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この物語は、中年版『君たちはどう生きるか』です――金原ひとみ。45歳一人暮らし、労務課勤務のルーティン女・浜野文乃と、ホスクラ通いのイレギュラー編集者・平木直理。新たな代表作。
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Posted by ブクログ
主人公にめっちゃ共感した。 平穏を求めて生きてる。眼科がちょうどいいイベント(笑) それを包み込んでくれる人に出会える。 一歩踏み出すのに勇気がいるけど、それでいろんな出会いがあり、世界が広がるかもしれない。
あーーーすごく救われた! ただの恋愛本じゃない、アラフォー版「君たちはどう生きるか」(らしい) ルーティンを愛し心に波風立たせたくない重たい過去を背負って生きていく人生に希望をもたらすキーパーソンたちが現れてハッピーエンド最高! 平木さんみたいな天真爛漫で無邪気な友達に、まさかさんみたいな過去も...続きを読む今も未来も全てを受け入れてくれるパートナーに出会えて救われただろうな。 押し付けがましくなくて丁寧な言葉選びを自然とかましてくるまさかさん、こんな人、、周りになかなかいないぜ、、? 不妊治療に悩む様を魚グリルに残された魚の炭に例えるのとかさ、、、秀逸。 金原ひとみさんの言葉選びが脱帽の嵐でした〜
上手い、うますぎる。泣けた。 なんで金原ひとみ先生の本ってこんなに救われるんだろう。 ラストの過去と行き来する構成がうますぎて唸った。 とりあえず周りの誰か一人には購入してもらえるほどおすすめして来ます。 最近忙しすぎてメモ取るだけで感想を投稿できてなかったけれど、これはせずにはいられない。
大好き大好き大好き!!!!!!!!!!!! 心地よい温度感と見開き2ページに及ぶセリフ量を永遠に愛すると決めた。 始まりと終盤の差がエグいので人に勧めづらい。でも好きなんだとっても。
とても好みで面白かった!毎日同じような生活を送ることに何の不満もなく過ごしていて平穏を求めるところに共感。普段と少しでも違うことをすると自分にとっては一大イベントなのに、平木さんやまさかさんにとっては非日常が日常なんだなとギャップを感じるところにも共感した。自分よりも下な女が好きという夫とのじんわり...続きを読むしんどい結婚生活と、身も心もボロボロになっていた不妊治療、両親との冷め切った関係性などの過去の話を全て受け止めて肯定してくれるまさかさんの存在が唯一無二で羨ましかった。付き合うとなるとその先のことを考えなければいけない風潮があるし、結婚はもう懲り懲りで45歳という年齢の主人公にとってまさかさんと決めた関係性は理想的で憧れた。子どもとおじさんが嫌いな理由が、どんな理由でキレ出すかわからないモンスターみたいな存在だからという理由にすごく納得してしまった。平木さんみたいに周りの目を気にせず自由に過ごしている人って見てるだけでも刺激を受けるし楽しいよなぁと思った。金原ひとみさんの作品をもっと他にも読んでみたい!
野菜と肉を、タレで炒めたものとパックご飯を交互に口に運び、スマホでドラマを見る生活を毎日続ける浜野は、自らとは何もかもが対照的な、平木と出会う。ホストに通い、ノリでタイまで行っちゃう彼女との生活は、浜野の虚無な日常に変化をもたらす——— 浜野さんは、子供という存在に対して愛おしさなどは一切持ち合わ...続きを読むせておらず、寧ろ反吐が出そうになる程嫌い。そしてその嫌悪感は、彼女が日常で、おじさんに対してのものと似ている。彼女がいうおじさんとは、年齢でなく属性を指す名称として使っており、トキシックマスキュリニティを獲得した人や、熾烈なヘゲモニー争いに参加しているような、とにかくくだを巻くような人間のことである。彼女がおじさんに対して抱く嫌悪感の正体は、話の通じない、生態がわからない、キレるポイントがわからないということからくるストレスであった。そう見れば、赤子もおじさんも同じようなもので、何を考えているかなんて他者からはわからないし、相手の頭の中を覗くなんて傲慢な真似はしたくないし出来ない。 この考えが本当に理解できる。 自分の理想としては、訳のわからない人がいても理解しようとせず、棚に上げて腐るまで放置したいし、なるべくそうしている。だけども、理想とはかけ離れた想いに至ってしまうことも少なくない。それは、いわゆるおじさんに対しての方が多いと思う。アルバイト中につかれた悪態や、ナチュラルにヒトを見下す言葉。基本的にはどうでもいいし、理解する必要も価値もないと思っているので無視出来ているけど、それでも少しはストレスになってしまっている。もしかしたら私は、本当に性善説を信じているのかもしれない。ヒトとヒトが互いを尊重し合うのは当たり前。そういった思いが心の奥底で蠢いているのかもしれない。それが悪いとは思っちゃいないけど、社会に迷惑をかけない程度で、自身が崩れてしまわない程度でなら理想を追い求めたいから、はやいとこ治したい。 凄く面白かった。 浜野さんと平木さんの関係を含む、登場する人たちの関係は、変であると思う。だけど、確かに羨ましいかもしれない。
ガツンと響く良さでした。 もう私は金原ひとみ中毒なのかもしれない。と2作しか読んでないのに思えるほど。 ヘビーな内容をこんなに面白く描けるのすごくない? 中年て誰しも、傷ついたことと傷つけたことを織り重ねて形成されてて 肝心なのは、それを今の自分がどう考えているかだと思っている。 どの時点からでも...続きを読む、生きたいように生きればいいと。 オーディブルで、日笠さんのナレーションすごくよかった…!
読書会の人に勧められて読んだ一冊。 私にすごく刺さる話だった。 ただ、チグハグ感はあった。両親への思い、カサマシマサカとの出会い、離婚した元夫や結婚生活の思い出。きっとつながっているのだろう。まさかさんとのアレコレと苦しかった結婚生活にはつながりを感じるが、長く割いた両親についての話は何につながって...続きを読むいたのだろう。 前半はなんの面白みもなくルーティンを繰り返すだけの日常。アクティブな母と、冷え切った仲なのに絶対離婚しない父。恋人がいるが離婚してもらえないので再婚できない母。自分に関心も愛も抱かなかった父への思い。そんなことが無気力なタッチで描かれている感じ。 後半はそんな生活の中で出会った破天荒な平木を介して、ものすごくぶっ飛んだバンドのボーカルカサマシマサカとの出会いと二人の交流が丁寧に描かれていた。 嫌いじゃない。こういう中年の静かな恋愛。 ライブの時は悪魔のカリスマのようなマサカが、普段は物静かな穏やかな感じがまたいい。 夜中にコンビニに行ったことが事件になる浜野と、ライブで日本中を飛び回るマサカ。平木は真逆と言うが、私にはペースというか時間の流れ方がすごく似ているのではと思ってしまった。 金原ひとみさんの他の本も勧められたので、ぜひ読んでみたい。
今の、私に、刺さった文中の言葉。 個人的に本当に欲しいものなんて 人にはないのかもしれない。 その時々に置かれている環境、自分の立場、ホルモンなども含めた体のバランス、そういったものが合わさった結果として恋人が欲しい、子どもが欲しい、お金が欲しい、権力が欲しいとなるのであって結局のところ、許せな...続きを読むいものはあったとしても手に入れなければならないものなど人間にはないのかもしれない。 渡り鳥が渡り鳥に出会って、ちょっと疲れたから死ぬまで一緒に飛ばない?ってナンパしたみたいなもの でも私はこうとしか生きられない人生を送ってきて、その結果としてある今を、否定的にも肯定的にも捉えていない。夏になって何で暑いんだと言われても、冬になって何で寒いんだと言われても困るように、こうとしかあり得なかったんだと言い切れる。
初めての金原ひとみ作品 食わず嫌いをしていたつもりはなかったけど、なんとなく食指が伸びなかった 一昨年の新譜の書評で面白そうだったので購入したまま積読になってた 前半は村田沙耶香作品のような気持ちで読んでた いるいる、周りに関心がなくて自分のルールを守る人が大切な人 少しずつ過去が語られて、...続きを読む柔らかい優しい雰囲気に 「ボーカルはかさましまさかさんです」 「スパイが作戦を練るように小声で聞いてくる」 あの時のは私は、魚グリルの中で焼かれて炭になった魚みたいな感じの気分」 自分では思いつかない表現がとても心地よい 気持ちがクサクサしてきたらまた読み直そう
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