沢野ひとしのレビュー一覧

  • 山の帰り道

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    イラストレータの山を中心としたコラム。人生も終盤に差し掛かり地元町田でのんびり過ごす日々。

    登山の思い出、町田に残された自然と行きつけの店。亡くなった友人との思い出など。ペーソスに富んだエッセイ。

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    2021年09月27日
  • 真夏の刺身弁当 旅は道連れ世は情け

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    イラストレーター沢野ひとし氏の旅に関するエッセイ。
    子供の頃の迷子体験、表題作の高校時代の奇妙な恋愛から始まり、海外を中心にした旅と長期滞在がイラストと同様の語り口で淡々と描かれる。
    旅に関する人生を達観したかのような金言の数々も面白い。

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    2021年05月28日
  • 人生のことはすべて山に学んだ

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    長年に渡るバリエーションに富んだ山登りの記憶を50の山々で振り返る。山について語りながら人生の記録でもある。共感することがたくさんあった。

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    2020年09月13日
  • 人生のことはすべて山に学んだ

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    本当にこの題名の通りかもしれないね。誰にも心に一つの山は持っている。私は穂高山、特に北穂高から涸沢岳だと思う もっと山の本を読まないといかん

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    2020年09月01日
  • 発作的座談会(「椎名誠 旅する文学館」シリーズ)

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    某月某日、満を持して集まった4人の男たち。されど無きに等しい展望と計画…。とりあえず酒を飲み、スルメをかみしめる。するとわき出るように溢れ出す言葉のバトルロイヤル!!どーでもいいこと悪いこと、とことん熱く語りぬく。脱線につぐ脱線で、どこへ行くのか漂流座談会。問答無用のライブな一冊。(裏表紙)

    話し合いの内容は二の次で、座談会のメンバーが笑いも怒りも交えてどーでもいいことを真剣にやりとりしているのが、たまらなく楽しい。
    2も買ってあるので、楽しみだ。

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    2019年07月25日
  • 休息の山

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    ワニ目の画伯・沢野ひとしの登山エッセイ。椎名誠の本で出てくる印象とはちょっとちがってなんだかしんみりするような文体だった。
    でも結構おもしろく、モーレツに山に登りたくなってきた!

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    2011年04月10日
  • 発作的座談会(「椎名誠 旅する文学館」シリーズ)

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    椎名誠は大好きなんですが、この本は椎名氏も沢野氏も木村氏も目黒氏もキャラ立ちまくりで、発言を読んだだけで誰の発言か分かるくらい。物凄くどうでもいいことを物凄く真剣に語り合える友達っていいなぁ。

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    2009年10月04日
  • ジジイの昭和絵日記

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    沢野ひとしさんは、椎名誠のあやしい探検隊などでかなり前から知っていたが今回初めてエッセイを読んだ。終戦時一才であったことから自らの成長が、見たこと聞いたこと経験全てが昭和復興史であり戦後史だ。

    ご家族のこと、特にお兄さんとの邂逅、父親との関係、高校以降の椎名誠などのイラストを通じた生活などを読むにつれ時代のおおらかさ、勢いを感じる。時代の高揚感を落ち着いた文章で振り返るセピア色な文章になることがわかった。
    自分にはそう感じられた。これは時代を少しでも共にしたからということだろうかだろうか。

    今回読んで椎名誠さんにしても沢野ひとしさんにしても家庭がしっかりしていることがわかる。経済力もあり、

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    2025年12月03日
  • ジジイの昭和絵日記

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    ちょっと中国の話に寄せすぎたな。それがなければ⭐️4.5くらいはあげられた。でも、本人が書きたいんだもんな、それで良いと思う。沢野ひとしも分かって書いてると思う。そしてそんな沢野ひとしが好きなんだよ、僕は。

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    2025年11月22日
  • ジジイの昭和絵日記

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    ほのぼのとした挿し絵楽しみながら、昭和に想い馳せる。ただ、かなり偏った昭和。個人史だから仕方ないか。先日観た「映像のバタフライエフェクト・昭和百年・高度成長やがて悲しき奇跡かな」と映像被り、いっそう、あれこれが天然色で瞼に浮かぶ。

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    2025年09月13日
  • ジジイの昭和絵日記

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     団塊の世代のちょっと前の世代の沢野さん。なかなか、激動の時代を過ごされている。学生運動は、私は経験ないものなぁ。
     優秀で、可愛がってくれたお兄さんの末路が、ちょっと悲しい。
     椎名誠さん、沢野さん、この世代の方の若い時は、今よりもずっととんがっていて、活気があって、元気だったなあと羨ましく思う。

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    2025年09月02日
  • 発作的座談会(「椎名誠 旅する文学館」シリーズ)

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    寝る前に読んだ。
    本当にどうでもいいことばかり話していて、何か知識を得るとか役に立つということがない。ここまでゆるい本って今もあるのかな?

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    2025年07月30日
  • ジジイの昭和絵日記

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    ネタバレ

    1944年名古屋生まれ中野、千葉育ち千葉高→法政中退、児童書出版、本の雑誌イラストレーターの昭和の自身の体験エッセイ。

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    2025年07月24日
  • ジジイの昭和絵日記

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    沢野氏と沢野家の戦後史のような一冊。椎名さんの本を飾る朴訥としたイラストが、何ともいえなく良くて、椎名さんの本を読む楽しみでもあった。戦後の大変な時期も体験しているのに、なぜか古き良き昭和と言いたくなる。
    いつまでもお元気で…

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    2025年07月04日
  • ジジイの昭和絵日記

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    昭和期の半生を語る絵日記風エッセイと、おまけ?として21世紀の中国・旧満州紀行記。著者の昭和はノンポリ的な私生活謳歌の人生が世の中の主流となった時代であり、そんな時代にシンクロした世代だったのだろう。共産党シンパの兄の影響もあり学生運動にはどこか冷めた目線が注がれる一方で、バンドや登山といった若者文化の描写には時代の雰囲気が感じられる。
    中国紀行の分量は少ないが、最先端だったり最悪だったりする極端な像から離れて、平熱の中国の姿が垣間見れた。
    あとがきでは兄への思いが綴られる。この兄弟を来し方を見ると、人生とはどこでどう転ぶかわからないものだと身に沁みる。

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    2025年06月23日
  • 真夏の刺身弁当 旅は道連れ世は情け

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    イラストレーター沢野ひとしさんの旅のエッセイ。若いころの山を中心に据えたアルバイト兼山暮らしや、ロサンゼルス3か月滞在記。娘とのハワイ滞在記。息子とのヒマラヤトレッキング、等々。
    書き出すと豪華でスゴイと感じるが、読んだ感想は日々の生活とともにある旅であった。

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    2024年10月14日
  • 山のごはん

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    著者とタイトルに惹かれて読んだ本だが、主たる内容はやはり著者の登山や山歩きをテーマにした随筆。思ったほど「食べる」ことに多くの字数を割いたものではなかった。
    しかしそれでも後悔は無い。
    著者独特のなんとも飄々とした語り口で、山、山歩き、その仲間たち、そして家族への信頼や愛情が淡々と綴られているのが良い。
    もう60代半ばの高齢になってしまった我が身では、さすがにこれから本格的な登山を始めようとも思わないが、久しぶりに高尾山にでも足を運んでみるか。無理なくほんわかとそう思わせてくれるような一冊。

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    2024年01月18日
  • 真夏の刺身弁当 旅は道連れ世は情け

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    沢野ひとし氏の本を初めて読んだ。椎名誠氏の本は中学高校生の頃から読んでいるにも関わらずだ。シーナ氏の沢野氏の描写からなんだか集団に合わせられない暗い変な絵を描く変な人なんだろうと想像して,あえて読もうともしなかった。しかし,シーナ氏関係の本のイラストには沢野氏のイラストがあり,なければないで何となくのさみしさも感じたりする。初めて読んでみると,淡々としたリズムで内面の動きを過剰に振り回さない文体だった。もっと早くから読んでいると本の雑誌界隈の世界観を深く楽しめただろう。アメリカ,ハワイ,フランス,ネパール,と海外での話が多い。どこもいいなぁ。行ってどう感じるのは本人しだいだけど。

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    2023年05月21日
  • 山のごはん

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    中年になり、山との付き合い方が変わり、自然への視線も変わった沢野さんのエッセイ。
    食べ物の話もあるが、山への接し方がメインディッシュ。

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    2022年08月30日
  • 山のごはん

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    沢野ひとし『山のごはん』角川文庫。

    久し振りに読む沢野ひとしのイラスト・エッセイ集。

    山で過ごす静かな時間。山の綺麗な空気の中で食べるごはんは美味い。そんな忘れかけていた平穏な日常を思い出させてくれるエッセイだった。

    が、しかし、どこかで読んだことのあるようなエッセイが矢鱈と続くなと思って確認したら、過去の刊行作品からの再収録作が大半を占めていた。旧作をタイトルを変えて、新刊のようにしれっと刊行する手口はよく目にするが、この手があったか。見事にやられた。恐るべし角川文庫。

    新型コロナウイルス感染禍に見舞われて早3年。旅行や温泉を諦め、真夏でもマスクで引きこもり生活という拷問を受けながら

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    2022年07月29日