沢野ひとしの作品一覧
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Posted by ブクログ
「ある旗の持ち主を探してくれませんか」
アメリカで昔の戦争のことを調べているグループから連絡がありました
新聞記者の、日章旗の持ち主を探す旅が始まります
『一郎くんへ』と書かれた日章旗には59人の寄せ書きがある
手がかりは、この59人の名前だけ
これだけで持ち主に辿り着いたのは奇跡的!
その一郎くんを探す旅で取材を重ねていくと、様々な思いが伝わってくる
後悔、願い、愛情、悲しみ…
一郎くんのお母さんが大切に持っていた写真の裏に書かれた言葉 。:゚(;´∩`;)゚:。
その写真は一郎くんが戦地から家族に送ったものだろうが、どんな思いを込めたのか
終戦から81年
戦争体験者から直接話を聞く機会は、もうすぐなくなるだろう
でも私たちには沢山の資料が残されている
先人たちが私たちに残した言葉や思いを、しっかり受け止めなければならない
Posted by ブクログ
多くの文学作品の挿絵や『本の雑誌』の表紙を創刊から描いているイラストレーターによる、戦後に生まれた一人間としての回想録・自伝です。
戦後は戦中と比べれば遙かに平和でありながらも影を引きずる時代であり、名古屋生まれの東京・千葉育ちである著者は都市部で青春を謳歌しました。
新宿っ子と中野っ子の喧嘩(遊びの範囲)も今の子供たちには見られないものであり、この時代の東京の息吹を感じられました。
当時の若者が関りを持ちやすかった共産主義団体の回想が多いのですが、読者の年代によって懐かしんだり驚いたりと感じ方が異なると思います。
実際に本人が見て聞いて、一所懸命に生きてきた時代が綴られており、それ故に文章に迫力があるのです。
仕事のこと、共産や満州のこと、色々な戦後昭和を正直に語っている一冊。