【感想・ネタバレ】AMEBICのレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2013年03月13日

ものすごくわからないようなものすごくわかるような。

錯乱状態になっているときに彼女が書く文は
わたしが時折頭で描くその文に似ていたりするわけで、
かといって彼女ほど常にクレイジーでいれるわけでもないが。

とりあえず狂っているような正気のような本なのに、
文の違和感もなく引き込む力があるのが
...続きを読む原ひとみの天才的なところだと思う。

これ、金原さんの自伝ではないのかな。

主人公の名前も何もわからなかったが、
何もかも凄くわかった。

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Posted by ブクログ 2020年02月11日

10年くらい前に一度読んでいる。再読。

金原さんの作品はたぶん、全部読んでいる。どの作品を読んでも尖っているし、意味がわからない。最近の作品はまだ落ち着いてきている印象があるが。

アミービックは初期の作品で、やはり尖っていて意味がわからない。
登場人物は摂食障害の主人公「私」、編集者の「彼」、そ...続きを読むの婚約者の「彼女」。
時折、「私」は錯乱し、パソコンに錯文を書き残している。その文章が、本当にわけわからない。まさにラリっている。
でも、文章はカッコよく、読んでて心地いい。

意味がわからないけど、また手に取ってしまう金原さんの作品。

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Posted by ブクログ 2012年11月09日

摂食障害の女性作家(私)が日々パソコンに残されている錯乱した自分の文章や、婚約者のいる編集者やその婚約者との関係をめぐって歪んでいく話。

全体的にとにかく錯乱していて現実の「正気である」私ですら、普通とは思えないのだが、ある種「普通ってなんだろう?」と思わされてしまう。
すっかりひきこまれて1時間...続きを読むくらいで読んでしまった。

作者の意図することはわからないのだけれど、とにかく恐ろしいほどの吸引力がある。
これを22,3歳で書いたとは信じがたい。

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Posted by ブクログ 2012年09月05日

3〜4冊読んだ金原作品のうちの一つですが結構すきです。ちょくちょく出てくる食べ物のくだり面白いです。苦手な人は読むの苦痛かもしれませんが。
タイトルになってるアミーバより、ケーキとかタクシーのくだりが印象的でした。
主人公の感情や行動の描写がやっぱり上手い、と思います。

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Posted by ブクログ 2011年11月03日

金原ひとみさんの本はこれで三冊目。
蛇にピアスで彼女の作風に脱帽し
アッシュベイビーを読んでなんて気持ち悪いと、ここまでリアルに不快にされたのは初めてで、手に力は入らないし目はちかちかする。気持ち悪くて仕方ないのにとりつかれたように読んでしまう。忘れたいのに一生はなしは忘れられない今から3、4年...続きを読む前でそれ以来彼女の作品は手に取らなかったのに、なぜだか吸い寄せられるように手にとった結果やはり気持ち悪く、そしてとことん鬱になった

アミービック
アメーバのような。
精神が分離するきもちわからなくもない。だけどリアルすぎて、暗すぎて、とことん自分自身を追いつめてしまう。

わたしもアミービックなのかもしれない。

評価つけにくい、やっぱり。
ここまで苦しくなるのも珍しいと思うから4で。
金原ひとみさんはある意味毒であり、一度手に取ったら離れられない。とりつかれる

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Posted by ブクログ 2011年07月19日

これぞ欲望というような
一般の欲とは真逆の
これもまた欲と呼ぶのでは。

もはや男性とはなんぞや

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Posted by ブクログ 2011年01月16日

今日読み終わった!
この人は蛇にピアスが出た時から綿矢りさ、島本理生と共にあたしが気に入った物書きでした。
アッシュベイビーの時にちょっとがっかりしたけど、今回は新しい!ウデをあげたっていうのをもろに感じました。
退廃的で「仕組まれた不快感」に喰われるのは分かっていたけど(それは同期の...続きを読む男性作家だって何人もやってるはず)、今回はちょっと哲学でした。
登場人物や場面、場所は少なく単調で、決して描写や展開が見やすいわけじゃない。
でも、カフカとは少し違う、シュールレアリズムでもないなんか新鮮な角度を見た、っていう。しかも、それはあたしたちとはそう遠くない、ギリギリ錯乱って感じだった。
でも自分が元気ないときに読むと病んじゃいそう笑
あと冒頭の怒涛のリズムに当たると「計らい」って言いたくなりますw
もう1回なら読み返してもいい本。

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Posted by ブクログ 2019年01月16日

圧巻されました。初読時はあまり良い印象を抱けなくて友達にあげてしまいましたが、時間が経ってまた読みたくなってきてしまいました。また買うつもりです。

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Posted by ブクログ 2010年05月23日

金原ひとみは蛇にピアスとこれしか読んでないけど、どっちも彼女の自伝のような気がしてしまう。一般に正常とされる人間が一般に錯乱と呼ばれる人間を物語ることは可能なのだろうか。そういう人の文章を読んだことないから、わからないけど。

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Posted by ブクログ 2010年05月16日

読みながら精神的に詰まっていたものが溢れる、もしくは逆流するといった感覚を覚えた。もちろん合う・合わないではっきりと分かれる作品と思う。
合う人はきっと、ありふれた「わたしだけじゃない」という安堵よりも言い知れない恐怖と焦燥が先にあるのではないだろうか?

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

話の展開のおいて連想を呼ばせることがとても上手です。
描写はエンタメ路線に思います。
金原ひとみの良さは、若者を描いていることよりももっと内奥を描いていることのように思います。
食とは、欲とは、存在の主体とは・・・
小出しにするテクニックはさすがなのではないかと。

くしゃみが何かのメタファーなのか...続きを読む、考えて読むと面白いのかもしれません。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年08月29日

分裂と混沌と孤独の果てに失っていくアイデンティティ。
錯乱した文章を書く自分に不安を感じながらも、その文章の書く純粋な世界観に光悦してしまう。
それは分裂であり、混沌である。
異常だと思う私同様に、彼も、彼女も壊れている。
そう思うと結局世の中みんな壊れているんじゃないかと思えてくる。

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Posted by ブクログ 2014年09月07日

食事というものが汚い醜いなんておもったことなかったけど、これを読んでからなんだか色々考えちゃって食欲減退しました

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Posted by ブクログ 2014年08月23日

【本の内容】
摂食障害気味の女性作家「私」のパソコンに日々残されている意味不明の文章=錯文。

錯乱した状態の「私」が書き残しているらしいのだが…。

関係を持った編集者の「彼」とその婚約者の「彼女」をめぐって、「私」の現実は分裂し歪んでいく。

錯文の意味するものとは。

錯乱した「私」は正気の「...続きを読む私」に何を伝えたいのか。

孤独と分裂の果てには何が待つのか。

著者の大きな飛躍点となった第三長編。

[ 目次 ]


[ POP ]
人間の脳は「指を曲げる」といった随意運動が意識的に開始される約一秒くらい前に、既にその準備となる無意識の活動を始めているのだそうです。

じゃあ、その無意識の活動を始めようとするのは「私」以外の何なのか?

「私」という存在が自由意志によって行っていると思っているいろいろな行動も、実は脳内の何かによって決定されているのでしょうか?

そういったことで言うと、本作で錯乱状態の「私」が書き残す「錯文」も、「私」という意識以外の何か別のものが書いているとしても不思議ではありません。

本作では自分が分裂していく感覚をアミービックと表現していますが、このような感覚というのは主人公の肉体にも関係しているのかも知れません。

サプリメントと漬物以外はほとんどものを食べない主人公。

減量中のボクサーの五感が鋭敏になっているのに似ているような気がします。

「蛇にピアス」よりはこちらの方が好きなタイプの作品でした。

「蛇にピアス」があわなかった人も読んでみてはどうでしょうか。

[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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Posted by ブクログ 2014年04月15日

読む前に一度ここのレビューをちらっと眺めたら蛇にピアスよりヤバイなんて書いてあるからいやあれも相当ヤバかったよ?もしかしてみんなあれぐらいじゃ楽勝?むしろ刺激足りなかった?それはヤバイってとか思いながら1ページ目を開いたら確かにヤバくてもうどうしよ今日の夕飯どうしよって思ったくらいツラくてああなんか...続きを読む胃がキリキリするかも。キリキリ。胃がキリキリグサグサ。

と言う感じの小説です。

この本は下手なダイエット本より効果があるかもしれない。描写自体に気分を悪くしたり、吐き気を催したりすることはなかったのだけれど。
わたしの中で食事=臭い、汚いと言うものになってしまった。この気持ちが続く限りはあまりものを食べれないかもしれない。それは良いことなのか、良くないことなのか。

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Posted by ブクログ 2012年08月13日

「作家の私」「編集者の彼」「彼の婚約者」を中心に物語が展開していく。
「私」は食事をあまりとらずサプリメントなどで栄養をとり、たまに家に一人でいる時に錯乱して、意味が読み取りにくい文章をパソコンに残す。
今までの作品にあった刺々しい攻撃性はない。

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Posted by ブクログ 2012年07月25日

ライン踏み。自分だけかと思ってたら皆やってるんですね。金原さんもやっていたなんて。一驚を喫した。誰にもわからない秘密を共有できたような親愛の情をもった。

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Posted by ブクログ 2012年01月19日

私小説的な匂いをぷんぷんさせながら
物語としての駆動装置がすべて空回りする
というなかなか面白いつくりの小説でした。

存在するはずのこの後の物語が
分裂をおそらく救済すると思うのだけれど
それをわかった上での幕切れ。

モチーフがそこにないのが分かってても
そこを書いてなお、分裂にとどまってみてほ...続きを読むしかった。

いや、女同士のアミービックな連合というイメージ
まで出したんだから書けるはず。
っていうか、これだから女って畏怖の対象なのよね。

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Posted by ブクログ 2011年12月27日

相変わらず、刺激的な描写。
エッジの効きすぎてる
文章による表現方法を実験的に試しているような本。
天才と馬鹿は紙一重とはよく言ったもので、まさに危うい,アンバランスというイメージを抱く内容です。
文章とは何?この表現が読者にどう受け入れられる?と問いかけるような、そんな書籍でした。
錯乱と表現され...続きを読むる部分の文章は、読むに耐えない書き方がされているので、最後まで一気に読まないとお蔵入りするタイプの本だと思いました。
ストーリー的な読み物が好きな方にはお勧めしないです。
中毒性のある本。
カオス。

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Posted by ブクログ 2012年04月09日

なんて言っていいのか分からないけど、なんかいい。

みんな違ってみんないい、的な。

世界観にこんがらがってしまうところはあったけどね。
こんがらがるどころやない、イヤホンやったら新しいの買うレベル。

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