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2012年に世界165か国で52億本も販売され、最も成功した飲料ブランドともいわれるが、その本社がオーストリアにあることを知らない日本人も多い。 どのようにしてわずか数年でこの世界的なブランドが台頭したのか、なぜマーケティングが画期的といわれるのか。 その秘密が明らかになる。
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Posted by ブクログ
謎めいた巨大企業レッドブルの誕生から成長まで、限られた情報の中で調べ上げている。 ビジネス書という意味では、もう少し数字が表などにまとまっている方がありがたい。(スポーツでのスキャンダルとかは正直あまり興味なしで読み飛ばした) 契約書が存在しない「男と男の握手」に重きを置くとか、オーストリアに喜んで...続きを読む税金を納めるとか、常識はずれのサクセスストーリーは面白い。 あんな高くて大して美味しくもない飲み物がなぜ世界を席巻するのか、分かった気もする(本書を読んで飲みたくなった)。
コンビニなどの冷蔵ケースでよく見かける、エナジードリンク「レッドブル」を世界に広めたオーストリア人実業家、ディートリッヒ・マテシッツ氏のお話。 伝記的な内容を期待したが、本人とレッドブル社が頑なに取材を拒否しているため、特にプライベートな情報は少ししか掲載されていない。あまりにも表舞台に出るのを徹...続きを読む底して避けるため、マテシッツ氏が実在する事を疑っている社員もいるそうだ。 ユニリーバ社で営業を担当していたマテシッツ氏が、東南アジアで出会った栄養ドリンクに目をつけて、ヨーロッパで販売しようと独立したのがレッドブル社の始まりらしい。なぜ栄養ドリンクだったのかというと、その裏にはリポビタンDの存在があったという逸話が面白い。 レッドブル社は、レッドブル以外にも様々な商品やサービスを販売しているが、他の事業はあまりパッとしないようだ。多分レッドブルが爆発的に売れたのは、マーケティング力だけではなく色々な意味でタイミングが良かったのだと思う。あのドリンクから一番強く大きな翼を授かったのは、ディートリッヒ・マテシッツ自身なのかもしれない。 当事者が取材に協力してないためビジネス書としての評価は低目だが、スポーツ業界の話題などは結構詳しく紹介されており、読み物としてはまあまあ面白い方だと自分は思った。少なくとも読む前よりは、あの青い缶とCMが身近になったような気がする、一回も飲んだことないけどね
本書を読んだ上で、最後の楠木建さんの解説が秀逸でした。アメリカ的でない経営スタイル、スポーツをじっくり育てていき一部となっていく姿勢、非常に参考になります。
日本であまり知られていないオーストリア発グローバル企業、レッドブルを解き明かす本。 数々のスポーツのスポンサーとして知られる一方で、企業内部は機密だそう。一切口外されない。 ゆえに、この本も本社の協力は一切なく、創業者マテシッツからも大惨事だとコメントされた本。 創業者のプライベートもほぼ明かさない...続きを読む。 悪評を叩くマスコミとは徹底的に距離を置き、自社で報道会社を抱えるなど、帝国と呼ばれるにふさわしい側面も。 伝統的なチームであっても容赦なくレッドブルを冠にする。究極的にはスポーツはドリンクを売るための手段でありマーケティング。 日本ではあまり話題に上らない分、興味深かった。
1.レッドブルが昔飲んでおりましたが、その時には特に企業について興味を持つことはありませんでした。そんななか、本書に出会い、読んでみようと思いました。 2.秘密が多いレッドブルについて本書は、元従業員の方を情報のソースとして描かれた本です。創業者であるマテシッツはユニリーバに勤めていながらも「いつ...続きを読むか自分でビジネスを起こしたい」と常々考えておりました。そんな中、タイを旅行中に「クラティデーン」というタイのエナジードリンクに出会います。この飲み物にほれ込んだことでレッドブルが生まれます。強く、逞しく、それでいてエキサイティングな体験ができるという価値がレッドブルの本当の魅力であり、この体験こそがマーケティングの肝となっております。 気を付けなければならないのは、本書はマーケティングについての本質や経営としての王道である「顧客の創造」について書かれた本であり、スポーツマーケティングのやり方について書かれたハウトゥー本ではないということです。 3.特に新しいことはなく、レッドブルの歴史について知ったという感覚で終わりました。アイデアの発端がタイのエナジードリンクということに驚きを隠せませんでしたが、それ以外には特に驚く箇所はありませんでした。一番学んだ場所は「自分がやるべきことと会社に必要なことをやる」という姿勢を貫くことです。レッドブルは情報統制がとても上手な会社です。そして、マテシッツ氏はメディアへの露出を避けている人物です。理由は明快で「必要ないから」です。メディアは何をするにも「顔を出して説明しろ」「経営責任だ」と言ってきますが、そんなことをいちいち説明する必要はありません。ホームページを見ればわかる情報をいちいち質問してきたり、ゴシップを取り上げて小銭稼ぎに明け暮れている毎日を過ごしている記者の人達に対してやるべきことは何もありません。ただ、メディアの力が必要になることもあります。そこのバランス調節が難しく、一番足元をすくわれてしまうのが経営の難しさではないかと思いました。
結局なぜこんなに売れるようになったのか、よくわからなかった。。。 …ドイツ人経済哲学者のゲオルク・フランクは、…こうした世間からの関心こそが新しい経済の通貨になっていると説く。「私たちは情報社会に生きている。そして情報から身を隠す場所がないことに気付づいている。情報社会における希少資源は、情報...続きを読むそのものではなく、情報を利用し、選択し、処理・加工する能力だ。要するに、人々の関心こそが希少資源である。しかし、この関心を向ける対象が増えれば増えるほど、この資源はますます希少となっていく。」 ■楠木建 解説より 本書から学ぶべき本質的な論点はスポーツ・マーケティングでもビジネスモデルでもない。奇想天外な会社に見えるレッドブルだが、その実、創業者絵あるディートリッヒ・マテシッツは、商売の原理原則に忠実な王道を行く経営者である。それだけに、彼の思考と行動からは普遍的な教訓が引き出せる。私なりに汲み取った重要な論点を順に見ていこう。 第一に、ビジネスはそれを始める動機が大切だということ。… 第二に、ビジネスの端緒となるアイデアはオリジナルである必要はないということ。… 第三に、経営における「独立自尊」の重要性である。… 第四に、内部開発への強いこだわり。ここにレッドブルの戦略ストーリーの最大の特徴がある。経営に必要な機能を手っ取り早く市場で調達し、内部開発にかかる時間を節約しようという経営スタイルが多いなかで、レッドブルは正反対の構えを崩さない。…多くの飲料ビジネスを行う企業と同じように、レッドブルは生産や流通の機能を外部化している。しかし、ブランド構築のためのマーケティングという競争力の中核部分については、時間をかけてでも社内でじっくりと開発していくという戦略である。短期的な成長を求めて、M&Aに手を出すこともない。 … レッドブルのような長期内部開発志向がなければ、スポーツ・マーケティングはペイしないほど高い買い物になりがちだ。いまの時点で一番人気があり、マスメディアで露出の高いアスリートを探し、辣腕エージェントと交渉し、契約していたのでは、お金がいくらあっても足りないだろう。 上場しないという基本方針は、レッドブルの内部開発路線にとって決定的に重要な意味を持っている。四半期ごとの利益や成長を求める投資家の圧力にさらされてしまえば、レッドブルがやったような、一見して迂遠な経路をとる内部開発志向のマーケティングはできなかっただろう。マテシッツは、「その量を計ることも金銭で買うこともできない抽象的な要素こそが、企業の成功の基礎となる」と考える。「見える化」の逆を行くものである。 最後に、…マテシッツの経営スタイルには、伝統的なヨーロッパの経営にみられるような独自のこだわりがあるということ。マテシッツの経営には、アメリカ企業にありがちな「なりふり構わず」というところがない。マテシッツはきわめて「非アメリカ的」な経営者だといってもよい。
最近、日本でもよく目にするようになったレッドブルであるが、その成功と経営に迫った本はこれまでになかったと思われる。書中でも再三触れられているが、それは創業者のディートリッヒ・マテシッツが極度のマスコミ嫌いであるということからだろう。 既に、2012年時点で世界での販売数量が52億本に達するというこ...続きを読むのドリンクの出発点は意外なところにある。マテシッツがユニリーバでマーケティングマネジャーをしていた際に,たまたまアジア出張で読んだフォーブスの長者番付に大正製薬の創業者がランクに掲載されており、リポビタンDという栄養ドリンクが収益を支えているという説明文章に関心を持ったことがきっかけだったという。そして、タイのローカルブランドであるレッドブルに出会い、ライセンス生産を始めたることとなるのである。 現在でも生産とディストリビューションは外部委託しており、レッドブル本社は、マーケティングに専念している。マーケティングへの投資は年間15億ユーロに上り、売上の3分の1を投入、そのさらに3分の1をスポーツ関連に投資する。F1を始め、サッカー、アイスホッケー、スノーボードなどあらゆるスポーツで露出度を高め、既にF!では3度のチャンピオンとなっている。 日本では栄養ドリンクは、疲れたサラリーマンのための疲労回復という機能を全面に出しているが、レッドブルは情熱、挑戦といった感情的な価値観を全面に押し出したマーケティングでグローバル企業となっている。電化製品や自動車では世界を席巻した日本企業も、ことさら食品や飲料になると完全に内弁慶なのは、やはりマーケティングが世界レベルではないということであろう。同じような製品であるオロナミンCが国内だけで終わってしまっているのは、そういうことだ。
レッドブルのやっていることの基本的なおさらい的な。 もともと自分が知っていた情報を少し詳しく、だっただけに少し拍子抜け。
内容はさほど面白くない。最期の解説文読むだけで中身はあらかたわかる。というか、この解説あってこそか。
完全な成熟市場で新規参入で世界企業が生まれるはずがないとおもっていた飲料市場に突如現れたレッドブル。そのマーケティング戦略について。 本としてのできはいまいちですが、レッドブルのマーケティングそのものは魅力的でした。 たんに広告宣伝をするのではなくエクストリームスポーツ市場に投資し、その選手、チー...続きを読むム、大会の放送によって露出をする。 あたらしいタイプのスポーツスポンサーシップ。 スポーツイベントにはすべてレッドブルの名前を冠にする。 メディアまでも経営しリアリティーショーも実施。
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レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか
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ヴォルフガング・ヒュアヴェーガー
長谷川圭
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