佐佐木幸綱の作品一覧
「佐佐木幸綱」の「知識ゼロからの短歌入門」「NHK「100分de名著」ブックス 万葉集」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「佐佐木幸綱」の「知識ゼロからの短歌入門」「NHK「100分de名著」ブックス 万葉集」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
はじめにのことばは印象的でした。
○自分の好きな歌を五十首くらいは暗唱する。
○五七五七七という「型」を習得する。「型」をマスターすれば「型破り」という夢も見えてくる。
○短歌を作ることは各自が「個性」と向き合うこと。
第一章知っておきたい短歌の基本
短歌の歴史
短歌と俳句の違い
短歌のルール
第二章実践 短歌を作ってみよう
作歌の心構え
短歌の言葉遣い
推敲する。推敲を重ねる
第三章短歌の表現テクニック
短歌の技法
第四章短歌の言葉の使い方 扱い方
和歌の表現方法
押さえておきたい文法
第五章短歌の世界をもっと広げる
短歌を発表する
短歌の結社に入る
短歌について勉強する
投稿や大
Posted by ブクログ
佐佐木幸綱
万葉集
個々の歌の理解は進まないが、万葉集の体系や背景は十分理解できた。130年かけて作られただけあって、たしかに壮大。年表を見るかぎり、記紀の存在が小さく見える
五穀豊穣を予祝する春の歌で始まり、よき未来を予祝する正月の歌で終わる構成は、ハレの神事とケの稲作農耕を思わせる。時代が変わるとともに 公的(政治的、儀礼的)な歌から、私的な歌に変化しているという指摘は なるほどと思う
4つ時代区分のうち、一番興味深いのは、最後の4期。大伴家持、大伴坂上郎女、東歌を解説とともに読んでみたい。古語すら読めないのに、東歌の方言まで出てきて カオス
*初期万葉集に見られる混沌
Posted by ブクログ
「決定版」は大袈裟ですが、良い意味での教科書的な内容でした。
短歌の作り方に関する本編だけでなく、付章として「三分でわかる短歌史」や「読むべき歌集歌書リスト」が付いているのも、初心者には役立ちます。
この本を読んで強く気付かされたのは、次の内容です。
・「歌を詠む時、重要なことは『不要な説明の部分を削り落とし、できるだけ詠嘆を抑え、最低限の描写を入れること』である」(高野公彦氏)
・「とかく詠みたい素材を第一句に据える人があって、唐突で頭でっかちになりがちになる点を留意して下さい」(篠弘氏)
・「正岡子規が『頭重脚軽の病』といったのも、意味ありげな語句や強い心情をあらわす語句が、いきなり