沢野ひとしのレビュー一覧

  • 人生のことはすべて山に学んだ
    山と自分の生活を綴った短い文章が50話あります。余韻が心地よく、あっという間に読みました。本の雑誌で出会ってから読んでますが、シンプルな挿絵と併せてなんか絶妙な間が好きです。

    最近山に惹かれて、また。出会いました。昔と変わらずなんとも言えない文章でした。違った角度から読み込むと。違った味が出ます。
  • 人生のことはすべて山に学んだ
    独特のイラストと共に過去の登山歴、思い出の山を語る。

    百名山ばかりでなく、どちらかというと人の少ない山、またハイシーズンを避けた登山が筆者が通であることを示す。

    筆者は簡単そうに書いているがかなりの上級者。そして上級者の仲間と山での酒盛りも楽しむ。なんせ「疲れるから」という理由で温泉をスルーし...続きを読む
  • 休息の山
    登った山の話。
    沢野さんの優しさが随所ににじみ出る文章。
    特に最後の方に出てくる家族の巣立ちの話は親としての沢野さんの気持ちがとても分かり泣けた。
  • 人生のことはすべて山に学んだ
    100名山を登るというようなことに重きを置かない著者の登山スタイルには共感を覚える。

    ともに山に登った仲間が、ある日山に行ったまま帰らぬ人となる。思えばこんなにも過酷な趣味はない。

    随所に散りばめられた山登りハックがとても勉強になった。

    そして、一番印象に残ったのは、山に入ると五感が鋭くなって...続きを読む
  • 人生のことはすべて山に学んだ
    もう、明日にでも山に行きたくなる本。
    バックカントリーや沢登、ロッククライミングも含んでるのでおいそれとはいかないけれども。。。
    登ったことある山は、地図があるはずだから今度は地図を見ながら読むとしよう!!
  • 人生のことはすべて山に学んだ
    2020/8/23 喜久屋書店北神戸店にて購入。
    2022/4/25〜4/27

    沢野ひとしさんの山岳エッセイ。大学生の頃、椎名誠さんの怪しい探検隊シリーズを貪るように読んでいたが、沢野さんが山登りをする人であることはすっかり忘れていた。この本では、沢野さんが登ったことのある山に関する思い出を綴って...続きを読む
  • 発作的座談会(「椎名誠 旅する文学館」シリーズ)
    本当は単行本しか持ってませんが画像有りの誘惑に負けて…。
    なんて楽しい大人がいるんだ!と中学生時嬉しくなったものです。注釈含めて愛しすぎる本。
  • 発作的座談会(「椎名誠 旅する文学館」シリーズ)
    今だと文庫本になってるんだなぁ。

    もともと本の雑誌を読んでいましたから、毎月の連載で読んでいた部分もあるのです。
    あるのですが、やはりまとまって一気に読むと、腹がよじれます。

    4人とも(椎名誠、沢野ひとし、木村晋介、目黒考二)かなりいい大人だと思うんですけど、若い時からの知り合いってお互いを知っ...続きを読む
  • 山のごはん
    沢野さんの山登りと、山で食べたごはんとお酒の話。
    山の専門家に連れられて、食料係も一緒に登る、こんな山登りを私もしてみたい。
    沢野さんが登った山を書いておく。
    羅臼岳
    奥多摩・生藤山
    海谷山塊
    鍋割山
    阿弥陀岳北西稜
    雲取山
    黒部渓谷・志合谷
    巻機山・米子沢
    北鎌尾根
    秩父・観音山
    北八ヶ岳
    大雪山...続きを読む
  • 山のごはん
    食べ物の思い出から振り返る山行。外で食べるご飯はなぜこんなにも美味しいのだろうか。

    イラストとエッセイ。日帰り登山から数日をかけて稜線歩きまで。その時々、ヤマで食べた食事を含めたもの。

    山で食べるおにぎりの美味しいことを思い出す。
  • 山のごはん
    「山の帰り道」から続けて読み終えた。
    山のごはんだから、山の中での話題がこちらの方が多い。一日に一編しか読まないことにして、読み進んだ。一つ一つは印象的なのだが、続けて数編を読むと、山が混じってしまう。一つ一つの山行を大切にしたいと思った。
    あまり命のやり取りのないような山登りの描写がとても楽しい。...続きを読む
  • 山の帰り道
    イラストレータの山を中心としたコラム。人生も終盤に差し掛かり地元町田でのんびり過ごす日々。

    登山の思い出、町田に残された自然と行きつけの店。亡くなった友人との思い出など。ペーソスに富んだエッセイ。
  • 真夏の刺身弁当 旅は道連れ世は情け
    イラストレーター沢野ひとし氏の旅に関するエッセイ。
    子供の頃の迷子体験、表題作の高校時代の奇妙な恋愛から始まり、海外を中心にした旅と長期滞在がイラストと同様の語り口で淡々と描かれる。
    旅に関する人生を達観したかのような金言の数々も面白い。
  • 人生のことはすべて山に学んだ
    長年に渡るバリエーションに富んだ山登りの記憶を50の山々で振り返る。山について語りながら人生の記録でもある。共感することがたくさんあった。
  • 人生のことはすべて山に学んだ
    本当にこの題名の通りかもしれないね。誰にも心に一つの山は持っている。私は穂高山、特に北穂高から涸沢岳だと思う もっと山の本を読まないといかん
  • 発作的座談会(「椎名誠 旅する文学館」シリーズ)
    某月某日、満を持して集まった4人の男たち。されど無きに等しい展望と計画…。とりあえず酒を飲み、スルメをかみしめる。するとわき出るように溢れ出す言葉のバトルロイヤル!!どーでもいいこと悪いこと、とことん熱く語りぬく。脱線につぐ脱線で、どこへ行くのか漂流座談会。問答無用のライブな一冊。(裏表紙)

    話し...続きを読む
  • 休息の山
    ワニ目の画伯・沢野ひとしの登山エッセイ。椎名誠の本で出てくる印象とはちょっとちがってなんだかしんみりするような文体だった。
    でも結構おもしろく、モーレツに山に登りたくなってきた!
  • 発作的座談会(「椎名誠 旅する文学館」シリーズ)
    椎名誠は大好きなんですが、この本は椎名氏も沢野氏も木村氏も目黒氏もキャラ立ちまくりで、発言を読んだだけで誰の発言か分かるくらい。物凄くどうでもいいことを物凄く真剣に語り合える友達っていいなぁ。
  • 山のごはん
    著者とタイトルに惹かれて読んだ本だが、主たる内容はやはり著者の登山や山歩きをテーマにした随筆。思ったほど「食べる」ことに多くの字数を割いたものではなかった。
    しかしそれでも後悔は無い。
    著者独特のなんとも飄々とした語り口で、山、山歩き、その仲間たち、そして家族への信頼や愛情が淡々と綴られているのが良...続きを読む
  • 真夏の刺身弁当 旅は道連れ世は情け
    沢野ひとし氏の本を初めて読んだ。椎名誠氏の本は中学高校生の頃から読んでいるにも関わらずだ。シーナ氏の沢野氏の描写からなんだか集団に合わせられない暗い変な絵を描く変な人なんだろうと想像して,あえて読もうともしなかった。しかし,シーナ氏関係の本のイラストには沢野氏のイラストがあり,なければないで何となく...続きを読む