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気鋭の哲学者によるアメリカ見聞記 トランプ以後のアメリカの地で、哲学者・千葉雅也は何を考えたのか。 『勉強の哲学』に続く、半年の思考の軌跡と新たな哲学の萌芽。 ※この電子書籍は2019年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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Posted by ブクログ
淡々とアメリカ滞在期間の出来事を記しているのではあるが、そこに哲学者の考察がさらりとさりげなく取り入れられ心掴まれる。 著者とアメリカの距離感には親しみを覚えた。まぁアメリカのことは観光でしか知らないのだけど。
紀行となっているが、アメリカでの研究滞在生活のなかで、自身の研究との接触、様々な人々や文化との接触、街や交通、食事、カフェ、コーヒーの酸味など環境との接触についてその化学変化や差異を仔細に見つめて記録した様な一冊。仮説や思索の行く末、新たな疑問、違和感や観察など、著者独特のが繊細な感覚とそれを過不足...続きを読むなく表現できる文章力や背景の視座と、ひっくるめて味わうことができて面白かった。
素晴らしいエッセイ。千葉さんの思想、体感、そして、そう感じてしまう文化構造が吐露されていて、一気に読んだ。
例えばメンターみたいな人と話してたら、会話の端々に「なるほど」と頷くようなことあるじゃないですか そんな本です 短期留学先のアメリカでのふとした日常をきっかけに哲学的思考を少し広げ、それをつらつら書いてる 大風呂敷感がないのが良い 所々難しいけど
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