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この物語は、中年版『君たちはどう生きるか』です――金原ひとみ。45歳一人暮らし、労務課勤務のルーティン女・浜野文乃と、ホスクラ通いのイレギュラー編集者・平木直理。新たな代表作。
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Posted by ブクログ
金原さんらしい、鮮やかな内容で、引き込まれるように読んだ。 浜野さんのルーティンの生活も好き、それをぶち破るような平木さんもいい。 平木さんの考え、あこがれてしまう。自分の凝り方まった常識を打ち破ってしまいたい。 まさかさんの言葉がとてもやさしくて癒された。
良すぎる、良すぎた……最初に「そもそも会社がわたしにきて欲しいなら会社がもっと魅力的かつ快適、楽しい場所にならないといけないんですよ」とぶっ飛びながら確かに…と唸るような発言連発する平木さんとの話かと思いきや、その後登場したパンクロックボーカルで愚かな民どもに崇められているのに陰キャで話す言葉が優し...続きを読むすぎるまさかさんが………本当にたまらん良すぎる…こんなに聞き上手、お話し上手、受け止め上手で言葉を司る天才なのに、僕は人を暴いたり新しい一面を見たいわけじゃないから話したくない事は話さないで良いんです、僕は自分の見る目を信じてるからあなたが何を隠していようとあなたを嫌いになることはないですってスタンスで…私もこんな人に出逢いたい、否なりたい 人に好意を伝える時に、「生まれてから今まで一番美味しかったものが蜂蜜漬けのナッツをかけたハーゲンダッツのバニラ味だったんですけど、そういう感じの好きです。深度じゃなくて、ニュアンスの説明です。深度に関して言うと(省略)まあまあ深く好きです」って言葉が出てくるのが堪らんときめいた、やばいです 人生に絶望して、もう生きている価値がないと思ってもふとした出逢いや関わりで大きく変わる事がある。自分にはないかもしれない、でもあるかもしれない人生って捨てたものじゃないなと優しく思えた、あまりに良い本だった
小説全体から真っ直ぐな言葉が飛んできてテンポの良さにどんどん話しに引き込まれていきました。浜野さんの生き方が新しい人が加わったことでルーティンから少しずつズレて変化して新しい世界が広がって。素敵な登場人物たちにも出会えてほっこりしました。
難しい言葉を使ってないのに文章が秀逸だなって思う。特に比喩表現が素敵だなと思います。 最後まで言及されなかったけど、主人公の特徴と生きづらさは、見事に表現しているなと思う。 金原さんの最初の作品を読んでからの読書。 読み始めは、同じ作者なのに雰囲気違うな〜って思ったけど、中盤からやっぱり金原さん...続きを読むの作品だなって思った。
評価色々なんですね。私はぼちぼち老害世代ですが、読めて良かったです。 経験した人にしか分からないような具体的な心情、リアルで深くて圧倒的で引き込まれました。 無感情になって生きのびてきた心の蓋を、まさかさんが開けてくれた。感情が湧き出す。 最後自分も救われたような気になってしまって泣けました。
私にはとてもよかったです。 登場人物に悪い人はいなかったように思います。 どこか不器用で人間らしい方が、ただ要領よくうまくやっていくより人間らしくていいのかもしれません。 ナチュラルボーンチキンとして共感しながら読みました。
まさかさん、なんて素敵な人なの! 私がまさかさんと お付き合いさせていただきたいです(切実)。 まさかさんに惚れすぎて、後半全然キスシーンとか欲しかった人ですが、雰囲気的にまあないだろうなあ、と。(笑) この先の、まさかさん×浜野ライフが まだまだ見たいよ〜、という気持ちです・.。*・.。* 元...続きを読む旦那みたいな人、絶対にいるよなあ。めちゃくちゃイライラするけどそこら辺にいそうで、それも含めてイライラ!(笑) そして最後まで自分の過ちに本気で気付いてない感じ、こっちが悪者として消化されていく感じ…!コノヤロウ過ぎる。
毎ページマーカーを引いてしまいそうだった。でも読み終わって、一番好きなページはというと「見てくださいよこれ、楽しくないですか?」と呼びかけから広がるあの楽園のようなバルコニーのシーン。その序盤のこれからヒラキナオリとハチャメチャとワクワクがはじまる!!と思いきやそこから知り合う男性カサマシとの話にシ...続きを読むフトしていく。もちろんカサマシとの話が積りに積もるからこそマーカーを引きたくなるページが増えて行くのだけれど、このつまらない世界から引っ張りあげたヒラキナオリがだんだんモブ化していったのが物足りない…やっぱりもっとヒラキナオリとのデコボコ友情を読んでいたかった。 というのも、別に異性の恋人ができようが出来まいが本来の自分というのは実質的な所何も変わらないし、それを変わったんだ、私!とする主人公。寂しかったのを埋めるのは異性の恋人だとするのは45歳だからか「それって昭和的観点ですか?」と言いたくなるラストになるから。 もしかすると私は主人公に共感しつつも、本当はヒラキナオリの方の考え方に賛同しているから? 願うのならばヒラキナオリサイドのストーリーが続編として出たら迷わず買ってしまうだろう。 しかしカサマシの事をどこぞの馬の骨が!と言うつもりもなく。とくに「おじさんが嫌い」「差別の根源は恐怖心」「渡り鳥が渡り鳥に出会ってちょっと疲れたし死ぬまで一緒にとばない?」はもちろんマーカーを引きたくなるけれど、全てを受け入れ否定はせず肯定してくれる。ただの頷きではなく、しっかり意思をもって言葉にしてくれる意思疎通のとれた肯定だからこそ魅力的に見えるのであって、漫画の主人公にとっての都合のいい展開とおんなじ。 確かに前夫のような見下した態度の男は有り得ないけど有り得るが、カサマシのような男は有り得て欲しいけど有り得ない。このカサマシとの話を占めてるのはこの本が独身女性達の鎮魂歌として歌われている気がする。 でも出会えた事が奇跡、運命の人に出会いたい!とは思っていない独身女性が増えてきている。 誰かと求めあって生きていく事に越したことは無いんだろうけど、私は私としての自立しているからこそ、好きな事を好きなだけ、誰かにアテにするつもりもない 生きてる理由は祖先を残す事にも興味もないただ自分という自分をまっすぐ立っているのが嬉しくて楽しくて人生まだまだ時間が足りない!!と思っている節があるので このカサマシとの話より、それこそヒラキナオリとの話が読みたくなってしまうのかもしれない。 恐らく子どもを産みたいか産まないか産みたくないか産めないかで読む人の見方が変わるだろうけど。 別にヒラキナオリと同性愛を書いてほしいわけでも匂わせてもいらない ていうかなんで仲良くする事を性愛で結びつけようとするのか?人間と人間との話でよくない?? ってコメント見て思ったりして、言葉を借りるなら 「日本人とか女とか地球人とかじゃなくて、もうなんか自分のことは一つの世界ってかんじで捉えようと思って」思っている。 主人公の止まっていた時間が動き出したのは カサマシじゃなく、ヒラキナオリだから。 それだけは塗り替えてくれるなよと思ったりもした。 ただこの拭いきれないのは 「この憂鬱の皮膜が私を覆い始めている。未来への不安、お金と老後という何の面白みも斬新さもないどうしようもない虚しさが醸す、この恐怖。この恐怖に抗って生き続ける事など不可能。未来ある若者や生きたいと望む人の代わりに死ねたらどれだけ有意義だろう。そんな思いに時々強烈に駆られる」の一文がこの物語としての結末や起承転結よりも、大事で事実。 この事を書き記されたこの本は唯一無二だと思う。
本屋さんで見かけて気になった。読んでよかった。 平木さんみたいになれたらなって思う一方、元夫との思い出が自分の今と重なって見えた。不妊治療の気持ちとか流産の気持ちがまるで自分が感じた気持ちのようで読んでいて泣いてしまった 希望
新しい世界を見せてくれーー。ルーティンを愛する45歳事務職×ホスクラ通いの20代パリピ編集者。同じ職場の真逆のタイプの女から導かれて出会ったのは、忘れかけていた本当の私。 感想 "20代の視点から40代の価値観を覗くような感覚が面白く、 恋愛経験の有無で感じ方は変わるが、 年齢を重ねるほ...続きを読むど主人公の価値観がより理解できそうな一冊。"
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