに蘇る!「バレエ星」40ページ完全再現収録、カラー32ページ、貴重な貸本『虹』『すみれ』の表紙も可能な限り収録し、圧巻の収録図版点数!花村えい子、里中満智子、高橋真琴各氏インタビューをはじめ、家族の証言などテキスト2万字超で謎多きマンガ家・谷ゆき子の実像にも肉薄します。 東村アキコ・推薦の言葉 「子どもの頃にバレエを習いたかったけど、獅子舞を習わされた私にとって、憧れの先生です」
  • 壁抜けの谷
    -
    1巻1,760円 (税込)
    「人間に本能なんかないよ」――死んだ友。その妻と娘と性交するぼく。あいまいな記憶。生者と死者が睦み合う、心地良くも危険なパレードがはじまる。存在することの根本を問いかける著者渾身の長篇小説。 「どのひともここへはまっすぐたどりつかれへん」 「長谷川が死んだらしいで」 「いうてみてよ。わたしとセックスしたんいつどこでよ」 「人間に本能なんかないよ」 「猫は死んだら大きな虎になるんや」 「あんたすぐそうやって男のこと好きになるよな」 「お母さん、武藤としたん??」 (本文より抜粋)
  • 人間の旬
    3.0
    1巻1,760円 (税込)
    I 微生物が運んできたノーベル賞ノーベル・レクチャー講演要旨 II 家族、ふるさと、そして思い出植林―父の思い出、占い師の一言、「ごくも」を背負って、夕暮れ―母の思い出、敦子姉さん、「怒るな働け」、犬の子育て、「気まぐれクロ」との散歩、「流れる鼻水を片腕で拭く時間があれば……」、わが山梨はスイスに劣らず、私の芝白金三光町 III 旅の日記からモネへの理解、2人のノーベル賞学者との交流、彫刻美術館に行こう―パリの3人の彫刻家、湯治場の2人、晩秋のミドルタウンへの旅、ドイツにコッホの軌跡を辿って IV 次世代を担う若者に伝えたい子供を不幸にしてしまう方法は……、人間の旬、科学技術の国際競争の時代に思う、国際人になるために、限界のあることを知るV 思うがままにスポーツからの学び、ゴルフから得た「最高の宝」、ネギ嫌い、落穂拾い、2つの弁当箱、汚いバス、「この人、遅いんだから」、見えない助け合い、イモリ退治、画家のデッサン、先人の美へのこだわり、心と体に栄養を、人の「心」を救う病院、紅梅に雪―東日本大震災に思う付録講演・北里柴三郎に学ぶ21世紀国際的リーダーの育成
  • 荒凡夫 一茶
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    芭蕉に冷淡、蕪村は相手にせず、とことん一茶を追い続けた句界の巨匠が、その「自由人」としての魅力を縦横無尽に語りつくした、ファンならずとも待望の著。青年期から一貫して著者を支配しつづけてきたもの、それは自由人への憧れだった。「自由人」とは「漂泊者」とも言い換えることができる。「漂泊者」として思い浮かぶ俳人に、山頭火や尾崎放哉らをあげることができようが、なかでも一茶は、著者を惹きつけるだけのありあまる魅力にあふれていた。一茶に没頭し、その生涯を探究し、作品を鑑賞することで得られたなかで、著者は「定住漂泊」や「生きもの感覚」ということばを好んで使用するようになる。漂泊が向かうところの自然崇拝やアニミズムが、著者をして創造させたものだ。同時に一茶自身が自らを表現した「荒凡夫」もまた、著者にとっての重要なキーワードにもなった。これは一茶が六〇歳の正月につくった句の前書きに記してある。こうして本書は、著者自らが一茶とのあわいをたゆたうように、雄大な俳句の旅を楽しんでいく。そしてその旅は芭蕉に冷淡な視線を送りながら、正岡子規を遠く見据える、「自由人」としての衣をまとっているように見える。
  • 昭和天皇実録 その表と裏1
    3.0
    1~3巻1,760円 (税込)
    2014年8月に宮内庁が公開した『昭和天皇実録』を丹念に読み抜き、昭和という時代、昭和天皇という存在をさらに深く記録する、昭和史研究者としての著者の満を持した試み。 著者は『昭和天皇実録』を、これまで民間に明らかにされなかった国家所蔵の記録を用いたものである点で極めて重要な文書としながらも、その記述にはさまざまな意図が隠されており、『昭和天皇実録』を真に意味あるものにするためには、 眼光紙背に徹した読解が必要だと言う。そこで著者は『昭和天皇実録』を歴史を追って読み込みながら、その都度、著者の昭和史への圧倒的な識見により拡充し、 これまでの歴史研究の成果と突き合わせてゆく。 本書は『昭和天皇実録』をテーマとしつつ、昭和史の新たなスタンダードを確定する画期的な一冊である。第1巻では昭和天皇の戦争体験を詳細に検証する。
  • 100年企業の改革 私と日立 私の履歴書
    4.0
    製造業最大の赤字から過去最高益へ。沈みかけた巨艦・日立を再生させた立役者が、経営改革の要諦と自身の半生を語る。いま振り返って日立の経営改革とは何だったのか、痛みを伴う改革の実践とは――。日本経済新聞の好評連載「私の履歴書」に、私の経営論等を大幅加筆。
  • ベトナムの桜
    3.0
    御朱印船貿易の時代、アジアの国々を往来した多くの日本人たち。彼らにとって、海は未知の世界への入口であり、一攫千金の夢をかなえる場所だった――寛永十(1633)年、「鎖国令」が発せられるまでは。 瀬戸内海に浮かぶ小さな島に生まれ育った、高取大介・次介兄弟。父親が遺した借金のために傾きはじめた家の経済を立て直そうと、兄・大介は茶屋船(朱印船)に乗り込む決意をするが、出港地・堺湊への船中、激しい船酔いに襲われ、替わりに弟・次介が広南国(ベトナム)へ向かうことになった。異国への旅に心踊らせる次介。面目を失い長崎に出奔した大介はある時、日本人の渡航・帰国を禁じる鎖国令が発せられることを知り、波濤の先の弟の許へ旅立つ。離ればなれになる程に強くなる兄弟の絆。兄弟に想いをよせる美しい姉妹。さまざまな過去を負う海の男たち......煌めく海洋を舞台にくりひろげられる人間ドラマ!
  • 劉邦(上)
    4.3
    【宮城谷昌光作家生活25周年記念作品】天下人の器とは――一人の男の信念に、綺羅星のごとき才が集結す。中華全土を巻き込んだ、最強のライバル対決が始まる!中国史を代表する名君・劉邦の活躍を、歴史小説の大家が鮮やかな筆致で描き出 す傑作長編。秦末の混乱期における劉邦と仲間たちの挙兵から、天下を分ける項 羽との決戦まで、圧巻のスケールで展開!酒好きで女好き、一介の地方役人に過ぎなかった劉邦が、なぜ中華全土を統一する王となるに至ったのか。稀代の英雄譚の序章!宮城谷昌光「劉邦がこれほどおもしろい男とはおもわなかった」
  • 『史記』と日本人
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『史記』に魅せられた3人が、司馬遷、項羽と劉邦、李陵と蘇武、屈原などをめぐって各専門を駆使し、体験を絡めて語り尽くす。究極の史書が浮彫りにする、歴史と人間の普遍とは?
  • 漱石先生 お久しぶりです
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 孤独と個人主義を貫き、百年単位で考えながら、やさしさとかなしみをユーモアでくるんで生きた先達へ。
  • Because I am a Girl ― わたしは女の子だから
    4.1
    角田光代が訳さずにはいられなかった――! 世界を代表する7人の作家が描いた 名もなき女の子たちの物語 本書は、国際NGOプランが推進するBecause I am a Girlキャンペーンの主旨に賛同した作家が、それぞれ異なる国のプランの活動地を取材し、その体験をもとに執筆して生まれた書き下ろし短編集です。執筆陣には『トレイン・スポッティング』のアーヴィン・ウェルシュや『ショコラ』のジョアン・ハリスなど世界一流の作家が参加しています。 角田光代さん自身も、プラン・ジャパンより依頼をうけて2009年と2011年に西アフリカ・マリの女性性器切除の撲滅活動や、インドの人身売買シェルターの様子を取材。そのルポは『CREA』や『日経ウーマン』など各誌に掲載されました。その経緯から、角田さんは本書のコンセプトに共感して翻訳を決意し、このたび出版に至ることになりました。 本書の印税・売上の一部は国際NGOプランに寄付され、途上国の子どもたちを支援する活動に役立てられます。
  • 笹の舟で海をわたる
    3.8
    1巻1,760円 (税込)
    『本の雑誌』が選ぶ 2014年ベスト10(ノンジャンル)の第1位 獲得! ! 終戦から10年、主人公・左織(さおり)は22歳の時、銀座で女に声をかけられる。風美子(ふみこ)と名乗る女は、左織と疎開先が一緒だったという。風美子は、あの時皆でいじめた女の子?「仕返し」のために現れたのか。欲しいものは何でも手に入れるという風美子はやがて左織の「家族」となり、その存在が左織の日常をおびやかし始める。うしろめたい記憶に縛られたまま手に入れた「幸福な人生」の結末は――。激動の戦後を生き抜いた女たちの〈人生の真実〉に迫る角田文学の最新長編。あの時代を生きたすべての日本人に贈る感動大作!
  • 無限花序
    5.0
    1巻1,760円 (税込)
    小説という虚構の世界に人間の真実を宿らせるには、どうすればいいのか。物語を解体した。言葉に疑念をはさんだ。そして、いつしか「おはよう」という挨拶すら容易に口にはできなくなっていた――故立原正秋氏らに才能を評価されながら、著者は郷里に帰り十数年余、研鑽を重ねた。古代中国の世界を描く以前の初期作品を厳選し、デビュー十年を機に刊行する。
  • 尾木直樹の教育相談室 : 悩みを前進力に変える70のヒント
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 教員評価・いじめ・保護者対応・・・。さまざまな問題が山積する教育現場。テレビ等で活躍中の尾木直樹がそんな先生の悩みに答える一冊。
  • 尾木直樹の教育事件簿 : フツーの子が事件を起こす時代に
    -
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2000年から2006年に至る少年事件はどう変わり、その原因は何なのか。それぞれの年ごとに特徴的な「事件」や「現象」をとり上げてコンパクトにまとめた。最近の少年事件にとどまらず、子どもと教育の諸問題点を浮き彫りにし、わかりやすく解説。
  • レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか
    3.2
    2012年に世界165か国で52億本も販売され、最も成功した飲料ブランドともいわれるが、その本社がオーストリアにあることを知らない日本人も多い。 どのようにしてわずか数年でこの世界的なブランドが台頭したのか、なぜマーケティングが画期的といわれるのか。 その秘密が明らかになる。

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  • 決定版 短歌入門
    4.0
    現歌壇において人気、実力ともに第一線にいる歌人が一堂に揃い、短歌の基本、作歌法、鑑賞法、短歌独自の用語などをわかりやすく解説。短歌の魅力から、作歌の基本、表現法など、多彩な例歌ですぐにマスター。
  • 勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践
    3.5
    タイトルのとおり、勝間和代さんがおくる「ビジネス思考法」の基本と実践の書です。 本書では、ビジネスで一歩先行くための基礎的なものの考え方<フレームワーク>を、 1 論理思考力 2 水平思考力 3 視覚化力 4 数字力5 言語力 6 知的体力 7 偶然力 の7つに分類。それぞれの力を身につけるための3つの基本テクニックと、4つの実践方法について、 豊富な事例、勝間さん自身の経験をおりまぜ、わかりやすく解いています。 特に、「論理思考力」については、外資系コンサル等で多用される基本的なテンプレート21をカラーチャートにして掲載。 それに加えて、それぞれのフレームワークごとに勝間さんがお勧めする書籍もカラーで紹介しています。 まさに、勝間和代の「頭の中」、すなわち、その発想と、仕事の質・量・スピードの秘密をはじめて公開する貴重な1冊です! ビジネス思考法の基本と実践

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  • 海戦三部作(コンスタンティノープルの陥落、ロードス島攻防記、レパントの海戦)合本版(新潮文庫)
    -
    1巻1,749円 (税込)
    東ローマ帝国の首都として一千年余も栄えたコンスタンティノープル。独自の文化を誇ったこの都も、しかし次第に衰え、15世紀後半には、オスマン・トルコ皇帝マホメッド二世の攻撃の前に、ついにその最期を迎えようとしていた――。地中海に君臨した首都をめぐる、キリスト教世界とイスラム世界との激しい覇権闘争を、豊富な資料を駆使して描く、甘美でスリリングな歴史絵巻。(『コンスタンティノープルの陥落』の内容紹介文より) ※当電子版は新潮文庫版『コンスタンティノープルの陥落』『ロードス島攻防記』『レパントの海戦』をまとめた合本版です。
  • 超改訂版 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
    4.8
    お金の国民的ベストセラーが新NISAに対応! 給料が増えない! でも物価はあがる一方…。 銀行に預けたころでお金は増えない。 NISAの話題を聞くけれど、投資をするのは難しそうだし、減るのが怖いです。 じゃあ、いったいどうしたらいいのか? そんな疑問を持った「お金のド素人」が、東大卒、外資系証券や保険など金融数社を渡り歩いた「毒舌経済評論家」山崎元に、『お金の増やし方』を聞いてきました。 ド素人でもできるお金の増やし方! 専門用語が少なくとにかくわかりやすい! これ以上わかりやすくはできません! いつ?  →「いま」もしくは「給料が出たとき」 どこで?   「SBI証券」か「楽天証券」で 何を ?  →「eMAXIS Slim全世界株式」を どのように? →「NISA」や「iDeco」をなるべく使って いくら ?  →生活費を除いた、無理のない範囲で どうする?  →ひたすら待つ! 【2大特別収録】 8年前に始めた著者はいくら増えた!? 資産状況を公開! ステージ3の食道がんになった経済評論家が断言「それでも『がん保険』は必要ない!」 ※本書は ISBN:9784905073246 「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」の改訂版です。 【目次】 1章 お金を安全に持っておく 編 2章 お金を増やしたい人はこれをやればいい 編 3章 持ち家や保険はアリ!? お金を使い方編 4章 NISAで実際にお金を増やしてみる編 5章 年金制度とiDeCo 編
  • YouTube革命 メディアを変える挑戦者たち
    3.6
    「デジタルネイチャー時代のクリエーション、ポジティブな実例が描かれている」 落合陽一(解説) 米YouTube副社長(チーフ・ビジネス・オフィサー)が明かす 世界規模のビジネス戦略&動画時代の新しい生き方! 日本で起きていることは、まだ序章に過ぎない。 テレビ、音楽、出版、映画、広告、ジャーナリズム、政治、ビジネス……。 すべてがYouTube=「世界標準プラットフォーム」から発信される未来。 YouTube先進国アメリカのユーチューバーたちによる豊富な事例も収録。 ◎YouTubeから登場した若き作家が、全世界で2000万部売り上げる ◎スターシステムを一変させた、YouTubeの申し子ジャスティン・ビーバー ◎シニアも参戦。おばあちゃんユーチューバー、世界一有名なキルト作家へ ◎ナイキによるクリエーティブなYouTube広告が大ブレイク ◎ジャーナリズムにも進出、CNN越えを狙う ◎ストリーミングでマネタイズする方法とは?
  • 宿命の子~笹川一族の神話~
    値引きあり
    3.0
    父・良一を支えた笹川陽平の「復讐の物語」。  本書は、競艇の創設に尽力し「日本のドン」の汚名を背負った故・笹川良一氏と、ハンセン病制圧を中心とした慈善事業を担う三男の笹川陽平・日本財団会長の、父と子の物語である。  1899年に生まれた笹川良一氏は戦後、A級戦犯容疑者として巣鴨プリズンに収監。48年の釈放後、51年のモーターボート競走法制定に尽力、全国モーターボート競走会連合会、日本船舶振興会を設立し、会長に就任。競艇の売り上げの一部を慈善活動に使う集金システムは、「右手でテラ銭を集めて左手で浄財として配る」と揶揄され、90年代にはメディアが“笹川帝国”批判キャンペーンを繰り広げた。  ロシアの沈没船引き揚げに大金を投じるなど、暴走を始めた晩年の父を陰ながら支えた陽平氏は、父なき後、父が特に心血を注いできたハンセン病制圧活動をライフワークに据えた。ジャングルの奥地など世界のあらゆる場所に自ら赴き、薬を届けて啓蒙活動に身を捧げる陽平氏の姿を、著者・高山文彦氏は「これは大いなる復讐の物語だ」と捉え、数奇なる父子の人生を綴ったのが本書です。  本書は週刊ポストで2012~2013年に全74回にわたって連載された。 ※この作品には一部カラーが含まれます。
  • 流人道中記(合本)
    3.0
    累計50万部突破! 『一路』『壬生義士伝』の浅田次郎が贈る、新たなる国民的時代小説。 万延元年(1860年)。姦通の罪を犯したという旗本・青山玄蕃に、奉行所は青山家の所領安堵と引き替えに切腹を言い渡す。だがこの男の答えは一つ。 「痛えからいやだ」 玄蕃には蝦夷松前藩への流罪判決が下り、押送人に選ばれた一九歳の見習与力・石川乙次郎とともに、奥州街道を北へと歩む。口も態度も悪い玄蕃だが、道中で行き会う抜き差しならぬ事情を抱えた人々を、決して見捨てぬ心意気があった。この男、仏か、罪人か?
  • 私のことだま漂流記
    4.0
    1巻1,716円 (税込)
    すがすがしく力強い声がする。 この先、人間として小説家として迷ったとき、 私はこの本の言葉に奮い立たされることになるだろう。 ーー宇佐見りん 山田詠美は常に今を生きている。それも常に今に迎合せずに。 だからこそ、誰よりも文学を愛した少女は、誰よりも文学に愛される作家となったのだ。 ーー吉田修一 初めて「売文」を試みた文学少女時代、挫折を噛み締めた学生漫画家時代、高揚とどん底の新宿・六本木時代、作家デビュー前夜の横田基地時代、誹謗中傷に傷ついたデビュー後、直木賞受賞、敬愛する人々との出会い、結婚と離婚、そして…… 積み重なった記憶の結晶は、やがて言葉として紡がれる。「小説家という生き物」の魂の航海をたどる本格自伝小説。 私は、この自伝めいた話を書き進めながら、自分の「根」と「葉」にさまざまな影響を及ぼした言霊(ルビ:ことだま)の正体を探っていこうと思う。 ーー山田詠美
  • 脳が目覚めるたった1つの習慣
    4.1
    1巻1,716円 (税込)
    集中、モチベーション、記憶、思考・・・ 能力もパフォーマンスも10倍アップ! 仕事ができる人を“科学的”に解明! ! もっと結果を出したい、タフに働きたい人へ 16万人の脳画像を見てきた脳医学者が明かす 1 好奇心を掻き立てる→2 コミュニケーションを楽しむ→3 有酸素運動で海馬を大きくする 3つのステップであなたの人生は劇的に変わる! 最新の脳科学からわかった“最強頭脳”メソッド この本で紹介する脳の特性を知り、それに逆らわない方法を身につければ、仕事で成果を上げることも、時間を効率的に使うことも、人間関係を豊かにすることも、ストレスに強い心身を手に入れることもできます。 1ページずつ読み進めていくにつれ、あなたを変え、あなたの人生をも変える、脳の驚くべき力を知っていくはずです。(「はじめに」より)
  • 一生自由に豊かに生きる! 100歳時代の勝間式人生戦略ハック100
    3.8
    1巻1,705円 (税込)
    多くの人が100年生きるのが普通の時代になりつつある今、後半生をどう生きるか?お金に困らず、自由に、楽しく、自分らしく、健康に生きる方法を勝間さんが教えます!100歳時代を楽しむライフハック100!
  • 【2冊合本版】池上彰の「経済学」講義 歴史編・ニュース編
    -
    テレビ放送でも話題になった池上彰の愛知学院大学「経済学講義」文庫・全2巻を合本で提供します。 経済の視点で戦後世界の歴史やニュースを読み解く「池上講義」。 「歴史編」では、第2次世界大戦後の世界や日本経済の歩みを振り返ります。戦後の資本主義VS社会主義、東西冷戦の歴史などを学ぶことで、ロシアのウクライナ侵攻の背景や、今の世界経済の問題点が見えてきます。「ニュース編」では、原油価格、リーマン・ショック、為替政策、金融政策、EU、宗教と経済……など、今の世界を理解するために必要なニュースのキーワードをピックアップ。混迷する世界を読み解くにはぴったりの内容となっています。 ※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。
  • xDiversityという可能性の挑戦
    4.0
    AIに代表される計算機技術の成熟とともに訪れる、新しい自然。 デジタルデータと自然が融和し、そのどちらでもない自然に生まれ変わった自然・自然観を、落合陽一は「デジタルネイチャー」と名付けた。 計算機と自然の様々な中庸状態を探るなかで、人の身体が制約から解放され、新たな制約を楽しむこともできる、という気づきの先にあるのが、クロス・ダイバーシティのプロジェクトである。 菅野裕介(東京大学生産技術研究所准教授)、本多達也(富士通株式会社Ontennaプロジェクトリーダー)、遠藤謙(ソニー株式会社シリアリサーチャー)ら日本を代表する若手研究者・エンジニアが集結し、落合陽一を代表としてJSTクレストxDiversityを結成した。 メンバーは4つのチームに分かれ、それぞれのタスクに取り組んだ。 聴覚補助デバイス、ロボット義足、視覚障害者支援デバイスなどの製作と、それらのデバイスを実装するためのワークショップ、プロトタイピングなどである。 義足を着けた乙武洋匡氏は国立競技場でみごと117メートルを歩ききった。 ろう者・聴覚障害者のために開発された「Ontenna」は全国の8割以上のろう学校に採用され、新たな体験をもたらしているだけでなく、聴者の世界も広げつつある。 xDiversityは、技術(=どうやって解くか)の多様性と課題(=何を解くか)の多様性をクロスさせて新しい価値を生み出すことをコンセプトに挑戦を続けてきた。 本書は、4年半におよぶxDiversityプロジェクトの内容を、落合陽一氏をはじめとしたメンバーが報告するレポートである。 いま、たしかに姿を現わしつつある新しいデジタルネイチャーの実像がここにある。
  • 年寄りは本気だ―はみ出し日本論―(新潮選書)
    3.9
    「日本には人命尊重という概念がない」「有事になると希望的観測で動く」「損切りができない」……この国を動かす「空気」の正体を断じる。「SDGsはただのスローガン」「AIの予測はだいたいはずれる」「カーナビは人間の感性をダメにする」……流行りものにも物申す。84歳と75歳が、日本のほんとうの難題を語り尽くす。
  • 「延命効果」「生活の質」で選ぶ。 最新 やってはいけない! 健診事典
    -
    1巻1,705円 (税込)
    我々が健康診断や人間ドックを受ける理由は、病気を早期発見・早期治療することによって、命を守ることが目的。 検査で「基準値」から外れれば、再検査を受け、必要であれば直ちに治療を開始するのも救命のため。 しかし実は、健診や人間ドックを受けることにより、「より健康になる」とか「寿命をのばす」効果があると証明するデータは存在せず、欧米には職場健診や人間ドックが存在しない。 よかれと思って受けている検診は危険がいっぱい。 健康診断や人間ドックの検査項目別にまとめられているため、自分の知りたいことを調べやすいのも特徴。 いずれの項目も、どの程度基準値が外れていたら問題か、現在病院で行われている標準治療についても詳しく解説。 各診断に応じて毎日飲んでいるクスリや、サプリメント(血液サラサラのためEPAやDHAなど)、漢方薬(自然界に存在する植物・動物由来だから体に優しいと信じてる)などについても効果の有無、害などを解説。 「検査値より自分のからだを信じる」ことこそ、健康の秘訣。 健康で無症状な時に、健診など受けるものではありません。 本書はさまざまなデータや論文に基づき 「健康診断」「人間ドック」「ワクチン接種」が有害無益であることを徹底的に明らかにします。 ■構成■ ■1章 「健康診断」「人間ドック」は受けてはいけない 生活習慣病 の真実 職場健診 / 生活生活習慣病の基準値 / サプリと漢方 / クスリの害、比較試験 高血圧 / 糖尿病 / 脂質異常症 / 肥満 / メタボ / 肝機能の異常 / 高尿酸血症 / 腎機能の低下 血球の異常 / 骨密度の計測 / アルツハイマー病の早期発見 / 脳ドック / 心臓ドック ■2章 専門医が教える本当の話「がん検診」の真実 がん発症のリスク / 腫瘍マーカー / 前立腺がん腫瘍マーカー / 胸部エックス線撮影 胃バリウム検査 / 胃の内視鏡検査 / ピロリ菌検査 / 大腸の検査 超音波検査 / マンモグラフィ / 婦人科検診 ■3章 怖いほどよくわかる「ワクチン」の真実 ワクチン / 肺炎球菌ワクチン / インフルエンザワクチン / コロナワクチン
  • 遠慮深いうたた寝
    3.8
    神戸新聞連載の「遠慮深いうたた寝」を中心に、約10年分の中から作家の素顔が垣間見られる、極上エッセイを厳選収録。他に「手芸と始球式」「物語の向こうがわ」「読書と本と」で構成。
  • 神曲
    3.3
    1巻1,705円 (税込)
    小鳥店を営む檀野家の平穏な日常は、突然終わりを告げた。息子が通り魔事件で刺殺され、犯人は自殺。地獄に突き落とされた父、母、姉の三人が、悲しみと怒りを抱えながらも足搔き、辿り着いた先にあるものとは。次々に明かされる家族の秘密、ラスト20ページの戦慄、そして驚嘆の終曲。震えるほどの感動が待つ、著者渾身の飛躍作。
  • ホサナ
    -
    1巻1,705円 (税込)
    愛犬家が集うバーベキューパーティーが、すべての始まりだった。私と私の犬は、いつしか不条理な世界に巻き込まれていく。 「君はどんな世界を作りたいんだ」 「俺はどんな世界も作りたくない。どんな世界も作らないことが俺の目標だよ。ほおっておくと世界が作られてしまうからな」 「なにを言っているのかまったくわからない」 「いけばわかるよ。真の栄光、真のバーベキューについても」(本書より) 迷える民にもたらされた現代の超約聖書。 町田康の新たな代表作。 人間の根源を問う傑作大長編小説。 私たちを救ってください。
  • ブルーハワイ
    3.4
    1巻1,705円 (税込)
    みんながみんな、それぞれのことに夢中だ。――「あたりまえ」なんて知らない、孤独だけが「世界」を撃ち抜く!芥川賞作家が贈る、最高の短篇集!
  • 伊勢神宮と日本美
    3.0
    節ひとつない檜材で20年ごとに建て替えられてきた伊勢神宮。その清浄で質素で力強い姿は、日本人の魂の原風景である。伊勢神宮こそが、「日本古来」の建築の原型であるとの主張がなされてきた。明治以降、国家神道となったことにより、その言説はますます強くなった。現代でさえ、古代住居の復元時に伊勢神宮にその形を求めることもある。江戸から現代に書かれた資料を徹底的に読みとき、神宮の本当の姿を解明する。(講談社学術文庫)
  • センスの哲学
    4.2
    あなたのセンスが良くなる本! 哲学三部作のラストを飾る一冊がついに誕生 服選びや食事の店選び、インテリアのレイアウトや仕事の筋まで、さまざまなジャンルについて言われる「センスがいい」「悪い」という言葉。あるいは、「あの人はアートがわかる」「音楽がわかる」という芸術的センスを捉えた発言。 何か自分の体質について言われているようで、どうにもできない部分に関わっているようで、気になって仕方がない。このいわく言い難い、因数分解の難しい「センス」とは何か? 果たしてセンスの良さは変えられるのか?  音楽、絵画、小説、映画……芸術的諸ジャンルを横断しながら考える「センスの哲学」にして、芸術入門の書。 フォーマリスト的に形を捉え、そのリズムを楽しむために。 哲学・思想と小説・美術の両輪で活躍する著者による哲学三部作(『勉強の哲学』『現代思想入門』)の最終作、満を持していよいよ誕生! ――――――  さて、実は、この本は「センスが良くなる本」です。  と言うと、そんなバカな、「お前にセンスがわかるのか」と非難が飛んでくるんじゃないかと思うんですが……ひとまず、そう言ってみましょう。 「センスが良くなる」というのは、まあ、ハッタリだと思ってください。この本によって、皆さんが期待されている意味で「センスが良くなる」かどうかは、わかりません。ただ、ものを見るときの「ある感覚」が伝わってほしいと希望しています(「はじめに」より)。 ――――――
  • 望月の烏
    4.2
    1巻1,700円 (税込)
    若き金烏の新たな后選びに波乱の予感――。 累計200万部突破&2024年4月よりアニメ放送スタート! 大人気異世界ファンタジー「八咫烏シリーズ」待望の最新作。 絶対権力者・博陸侯の後ろ盾のもとで、 新たに異世界〈山内〉を統べる金烏代となった凪彦。 その后選びのため、南北東西の大貴族の家から選ばれた、 四人の姫君たちが、宮中での〈登殿の儀〉へと臨む。 しかし下級官吏として働く、絶世の美姫の存在が周囲を――。
  • K+ICO
    3.6
    1巻1,700円 (税込)
    孤独な男女が出会う時、何かが起きる ウーバーイーツの配達員をしているK。TikTokerをしている女子大生のICO(イコ)。巨大な「システム」の中に生きる二人の人生が交錯する時、何かが動きはじめる。実力派作家がデビュー10周年に放つ、渾身作。 ラランド ニシダさん、金原ひとみさん、窪美澄さん絶賛! 「まだ見ぬ誰かとの数奇な巡り合わせはインターネットに操られる。ITは我々を孤独にさせてくれない」(ラランド ニシダさん) 「上田岳弘は、こんなにも抽象の世界から、具体の力を行使する」(金原ひとみさん) 「うんざりするような世界でも、私は誰かと繋がっていたい。そんな欲望を肯定してくれたこの小説は、限りなくせつなく、そしてやさしい」(窪美澄さん)
  • 小さなことからコツコツと 西川きよし自伝
    -
    芸能生活60周年記念 17歳で喜劇役者の石井均に弟子入りし、翌年に吉本新喜劇へ。ヘレン夫人との出会い、歴代総理との交流など秘話満載。
  • もっと悪い妻
    3.5
    1巻1,700円 (税込)
    妻の貌を、男たちは知らない。 男たちの身勝手さを、一行で打ち砕く桐野文学の極北! 夫公認のもと、元恋人と自由な時間を過ごす妻を描いた 表題作「もっと悪い妻」など、計六作の短編を収録。 「麻耶は大事だと思っている人が他にいるの?」 「いるよ。男でも親友になれるよ」 「それはそうだろうけれど。困ったな」 (「もっと悪い妻」より) ネット上で〈悪妻〉と批判されることに悩む バンドのヴォーカルの妻を描いた「悪い妻」。 妻と離婚した後、若い女性にしつこく迫る 壮年の男性の哀歓を伝える「武蔵野線」など、 男と女のカタチを切り取った現代の「悪妻論」。 西加奈子さん(作家)推薦 不幸な「悪い妻」は許されるが、 満たされた「もっと悪い妻」は断罪される。 「妻」という呪いと、 「妻」を理想化する社会へのしたたかなカウンター。
  • 池上彰の「世界そこからですか!?」 ニュースがわかる戦争・国家の核心解説43
    3.8
    1巻1,700円 (税込)
    読めば「?」が「!」になる、週刊文春連載最新版 ウクライナ侵攻後の世界は、今どうなってるの? なぜそうなるの? ニュースの謎を解く“そもそも解説”。 シリーズ累計25万部の「週刊文春」連載最新版。 マイケル・サンデル氏、小泉悠氏、柄谷行人氏との特別対談収録! 第1章「ウクライナ侵攻後の世界」そこからですか!? 第2章「“不思議の国”アメリカ」そこからですか!? 第3章「習近平の中国」そこからですか!? 第4章「岐路に立つイギリスとドイツ」そこからですか!? 第5章「イスラエルと中東の火種」そこからですか!? 第6章「日本政治と経済の今」そこからですか!?
  • からだの美
    3.9
    魂は身体の細部にこそ宿る 隠された美を掬い取り、やわらかに照らし出す。極上の随筆16篇。 イチローの肩、羽生善治の震える中指、ゴリラの背中、高橋大輔の魅惑的な首、ハダカデバネズミのたっぷりとした皮膚のたるみ、貴ノ花のふくらはぎ、赤ん坊の握りこぶし――身体は秘密に満ちている。 「文藝春秋」大好評連載を書籍化。
  • 文春ムック 文藝春秋が見た戦争と日本人
    5.0
    1 主役たちの肉声と手記 編・保阪正康 山本五十六が語るロンドン軍縮会議の内幕 私が見た元老西園寺公望 近衛文麿 松岡洋右、連盟脱退後の心境を明かす 「東洋のローレンス」の中国生活三十年史 土肥原賢二 東條英機 最後の日記  ほか 2 軍人たちの素顔 編・保阪正康 父、渡辺錠太郎を殺した軍人 渡辺和子 満洲事変を起こした板垣征四郎は泣き虫だった 板垣賛造 部下から見た石原莞爾の哲人的生涯 田中新一  ほか 3 作家たちの戦争 編・辻田真佐憲 菊池寛、軍神・西住戦車長の母に会う 岩崎栄 剣豪小説家 五味康祐の従軍記  「田辺写真館」焼失 母は強し 田辺聖子  ほか 4 戦場の証言 編・保阪正康 真珠湾までの山本五十六 福留繁 文藝春秋社員 戦場の手記 鷲尾洋三 吉川英治が将校たちに航空戦の実態を聞く 「マレーの虎」山下奉文、幻の手記 保阪正康  ほか 5 取材者たちの記録 編・辻田真佐憲 二・二六事件、被害者宅を連続訪問する 戦時下の銀座、浅草を飲み歩く 小野佐世男 頭山満、蒋介石と相撲を語る 鈴木氏亨) 生きている十三人の大将 村上兵衛 鎮魂曲・特攻の妻たち 澤地久枝  ほか 6 私の戦争体験 編・辻田真佐憲 特別対談 アスリートの見た戦場 沢村栄治×笹崎たけし 戦時下を生きた九人の記憶 三笠宮崇仁親王 中曾根康弘 水木しげる 千玄室 橋田壽賀子 美輪明宏 丹波哲郎 佐藤安枝 ドナルド・キーン 座談会 満洲のいちばん長い日 澤地久枝 ジェームス三木 藤原作弥 小澤俊夫 神代喜雄 福永こせい 天野博之 保阪正康 命からがら逃げた東京大空襲 半藤一利
  • 人生の決算書
    3.0
    1巻1,700円 (税込)
    シンガポールのマンションを舞台にした連作小説『タンブス荘の人々』、原稿用紙数枚の中に小説の妙味を盛り込んだ『掌で掬う人生』、ベストセラー『老いの才覚』に通じる名エッセイの数々と、バラエティーに富んだ内容です。
  • ベストセラーに学ぶ最強の教養
    3.7
    1巻1,700円 (税込)
    1871(明治4)年の『西国立志篇』から2016(平成28)年の『コンビニ人間』まで――名前は聞いたことがあっても読んだことのないベストセラーはたくさんあると思います。それらのエッセンスをギュッと濃縮して、佐藤優さんが紹介してくれます。ベストセラーには、その時代の日本人の意識がよくあらわれています。42冊の本を手がかりに、日本の近現代史が見えてくる最強の教養本です。 ◎目次◎ 【はじめに】ベストセラーはなぜ「役に立つ」か? 【第1部】真の教養が身につく本 応仁の乱 バカの壁 失敗の本質 ジャパン アズ ナンバーワン テロルの決算 日本人とユダヤ人 戦艦武蔵 毛沢東語録 日本のいちばん長い日 「いき」の構造 哲学入門 歴史哲学講義 菊と刀 資本論 代表的日本人 【第2部】生きる知恵が身につく本 学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話 置かれた場所で咲きなさい 夢をかなえるゾウ 伝える力 大河の一滴 「超」整理法 ビジネスマンの父より息子への30通の手紙  外国語上達法 思考の整理学 試験に出る英単語 発想法 創造性開発のために 学問のすすめ 西国立志篇 【第3部】物語の大きな力 コンビニ人間 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 蹴りたい背中 豚の報い 不毛地帯 毎日が日曜日 塩狩峠 さらばモスクワ愚連隊 万延元年のフットボール ペスト 若い人 蜘蛛の糸 こころ 吾輩は猫である
  • 死者との対話
    3.0
    石原慎太郎、最新短編集。 自らの老いと死を直視する作家の透徹した眼――。 作家として、政治家として活躍してきた著者も齢87を迎えた。忍び寄る死の影をも直視しつつ綴った珠玉の七編を収録。 「それで一番何に痺れて興味があるのかね」 「それは端的に俺が死ぬことだろうな」 (本書収録『――ある奇妙な小説――老惨』より) インパール作戦で多数の戦友を失った男が戦後にとった行動とは? (『暴力計画』) 死に直面する作家が自在なリズムで自己と対話する (『――ある奇妙な小説――老惨』) 末期患者と看護人の間に芽生えた奇妙な友情 (『死者との対話』) ある少女を襲った残酷な運命 (『いつ死なせますか』) 切れ味の鋭い掌編の連打 (『噂の八話』) 「これは私の一生を通じて唯一の私小説だ」 (『死線を超えて』) ヨットレースを引退した男の胸に去来するものは (『ハーバー桟橋での会話』)
  • 合本 義経【文春e-Books】
    4.0
    【上下巻合本版】 みなもとのよしつね――その名はつねに悲劇的な響きで語られる。源氏の棟梁の子に生まれながら、鞍馬山に預けられ、その後、関東奥羽を転々とした暗い少年時代……幾多の輝かしい武功をたて、突如英雄の座に駆け昇りはしたものの兄の頼朝に逐われて非業の最期を迎えてしまう。数奇なその生涯を生々と描き出した傑作長篇小説。
  • 烏の緑羽
    4.2
    1巻1,699円 (税込)
    累計180万部の八咫烏シリーズ、待望の最新刊! 生まれながらに「山内」を守ることを宿命づけられた皇子。彼らの知られざる葛藤と成長を描く、大人気ファンタジーシリーズ最新刊。
  • 日本共産党の100年
    4.5
    1巻1,699円 (税込)
    日本共産党について今、どれほどの人が正しく理解しているのか? 戦前に遡り、複数の党史の中から、その後、削除された「不都合な真実」を掘り起こし、格差是正、ジェンダー平等、気候変動といったグローバルな課題に取り組む表側の姿勢からは見えない真の姿に迫る。
  • 完本・哲学への回帰 人類の新しい文明観を求めて
    -
    地球環境問題、テロや地域紛争、反社会的な事件、経済危機、企業破綻……。東西冷戦が終わり、「希望の二一世紀」を迎えるはずだった世界と日本は、期待に反して、いくつもの大きなトラブルに見舞われました。そのような状況において、地球全体、あるいは国家として企業としてどう対処すべきか。また一人ひとりの考え方や行動をどのように変化させ、問題解決を図っていくか。人類の叡智が問われるようになります。そこで1990年代半ばから2000年代にかけて、日本を代表する経営者である京セラ名誉会長の稲盛和夫氏と、当代随一の知識人である哲学者の梅原猛氏(2019年1月逝去)に、現代文明の在り方について、継続的に対論を行って頂きました。そこから問題解決へのヒントを、深くわかりやすく、日本人に提案して参りました。本書は、お二人の叡智の結晶である3冊の対論書籍、『哲学への回帰』(1995年9月発刊)、『新しい哲学を語る』(2003年1月発刊)、『人類を救う哲学』(2009年1月発刊)を集大成したものです。各書籍は発刊後、それぞれの時代、社会にインパクトを与え、多くの読者の支持を得た名著になります。ただ残念ながら、3冊の書籍で訴えてきた「地球環境問題の解決」「倫理観の高い資本主義の創造」「“働く意義”の再構築」「一神教的世界観から多神教的世界観への転換」「日本人の道徳心の復興」などの諸問題は、いまだ解決に至っておりません。そしていまこの時においても、人類社会には地球規模での大きな変化が日々発生し、解決すべき問題が山積して、われわれのもとに押し寄せてきています。そこであらためて、迷走する現代社会に対して、はっきりとした道筋を提示することが重要であろうと考え、『完本・哲学への回帰』の発刊を進めました。“希望と幸福に満ちた”世界、日本の再構築に向け、読者の皆様には、ぜひ再びお二人の叡智からヒントを得て頂ければ幸いです。
  • 私捨悟入
    -
    画家・絵本作家にして名エッセイストの著者が30年以上書き継いできたユニークな見聞エッセイ。そのシリーズ最新刊。旅の体験、絵本制作上の出来事、交遊記、子ども時代の思い出などなど、著者独自の視点でとらえた森羅万象をつづる。
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)
    4.3
    1~2巻1,699円 (税込)
    美術(アート)という名のタイムカプセルが、いま、開かれる――。日本が誇る名画『風神雷神図屏風』を軸に、海を越え、時代を超えて紡がれる奇跡の物語! 20××年秋、京都国立博物館研究員の望月彩のもとに、マカオ博物館の学芸員、レイモンド・ウォンと名乗る男が現れた。彼に導かれ、マカオを訪れた彩が目にしたものは、「風神雷神」が描かれた西洋絵画と、天正遣欧少年使節の一員・原マルティノの署名が残る古文書、そしてその中に記された「俵…屋…宗…達」の四文字だった――。織田信長への謁見、狩野永徳との出会い、宣教師ヴァリニャーノとの旅路……天才少年絵師・俵屋宗達が、イタリア・ルネサンスを体験する!? アートに満ちた壮大な冒険物語!
  • わたし、還暦? まあいいか(2)
    4.5
    還暦を迎えた女優・大竹しのぶ。舞台に映画に大忙しの日々の合間に自ら書き綴った人気エッセイ第2弾。忘れえぬ人々との思い出や共演者たちとのエピソード、95歳の母や2人の子どもら家族との日常、明石家さんまさんとの出来事が温かな視線で描かれる。
  • 堺屋太一が見た 戦後七〇年 七色の日本
    -
    1巻1,699円 (税込)
    大阪万博の総合プロデュース、「団塊の世代」の命名、『油断!』など未来予測小説の執筆、経済企画庁長官、内閣官房参与──。官僚から売れっ子作家になった著者が、常に時代の中心にいた人生を激白。戦後日本のウラオモテが明らかになる。
  • 坂の途中の家
    4.1
    1巻1,699円 (税込)
    最愛の娘を殺した母親は、私かもしれない。虐待事件の補充裁判員になった里沙子は、子どもを殺した母親をめぐる証言にふれるうち、いつしか彼女の境遇に自らを重ねていく。社会を震撼させた虐待事件と〈家族〉であることの光と闇に迫る心理サスペンス。
  • 選択と捨象 「会社の寿命10年」時代の企業進化論
    4.1
    市場の力を活用すれば、日本は再生できる! JAL、ダイエーなど、企業再生の修羅場を知り尽くした著者が、ブラック企業・ゾンビ企業の淘汰から始まる日本再生の処方箋を説く。真の改革のチャンスは危機の最中か直前にしかやってこない。
  • 山本容子のシュールなフランス語講座
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 50歳近くになってフランス語を始め、挫折を繰り返しながらも、フランス親善大使に選ばれた折には、フランス語でスピーチをするまでに上達した著者。大人になってからの語学取得術とその楽しさ、忙しくても語学学習を長続きさせる秘訣についてのエッセイ。『FRAU』連載の美しい銅版画30点を収録。フランス語をテーマにビジュアルでも、その魅力を伝える。
  • 勝間式 超ロジカル選択術 後悔しない自分になる!
    3.9
    「いかに後悔しないで生きるか? ×選択」をわかりやすく解説! ・人生最大の無駄は「後悔」。その理由は過去は変えられないから――そんな明確な事実があるにも関わらず、多くの人にとっての悩みの大半は過去への後悔、未来に後悔したくないという感情だったりします。本書は勝間式のロジカルな解説で、後悔しない自分になれる思考を得て、それにそった選択ができるようになる本。 ・本書は選択理論心理学をはじめ、行動心理学、行動経済学をベースにした「選択術」を、勝間和代さんが指南。経済評論家として、さらにライフハックのカリスマとして人気を集める著者が提案する、新しい選択術。 ・自分が人生で大事にすること、欠かせないこと、譲れないことを、「ただ決めるだけ」。心理学でいう「上質世界」を明確にすれば、後悔はなくなるという部分が肝。5つの基本的欲求から2つ選んだものが、自分の上質世界。選択に迷わない自分軸をもつ方法。 ※カバー画像が異なる場合があります。
  • 新史 太閤記(上下) 合本版
    5.0
    日本史上、もっとも巧みに人の心を捉えた“人蕩し”の天才、豊臣秀吉。生れながらの猿面を人間的魅力に転じ、見事な演出力で次々に名将たちを統合し、ついに日本六十余州を制覇した英雄の生涯を描く歴史長編。古来、幾多の人々に読みつがれ、日本人の夢とロマンを育んできた物語を、冷徹な史眼と新鮮な感覚によって今日の社会に甦らせたもっとも現代的な太閤記である。 ※当電子版は『新史 太閤記』(上)(下)の全二巻をまとめた合本版です。
  • 65歳からの食事革命
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人気料理研究家の松田美智子さんが骨折をきっかけに自分の体や食生活の見直しを始めたのが65歳の時。信頼できる医師のアドバイスのもと「若い時より、肉・魚」「ケセラセラの腸活」「ケチらず上質な油」など、日々実践中!アラ古希の同志、作家の阿川佐和子さんも登場。
  • 愛のぬけがら LIKE A GHOST I LEAVE YOU
    3.6
    ムンクの言葉で新しい人生が目を覚ます。原田マハの名訳により待望の刊行。 懊悩と官能をつづった画家ムンクの『愛のぬけがら』。 生涯書き続けた創作ノートには、愛と死、人生がむきだしにしたためられていた。 旅先で見つけたこの一冊に震えが止まらなくなった大人気作家が、アートへの愛をこめて翻訳。 臆病なのに、取り返しのつかないことを繰り返してきた人生。道ならぬ恋の果て、相次ぐ家族の死・・・・・。 得体の知れない心の動きをエネルギーにした言葉たちは、読んだ人間の心を突き動かし、新しい人生を呼び込む。 「生きること」への恐怖と不安を、鮮烈な輝きに変化させるメッセージの数々。
  • トツ!
    4.0
    生き抜くことを諦めるな!生死を賭けて任務に挑むSAT隊員たちの 熱い闘いと絆を描いた、衝撃的クライムサスペンス。 原宿駅周辺で銃乱射事案が発生。 多くの死傷者が出たが、 警視庁特殊部隊SAT制圧班(通称トツ)が緊急出動し、 犯人を制圧。 しかし、ある被害者女性が遺した「謎の言葉」が頭から離れない 班長・南條は許されない独自調査をスタートする。 手がかりを追ううちに、四日後の中国首脳来日に 危機が迫っていることが分かり――
  • 月の客
    3.0
    書かれたとおりに読まなくていい。どこから読んでもかまわない。一気読みできる本のように、一望して見渡せる生など、ない。「小説の自由」を求める山下澄人による、「通読」の呪いを解く書。父はおらず、口のきけない母に育てられたトシは、5歳で親戚にもらい子にやられた。だがその養親に放置され、実家に戻ってきたのちトシは、10歳で犬と共にほら穴住まいを始める。そこにやってきたのは、足が少し不自由な同じ歳の少女サナ。サナも、親の元を飛び出した子どもだった――。親からも社会からも助けの手を差し伸べられず、暴力と死に取り囲まれ、しかし犬にはつねに寄り添われ、未曽有の災害を生き抜いたすえに、老い、やがていのちの外に出た<犬少年>が体験した、生の時間とは。
  • そしていま、一人になった
    3.0
    父は詩人で作家の吉行エイスケ、母はNHK朝ドラ主人公である美容師のあぐり、兄は作家の吉行淳之介、妹は詩人・作家の吉行理恵という一家に育った女優・吉行和子が、107歳まで生きた母の三回忌を終えたいまだからこそ語れる家族の歴史、そして80歳を過ぎた自分の来し方について綴る。
  • 昭和天皇(上下合本)
    -
    戦前は「立憲君主」、戦後は「象徴天皇」として一貫した行動を取り続けた昭和天皇。御製、会見、側近の証言など多岐にわたる貴重な資料をもとに、その八十七年の生涯を辿りながら、「昭和の意味」を浮き彫りにし、日本という国、天皇という存在の全体的意義を改めて問い直す。昭和史研究の第一人者による労作。 目次 プロローグ 崩御のとき――昭和六十四年一月 Ⅰ 帝王教育とヨーロッパ外遊 Ⅱ 軍部暴走の時代 Ⅲ 日米戦争突入へ Ⅳ 終戦、国民とともに Ⅴ 皇太子結婚と経済成長 Ⅵ ヨーロッパ再訪とアメリカ訪問 Ⅶ 天皇と経済大国日本 Ⅷ 寡黙な当事者 エピローグ 平成時代の幕開け  主要参考文献  関連年表 補章一 歴史になっていく「昭和天皇」 補章二 昭和天皇の秘められし「言語空間」  あとがき  文庫版あとがき
  • ヨーロッパの忘れもの
    4.0
    テレビやラジオで活躍中のマルチアーティスト、青島広志の最新エッセイ集。ヨーロッパ紀行からクラシック音楽、ギリシア神話まで、幅広いテーマを、独特の感性とユーモア、毒舌を交えて語りつくす!筆者によるカラー・イラストも満載。

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  • 91歳5か月 いま想うあの人 あのこと
    -
    私の打ち明け話 この歳になって気づいたこと、私だけが知っているあの人の素顔、 あの男性との恋の顛末を、この機会にすべて語ってしまおう。 「豊饒な孤独」を生きる女の人生賛歌、全18話。 【この本に登場する人たち】 鶴田浩二さん/萩原健一さん/中曽根康弘さん/石原慎太郎さん/小田実さん/瀬戸内寂聴さん/原田芳雄さん/佐田啓二さん/中井貴一さん/三國連太郎さん/佐藤浩市さん/小津安二郎さん/美空ひばりさん/松山善三さん/大野良雄さん/力道山さん/川端康成さん ほか
  • 肌馬の系譜
    3.4
    元始、男性は種馬であった。 そして、女性は、 その相手をする肌馬であった。 声高に叫ばれるモラルや常識の陰で、 ひっそりと漂う“現代の吐息”を描き出す、至芸の作品集。 「あたしは、肌馬そのものだったねえ」。自らを繁殖牝馬になぞらえた呟きをきっかけにこぼれ出す、母娘三代の密やかな本音を綴った表題作「肌馬の系譜」。 数々の言葉を禁句にし、男女のベッドの中にまで持ちこまれるPC(ポリティカル・コレクトネス)に女流作家・山川英々が憤慨する「F××K PC」。 歌舞伎町に流れ着いたホストと立ちんぼ、身元不明の匿名カップルの破滅的な青春を描いた「ジョン&ジェーン」。 ……など、バラエティに富んだ珠玉の13篇を収録!! 現代最高峰の短篇小説の名手が贈る、超贅沢傑作作品集!!
  • 日本エッセイ小史 人はなぜエッセイを書くのか
    3.5
    『枕草子』『土佐日記』の昔から日本人に親しまれてきた「エッセイ」。「昭和軽薄体」の大ブームや芸能人エッセイの人気、そして高齢者エッセイの百花繚乱ぶりなど、いつの世も「エッセイ」は時代とともにある。 では「エッセイ」とは何か? 「随筆」「コラム」「ノンフィクション」とどう違う?  「エッセイ」を読んだことのない人はいないはずなのに、意外と誰も答えられない「エッセイ」の正体。 「エッセイスト」を名乗り講談社エッセイ賞選考委員を長らく務めてきた「エッセイの専門家」である著者が、時代を彩った大ヒット名エッセイ160余作品をひもときながら、満を持して真正面から「エッセイ」を縦横無尽に語り尽くす! エッセイストがエッセイについて綴るエッセイ、ついに登場。
  • 老害の人
    3.7
    1巻1,672円 (税込)
    『終わった人』『すぐ死ぬんだから』『今度生まれたら』に続く「高齢者小説」第4弾! 定年、終活、人生のあとしまつ……。 自分のこと、親のこと、いずれは誰もが直面する「老後」。 「最近の若い人は……」というぼやきが今や「これだから『老害』は」となってしまった時代。 内館節でさらなる深部に切り込む!
  • 奇跡
    3.7
    1巻1,672円 (税込)
    男は世界的な写真家、女は梨園の妻ーー 「真実を語ることは、これまでずっと封印してきました」 生前、桂一は博子に何度も言ったという。 「僕たちは出会ってしまったんだ」 出会ってしまったが、博子は梨園の妻で、母親だった。 「不倫」という言葉を寄せつけないほど正しく高潔な二人ーー。 これはまさしく「奇跡」なのである。 私は、博子から託された”奇跡の物語”をこれから綴っていこうと思う。 数々の恋愛小説を手掛けた林真理子が、一生に一度、描かずにはいられなかった特別な愛の物語。 38年ぶりの書き下ろし!
  • スーパーエンジェル
    4.0
    1巻1,672円 (税込)
    全知全能のアルゴリズム=マザーに支配され、 生まれながらに階級で選別されて生きる人類。 異端の少年と中古アンドロイドが世界を変えるSF冒険物語 総合プロデュース・指揮:大野和士 台本:島田雅彦 作曲:渋谷慶一郎 子どもたちとアンドロイドが創造する、まったく新しいオペラを小説化! 何も知らない人はいう。パンドラの箱を開けるなと。でも蓋は開けるためにあるんだよ。 希望はここにしかないんだよ。 ある学園の卒業式。卒業生たちは15歳になると適性検査で選別され、全知全能AI「マザー」の管理下に置かれる。 アキラは判定により開拓地に送られることになり、教育係のヒューマノイド型AI「ゴーレム3」と出会う。 ゴーレム3はアキラとの深い心の交流を通じ、恋の切なさや夢見る力を感じとりながら、 世界の秩序を覆す、とてつもないものを創り出そうとしていた――。

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