踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君

1,980円 (税込)

9pt

作家として、母として、個人として――
金原ひとみ 魂の遍歴

希死念慮に苦しんだ10代、デビュー作による芥川賞受賞、
結婚、出産、孤独で自由なパリでの生活、
かけがえのない子供たち、離婚、そして新たな場所へ。

『蛇にピアス』から『マザーズ』と経て、
『アンソーシャルディスタンス』『YABUNONAKA-ヤブノナカ-』へと結実した
小説家の軌跡。

朝日新聞掲載からSNSで拡散され大きな話題となった
「『母』というペルソナ」ほか、
作家生活20年にわたって書き継がれたエッセイ&掌編小説を完全収録

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踊り場に立ち尽くす君と日比谷で陽に焼かれる君 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    凄くとんがっているという先入観から等身大で真っ直ぐで真面目な人なんだなという、女性、母という枠に翻弄されてもなんとか生きて行く強さ、あえての困難に立ち向かうある意味不器用と感じられる部分に思い出し泣きと共感をしてしまった。誰かの血肉になったらいい。きっとなる。
    小説家という言葉の選び方をとても大切に

    0
    2025年12月14日

    Posted by ブクログ

    お母さんと元夫への辛辣な表現に笑ったけど、離婚後に気持ちが晴れやかになっていることが端々から伝わってきた。全ての人への感謝が溢れる気持ち、まじでわかるよ!!!!
    でも前作と変わらず、寂しさ、孤独、他人や社会への絶望、生きることへの絶望、自分への絶望みたいなのが感じられて非常に良かった。これからの作品

    0
    2025年12月08日

    Posted by ブクログ

    エッセイ?小説?となるようなものが混ざりきってるからどれが金原さん自身の話なのかわからなくなって混乱する、私小説?と思っちゃうようなものもたくさんあるから。
    最初の母親というペルソナがやはり素晴らしい。私も1人の子の母になったから尚のこと響く。それからずっと死にたい死にたいというエッセイが続き、元夫

    0
    2025年11月12日

    Posted by ブクログ

    読んで確信。金原ひとみさんが好きだ。
    初っ端から『「母」というペルソナ』に撃ち抜かれる
    初期の繊細で孤独で自分を傷つけようとするエッセイも、出産子育てで惑い癒しを求めて創作するような感覚も、自分を取り戻しつつ昔の苦しみに再び対峙する現在も、金原さんの価値観が好きだ。
    同時代を生きる同世代の同性として

    0
    2025年11月07日

    Posted by ブクログ

    本当に好きなタイプの本。
    特に現代の母親にはものすごくささると思うし、あの時間をこんなにも言語化してくれて、本当に素晴らしいと思う。
    掌編小説もパラパラと好きなところから読み出せるし、この本はずっとずっと大切にしたい。
    欲をいえば、あとがき、みたいなものを期待してしまったけどないほうが、やっぱりいい

    0
    2025年10月16日

    Posted by ブクログ

    名文のなかの名文「母」というペルソナで始まる構成がにくい!全人類に刺さるところがあり、当時妊娠中に朝日新聞掲載のこの文章を読めた私は、産後も事あるごとにこの文章を繰り返し読んでは救われてきたので、本という形に残ってくれて感謝の気持ちでいっぱい

    0
    2025年10月16日

    Posted by ブクログ

    私が知る限りでは、金原ひとみさんは自伝作品を発表していない。未読だが「オートフィクション」なる自伝的要素の強い創作(フィクション)もある様ではある。

    今回、朝日新聞出版から発刊された当書籍は、芥川賞受賞当時(2004年)から現在(2025年)に至るまで、様々な媒体で発表された金原さん自身のエッセイ

    0
    2025年12月14日

    Posted by ブクログ

    まだまだ数冊しか読めていないけれど、自分がこの作家さんの作品に惹かれる理由はなんなのか、作品から漂う甘い香りに自分が吸い寄せられてしまうのは、こういう生き方や考え方や苦しみ方から創造されているのだな。そういった言語化出来ないその感覚みたいなものを裏打ちされたような、金原ひとみさんの作家として母として

    0
    2025年12月10日

    Posted by ブクログ

    前回のエッセイ、パリの砂漠~が共感しすぎて、こちらも手に取った。

    前回よりも、恋とか性とか多い印象。
    残念ながらその部分には何も共感できない自分だった。

    三章の、「~の君」、の話が好みだった。
    自分の感情をここまで言語化できるのが、本当にうらやましい。


    印象的だったとこと(長い)
    ・「自分が

    0
    2025年12月07日

    Posted by ブクログ

    嘘とかいい加減な言葉がないように感じられるから、金原ひとみの書くものが好きだ。デビューの頃の文章はだいぶ今とは雰囲気が違うけど、最初から筆一本で生きてきたんだなとその迫力が伝わってくる。客観的にもお父さんの存在は大きいけど、学歴も経歴も何もないのにひたすら本を読むこと、全身でいろんなことを受け止め(

    0
    2025年11月26日

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