沢野ひとしのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
子供の頃から山登りを趣味にしていた著者。50代(執筆時)になっても山登りを楽しみ、「癒し」を得ている様子が、草花など色とりどりの自然の描写と共に描かれています。私は登山はもう(危険が怖くて)できませんが、本書を通して山の風景を味わうことができました。
「山で口にするものはどれもこれも美味しく、忘れられない」
登山は過酷な運動を伴うせいか、「食べること」に「生きる」というエネルギーが加わる感じがします。仲間と登ればお酒が欠かせないのも楽しいですね。そういえばもう椎名誠とはつるんでないのかな。
若い頃は今よりずっと感受性が強かったはずなのに、山の風景を見ても感動しなかったという著者。「逆に自分の体が見知らぬ山にいるだけで充分に感動できた年頃だったのかもしれない」と語っていたのが印象的でした。年を追うと、身体能力は衰えるけど、感受性的なものは蓄積されていく感覚でしょうか。
飯豊連峰で宗教登山が流行っていた江戸時代の古銭をみつけたというエピソードに驚きました。飯豊連峰は昔から信仰登山の対象だった山だそうです。 -
Posted by ブクログ
沢野ひとし氏の文章は初めて読んだ
椎名誠氏の哀愁の町シリーズで結構飄々としたモテモテキャラとして描写されていたのであまり良い印象は無かったのだが意外とよかったな
ヤッてない若い女性に個人事務所の庇を貸して母屋を取られるとことか(笑)
個人的戦後史って感じでワシの知らない時代の風俗が知れて興味深い
外国語表記でサマータイムを当時は「サンマータイム」と表記したのくだりはなるほどとなった
鈴木みそ氏の漫画でニューサマーオレンジを作ってるおばあちゃんが商品に「ニューサンマー」と書くってのがあって笑うとこなんだけどあれはこういうバックボーンがあったのか、なるほどぉ
昭和五十年代までTシャツはテーシャツって表記してたもんなぁ
とまあ本筋とは関係なさそうなとこで感心してたよ
イラストは好き嫌いが分かれる所かな ワシはあまり好きではない
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Posted by ブクログ
「山の帰り道」から続けて読み終えた。
山のごはんだから、山の中での話題がこちらの方が多い。一日に一編しか読まないことにして、読み進んだ。一つ一つは印象的なのだが、続けて数編を読むと、山が混じってしまう。一つ一つの山行を大切にしたいと思った。
あまり命のやり取りのないような山登りの描写がとても楽しい。山登りの楽しさと、幾らかの寂しさと、でも、やはり山は元気をくれるところなのだ。
懐かしい山の名前も多かった。
画伯の絵が実によい。
この本をガイドブック代わりに山行計画を立てても楽しそうだ。
今が夏なら間違いなく明日は山に行くだろう。必ずそうさせる魅力の詰まった本との出会いだった。 -
一郎くんの写真 日章旗の持ち主をさがして
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