【感想・ネタバレ】ナチュラルボーンチキンのレビュー

あらすじ

この物語は、中年版『君たちはどう生きるか』です――金原ひとみ。45歳一人暮らし、労務課勤務のルーティン女・浜野文乃と、ホスクラ通いのイレギュラー編集者・平木直理。新たな代表作。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

上手い、うますぎる。泣けた。

なんで金原ひとみ先生の本ってこんなに救われるんだろう。
ラストの過去と行き来する構成がうますぎて唸った。
とりあえず周りの誰か一人には購入してもらえるほどおすすめして来ます。

最近忙しすぎてメモ取るだけで感想を投稿できてなかったけれど、これはせずにはいられない。

0
2026年04月19日

Posted by ブクログ

大好き大好き大好き!!!!!!!!!!!!
心地よい温度感と見開き2ページに及ぶセリフ量を永遠に愛すると決めた。
始まりと終盤の差がエグいので人に勧めづらい。でも好きなんだとっても。

0
2026年04月14日

Posted by ブクログ

とても好みで面白かった!毎日同じような生活を送ることに何の不満もなく過ごしていて平穏を求めるところに共感。普段と少しでも違うことをすると自分にとっては一大イベントなのに、平木さんやまさかさんにとっては非日常が日常なんだなとギャップを感じるところにも共感した。自分よりも下な女が好きという夫とのじんわりしんどい結婚生活と、身も心もボロボロになっていた不妊治療、両親との冷め切った関係性などの過去の話を全て受け止めて肯定してくれるまさかさんの存在が唯一無二で羨ましかった。付き合うとなるとその先のことを考えなければいけない風潮があるし、結婚はもう懲り懲りで45歳という年齢の主人公にとってまさかさんと決めた関係性は理想的で憧れた。子どもとおじさんが嫌いな理由が、どんな理由でキレ出すかわからないモンスターみたいな存在だからという理由にすごく納得してしまった。平木さんみたいに周りの目を気にせず自由に過ごしている人って見てるだけでも刺激を受けるし楽しいよなぁと思った。金原ひとみさんの作品をもっと他にも読んでみたい!

0
2026年04月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初はゲラゲラ笑いながら読んでいた
近年の金原ひとみ作品は昔の繊細で陰鬱さのある作品とは異なり、基本的には明るい作風が多い
その中でも私が大好きな「マザーアウトロウ」と同じ作風の作品か!と思いながら読んでいたらまさかの展開。
最後は泣きながら読んでいました。
幼少期、私の母も不妊治療をしていたがこんなに辛いものなのかと、当時の母と重ねて読むと涙が止まらない。
そしてそんな主人公に寄り添うまさかさん。
渡り鳥と渡り鳥が出会って一緒に飛ばない?そんな関係でいられるパートナーが私も欲しいなと思いました

0
2026年03月15日

Posted by ブクログ

野菜と肉を、タレで炒めたものとパックご飯を交互に口に運び、スマホでドラマを見る生活を毎日続ける浜野は、自らとは何もかもが対照的な、平木と出会う。ホストに通い、ノリでタイまで行っちゃう彼女との生活は、浜野の虚無な日常に変化をもたらす———

浜野さんは、子供という存在に対して愛おしさなどは一切持ち合わせておらず、寧ろ反吐が出そうになる程嫌い。そしてその嫌悪感は、彼女が日常で、おじさんに対してのものと似ている。彼女がいうおじさんとは、年齢でなく属性を指す名称として使っており、トキシックマスキュリニティを獲得した人や、熾烈なヘゲモニー争いに参加しているような、とにかくくだを巻くような人間のことである。彼女がおじさんに対して抱く嫌悪感の正体は、話の通じない、生態がわからない、キレるポイントがわからないということからくるストレスであった。そう見れば、赤子もおじさんも同じようなもので、何を考えているかなんて他者からはわからないし、相手の頭の中を覗くなんて傲慢な真似はしたくないし出来ない。
この考えが本当に理解できる。
自分の理想としては、訳のわからない人がいても理解しようとせず、棚に上げて腐るまで放置したいし、なるべくそうしている。だけども、理想とはかけ離れた想いに至ってしまうことも少なくない。それは、いわゆるおじさんに対しての方が多いと思う。アルバイト中につかれた悪態や、ナチュラルにヒトを見下す言葉。基本的にはどうでもいいし、理解する必要も価値もないと思っているので無視出来ているけど、それでも少しはストレスになってしまっている。もしかしたら私は、本当に性善説を信じているのかもしれない。ヒトとヒトが互いを尊重し合うのは当たり前。そういった思いが心の奥底で蠢いているのかもしれない。それが悪いとは思っちゃいないけど、社会に迷惑をかけない程度で、自身が崩れてしまわない程度でなら理想を追い求めたいから、はやいとこ治したい。

凄く面白かった。
浜野さんと平木さんの関係を含む、登場する人たちの関係は、変であると思う。だけど、確かに羨ましいかもしれない。

0
2026年03月13日

Posted by ブクログ

ガツンと響く良さでした。
もう私は金原ひとみ中毒なのかもしれない。と2作しか読んでないのに思えるほど。
ヘビーな内容をこんなに面白く描けるのすごくない?

中年て誰しも、傷ついたことと傷つけたことを織り重ねて形成されてて
肝心なのは、それを今の自分がどう考えているかだと思っている。
どの時点からでも、生きたいように生きればいいと。

オーディブルで、日笠さんのナレーションすごくよかった…!

0
2026年03月12日

Posted by ブクログ

読書会の人に勧められて読んだ一冊。
私にすごく刺さる話だった。
ただ、チグハグ感はあった。両親への思い、カサマシマサカとの出会い、離婚した元夫や結婚生活の思い出。きっとつながっているのだろう。まさかさんとのアレコレと苦しかった結婚生活にはつながりを感じるが、長く割いた両親についての話は何につながっていたのだろう。

前半はなんの面白みもなくルーティンを繰り返すだけの日常。アクティブな母と、冷え切った仲なのに絶対離婚しない父。恋人がいるが離婚してもらえないので再婚できない母。自分に関心も愛も抱かなかった父への思い。そんなことが無気力なタッチで描かれている感じ。

後半はそんな生活の中で出会った破天荒な平木を介して、ものすごくぶっ飛んだバンドのボーカルカサマシマサカとの出会いと二人の交流が丁寧に描かれていた。
嫌いじゃない。こういう中年の静かな恋愛。
ライブの時は悪魔のカリスマのようなマサカが、普段は物静かな穏やかな感じがまたいい。
夜中にコンビニに行ったことが事件になる浜野と、ライブで日本中を飛び回るマサカ。平木は真逆と言うが、私にはペースというか時間の流れ方がすごく似ているのではと思ってしまった。

金原ひとみさんの他の本も勧められたので、ぜひ読んでみたい。

0
2026年03月08日

Posted by ブクログ

今の、私に、刺さった文中の言葉。


個人的に本当に欲しいものなんて
人にはないのかもしれない。
その時々に置かれている環境、自分の立場、ホルモンなども含めた体のバランス、そういったものが合わさった結果として恋人が欲しい、子どもが欲しい、お金が欲しい、権力が欲しいとなるのであって結局のところ、許せないものはあったとしても手に入れなければならないものなど人間にはないのかもしれない。



渡り鳥が渡り鳥に出会って、ちょっと疲れたから死ぬまで一緒に飛ばない?ってナンパしたみたいなもの



でも私はこうとしか生きられない人生を送ってきて、その結果としてある今を、否定的にも肯定的にも捉えていない。夏になって何で暑いんだと言われても、冬になって何で寒いんだと言われても困るように、こうとしかあり得なかったんだと言い切れる。

0
2026年03月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

心に傷を負ったたために無気力にルーティンで過ごして生きる主人公。そんな主人公を自由に生きる平木が連れて行ったライブで「ナチュラルボーンチキン」のまさかに会う。彼との出会いで無理に前向きに生きなくていい。この人となら頑張らなくていいと思えるようになって心の傷を癒していく…無理に成長やポジティブになる作品ではないので人を選ぶかもしれないけれど、心の傷を持つ誰かを包み込んで救う作品になるかもしれない。

0
2026年03月03日

Posted by ブクログ

初めての金原ひとみ作品 食わず嫌いをしていたつもりはなかったけど、なんとなく食指が伸びなかった

一昨年の新譜の書評で面白そうだったので購入したまま積読になってた

前半は村田沙耶香作品のような気持ちで読んでた 
いるいる、周りに関心がなくて自分のルールを守る人が大切な人

少しずつ過去が語られて、柔らかい優しい雰囲気に

「ボーカルはかさましまさかさんです」
「スパイが作戦を練るように小声で聞いてくる」
あの時のは私は、魚グリルの中で焼かれて炭になった魚みたいな感じの気分」

自分では思いつかない表現がとても心地よい

気持ちがクサクサしてきたらまた読み直そう

0
2026年02月23日

Posted by ブクログ

久しぶりに金原ひとみさんの小説を読みました。ついつい綿矢りささんと比較してしまうのはあるあるだと思いますが、僕は綿矢さん派かな・・・。

そんな訳でちょっとだけ金原さんは食わず嫌いをしていたのですが、そんな気持ちを楽々ひっくり返すようなめちゃくちゃ良い小説でした。

GoogleのAI検索結果では、金原ひとみ著『ナチュラルボーンチキン』は、ルーティン化した味気ない日々を送る45歳の事務職・浜野文乃が、奔放な20代の編集者・平木直理との出会いを機に、人生の煌めきを取り戻す爽快な物語。真逆のタイプの二人が織りなす、笑えて感涙する現代の物語です。と紹介されます。

・前半はパリピで自由奔放、強烈な平木の性格や、無理やり連れて行かされたライブに、主人公が心の中で突っ込み続けるという完全なクレイジーコメディー。この時点では、バンドマンとの恋愛も変な男と真面目な主人公のおもしろいかけ合いがメインの話かと思っていました。
・中盤から後半にかけては、主人公が人との交流を断ち、味気ない日々を送るに至った経緯となるハードな生い立ちや辛い結婚生活など、過去のトラウマが描かれ、軽やかでバグった前半から重力が上がっていく。平木のクレイジーさは良い感じで軽さを継続しながらも、なんか、思っていたのと違うヒューマンドラマ系に変わっていく
・最後は40代バンドマンと主人公との過去が明らかになり、こんなにもピュアで暖かく、やさしい恋愛ドラマで終わるのかという印象的な終わりを迎える

本当にジェットコースターの様な話でした。クレイジーなコメディーとラブストーリーがこんなにも美しく融合されるとは、全く想像していなくて、圧倒されました。

会話のワードセンスも秀逸で芥川賞作家の力を感じました。これは文句なしでみんなにおすすめしたい作品です。特に40代以上には響く内容なんじゃないかと思います。

0
2026年02月23日

Posted by ブクログ

「三十代後半くらいになってくると楽しいことがちょっと重くなってくるんだと思いますよ。霜降り牛みたいに、少々過剰すぎますねって感じで。」
-
「芥川龍之介だって、自殺の理由を将来に対する唯ぼんやりした不安、と表現したのだ。この恐怖に抗って生き続けることなど、不可能な気さえする。」

こんなことを言うくらい愛する家族も大切な人も生きる意味も特になく波風立てない毎日の為にルーティンをこなして人生を消費している40代労務の浜野さん。
会社のファンキーで自由で刺激的な毎日を好む20代の青髪ショート雑誌編集者の平木直理。
そして、平木さんの紹介で出会ったモッシュが有名なロックバンドボーカルのまさかさん(松坂牛雄)。

浜野さんと平木さん、浜野さんとまさかさんのやりとりが愛おしくて生きる意味のインスパイアをもらえた。
年を取るたびに、はみ出した事に挑戦したり、他人や自分と向き合うってすごく怖くなる。
次傷つけられたり大切なものを失ったら物理的に壊れてしまうかもという浜野さんの気持ちすごくわかる。
でも、一歩踏み出したらやっぱりすごく温かい世界がそこにはあるのかもって希望を持てた。

大人になってからできる友達とか恋人とかって温かくて優しくていいよね。

0
2026年02月18日

Posted by ブクログ

人生の紆余曲折を乗り越えたり、たまに乗り越えられなかったり、それでも(例え平坦な道を選んだとしても)生き続けた人だけが受け取れる、自分を少しずつ肯定できるような時間、未来。
心に杭を打ってくれる人との出会い。

40代半ば、離婚や妊活失敗を経験した主人公が送る、「生き続けること」に希望を持てる一冊でした。

0
2026年02月12日

QM

購入済み

読んだことないタイプ。文に区切りがなくて、目の前で2人の会話を聞いているような感じ。

主人公が怒涛の勢いで新しい世界に引き込まれるのが新鮮で面白かった。


あんなに正反対の人とそんなうまくカッチリハマることが気持ちよかった。

平木ちゃんのように、どんな価値観も考え方もたとえそれが自分のとは違うものであっても「ふむふむそうなんだねぇ、へぇ」と上手に流せるスキルは身につけたい。

ちょっと生きづらさを感じやすい現代人にぜひ読んでほしい1冊!!!

0
2025年05月04日

Posted by ブクログ

少し前に読んだ金原ひとみ作品『ミーツ・ザ・ワールド』『マザーアウトロウ』でも見たモチーフやシチュエーションにこれはなんか知ってる空気感だ、とニヤニヤした。フラットな視点を持つ派手な服装のパワフルな人、癖のあるホスト、謎メンツでわちゃわちゃご飯を食べるところなど。ストーリー現在軸において明るいテンションが漂っているという点で、本作は上記2作品と同じ方向性を持っていると思った。特に『マザーアウトロウ』と同じく読んで元気になれる作品だ。

尋常ではない執着と徐々に追い詰められていく従来の自分、その過程を書くのが上手いなぁ。浜野さんの過去の傷からもう血も流れなくなったこのタイミングだからこそ平木さんやまさかさんとの出会いによってルーティン生活から一歩外に出れたのだろう。負った傷も傷つけた事実も全部は消えないけど、浜野さんの人生や生活はこれからきっともっと鮮やかさが増すはず。

一緒に飛ぶ渡り鳥、一緒に老いて潰えていく関係というのが羨ましい。希望とか明るい未来を大手を振っては語れなさそうな言葉だけど、あたたかさや安心感がある。私もそれくらいの距離感で誰かと一緒にいれたら良いのになと思う。

0
2026年04月12日

Posted by ブクログ

自分の人生のちょっと先の、違った結末を覗き見ているような浜野さんの人生。生活の流れも食事もリズムもルーティンに乗せるのって、心が波立たないから楽な心地なのはよくわかる。どこか全てを投げ出し諦めてしまっている様な危うさを感じていたけど、後半にかけて元旦那さんとの生活や不妊治療、モンスター嫌いの所以が見えてきてだからか、、と合致。

平木さん経由で知り合った人脈、新しい環境、体験や感情に触れて少しずつリハビリしていく過程には少しホッとしました。かさましまさかさん、浜野さんと出会ってくれて、浜野さんのことを忘れずにずっと覚えていてくれてありがとう。

悲しい時に声が聞けて、落ち込んだ時に励ましてくれて、嬉しい時に報告したくなる様な誰かと人生を共存して歩んでいきたい。けど、もう失うことに耐えられそうにもない。大人になってからのお付き合いはきっともっと自由で、本人たちが納得してさえいればどんな形でもいい。そう思えたお話でした。

0
2026年04月05日

Posted by ブクログ

初の金原さんの作品
蛇にピアスは切り取りで知っているので
ちょっとどろどろしい、
不安な気持ちで読み始めましたが
結果、読んでよかった!と思えました

なぜ自分がこうなっているのか
少しずつ理解する話、解釈をしていく話

いろんな世界を見せてくれる人との関わりを
改めていいものだと思った

0
2026年04月01日

Posted by ブクログ

はじめての金原ひとみさんの作品
一文が長めだけど、読みやすかったし面白かった

主人公が白黒思考なところとか、傷つきたくなくてルーティンを好むところとか共感できた
平木さんやまさかさんと出会って、世界が広がって面白いことに出会えたのは羨ましいな

頑張って傷ついたからこそ閉じ困ってしまった世界を、人との出会いによってまた癒されていってる様が描かれていた

平木さんやまさかさんたちは一見派手で自己中に見えるかもしれないけど、人への許容力が大きくて、自分の意見を押し付けてないから、主人公も接しやすかったんだと思う

妊娠とか、結婚とか、全部とっぱらって、一緒にいれるまさかさんみたいな人って現実にはいるのかな

まさかさんの見た目とライブ中と実際の性格のギャップもいいし、まさかさん自身も過去に傷を負ってきた人なので、優しいのかな。



0
2026年03月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 中盤のまさかさんが浜野さんを口説くシーンは、好意を言語化し過ぎている点が、ある種滑稽だったりフィクションたらしめていると感じた。相手に好意を伝えるとき、全てを語らないことは多々あると思うし、人の気持ちは変わりゆくもので事前にこれだけ言葉を尽くしたとて、と思ったからだ。浜野さんがまさかさんからの好意の表現をあの手この手で翻すようにするのも、防衛線を張りすぎているように思えて、もしや作家の自意識が投影されている?と勘ぐりながら読め進めた。
 でも、後半にどんでん返しがあった。浜野さんの過去が明かされることで、中盤の過剰なやりとりは浜野さんの心(喪失感の深さなど)を表すために必要だったと理解できた。
 とても読み応えのある作品。自嘲や皮肉をキャッチーな言葉で添えることでメリハリが出ているし、作者の人間考察もさりげなく織り交ぜていて楽しめた。

0
2026年03月22日

Posted by ブクログ

めちゃくちゃ良かった。
新聞のコラムで文章うまいなと思った人が金原ひとみで、小説を初めて読んでみた。
中年の話で、妊活の話で、親子関係や恋愛の話で、読んでてしっくりくるし、読後感も温かでよかった。主人公のルーティンに埋没して心を動かさないようにする生活に共感するし、その誠実さも伝わってきて好感をもつ。他のも読んでみたい。※オーディブル

0
2026年03月11日

Posted by ブクログ

屈折した精神構造と表面的行動としては繰り広げられるドタバタ喜劇が同居しています。この感覚がとても気持ち良いです。
お話は過去の(直接的な理由は)結婚、不妊を機にこじらした40代女性が同世代やや歳下?バンドマンと出会い変わっていく話。
コメディ基調でも彼女の闇はかなり深く、人生の山谷の高低はどの程度が幸福の折り合いかは、なかなかに難しいと考えたりしながら読んでた。
出会いは必然的なクライマックスなのが、いい意味で意外。とても読後感が良い。

0
2026年03月10日

Posted by ブクログ

まるで自分の未来を見ているかのような内容だった。新しい出会い、自分から外に出る勇気、人との繋がりを絶たないことは自分にとって難しいけど未来のために頑張っていきたいと思えた。また親との距離感についても今の気持ちを言語化してくれていて救われた。思うように生きたい。

0
2026年03月08日

Posted by ブクログ

『ナチュラルボーンチキン』を読んで、自分と全く違うタイプの人間とは仲良くなれるのか、と考えた。

自分の殻の中にいた主人公が、タイプの全く違う同僚・平木さんと仲良くなり、さらにバンドマンのまさかさんと出会うことで、少しずつ世界が広がっていく物語。

私はどちらかというと主人公タイプだ。だからこそ、世間に忖度せず自分の気持ちに正直に行動できる平木さんは眩しい。ああいう潔さを、私はまだ持てていない。
複雑な家庭事情を抱えながらもデスボイスでバンドを率いるまさかさんも、最初は「違う世界の人」だった。
それでも距離が縮まっていくのは、相手のコミュ力のおかげなのか、それとも主人公の中に眠っていた魅力が引き出されたのか。

主人公の周りにいる尖った、でも何故か心地よい人たち。やりとりから伝わる優しさが、読んでいて心地よかった。そして少し、羨ましかった。

0
2026年03月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公とまさかさんのやり取りが微笑ましかった、、
ただ、まさかさんが当時から「天使だ」と思うほど主人公に惹かれていた理由を知りたかったなと思った。
当時の主人公は不妊治療が上手く進まず普通とは異なる精神状態だったと思うが、それでもそう思えるということは、その部分もきっと素敵なエピソードだったのだと思う。

0
2026年02月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読後感が清々しい。
主人公と同じく40代に読んで欲しい。

ルーティーンが落ち着く
予測できないものは怖い
主人公と似た感覚を持っているので深く共感して読めた。

特に『一緒に生きていく』のは重い、でも『一緒に朽ちていく』のであれば気が楽。
この部分が刺さった。

タイトルの意味がわかったときにはスッキリ。

0
2026年04月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

完全直感ジャケ選択本。私の直感本当いい仕事した!そしてこんなにボロボロ泣くとは思わなかった。カタルシスがつよすぎる。重い話を気軽に聞ける話せる笑いあえる人って色々乗り越えてきた過去があるからこそであって本当貴重人類だよなと思いました。

0
2026年03月30日

Posted by ブクログ

若い頃に妊活でボロボロになり、ただただ平穏な生活を求めていたミドフォー女性が新たな出会いに翻弄されていくお話。

長回しみたいな文章は新感覚ですごく面白いし共感する部分も多かった。

ストーリー展開はかなり無理がある感じなのでファンタジーとして読めば良いのですが、周りの人の「ホスト狂い」とか「宗教にハマった家庭」とか過激な設定がいまいち物語に活かされていなくて持て余した感じがした。


「皆多かれ少なかれ、三十代後半くらいになってくると楽しいことがちょっと重くなってくるんだと思いますよ。霜降り牛みたいに、少々過剰すぎますねって感じで、
心が動かない平穏な状態を求めている人は少なくないはずです。」
p22

0
2026年03月07日

Posted by ブクログ

私が最低で病んでるだけだけど、最初の浜野さんがつまらなすぎて浜野さんよりは私マシかもって思って安心したんだけど、結局壮絶な不妊治療の末の離婚でめちゃ大変だったんだな全然すごいわって思って結局落ち込んじゃった笑
結局恋愛かよって思っちゃって、やっぱ恋しないとダメなのかよとも思っちゃった。まさかさんみたいな柔らかい人ってだんだん自分の意見はないの?って浜野さんはイライラしちゃうんじゃないの?とか思って、これまた最低な感想を抱いた。そして浜野さんのめちゃくちゃ脳内で喋る所は私と似ているなとも思った。自分の中で色々逡巡して結構客観的に考えられてるかなって思ってたけど、まさかさんと話して人間に戻ったって言ってるシーンがあって、私もAIになってるのかもと思った。私も人間に戻りたい。
平木さんは色々ぶっ飛んでるように見えるけど、アクティブなのに人を気遣ってるし否定しないし最高だなって思った。4人でいるのに浜野まさかペアにする平木金本ペアが学生みたいに扱われてた気がしてちょっと笑った

0
2026年02月25日

Posted by ブクログ

40代の生き方に色んな可能性を感じる。

前半は浜野さん(主人公)の代わり映えのないルーティン生活に、平木さん(職場の女性)のお見舞いに行き仲良くなります。
今までとは違う生活を送ることになり、チキンシンクのライブに行くことに…!!
ルーティンを外れることを、ここ10年してなかった浜野さんですが恋愛に踏み出すことが出来るようになります。
色んな考えに共感できる部分と共感できない部分があり、同世代の人に読んで欲しいと感じました。
少しだけ心の荷が下りた感じがする物語でした。

0
2026年02月22日

Posted by ブクログ

金原ひとみさん。おそらく大昔に読んだ『蛇にピアス』『アッシュベイビー』ぶりかもしれない。なのであたたかい作品でちょっとホッとした。

結婚も離婚も経験したそのあとも人生は続いていく。臆病者でも、誰かとの出会いがきっかけで自分が変わったら、何かが変わるかも。

0
2026年02月18日

Posted by ブクログ

4 よりの3
序盤から凄く面白くて、
坂元裕二さんとか、江國香織さんが
好きな私は、凄い好きになりそうー!と
思いながら読み進めてた。
途中からチラホラ出てくる性描写が苦手(ᐡɞ̴̶̷ ̫ ɞ̴̶̷ᐡ)
思いつかないけど、聞いて納得!みたいな例えとか
食べ物の描写とかはとても良かった。

0
2026年02月12日

「小説」ランキング