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「あなたは考えたことがありますか? 自分がラストエンペラーになるかもしれないって」――私は東京の空虚な中心に広がる森に住む憂いの皇后。ハンドルネームはスノードロップ。花言葉は「希望」「慰め」。腐敗した泥舟政権は国民を国家に奉仕させる倒錯を繰り返す。さあ、「ダークネット」を駆使し、「令和の改新」を実行すべし!
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Posted by ブクログ
虚人の星に続いて読んだ嶋田作品。日本の現状を抉る広い視野に感服する。小説ほどにスノードロップが動かないと世の中は変わらないのだろうか。いやいやそんなことはないはずだが、雅子さんもこの本読んでいて欲しいと心から思う。
令和の象徴ご夫婦が現政権に背く、パラレルワールドの話。雅子様が不二子さんが 愛子様が舞子さん。トランプ氏がジョーカー氏 日本の現実とリンクしていてとても面白い
禁断の「皇室小説」と銘打っているだけあって、タブーに踏み込んだ印象。しかし、これをタブーとか攻めていると受け取ってしまう、自分の価値観が古いのか?無限のカノン3部作は読んでいないが、理解に困ることなく物語に引き込まれた。 パラレルワールドの皇室が舞台で、主人公はその皇后不二子。著者はやんわりと否定す...続きを読むるが、どう見ても不二子のモデルはあのお方。 不二子の様々な悩みや不満、政治への思いが口語体で語られながら話は進んでいく。不二子の発言やSNSの書き込みの体裁で、敗戦国日本としての社会的・政治的問題がわかりやすく説明されており、知見が広がった。最初は、島田雅彦のイメージから、過激なイデオロギーを心配していた。読み進めていくと、不二子の思想は確実にリベラルだが、思っていたほどの偏りや過激さは感じなかった。それは自分が政治音痴ゆえ、その辺に鈍感である、というのもあるのだが。 政治的な話だけでなく、不二子や天皇の考え方や人生観にも共感した。首肯するような名言もあり、良い刺激になった。 小説としては非常に面白い。が、本人を連想させる皇族に著者の政治理念を語らせるのは如何なものか?という疑問は拭いきれない。
現天皇、皇后、愛子様がお読みになって、その感想お聞きしたいなぁ。不可能だけど。 作家というのは自由でいいな。大手マスコミやテレビに出る人はなかなかここまで書けない。小説の形で書く、あからさまに書く、これってどうなん?小説としてどうなん?と思いそうなところだが、ここまで徹底されると、こういう小説もあっ...続きを読むていいか、島田さんだからきちんと出版もされるんだし、彼しかできないことなのかもしれない。そう思うと貴重だ。
皇后様が日本の現状を憂い、悪政を正すために奮闘するパラレルワールドのお話。 読みやすく書かれてますが結構深いかもー 作者さんの思想を皇后様で語ってる感じです。
四部作の最後だけ~令和になって10年、赤ら顔の宰相はCIAの手先のようで信用できない。私的な使用人の侍女になうてのハッカーを入れて、クローゼットからダークサイトに接続し、思いの丈を書き込んだ。妨害はあるが、娘の舞子を中国の主席の許に送り出して、夫の後押しをして詔勅を完成さえ、アップした。首相の任命拒...続きを読む否もした。中国からアメリカへ移った舞子を人質に取った日本政府に圧力を掛けられるのはアメリカ大統領しかない。首相のすげ替えに成功したら、娘を天皇にする手立てを講じなければ~もちろん、雅子妃の事じゃないって・・まんまじゃん・パラレルワールドで片付けちゃって
なかなか興味深い内容だった。 この作品が堂々と世に出てるとこ自体が日本が平和な証拠か。 左翼的と言うか現政権を痛烈に批判している内容だが、天皇制を否定せずに弱に利用して現政権の転覆をはかろうとするこれもテロか。 登場人物の名前もひやひやするほどきわどくなってるのも生々しいと言うか逆に笑えてきた。 面...続きを読む白くて一気読みした政治色の濃い作品。
皇后とお付きの侍女とがインターネットを武器に政権の腐敗と戦う、由緒正しい通俗小説。著者の作品史から見ると、10年後に書かれた『エトロフの恋』の続編にあたる。 初出は『新潮』2019年6月・12月号。タイミングを考えても、2016年8月の明仁天皇の退位メッセージにインスパイアされた小説の一つであ...続きを読むることは明らか。この小説では、天皇が米国に隷属化する政権の保守政治家たちを糾弾する「おことば」を発信、皇居内で皇后とともに自己幽閉することで「世直し」=「令和の改新」を目論んでいく。興味深いのは、天皇と皇后がロシアの大統領と中国の国家主席との間で個人的なコンタクトを取り、反米=後の生存戦略を企んでいる点(中国の主席は大連にミニ京都を作って皇室の亡命ルートさえ準備してしまう。満洲国の裏返しのようだ)。 2025年のいまから考えれば、この政治的構図の「お気楽」ぶりは明らかだが、ウィキリークス問題が象徴するように、米国の覇権に対する批判者が相対的にプーチンを「まし」に見てしまう構図は確かにあった。こうした見方を作ってしまったことは、ロシア=ウクライナ戦争以後の左派・リベラルの言論の落ちつかなさとも関係していると思う。 韓国/朝鮮の不在も気になる。なぜ日本の小説家は日本列島を中心とする国際関係や心象地理を描く際、ほぼ必ず朝鮮半島、沖縄、台湾、東南アジアを取り落としてしまうのか? これもある種の「擬似大陸」意識のあらわれなのか?
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