作品一覧

  • サリン それぞれの証
    4.1
    1巻968円 (税込)
    サリンは人を殺傷する以外に使い道がありません――。1995年3月20日午前8時ごろ、宗教団体・オウム真理教によって、都内地下鉄の車両に猛毒ガス・サリンが散布された。苦しみのあまりにもだえる人々で現場は騒然、最終的な死傷者は約6500人にのぼった。警察官、自衛官、医師、そして実行犯の母親たち……。教団と対峙し続けた弁護士が、数多の証言に耳を傾ける。地下鉄サリン事件のリアルを描く、緊迫のノンフィクション!
  • 長崎ルパン物語 キムラ弁護士大熱血青春記
    -
    1巻528円 (税込)
    お調子者で正義感が強く、娘の謀反にホロリとするキムラ弁護士は一日にして成らず――。東京・八幡山で自然にまみれ、中野で合理主義の母の才覚に育まれたキムラ少年は、都立杉並高校ダンプ岩切軍団でもまれ、あやしい探検隊の前身となる小岩の下宿・克美荘を巣立ち、キムラ修習生として、長崎に赴任する。かの地で見つけた酒場ルパン。長崎青春時代の最重要拠点となったルパンを中心に、途中、新妻・ノリコも加わり、一年四カ月の修習生活がすぎていく。ルパンなくして、キムラ弁護士は成らず。熱き青春の日々を綴る痛快エッセイ! ※本書は、一九九五年五月、本の雑誌社より刊行された単行本『キムラ弁護士大熱血青春記』を改題し、文庫化したものが底本です。
  • キムラ弁護士の友情原論
    -
    1巻506円 (税込)
    私たちにとって、家族とは、仕事とは、友とは何なのだを、“あやしい探検隊”の父ことキムラ弁護士が熱く熱く語る!! ※本書は、一九九八年十一月、旬報社より刊行された単行本『友縁家族 キムラ弁護士の大熱血交遊録』を改題し、加筆訂正のうえ文庫化したものが底本です。
  • 遺言状を書いてみる
    3.5
    1巻715円 (税込)
    「自分が死んでしまったら、あとは野となれ山となれ。そんなことにワシャ興味がない」そう言ってた人が死んだらば、たいした遺産じゃないのに兄弟で大揉め。親が死んではじめて気づく―自分の死後は大丈夫?心配になったら遺言状を書いてみよう。漠たる不安は軽くなり、明日を生きる元気も湧いてくる。ご存知キムラ弁護士が、遺言初歩の初歩から、「葬儀をせずに散骨したい」「ネコに年金をあげたい」という願いまで、あなたの切実な相談に、わかりやすくお答えします。
  • 発作的座談会(「椎名誠 旅する文学館」シリーズ)
    3.9
    1巻726円 (税込)
    椎名誠、沢野ひとし、木村晋介、目黒考二の4人が集って、「無人島にもっていく本は何か?」「茶わん蒸しはおつゆかおかずか?」などテーマを決めてとことん語り合う企画ものエッセイ。ゲストとして野田知佑、佐藤秀明も登場。 本作用に表紙イラストを椎名誠が描き下ろし。巻末には、「対談 椎名誠×目黒考二」「電子書籍版あとがき」「椎名誠の人生年表」を掲載。

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  • 八丈島のロックンロール ――キムラ弁護士事件帖
    -
    1巻715円 (税込)
    『本の雑誌』が生んだ異色のエッセイスト・キムラ弁護士。椎名誠、沢野ひとしとの「同級生極貧ビール盗み司法試験コタツ勉強プロレスごっこアパート共同生活」は本書にも詳しい。――正義の味方“月光仮面”に憧れて、司法試験一発合格。司法研修時代、長崎に残した“飲屋”のつけ5万円をものともせず、本業は一貫して、弱者・庶民の味方。軽妙な筆が綴る弁護士の真実。

ユーザーレビュー

  • サリン それぞれの証

    Posted by ブクログ

    同じような時間帯に日比谷線の北千住から上野まで乗車していたので、記憶に残っています。事件に至るまでの経緯、当事者、家族など、忘れかけていた記憶がよみがえりました。
    サリンの解毒剤を新幹線を利用して集めた話も覚えています。
    人の心の隙間に入り込み、信じ込ませて、お金も心も奪い、集団災害を起こす…
    事実が時系列に詳細に調査されていて、貴重なノンフィクションであると思います。

    0
    2025年08月21日
  • サリン それぞれの証

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    サリン事件はリアルタイムでテレビで見たものの、地下鉄サリン事件と松本サリン事件の区別がきちんとついていなかったし、それ以外にもサリンが使われていたこと、サリン以上に危険な薬品を使った事件があったことも知らないという無知っぷり。
    あれから30年が経つこれを機に勉強してみようと手に取ったのがこの一冊。
    実際にあの事件を経験した人、関係者、起こした側の肉親、被害者を支えた人たちの「生の声」というのは予想以上に臨場感があって生々しく、衝撃を覚えながら読ませていただいた。
    何より驚いたのは、サリンの影響の大きさ、そして後遺症の長さ。
    第三者としては、当時の事件だけを見て知った機になりがちだが、実際にはそ

    0
    2025年03月02日
  • サリン それぞれの証

    Posted by ブクログ

    木村晋介『サリン それぞれの証』角川文庫。

    本作は長年に亘りオウム真理教と対峙してきた弁護士の木村晋介が、多くの人びとの証言から地下鉄サリン事件の真実に迫ったノンフィクションである。

    木村晋介と言えば椎名誠や沢野ひとしと同級生で、その関係からこれまでエッセイしか読んだことが無かった。10年以上前になるが、マイクル・コナリーの『リンカーン弁護士 真鍮の評決』を読んだ時に解説が木村晋介だったことに驚き、そのことをTwitterで呟いたところ、『本の雑誌』の中で木村晋介が取り上げてくれたという嬉しい思い出もある。

    自分がオウム真理教の存在を認識したのは、ミステリー雑誌の『月刊 ムー』で取り上げ

    0
    2025年02月27日
  • 発作的座談会(「椎名誠 旅する文学館」シリーズ)

    Posted by ブクログ

    本当は単行本しか持ってませんが画像有りの誘惑に負けて…。
    なんて楽しい大人がいるんだ!と中学生時嬉しくなったものです。注釈含めて愛しすぎる本。

    0
    2012年09月17日
  • 発作的座談会(「椎名誠 旅する文学館」シリーズ)

    Posted by ブクログ

    今だと文庫本になってるんだなぁ。

    もともと本の雑誌を読んでいましたから、毎月の連載で読んでいた部分もあるのです。
    あるのですが、やはりまとまって一気に読むと、腹がよじれます。

    4人とも(椎名誠、沢野ひとし、木村晋介、目黒考二)かなりいい大人だと思うんですけど、若い時からの知り合いってお互いを知っているだけに手順をふまない会話をしますよね? あんな感じです。
    おまけに座談会のテーマも「○○と△△どっちがエライか」というあまり深刻じゃない感じが良いのです。

    0
    2011年06月22日

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