作品一覧 2022/12/13更新 「改憲」の論点 試し読み フォロー 学問の自由が危ない 試し読み フォロー 憲法と民主主義の論じ方 試し読み フォロー 権力 試し読み フォロー 高校生と考える世界とつながる生き方 桐光学園大学訪問授業 試し読み フォロー これが憲法だ! 試し読み フォロー 「自由」の危機 ――息苦しさの正体 試し読み フォロー 政治的思考 試し読み フォロー 対論 憲法を/憲法から ラディカルに考える 試し読み フォロー デモクラシーの論じ方 ――論争の政治 試し読み フォロー 丸山眞男セレクション 試し読み フォロー 歴史の逆流 時代の分水嶺を読み解く 試し読み フォロー 1~12件目 / 12件<<<1・・・・・・・・・>>> 杉田敦の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 政治的思考 杉田敦 792 政治の向き合い方へのスタンスって学校で習えないけど重要なことだと思った。社会で生きていくために大事なことはほとんど学校で教えてくれないことだけどね基本。化粧の仕方とか人との付き合い方とかもそうだけど。政治っていうのは社会の最大公約数の妥協点を探ることで個人の理想を追求するものではないという...続きを読む事が書いてあった。政治というものにはある種の押し付けがましさ不愉快さが付きまとうもの。過度の期待は政治への絶望に繋がり、政治そのものへの興味を失うから気をつけた方がいいらしい。 杉田 敦(すぎた あつし、1959年4月30日 - )は日本の政治学者。 法政大学教授。 専攻は、政治理論、政治思想史。 群馬県伊勢崎市生まれ、東京育ち。 みんなで決めよう「原発」国民投票の代表を務める。 [略歴] 筑波大学附属駒場中学校・高等学校卒業 1982年 東京大学法学部卒業 1982年 東京大学法学部助手 1986年 新潟大学法学部助教授 1993年 法政大学法学部政治学科助教授 1996年 法政大学法学部政治学科教授 2003年 - 2007年 放送大学教養学部客員教授 [関係者] 制度的な指導教官は福田歓一。 1期上の兄弟子に川崎修がいる。 まして政治は、みなのことについて決める営みです。複数の人びとの間の集合的な決 定にかかわるわけで、そのために、政治は個人的な決定とは別の水準の理不尽さをもた らすものとして、私たちに意識されることが多い。複数による決定ですから、自分の意 のままにはいかないことも少なくないのです。全体を称する多数派の都合のために、 分が損をすることだってある。だからといっていつも従わなければ、決定すること自体 が無意味になってしまいます。この世に自分一人だけで暮らしているわけではないです から、集合的な決定は避けられるものではありません。納得はいかないけれども受け容 れないわけにもいかない。このあたりから、政治というものにはある種の不愉快さ、押 しつけがましさがつきまとうことにもなるわけです。 一般的にいって、政治に過度に期待することはあまりいいことで はありません。過度な期待は絶望と紙一重です。期待が裏切られる と、政治そのものへの絶望につながります。そして、政治などなく てもいいのではないかという話になってしまう。 ただし、政治との問に距離をとるべきだといっても、それは、政 治をなくせばいいという話とは違います。逆説的ですが、政治を活 かすためにこそ、政治に距離をとるべきなのです。政治に距離をと ることで、政治は活きるのです。政治的思考にとって大切なことを 以下にまとめてみましょう。 第一に、政治はさまざまな価値観にかかわるものであり、多様な 価値観の間の調整こそが政治だということを理解する必要がありま す。 よくいわれることですが、ユーモアとは自分に対して距離を置く ことができるような態度と関係しています。深刻な問題であって も、少し距離を置いてみれば、たかだかこの程度の問題だというこ とで、気持ちが少し軽くなる。それがユーモアでしょう。そう考え てみると、実は政治や外交にはユーモアが必要なのかもしれませ ん 政治は、利害関係を異にする生身の人間たちの対立を前提とし て、調整する作業をしなくてはならない。これは簡単な話ではあり ません。自然を相手にしているわけではないですから、すっきりし た結論が出ないのも当然です。政治は複雑な活動です。 Posted by ブクログ 歴史の逆流 時代の分水嶺を読み解く 長谷部恭男 / 杉田敦 / 加藤陽子 憲法学、政治学、歴史学と3つの視点から今を読み解く。あまりにも刺激的で、新書をこんなに真剣に読み込んだのは本当に久しぶりである。 地に足がついた議論。 日本は防衛費増税だの、敵基地攻撃能力の保持だの様々な論点がいきなり飛び出してきた。きっちり議論も分析も、歴史に学ぶこともない、とてもふわふわした捉...続きを読むえどころのない首相、政府の見解に、どうしようもない不安と怒りを感じているけれど、こうやって、ひとつひとつ立ち止まって考えたい。 戦争は始まってしまったらすぐには終わらないのだ。たくさんの人の生活、命が左右されるのだ。そのことにもっと冷静に想像力を働かせたい。 Posted by ブクログ 歴史の逆流 時代の分水嶺を読み解く 長谷部恭男 / 杉田敦 / 加藤陽子 加藤陽子氏は歴史学者の視点で現代社会を分析する力が秀逸。故に政府に警戒されたとも思えるが、このような見識を敵に回すのは愚か。菅総理は歴史に悪名を残す。 日本の政治 歴史に学ばず 合理性の欠落 日米開戦と同じ 権力型・・・命令と服従 ←「説明と納得」できない 小選挙区は組織力の闘い 宗教↑ 労働組合...続きを読む↓ 歴史の逆流 誰もが政治に関心を持つ たがが外れた時代 侵略・暴力の時代 →自己防衛 制度・組織・論理の再検討・再構築へ Posted by ブクログ 政治的思考 杉田敦 今の政治システムは完全なものではない。全員の意見を汲み取ることは不可能だし、構造上の欠陥があるのは事実である。だからといって、闇雲に制度を批判したり、政治参画を放棄しても良いわけではない。そもそも政治から逃れることは不可能で、どのように向き合っていくか、問題に対してどのようにアプローチをするのか、深...続きを読むく考えることができた。 Posted by ブクログ 「自由」の危機 ――息苦しさの正体 藤原辰史 / 姜尚中 / 隠岐さや香 / 池内了 / 佐藤学 / 杉田敦 / 阿部公彦 / 石川健治 / 望月衣塑子 / 津田大介 / 会田誠 / 山田和樹 / ヤマザキマリ / 平田オリザ / 桐野夏生 / 永井愛 / 村山由佳 / 上野千鶴子 / 小熊英二 / 山崎雅弘 / 苫野一徳 / 高橋哲哉 / 前川喜平 / 鈴木大裕 / 堤未果 / 内田樹 / 集英社新書編集部 忖度か、同調圧力か、権力の逸脱か。最近、表現の自由が失われつつある風潮がある。26人の研究者、作家、芸術家、ジャーナリストが自由について考察し、声をあげる。 Posted by ブクログ 杉田敦のレビューをもっと見る