無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで203万冊以上配信中!
摂食障害気味の女性作家「私」のパソコンに日々残されている意味不明の文章=錯文。錯乱した状態の「私」が書き残しているらしいのだが…。関係を持った編集者の「彼」とその婚約者の「彼女」をめぐって、「私」の現実は分裂し歪んでいく。錯文の意味するものとは。錯乱した「私」は正気の「私」に何を伝えたいのか。孤独と分裂の果てには何が待つのか。著者の大きな飛躍点となった第三長編。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
最近、著者の本を読んだのですが、
過去作品も辿りたいなと思い。
20代の頃に「蛇にピアス」を読んで、
そこから読んでなかったので、
読めるかなと不安に思いつつ。苦笑
著者が出ていたYouTubeで、
アミービックを書いた後、
海外から帰国したら、
みんなが「アミービック!アミービック!」と
言ってくれるような想像をしていたが、
実際に帰国してもそんなことはなかった、
というような話をされていて。
アミービックという言葉が印象的で、
これだと思い、手に取りました。
読んでる途中で、
今だから読める本だな〜と。
たぶん20代の私だったら読みきれなかったかも。苦笑
摂食障害の作家の主人公と、
別の相手と結婚を控えている編集者の彼、
そしてその編集者の彼の恋人、
が存在として登場するだけなんですが。
主人公が錯乱しているときに書き残す錯文が結構なページにわたります。
怒涛の言葉と波のような感情が、
ドバ!!っときます。苦笑
言葉で伝わらない、私の語彙センス。苦笑
最後は一気読みでした。
何かに怒って悲しんで、
それなのに笑えるような、
切実なユーモアという感じに、
圧倒された一冊でした。
Posted by ブクログ
『AMEBIC アミービック』
金原ひとみさんの作品
うーーーん 時間かかっちゃった
ちょっぴり heavy ヘビーな作品。
摂食障害気味の女性作家「私」のパソコンに日々残されている意味不明の文章=錯文。
錯乱した状態の「私」が書き残しているらしいのだが………。関係を持った編集者の「彼」とその婚約者の「彼女」をめぐって、「私」の現実は分裂し歪んでいく。錯文の意味するものとは。錯乱した「私」は正気の「私」に何を伝えたいのか。孤独と分裂の果てには何が待つのか。
著者の大きな飛躍点となった第三長編。
………ですって。
一人称形式で進行していきます
錯乱と錯文のインパクトが凄くって…
内容がチンプンカンプンになったりもするの
これは錯文? 普通の文章?
……どっちなの? みたいにね ٩( ᐛ )و
そりゃね…金原さんが「錯文」って設定で書いてる文章だもん…強烈よね ಠ_ಠ
でもね 読み進めてくと(慣れてくると)
リズムで読めるから不思議♪
「私」がせつなくって
愛おしく思えてくるの…
一人称で進むから
「私」の生活を覗き見しちゃってる感じかな
決して いい子 じゃないんだけれど
理解したくなる感情が芽生えちゃうの✨
そして やっぱり 文章が綺麗
言葉の選び方が素敵なんだよなぁ
「人がこなす仕事などというものは、おしなべて意味のない事物である。」
なんか素敵♡
『蛇にピアス』『アッシュベイビー』
と読んでからの『AMEBIC』
あんまり期待していなかったのね
錯文が本当に いっちゃってるぅ ☝️ だしね
でも…「私」の切なさ 好きだなぁ
あとからの余韻が堪らん♡
レビューの評価は気にしないぞ!!
私はこの作品が好きさ!
金原ひとみさん 読むぞー!!
ってね✨
Posted by ブクログ
金原ひとみさんの小説は、彼女が若くして芥川賞を獲ったときから読もうかなと思いつつ、なぜか読まずじまいでいた。
ヘヴィーなイメージがあったので、読む時期を選びそうだと勝手に思い込んでいて。
結果、やはり、ヘヴィーだったのだけど。笑
読んでいる最中、思わず「頭が変になりそうな小説」とつぶやいてしまうほど。
でもこれは、貶しているわけではなく、どちらかと言うと感嘆に近い。「すっげーな…」って感じ。
主人公は摂食障害気味の女性作家「私」。
パソコンに日々残っている意味不明の文章=錯文は、「私」がアルコール摂取後に書き残しているらしいのだが、彼女にはその記憶がない。
体の関係を持った編集者の「彼」とその婚約者である「彼女」をめぐって、「私」の現実は分裂し歪んでゆく。
錯乱した「私」は正気の「私」に何を伝えたいのか。錯文の意味とは何なのか。
上記に出てくる「錯文」から物語はスタートするため、初っ端から不穏な空気が漂う。
「錯文」=「私」が錯乱している夜の状態と、目が覚めて正気に戻った日中の「私」の日々が繰り返すかたちで描かれる。
主人公は極端に痩せている。ガムと野菜ジュースと少しの漬物とアルコール以外はほとんど口にすることがない。自分を追い込み(だけど本人にその意識はない)それでも物を書くという仕事はこなし、そして、「彼」のことを思う。
自分から余計なものは極限まで削ぎ落としたような生活をしているけれど、女という意識は根強くあるところが切ない。
「彼」を思うあまりしてしまうとある行動は、はっきり言って病んでいる。
だけどなぜか、同じ女として気持ちが分かるような気がするだけに、やはりまた切なくなる。
「世界が異常なのか、それとも私が異常なのか」という、映画「17歳のカルテ」に出てくるセリフを思い出した。
ある意味でとても素直に生きている「私」のことを、異常だと断定できない。もしかしたら彼女のように上手く生きられない人間こそがまともなのかしれないと、昔から思うことがある。
不穏な空気のまま物語は終わる。
ぶっ飛んでるんだけど、これを読むと心が落ち着くという人も、きっと世の中にはいると思う。
この方の他の小説を読んだことがないから分からないけれど、最近の作はどうなのか気になる。依存性のある「ストロングゼロ」の小説を書いたって、最近何かの記事で読んだから。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。