木村晋介のレビュー一覧

  • サリン それぞれの証

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    同じような時間帯に日比谷線の北千住から上野まで乗車していたので、記憶に残っています。事件に至るまでの経緯、当事者、家族など、忘れかけていた記憶がよみがえりました。
    サリンの解毒剤を新幹線を利用して集めた話も覚えています。
    人の心の隙間に入り込み、信じ込ませて、お金も心も奪い、集団災害を起こす…
    事実が時系列に詳細に調査されていて、貴重なノンフィクションであると思います。

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    2025年08月21日
  • サリン それぞれの証

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    ネタバレ

    サリン事件はリアルタイムでテレビで見たものの、地下鉄サリン事件と松本サリン事件の区別がきちんとついていなかったし、それ以外にもサリンが使われていたこと、サリン以上に危険な薬品を使った事件があったことも知らないという無知っぷり。
    あれから30年が経つこれを機に勉強してみようと手に取ったのがこの一冊。
    実際にあの事件を経験した人、関係者、起こした側の肉親、被害者を支えた人たちの「生の声」というのは予想以上に臨場感があって生々しく、衝撃を覚えながら読ませていただいた。
    何より驚いたのは、サリンの影響の大きさ、そして後遺症の長さ。
    第三者としては、当時の事件だけを見て知った機になりがちだが、実際にはそ

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    2025年03月02日
  • サリン それぞれの証

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    木村晋介『サリン それぞれの証』角川文庫。

    本作は長年に亘りオウム真理教と対峙してきた弁護士の木村晋介が、多くの人びとの証言から地下鉄サリン事件の真実に迫ったノンフィクションである。

    木村晋介と言えば椎名誠や沢野ひとしと同級生で、その関係からこれまでエッセイしか読んだことが無かった。10年以上前になるが、マイクル・コナリーの『リンカーン弁護士 真鍮の評決』を読んだ時に解説が木村晋介だったことに驚き、そのことをTwitterで呟いたところ、『本の雑誌』の中で木村晋介が取り上げてくれたという嬉しい思い出もある。

    自分がオウム真理教の存在を認識したのは、ミステリー雑誌の『月刊 ムー』で取り上げ

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    2025年02月27日
  • 発作的座談会(「椎名誠 旅する文学館」シリーズ)

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    本当は単行本しか持ってませんが画像有りの誘惑に負けて…。
    なんて楽しい大人がいるんだ!と中学生時嬉しくなったものです。注釈含めて愛しすぎる本。

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    2012年09月17日
  • 発作的座談会(「椎名誠 旅する文学館」シリーズ)

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    今だと文庫本になってるんだなぁ。

    もともと本の雑誌を読んでいましたから、毎月の連載で読んでいた部分もあるのです。
    あるのですが、やはりまとまって一気に読むと、腹がよじれます。

    4人とも(椎名誠、沢野ひとし、木村晋介、目黒考二)かなりいい大人だと思うんですけど、若い時からの知り合いってお互いを知っているだけに手順をふまない会話をしますよね? あんな感じです。
    おまけに座談会のテーマも「○○と△△どっちがエライか」というあまり深刻じゃない感じが良いのです。

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    2011年06月22日
  • サリン それぞれの証

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    途中までは時系列の説明や、被害者や元信者、死刑囚の親、医師や警察、自衛隊、消防士など様々な証言で分かりやすかったが、
    断章の途中から専門っぽいことが出てきて、難しかった

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    2025年07月04日
  • サリン それぞれの証

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    被害者だけでなく、死刑囚の母親にまでインタビューをしており、なかなか聞けない話が読めると思って購入。興味深い内容だった。
    どちらの死刑囚の親も、謝罪の言葉は口にしているものの「あの子がそんなことをするはずはない」「オウムに出会っていなければ」と、どこか他人事にしているように思えた。
    覚醒方法についても筆者の体験も織り交ぜながら記述されており、社会情勢の変化によって不安になった心に漬け込む力がオウムは長けていたのだなと感じた。
    すぐに答えを出すものを信じるのは慎重にならなければいけない。経験の積み重ねで自らの人生の答えを見つけていきたい。

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    2025年04月29日
  • 発作的座談会(「椎名誠 旅する文学館」シリーズ)

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    某月某日、満を持して集まった4人の男たち。されど無きに等しい展望と計画…。とりあえず酒を飲み、スルメをかみしめる。するとわき出るように溢れ出す言葉のバトルロイヤル!!どーでもいいこと悪いこと、とことん熱く語りぬく。脱線につぐ脱線で、どこへ行くのか漂流座談会。問答無用のライブな一冊。(裏表紙)

    話し合いの内容は二の次で、座談会のメンバーが笑いも怒りも交えてどーでもいいことを真剣にやりとりしているのが、たまらなく楽しい。
    2も買ってあるので、楽しみだ。

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    2019年07月25日
  • 発作的座談会(「椎名誠 旅する文学館」シリーズ)

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    椎名誠は大好きなんですが、この本は椎名氏も沢野氏も木村氏も目黒氏もキャラ立ちまくりで、発言を読んだだけで誰の発言か分かるくらい。物凄くどうでもいいことを物凄く真剣に語り合える友達っていいなぁ。

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    2009年10月04日
  • 遺言状を書いてみる

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    本の雑誌ほかでおなじみの、キムラ弁護士による「遺言状ノススメ」。これまでの一生を振返り、まわりの人々への感謝の念と、今年一年を悔いなく過ごすためにも、毎年正月に遺言状を書こう、と勧める。縁起でもない、と思った人は、ぜひご一読を。

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    2009年10月07日
  • 発作的座談会(「椎名誠 旅する文学館」シリーズ)

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    寝る前に読んだ。
    本当にどうでもいいことばかり話していて、何か知識を得るとか役に立つということがない。ここまでゆるい本って今もあるのかな?

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    2025年07月30日
  • サリン それぞれの証

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    事件から30年にあたるとSNSで話題にあがっていたタイミングで本書と出会った。
    当時は幼いため事件の騒ぎは記憶にあるが、実際の事件に詳しくなかったため新たな発見があった。被害者だけでなく加害者家族、弁護士など各視点からのインタビューで多角的に知ることができる。

    2025年3月20日に放映された「1995~地下鉄サリン事件30年 救命現場の声~」とは一部違う証言もあったので、他の関連書籍も読んで、教団自体の背景もしりたくなった

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    2025年03月29日
  • サリン それぞれの証

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    2025.03.25〜03.30
    なぜ、あのテロが起きたのか。
    当時、松本サリン事件に対応したマスコミや警察の証言が取り上げられていないのが、残念。
    断章では、「私は何の本を読んでいるんだろう」と妙な気分になった。

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    2025年03月30日
  • 遺言状を書いてみる

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    遺族に迷惑をかけないために、というイメージで読んでみたけど、遺言こそは生き様、というか、最後の自己表現だということがわかった。遺すカネがなかろうが、書いてみたい。

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    2012年05月07日
  • 発作的座談会(「椎名誠 旅する文学館」シリーズ)

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    椎名誠、沢野ひとし、木村晋介、目黒孝二が毎回「〇〇と△△は、どっちがえらいか?」など、ばかばかしく、しかし、まじに語り合う。それぞれのキャラがしっかりしてるので、毎回毎回面白い。続編や関連本も多数出てます。

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    2009年10月04日
  • 発作的座談会(「椎名誠 旅する文学館」シリーズ)

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    「本の雑誌」関係者四人(椎名誠・沢野ひとし・木村晋介・目黒考二)が集まって、どうでもいいことをテーマに熱く?語り合う。気の置けない男たちが寄り集まって、テンポよくツッコミ合う姿は非常に小気味良い。個人的に「集団でくると怖いもの」というテーマが面白かった。

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    2009年10月04日