センスの哲学

センスの哲学

1,700円 (税込)

8pt

あなたのセンスが良くなる本!
哲学三部作のラストを飾る一冊がついに誕生

服選びや食事の店選び、インテリアのレイアウトや仕事の筋まで、さまざまなジャンルについて言われる「センスがいい」「悪い」という言葉。あるいは、「あの人はアートがわかる」「音楽がわかる」という芸術的センスを捉えた発言。
何か自分の体質について言われているようで、どうにもできない部分に関わっているようで、気になって仕方がない。このいわく言い難い、因数分解の難しい「センス」とは何か? 果たしてセンスの良さは変えられるのか?

音楽、絵画、小説、映画……芸術的諸ジャンルを横断しながら考える「センスの哲学」にして、芸術入門の書。
フォーマリスト的に形を捉え、そのリズムを楽しむために。
哲学・思想と小説・美術の両輪で活躍する著者による哲学三部作(『勉強の哲学』『現代思想入門』)の最終作、満を持していよいよ誕生!


――――――
さて、実は、この本は「センスが良くなる本」です。
と言うと、そんなバカな、「お前にセンスがわかるのか」と非難が飛んでくるんじゃないかと思うんですが……ひとまず、そう言ってみましょう。
「センスが良くなる」というのは、まあ、ハッタリだと思ってください。この本によって、皆さんが期待されている意味で「センスが良くなる」かどうかは、わかりません。ただ、ものを見るときの「ある感覚」が伝わってほしいと希望しています(「はじめに」より)。
――――――

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センスの哲学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    “センスとは才能ではなく技術である”という大胆な視点から、創造性や美意識を論理的に解明していく一冊です。
    哲学書でありながら、アート・ファッション・日常判断にまで応用できる内容で、「センスはどう磨かれるのか?」を言葉で掴みたい人に強く響きます。

    本書のおもしろいポイントは、抽象的と思われがちな“セ

    0
    2025年11月28日

    Posted by ブクログ

    結局何が言いたいのかではなくて、全体像をリズムで掴むこと、そのあり方を楽しむことがセンスを感じるコツなのだなーと理解。そしてこのスピード感ある社会でいわゆるセンスのある人が余裕をもって感じられるのは、そのリズムを楽しむという余裕なんだなと腑に落ちた。

    0
    2025年10月12日

    Posted by ブクログ

    複雑なことを複雑なまま捉えることの具体的なやり方としてのリズムへの着目。時間をかけて細部に注目していくことが大切

    0
    2025年08月28日

    Posted by ブクログ

    物をそれ自体として即物的に楽しむと言う思想は自分と合ってると感じた。まあこう言うの読んでも明日には忘れちゃうけど、ふと思い出したものが残ってればいいすわ。

    0
    2025年08月25日

    Posted by ブクログ

    わかりやすい小説よりも、情景をイメージできるような物語の内容意外の文章そのものに引き込まれる時間が好きで純文学を選ぶことが多いのですが、「何を読んでいるの?どんな話し?」と聞かれて、ひとことでは言えずに
    「えっと…」と言葉に詰まることがよくありました。
    大好きなのに、どんな話かと聞かれるとパッと答え

    0
    2025年10月03日

    Posted by ブクログ

    センス=リズムとする捉え方が面白い。ビートとうねり、といいう説明もわかりやすく、同作品を鑑賞したり創作したりするかのヒントにはなりそうだ。ただ、何をどうすればセンスが良くなるか、についてはあまり納得できる内容が読み取れなかった。

    0
    2025年11月28日

    Posted by ブクログ

    とりあえず最後まで一通り目を通してみて、要所ではなるほどと思いながら読めたが、読み終えてみるとセンスとは結局なんだったんだろうかという感覚。

    初読の現時点での理解として備忘を残しておく。
    センスとは…「あるものごと(芸術、日常のあらゆることなど)を自分ならではの着眼点を持って、インプット・アウトプ

    0
    2025年11月20日

    Posted by ブクログ

    リズム
    反復

    0→1
    ないからある

    目から鱗でした

    いろいろなことがリズムで説明される
    リズムの心地よさ

    読んで良かった

    0
    2025年10月29日

    Posted by ブクログ

    曖昧にごまかさず「センスとはものごとをリズムとして楽しむこと」と言い切っていることが本書の真髄だと思うし、それを実際にリズミカルな文体で体現しており飽きずに興味深く読めた。

    例えば絵画であれば、私たちはどうしても始めに意味(画家の意図や書かれているもの)を理解しようとするが、その前に作品自体をリズ

    0
    2025年10月21日

    購入済み

    斬新な発想

    センスとは自然と出てくるテクニック的な能力だと考えていたがリズム等で例えており色々な感覚、物事のとらえ方か養われた。

    #深い #タメになる

    0
    2025年10月20日

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