憂鬱たち

憂鬱たち

600円 (税込)

3pt

憂鬱=快感! いらいらしている全ての人に

神田憂、ウツイ、カイズ。男女三人が組んずほぐれつする官能的なドタバタコメディ。現実とエロティックな妄想が交錯し暴走する!

神田憂は、今日こそ精神科に行かなければと思いながら、さまざまな事態に阻まれてどうしてもたどり着けない。彼女の周りに出没する年上の男性カイズさんと若者ウツイくんはいったい何者なのか? エロティックな思考が暴走し、現実が歪みはじめる。グルーヴ感のある文体が冴えわたる官能的ブラックコメディ。

単行本 2009年9月 文藝春秋刊
文庫版 2012年6月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。

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憂鬱たち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    元気の出る一冊。あふれる憂鬱と妄想をきびきび捌けていく言葉が痛快だし、気安いノリとちょっとした口の悪さもいい!
    そしてその奔放な自意識が、臨場感や連なりを保ったまま言語化され、論理でないところにテンポよく構築されていくさまにも惚れ惚れした。これがグルーヴ感というやつ??好き。

    0
    2025年09月28日

    Posted by ブクログ

    好きだったなあ、とても。

    ひとは皆、憂鬱だから
    ああ、これ感じるもんなあ、というような普通さだったりする。
    最初のデリラでこのままの流れかと思いきやそんなこともなく、期待した人には残念だったかしら、なんてね。
    一冊の流れとしてもわかりやすく、後に進むほどシンクロする。
    テンポよくあっという間に完読

    0
    2013年11月02日

    Posted by ブクログ

    発売当初読んだときよりも自分にフィットしてきた!!比喩と笑いに磨きがかかった短編集。全部好きだけど「マンボ」がとくに好き。

    0
    2012年07月28日

    Posted by ブクログ

    ダークなのに爽快。イライラ、モヤモヤ、暗さがある時にハマる本だと思う。
    序盤からずっと不思議な爽快感、次から次へとやってくる摩訶不思議なストーリー展開にどっぷりはまってしまった。
    読んだあとしばらく余韻を残すくらいは濃厚でブラックな世界観。
    だけどなぜか嫌な感じはない、むしろどんどん読みたくなってし

    0
    2025年09月02日

    Posted by ブクログ

           『憂鬱たち』


    七つの短編からなります

    「デリラ」「ミンク」「デンマ」「マンボ」
    「ピアス」「ゼイリ」「ジビカ」

    登場するのは三人
    「神田憂」
    「年上の男性 カイズさん」
    「若者 ウツイくん」     

    神田憂は、今日こそ精神科に行かなければと思いながら、さまざまな事態に阻まれ

    0
    2025年06月12日

    Posted by ブクログ

    金原ひとみ作品やっぱり最高だな。
    「憂鬱」をテーマにして、主人公カンダユウがカイズ、ウツイの名前の男に翻弄される短編集。
    特に「ゼイリ」の話が好きだった。

    0
    2024年06月13日

    Posted by ブクログ

    初めて読む作家さん。期待以上に面白かった。少し読み進んだ時に、筒井康隆に似てると感じたが、あとがきにも名前が出ていたので、間違いではなかったようだ。因みに、このあとがきは、何が何やらさっぱりわからなかった…w
    この方のお父様の翻訳された作品は、何冊も読んでいたのだけど、あまりの違いにびっくり。それで

    0
    2021年07月05日

    Posted by ブクログ

    金原ひとみ初読。
    非常に良さそうなので続けて別作も読んでみたい。
    何らかの正当なものに対するカウンターとして「露悪的」であるのとは違う、
    素性として「なまくら」であることの愉楽性、とでもいうのか。

    憂鬱を飼う女性、神田憂が、精神科に通院しようとするたびに
    彼女を襲う困難を連作短編形式で描いた小説。

    0
    2021年01月03日

    Posted by ブクログ

    ひとみ嬢がまたひとつ脱皮した。
    彼女の著作を順番に追っていくことほど、一方的にもはや変質的に彼女を読み解こうとせん情熱にかられてしまう行為はない。
    AMEBICで彼女の才能にうちのめされた私。
    彼女はひとつの壮大なラブストーリーを自らの中に強固なものとして持っていた。ほかの作家と同じように。
    そこが

    0
    2013年07月06日

    Posted by ブクログ

    才能ってのはこういうことを言うんやろなって、この人の作品を読む度に思う。
    そして、自分に何の才能もないことに「はあ〜あ」ってなる。

    ザ・憂鬱。

    0
    2012年10月21日

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