あらすじ
この物語は、中年版『君たちはどう生きるか』です――金原ひとみ。45歳一人暮らし、労務課勤務のルーティン女・浜野文乃と、ホスクラ通いのイレギュラー編集者・平木直理。新たな代表作。
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一つ一つの言葉がそうだよね、の共感の嵐。おもしろい、というより一緒にいやまじでそうだよね、、と会話しているような本でした。
孤独じゃなくなるような本。
こんなに素敵な人たちに作中で出会えてよかったです。
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「この物語は、中年版『君たちはどう生きるか』です。」ーー金原ひとみ
この一文で手に取りました。
自分が歳を重ねるにつれて、この先に光が差し込むことがあるのかな?とか考えることがある。
主人公は精神的余裕がないから傷つくことを恐れ、それなら平坦な道を選ぶ。その点が自分もとても当てはまる。
でもきっかけがあれば、思っていたより心構えなくても光が当たるのかな、クスッと笑える瞬間のある人生を歩みたいなと背中を押されました。
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最初変な人の話かと思ったら、後半でどんどん普通の、私でも抱きそうな悩みがでてきて、すごく感情移入しながら読んだ。
まさかさんと浜野さんのやりとりが微笑ましすぎて、くすっと笑えて、救われる。
テンポの良さで紛れちゃうけど、内容はかなりシリアスで、妊活や結婚生活に悩む、(自分を含め)まわりの人を想いながら読んだ。
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2026年1冊目。すごく良かったです!
ルーティンをひたすら守り感情の振れ幅がまったくない生活から、平木さんまさかさんとの出会いで彩り溢れる人生がひらけていく感じ。最高でした!
離婚や不妊治療など、冬眠させていた過去の感情を少しずつ思い出してその都度辛くなりながらも乗り越えていく。その時に寄り添ってくれる人がいる。
大人になってから交友関係を広げることを面倒に思いがちの私ですが、出会いっていいなと素直に思える一冊でした。
まさかさんのこのセリフが素敵すぎて心に沁みました。言われたい…!!!!
↓
「僕らあとはもう自分にできることをして老いていくだけです。家のことも子供のことも義実家のことも考えなくていい。渡り鳥が渡り鳥に出会って、ちょっと疲れたから死ぬまで一緒に飛ばない?ってナンパしたみたいなもんです。この歳の僕らにできることはあんまり多くはないかもしれませんけど、死ぬまでまだ、結構時間はあるはずです。」
平木さんの毎日を描いたアナザーストーリーが読みたいです!
Posted by ブクログ
これはもうドラマ化してほしい作品!
浜野文乃役を松たか子さんにやってほしい。松たか子さんが早口で文乃のセリフを言っているのが目に浮かぶほど容易に想像できました。
平木さんは池田エライザさん、まさかさんは瑛太さんに演じてもらいたいなぁ。
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長年の間望んでいた子どもも授かれず、夫にも愛想をつかされて以来、人生に波風立てず自分を傷つけないようすべての日常をルーティンの中に収めようと決意した女性。
同じ職場の、こちらは非日常に生きる女性に半ば無理やり連れて行かれたライブをきっかけに、そのルーティンは崩れていく。
最初はそれに抵抗していたが、そのライブの主であった男性がさりげなく見せてくれる非日常の世界に徐々に夢中になっていく。
私たちは、自分の日常生活のルーティンに大した不満はなく、変化は求めていないと自分では思っていても、やはりどこかで他のあり得たかもしれない世界や非日常を求めている部分も無意識のうちにあるのだと思う。
そんな非日常の世界が絶対に良いと信じて、それがない人生などあり得ないという態度で強要されても受け入れられるものではない。
それでも、日常の中でちょっとずつそれを見せてくれるパートナーや友達がいれば、それだけで幸せなことだと思う。
Posted by ブクログ
かさましまさかさん と遊びを削ぎ落とした浜野さんの 特殊な飛んでる言葉遊び。面白い!!この2人の四角四面の枠を外していく会話が好き。平木直理さんの常識を外れているようで正論な言葉もよい。泣けるし
Posted by ブクログ
金原さんらしい、鮮やかな内容で、引き込まれるように読んだ。
浜野さんのルーティンの生活も好き、それをぶち破るような平木さんもいい。
平木さんの考え、あこがれてしまう。自分の凝り方まった常識を打ち破ってしまいたい。
まさかさんの言葉がとてもやさしくて癒された。
読んだことないタイプ。文に区切りがなくて、目の前で2人の会話を聞いているような感じ。
主人公が怒涛の勢いで新しい世界に引き込まれるのが新鮮で面白かった。
あんなに正反対の人とそんなうまくカッチリハマることが気持ちよかった。
平木ちゃんのように、どんな価値観も考え方もたとえそれが自分のとは違うものであっても「ふむふむそうなんだねぇ、へぇ」と上手に流せるスキルは身につけたい。
ちょっと生きづらさを感じやすい現代人にぜひ読んでほしい1冊!!!
Posted by ブクログ
そこでそう繋がってくるのかーと驚かされた。
展開を予想しながら読んでいたけど、全然当たらなかった。
人生における転機なんてどこで起こるかわからないし、今つらくても無理して必死に生きなくたっていいと励ましてくれように思えた。
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辛いことがあり、人生を諦めた。諦めても実直に仕事、生活を送っていた。
もしかしたら、そんな人は幸せになれるタイミングがいずれ起こるのかもしれない。そう思わせてくれる物語であった。
Posted by ブクログ
2026.1.24
浜野さん、辛い過去があったけど
いい人に出会えて良かったね。
平木直理
かしましまさか
ぐりとぐら
ナチュラルボーンシット
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ルーティンを愛する40代女性。分かるわぁと読み始めた。徐々に外界へ接触しはじめる主人公に置いていかれないよう読み進めながら頑張ってついていった。
「乖離」ってそもそもなんだっけ?とか他にもよく分からないけど雰囲気で捉えるライブ業界?専門用語的なものもあったり。
終盤、記憶から蘇った主人公の過去の、どう考えても常軌を逸した行動の描写が、違和感なく入ってきて不思議と共感できて、この部分が結構好きかも。
Posted by ブクログ
Audibleで鑑賞。
はじめのうちは、何やらずいぶんと拗らせた中年女性が、はつらつとした若手同僚との出会いをきっかけに自分を見つめ直す楽しいお話かな、と思っていたが、物語が進むにつれて何故彼女がそのようになったのかが詳しく語られる。
同時進行で運命の再会とも言える、これまた複雑な環境に育った男性と出会い、お互いにこれまでの過ぎた人生で何かをあきらめた境遇を共有しながら、これからの人生を一緒に過ごしていこうとするお話。
おおまかにはそんなお話なのだが、登場人物、特にお相手の男性キャラが魅力的で、小さなディテールを積み重ねていくことで、なぜ彼女が再生するに至ったのかを感じ取りやすい(理屈ではない)。
主題云々や妊活や夫婦関係にまつわる問題提起よりも、そういったストーリーテリングを楽しめる小説でした。
Posted by ブクログ
君たちはどう生きるか…まさに、だなぁ。考えなきゃいけないような、考えたくないような。
とりとめなくさらっと読めるけど、登場人物みんな好きだなぁ。浜野さんのルーティンを愛するところも、平木さんの突拍子もないような行動力も、まさかさんのイレギュラーっぷりも。気持ちがダダ漏れてるような文章も読んでて胸がキュッとなった。なんだか彼らが羨ましい。ラストもそれぞれがらしくて良かった。
Posted by ブクログ
金原さんの作品を読むのは「マザーアウトロウ」に続いて二冊目。こちらは、中年版『君たちはどう生きるか』との紹介文に惹かれて手に取りました。
ルーティンを愛する45歳事務員とホスクラ通いの20代パリピ編集者が繰り広げる爽快なストーリー。
面白くて一気に読み!
何もかもがルーティンの浜野さんの平穏な暮らしを激変させたパリピ編集者の平本さん。二人が初めて顔を合わせてからの展開が、痛快で面白かった。
異質に思える平本さんに戸惑いながらも、そのペースにのみ込まれ、いつの間にか楽しめるようになっていく浜野さん。
「人生」あとは穏やかに終わりに向かっていくだけの日々が、こんなにも予想がつかなくてワクワクだらけになるなんて!
予想もつかない出来事って、不安がるんじゃなくてもっと楽しめばいいんだ、って思える。
人生において出会う人、自分がいる環境って本当に大きい。
この本を読んでると、今までの自分なら考えられない奇抜な挑戦をしてみたら楽しくなるかも……と思えてくる。
読書を通して、私も非日常の世界に連れて行かれたようでおもしろかったです。
正反対のタイプに思える二人が、少しずつ距離を縮めていく様子に和んだし、優しい気持ちになった。
緩やかな繋がりが心地よかったなぁ。
金原さんの他作品ももっと読んでみたい。
『平木さんと出会ってから私の人生には想像を超えたものばかりが溢れ出していく』
『一緒に生きていくと思うと重いけど、一緒に老いて潰えていくんだと思うと、気が楽になります。』
Posted by ブクログ
蛇ピーをかなり昔に読んだ記憶がありますが
それ以来、久々の金原ひとみさんです。
本の装丁はあまり好みではないポップさです。
前評判はよいものの、内容はよくわからずでの読書スタート!200ページなら2日でいけるかな?
45歳で変化のない毎日を淡々と過ごす
主人公浜野文乃。
変化を拒絶するかのよう。
なぜそうなってしまったのか?そのきっかけが
徐々に明かされていくオハナシ。
彼女のココロを解してくれる、
同じ職場の今どきの女のコ「平木なおり」ちゃん。
もとは「仲なおり」ちゃんだったらしい。
そしてバンドマン「かさましまさか」さん。
回文でございます!
ステージでは悪魔的なパフォーマンスをするが
実はとても優しいキャラクター。
友人4人で宅パーティー、食するシーンは良かった!平木ちゃんがなんだかんだいい子なんだよね。大人になってからの友達っていいなぁって
思う。
途中主人公浜野文乃の記憶を辿っていくところは、なかなか感情移入がむずかしいところも
ありましたが、会話で進むシーンはたのしかったです。金原さん、『言葉であそんだな!』と。
最後、浜野さんが気軽に着れる服がなく、
スウェットのパンツに、まさかさんの革ジャンを着せられるシーンは、想像するだけで笑えました。
それだけ没入できたってことかしら?
こういう小説もたまにはいいかもね(^^♪
Posted by ブクログ
良かった!
平木さんが出てきた時はあんなに今時過ぎる
仕事はできるか知らんけどさ、ってタイプに
イラっとしたのに笑 浜野さんが喜びの世界に引き上げられたのは直理のおかげ!
毎日起きて食べて働いて寝て、喜怒哀楽の起こらないように生きていく事がルーティン浜野が
また、恋愛や友人やに巻き込まれて
人生を謳歌していく扉を開けようと
していくことに、まどろっこしかったりしつつ応援していた笑 まさかさんの誠実さ純粋さにもイライラしたけど笑 この2人は 今 出会ったからお互いの大切さに気づけて惹かれていけたのかな
深く深く傷ついてしまっても
決して人生諦めないで
人との繋がりを閉じてしまわないで
無理に繋がらない
必要とし合う人と大切に繋がっていきたい
Posted by ブクログ
好き。
あらすじだけにしてしまえば、割とありきたりな恋愛小説になってしまうのかもしれない。けれど、そこここにマーカーを引きたくなる文章が散りばめられていて、真理!って思いました。
平木直理ちゃんのキャラクターが最高。
主人公の過去の出し方が上手い。ぐいぐい読んじゃう。まさかさんの包容力すごい。
ハジケテマザレでも思ったが、美味しい物を美味しそうに食べてる描写が上手い。料理漫画が流行っているけれど、料理小説な部分もあるんじゃないか?
直理ちゃんと美味しい物を食べて、真理突いてくるシーンもっと欲しい!!
Posted by ブクログ
金原ひとみワールドを初めて感じた
文章が軽快だが深くて絶妙な感覚で染み入ってくる
登場人物に心理描写の表現が独特だけど、意味はしっかりと通じてくる不思議
Posted by ブクログ
平穏を求め変化の無いルーティンライフをしている40代OLが奇抜な見た目と性格を持つ20代の同じ会社の女性と仲良くなることから少しずつ生き方が変わっていく物語。
年を取れば取るほど変化に恐怖を感じ平穏を求めがちになると思う。しかし一度しかない人生、職場と家の往復だけで息をするだけの人生はつまらない。何がきっかけになるか分からないがとりあえず新しいことをやっていきたいと感じた。嫌なことがあっても続けることで何か変化があるかもしれない。無理の無い範囲で嫌なことにも挑戦したい。
Posted by ブクログ
45歳の事務職の女性と、20代のパリピ編集者。
まったく違う世界を生きてきた二人が出会うところから、この物語は始まる。
出会ってからの人生の転換がとにかく目まぐるしくて、
「こんなふうに人生が劇的に動くことってあるんだな」と、
正直、少し羨ましくなった。
読んでいて、心から「いいなあ」と思えた物語だった。
登場人物たちはみんな性格も価値観もバラバラなのに、
なぜか噛み合っていて、居場所として成立している。
そんな仲間がいる人生っていいな、と自然に思わされた。
後半では、浜野さんの壮絶な過去に胸が詰まり、
まさかさんの器の大きさにただただ驚いた。まさかさんの想いがきちんと届いて、本当によかった。
最後に残ったのは、人の優しさと、誰かと生きることのあたたかさだった。
Posted by ブクログ
45歳、独身、労務課勤務。
主人公・文乃の生活は、鉄壁のルーティンで守られている。感情を揺さぶられないよう、傷つかないよう、時間を効率的に消費する日々。それは一見、平穏で洗練された大人のライフスタイルのようだが、著者はそれを「緩やかな死」として冷徹に描き出す。
この物語の凄みは、その静寂な「防衛的ミニマリズム」の世界に、平木直理というZ世代の「ノイズ」を爆音で投げ込んだ点にある。
ホスト、バンド、無鉄砲な言動。文乃が必死に排除してきた「無駄」や「非効率」なものたちが、彼女の完璧な聖域を侵食していく。しかし、その不快なはずのノイズこそが、実は彼女の止まっていた心臓を再び動かすためのAED(自動体外式除細動器)だった。
タイトルの「ナチュラルボーンチキン(生まれついての臆病者)」は、決して卑下ではない。
臆病だからこそ、変化に震え、恐怖し、それでも踏み出そうとする瞬間の爆発力は凄まじい。何も感じない強さよりも、恐怖に震える弱さのほうが、遥かに「生きている」のだと突きつけられる。
これは単なる再生の物語ではない。
効率や正解に縛られ、賢く生きようとするあまり「正しく死んでしまっている」私たち現代人の頬を、金原ひとみがフルスイングで張り飛ばしに来る、愛すべきテロリズムだ。
読後、あんなに守りたかった平穏が、少し退屈に思えてくるから不思議だ。
Posted by ブクログ
平木さんのキャラが大好きだった。
私自身は浜野さん世代だけど、思考も生活も平木さん寄り。でもあそこまで突き抜けてはいないし、どんどん守りに入ってる自分もいる。もっと平木さんみたいに在りたい!という眩しさがあった。
Posted by ブクログ
この作家さんの作品を最近読んだ。
主人公の感じが似てる。
周りに振り回されることも、悪くない。
彼女の作品は元気をもらえる。
色んなことを受け入れていこうと思える。
自分らしく、でよくて。自分を無理に変えなくてよくて。
Posted by ブクログ
クレヨンしんちゃん並のネーミングセンス
かさましまさかさんの本名が松坂牛雄で笑った
ルーティーンを愛す浜野さんの心に、堂々と挑んでくるのが平木さんが大好き
わたしも平木さんみたいなパリピ人間になりたい!←
2026年7冊目
Posted by ブクログ
大切な人から心無い扱いを受け、最悪の出来事によって人生が終わったかのようにただ単調な変わらないルーチンを生きていた主人公。それでも生きていたから、まさかさんと出逢えた。どんなことがあっても、どんなに未来が見えなくても、誇りを持って仕事をし生きることをやめない、ということだけは守っていこうと思える作品。
Posted by ブクログ
平木直理みたいに少しだけなりたい。自分の人生を自分で引き受けてる感じが良い。常識、普通、定説に囚われず、まず自分で試してみるところが良かった。なんでも自分が試してみるまでは人様の意見でしかないというフレーズが心に残りました。知らないことに対して誰かの感想、人の意見、噂で判断せずに自分で体験して目で見て感じて自分の感想を持つのが大事。
浜野さんの元旦那みたいな人とは絶対に結婚したくないと思った。女は常に自分より劣っていてほしいと考えていて、浜野さんを尊重していない。女性の尊厳を軽視する男。不妊治療のシーンでかなりイライラした。
Posted by ブクログ
金原ひとみさんの作品は初読み
主人公である浜野はガチガチに面白みのない生活をルーティンに日々過ごす女性
彼女の出会う人たちは、今まで関わった人たちとは違っていた
この作品で1番好きだったのは、浜野が今までなら拒んでいたであろう新たな人間関係の構築を強引にでも受け入れたことで、拓けていく日常
ここは自分に対しても凄く刺激を受けた部分だった
凝り固まった自分を壊すには敢えて外に出る必要があること、そこには新しい感覚を学べるチャンスがある可能性があること
ラストは、なんか良かったなぁっと、ホッコリした気持ちになれました