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憂鬱=快感! いらいらしている全ての人に
神田憂、ウツイ、カイズ。男女三人が組んずほぐれつする官能的なドタバタコメディ。現実とエロティックな妄想が交錯し暴走する!
神田憂は、今日こそ精神科に行かなければと思いながら、さまざまな事態に阻まれてどうしてもたどり着けない。彼女の周りに出没する年上の男性カイズさんと若者ウツイくんはいったい何者なのか? エロティックな思考が暴走し、現実が歪みはじめる。グルーヴ感のある文体が冴えわたる官能的ブラックコメディ。
単行本 2009年9月 文藝春秋刊
文庫版 2012年6月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
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Posted by ブクログ
『憂鬱たち』
七つの短編からなります
「デリラ」「ミンク」「デンマ」「マンボ」
「ピアス」「ゼイリ」「ジビカ」
登場するのは三人
「神田憂」
「年上の男性 カイズさん」
「若者 ウツイくん」
神田憂は、今日こそ精神科に行かなければと思いながら、さまざまな事態に阻まれてどうしてもたどり着けない。彼女の周りに出没する年上の男性カイズさんと若者ウツイくんはいったい何者なのか?エロティックな思考が暴走し、現実が歪みはじめる。グルーヴ感のある文体が冴えわたる官能的ブラックコメディ……ですって。
うーーーーん
読んでいても ? が多いし
エッチな方向に行きがちなのだけど
不思議と魅力的で
神田憂 とってもチャーミングなんだよなぁಠ_ಠ
カイズさん も最高♡
例えば
「デリラ」だったら…
病院(精神科)に向かう途中、"店員募集"の張り紙を見つけ、木製のドアを押し開け…
採用されてしまう。。。 えっ?
病院に行くんじゃなかったの!?
店の名前は「DELIRA」
雇われ店長 カイズさん
キッチン兼バーテン ウツイくん
「ミンク」だったら?
今日こそは、と精神科へ予約を入れたにもかかわらず、身支度をするためクローゼットの中を眺めている内毛皮のコートが欲しくなったため、目的地を青山へと変更してしまった……って、なんでよ! 病院は?
神田憂の妄想の中の男…ウツイくん
ブランドショップの店員…カイズさん
……という感じで七つのお話が
展開されていくのだけども
ちよっと強引なんだけど、
次のカイズさんはどんなカイズさん?
ウツイくんは? どんな設定
みたいに楽しみにしちゃってるの♪
金原ひとみ さんが
エロティックな思考で暴走しても
"へっちゃら" になってきてる自分もいるし…
やばいよなぁ ( ◠‿◠ )
憂鬱になっちゃう♪
Posted by ブクログ
金原ひとみ初読。
非常に良さそうなので続けて別作も読んでみたい。
何らかの正当なものに対するカウンターとして「露悪的」であるのとは違う、
素性として「なまくら」であることの愉楽性、とでもいうのか。
憂鬱を飼う女性、神田憂が、精神科に通院しようとするたびに
彼女を襲う困難を連作短編形式で描いた小説。
皮膚科と耳鼻科をハシゴした先に、
耳鼻科でメンタルカウンセリングを受ける話「ジビカ」。
タクシー運転手の目的地の聴き間違いの結果、運ばれた秋葉原で、
電マのバイブレーションを試しわける結果になる話「デンマ」。
セックスレスについて、
乗ったタクシーの運転手から解説を授かる話「マンボ」。
その他、良篇多数。
Posted by ブクログ
ひとみ嬢がまたひとつ脱皮した。
彼女の著作を順番に追っていくことほど、一方的にもはや変質的に彼女を読み解こうとせん情熱にかられてしまう行為はない。
AMEBICで彼女の才能にうちのめされた私。
彼女はひとつの壮大なラブストーリーを自らの中に強固なものとして持っていた。ほかの作家と同じように。
そこが彼女の出発であったが、同時に彼女には自身という、わずらわしくもいとおしく、支離滅裂でありながら興味をそそげる存在があった。
AMEBICでは徹底的に自身の狂気に向き合い、その混沌からすこしずつ、ひとつの塔のような、中心が生まれてきた。
ほとんど同じくして、その混沌には何にも代え難いオリジナルのリズムがあることも確立されている。
何事も、自身へむかえばむかうほど、しっぽを追いかける蛇のごとくに、滑稽である。
彼女は自己愛の極地に滑稽を見いだした。。。。
ハイドラ、星へ落ちると、彼女らしいラブストーリーともう一度向き合っていく過程の中でも、その文体はどんどん輝きをまし、ハイドラで、わたしは彼女の初期にひとつの完結と金字塔をみた気がした。
その後、この短編集の秀逸たるや!!!!
ラブストーリーから一歩進みでた彼女の滑稽な自分活劇!!!
また彼女が一方的な期待に答えてくれる。
わたしはお煎餅という言葉を友達の子供が熱心に繰り返すのをききながら、感動にふるえる。
一番すきなのは、ミンク。
とにかくひとみ譲の本を読むと、自分自身の苦悩が薄まることは一ミリもないのに気が楽でしかたがない。
それから少しニヒルになる、自己愛〜
この次の短編集からは、とうとう彼女は母になるのだ。
彼女が好きだから最近のインタビューはくまなく読んでいるので近況にくわしすぎて、そのあたりの事情はわかるために、どきどきしている。覚悟しながら新たな扉をひらくのだ。。。
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