【感想・ネタバレ】ナチュラルボーンチキンのレビュー

あらすじ

この物語は、中年版『君たちはどう生きるか』です――金原ひとみ。45歳一人暮らし、労務課勤務のルーティン女・浜野文乃と、ホスクラ通いのイレギュラー編集者・平木直理。新たな代表作。

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Posted by ブクログ

2026年1冊目。すごく良かったです!
ルーティンをひたすら守り感情の振れ幅がまったくない生活から、平木さんまさかさんとの出会いで彩り溢れる人生がひらけていく感じ。最高でした!
離婚や不妊治療など、冬眠させていた過去の感情を少しずつ思い出してその都度辛くなりながらも乗り越えていく。その時に寄り添ってくれる人がいる。
大人になってから交友関係を広げることを面倒に思いがちの私ですが、出会いっていいなと素直に思える一冊でした。


まさかさんのこのセリフが素敵すぎて心に沁みました。言われたい…!!!!

「僕らあとはもう自分にできることをして老いていくだけです。家のことも子供のことも義実家のことも考えなくていい。渡り鳥が渡り鳥に出会って、ちょっと疲れたから死ぬまで一緒に飛ばない?ってナンパしたみたいなもんです。この歳の僕らにできることはあんまり多くはないかもしれませんけど、死ぬまでまだ、結構時間はあるはずです。」


平木さんの毎日を描いたアナザーストーリーが読みたいです!

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2026年01月04日

Posted by ブクログ

これはもうドラマ化してほしい作品!
浜野文乃役を松たか子さんにやってほしい。松たか子さんが早口で文乃のセリフを言っているのが目に浮かぶほど容易に想像できました。
平木さんは池田エライザさん、まさかさんは瑛太さんに演じてもらいたいなぁ。

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2026年01月01日

Posted by ブクログ

長年の間望んでいた子どもも授かれず、夫にも愛想をつかされて以来、人生に波風立てず自分を傷つけないようすべての日常をルーティンの中に収めようと決意した女性。
同じ職場の、こちらは非日常に生きる女性に半ば無理やり連れて行かれたライブをきっかけに、そのルーティンは崩れていく。
最初はそれに抵抗していたが、そのライブの主であった男性がさりげなく見せてくれる非日常の世界に徐々に夢中になっていく。

私たちは、自分の日常生活のルーティンに大した不満はなく、変化は求めていないと自分では思っていても、やはりどこかで他のあり得たかもしれない世界や非日常を求めている部分も無意識のうちにあるのだと思う。
そんな非日常の世界が絶対に良いと信じて、それがない人生などあり得ないという態度で強要されても受け入れられるものではない。
それでも、日常の中でちょっとずつそれを見せてくれるパートナーや友達がいれば、それだけで幸せなことだと思う。

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2025年12月30日

Posted by ブクログ

かさましまさかさん と遊びを削ぎ落とした浜野さんの 特殊な飛んでる言葉遊び。面白い!!この2人の四角四面の枠を外していく会話が好き。平木直理さんの常識を外れているようで正論な言葉もよい。泣けるし

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2025年12月27日

Posted by ブクログ

金原さんらしい、鮮やかな内容で、引き込まれるように読んだ。
浜野さんのルーティンの生活も好き、それをぶち破るような平木さんもいい。
平木さんの考え、あこがれてしまう。自分の凝り方まった常識を打ち破ってしまいたい。
まさかさんの言葉がとてもやさしくて癒された。

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2025年12月19日

Posted by ブクログ

良すぎる、良すぎた……最初に「そもそも会社がわたしにきて欲しいなら会社がもっと魅力的かつ快適、楽しい場所にならないといけないんですよ」とぶっ飛びながら確かに…と唸るような発言連発する平木さんとの話かと思いきや、その後登場したパンクロックボーカルで愚かな民どもに崇められているのに陰キャで話す言葉が優しすぎるまさかさんが………本当にたまらん良すぎる…こんなに聞き上手、お話し上手、受け止め上手で言葉を司る天才なのに、僕は人を暴いたり新しい一面を見たいわけじゃないから話したくない事は話さないで良いんです、僕は自分の見る目を信じてるからあなたが何を隠していようとあなたを嫌いになることはないですってスタンスで…私もこんな人に出逢いたい、否なりたい
人に好意を伝える時に、「生まれてから今まで一番美味しかったものが蜂蜜漬けのナッツをかけたハーゲンダッツのバニラ味だったんですけど、そういう感じの好きです。深度じゃなくて、ニュアンスの説明です。深度に関して言うと(省略)まあまあ深く好きです」って言葉が出てくるのが堪らんときめいた、やばいです

人生に絶望して、もう生きている価値がないと思ってもふとした出逢いや関わりで大きく変わる事がある。自分にはないかもしれない、でもあるかもしれない人生って捨てたものじゃないなと優しく思えた、あまりに良い本だった

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2025年12月12日

Posted by ブクログ

小説全体から真っ直ぐな言葉が飛んできてテンポの良さにどんどん話しに引き込まれていきました。浜野さんの生き方が新しい人が加わったことでルーティンから少しずつズレて変化して新しい世界が広がって。素敵な登場人物たちにも出会えてほっこりしました。

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2025年12月01日

Posted by ブクログ

難しい言葉を使ってないのに文章が秀逸だなって思う。特に比喩表現が素敵だなと思います。

最後まで言及されなかったけど、主人公の特徴と生きづらさは、見事に表現しているなと思う。

金原さんの最初の作品を読んでからの読書。
読み始めは、同じ作者なのに雰囲気違うな〜って思ったけど、中盤からやっぱり金原さんの作品だなって思った。

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2025年12月01日

Posted by ブクログ

評価色々なんですね。私はぼちぼち老害世代ですが、読めて良かったです。
経験した人にしか分からないような具体的な心情、リアルで深くて圧倒的で引き込まれました。
無感情になって生きのびてきた心の蓋を、まさかさんが開けてくれた。感情が湧き出す。
最後自分も救われたような気になってしまって泣けました。

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2025年11月23日

Posted by ブクログ

私にはとてもよかったです。
登場人物に悪い人はいなかったように思います。
どこか不器用で人間らしい方が、ただ要領よくうまくやっていくより人間らしくていいのかもしれません。
ナチュラルボーンチキンとして共感しながら読みました。

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2025年11月18日

Posted by ブクログ

まさかさん、なんて素敵な人なの!
私がまさかさんと
お付き合いさせていただきたいです(切実)。

まさかさんに惚れすぎて、後半全然キスシーンとか欲しかった人ですが、雰囲気的にまあないだろうなあ、と。(笑)
この先の、まさかさん×浜野ライフが
まだまだ見たいよ〜、という気持ちです・.。*・.。*

旦那みたいな人、絶対にいるよなあ。めちゃくちゃイライラするけどそこら辺にいそうで、それも含めてイライラ!(笑)
そして最後まで自分の過ちに本気で気付いてない感じ、こっちが悪者として消化されていく感じ…!コノヤロウ過ぎる。

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2025年11月14日

Posted by ブクログ

毎ページマーカーを引いてしまいそうだった。でも読み終わって、一番好きなページはというと「見てくださいよこれ、楽しくないですか?」と呼びかけから広がるあの楽園のようなバルコニーのシーン。その序盤のこれからヒラキナオリとハチャメチャとワクワクがはじまる!!と思いきやそこから知り合う男性カサマシとの話にシフトしていく。もちろんカサマシとの話が積りに積もるからこそマーカーを引きたくなるページが増えて行くのだけれど、このつまらない世界から引っ張りあげたヒラキナオリがだんだんモブ化していったのが物足りない…やっぱりもっとヒラキナオリとのデコボコ友情を読んでいたかった。
というのも、別に異性の恋人ができようが出来まいが本来の自分というのは実質的な所何も変わらないし、それを変わったんだ、私!とする主人公。寂しかったのを埋めるのは異性の恋人だとするのは45歳だからか「それって昭和的観点ですか?」と言いたくなるラストになるから。
もしかすると私は主人公に共感しつつも、本当はヒラキナオリの方の考え方に賛同しているから?
願うのならばヒラキナオリサイドのストーリーが続編として出たら迷わず買ってしまうだろう。

しかしカサマシの事をどこぞの馬の骨が!と言うつもりもなく。とくに「おじさんが嫌い」「差別の根源は恐怖心」「渡り鳥が渡り鳥に出会ってちょっと疲れたし死ぬまで一緒にとばない?」はもちろんマーカーを引きたくなるけれど、全てを受け入れ否定はせず肯定してくれる。ただの頷きではなく、しっかり意思をもって言葉にしてくれる意思疎通のとれた肯定だからこそ魅力的に見えるのであって、漫画の主人公にとっての都合のいい展開とおんなじ。
確かに前夫のような見下した態度の男は有り得ないけど有り得るが、カサマシのような男は有り得て欲しいけど有り得ない。このカサマシとの話を占めてるのはこの本が独身女性達の鎮魂歌として歌われている気がする。

でも出会えた事が奇跡、運命の人に出会いたい!とは思っていない独身女性が増えてきている。
誰かと求めあって生きていく事に越したことは無いんだろうけど、私は私としての自立しているからこそ、好きな事を好きなだけ、誰かにアテにするつもりもない
生きてる理由は祖先を残す事にも興味もないただ自分という自分をまっすぐ立っているのが嬉しくて楽しくて人生まだまだ時間が足りない!!と思っている節があるので
このカサマシとの話より、それこそヒラキナオリとの話が読みたくなってしまうのかもしれない。
恐らく子どもを産みたいか産まないか産みたくないか産めないかで読む人の見方が変わるだろうけど。

別にヒラキナオリと同性愛を書いてほしいわけでも匂わせてもいらない
ていうかなんで仲良くする事を性愛で結びつけようとするのか?人間と人間との話でよくない??
ってコメント見て思ったりして、言葉を借りるなら
「日本人とか女とか地球人とかじゃなくて、もうなんか自分のことは一つの世界ってかんじで捉えようと思って」思っている。


主人公の止まっていた時間が動き出したのは
カサマシじゃなく、ヒラキナオリだから。
それだけは塗り替えてくれるなよと思ったりもした。

ただこの拭いきれないのは
「この憂鬱の皮膜が私を覆い始めている。未来への不安、お金と老後という何の面白みも斬新さもないどうしようもない虚しさが醸す、この恐怖。この恐怖に抗って生き続ける事など不可能。未来ある若者や生きたいと望む人の代わりに死ねたらどれだけ有意義だろう。そんな思いに時々強烈に駆られる」の一文がこの物語としての結末や起承転結よりも、大事で事実。
この事を書き記されたこの本は唯一無二だと思う。

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2025年11月11日

QM

購入済み

読んだことないタイプ。文に区切りがなくて、目の前で2人の会話を聞いているような感じ。

主人公が怒涛の勢いで新しい世界に引き込まれるのが新鮮で面白かった。


あんなに正反対の人とそんなうまくカッチリハマることが気持ちよかった。

平木ちゃんのように、どんな価値観も考え方もたとえそれが自分のとは違うものであっても「ふむふむそうなんだねぇ、へぇ」と上手に流せるスキルは身につけたい。

ちょっと生きづらさを感じやすい現代人にぜひ読んでほしい1冊!!!

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2025年05月04日

Posted by ブクログ

蛇ピーをかなり昔に読んだ記憶がありますが
それ以来、久々の金原ひとみさんです。
本の装丁はあまり好みではないポップさです。

前評判はよいものの、内容はよくわからずでの読書スタート!200ページなら2日でいけるかな?

45歳で変化のない毎日を淡々と過ごす
主人公浜野文乃。
変化を拒絶するかのよう。
なぜそうなってしまったのか?そのきっかけが
徐々に明かされていくオハナシ。

彼女のココロを解してくれる、
同じ職場の今どきの女のコ「平木なおり」ちゃん。
もとは「仲なおり」ちゃんだったらしい。
そしてバンドマン「かさましまさか」さん。
回文でございます!
ステージでは悪魔的なパフォーマンスをするが
実はとても優しいキャラクター。

友人4人で宅パーティー、食するシーンは良かった!平木ちゃんがなんだかんだいい子なんだよね。大人になってからの友達っていいなぁって
思う。

途中主人公浜野文乃の記憶を辿っていくところは、なかなか感情移入がむずかしいところも
ありましたが、会話で進むシーンはたのしかったです。金原さん、『言葉であそんだな!』と。

最後、浜野さんが気軽に着れる服がなく、
スウェットのパンツに、まさかさんの革ジャンを着せられるシーンは、想像するだけで笑えました。
それだけ没入できたってことかしら?

こういう小説もたまにはいいかもね(^^♪


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2026年01月11日

Posted by ブクログ

良かった!
平木さんが出てきた時はあんなに今時過ぎる
仕事はできるか知らんけどさ、ってタイプに
イラっとしたのに笑 浜野さんが喜びの世界に引き上げられたのは直理のおかげ!
毎日起きて食べて働いて寝て、喜怒哀楽の起こらないように生きていく事がルーティン浜野が
また、恋愛や友人やに巻き込まれて
人生を謳歌していく扉を開けようと
していくことに、まどろっこしかったりしつつ応援していた笑 まさかさんの誠実さ純粋さにもイライラしたけど笑 この2人は 今 出会ったからお互いの大切さに気づけて惹かれていけたのかな

深く深く傷ついてしまっても
決して人生諦めないで
人との繋がりを閉じてしまわないで

無理に繋がらない
必要とし合う人と大切に繋がっていきたい

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2026年01月07日

Posted by ブクログ

好き。
あらすじだけにしてしまえば、割とありきたりな恋愛小説になってしまうのかもしれない。けれど、そこここにマーカーを引きたくなる文章が散りばめられていて、真理!って思いました。
平木直理ちゃんのキャラクターが最高。
主人公の過去の出し方が上手い。ぐいぐい読んじゃう。まさかさんの包容力すごい。
ハジケテマザレでも思ったが、美味しい物を美味しそうに食べてる描写が上手い。料理漫画が流行っているけれど、料理小説な部分もあるんじゃないか?
直理ちゃんと美味しい物を食べて、真理突いてくるシーンもっと欲しい!!

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2026年01月02日

Posted by ブクログ

金原ひとみワールドを初めて感じた
文章が軽快だが深くて絶妙な感覚で染み入ってくる
登場人物に心理描写の表現が独特だけど、意味はしっかりと通じてくる不思議

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2025年12月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

平穏を求め変化の無いルーティンライフをしている40代OLが奇抜な見た目と性格を持つ20代の同じ会社の女性と仲良くなることから少しずつ生き方が変わっていく物語。
 年を取れば取るほど変化に恐怖を感じ平穏を求めがちになると思う。しかし一度しかない人生、職場と家の往復だけで息をするだけの人生はつまらない。何がきっかけになるか分からないがとりあえず新しいことをやっていきたいと感じた。嫌なことがあっても続けることで何か変化があるかもしれない。無理の無い範囲で嫌なことにも挑戦したい。

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2025年12月26日

Posted by ブクログ

45歳の事務職の女性と、20代のパリピ編集者。
まったく違う世界を生きてきた二人が出会うところから、この物語は始まる。

出会ってからの人生の転換がとにかく目まぐるしくて、
「こんなふうに人生が劇的に動くことってあるんだな」と、
正直、少し羨ましくなった。
読んでいて、心から「いいなあ」と思えた物語だった。

登場人物たちはみんな性格も価値観もバラバラなのに、
なぜか噛み合っていて、居場所として成立している。
そんな仲間がいる人生っていいな、と自然に思わされた。

後半では、浜野さんの壮絶な過去に胸が詰まり、
まさかさんの器の大きさにただただ驚いた。まさかさんの想いがきちんと届いて、本当によかった。

最後に残ったのは、人の優しさと、誰かと生きることのあたたかさだった。

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2025年12月23日

Posted by ブクログ

歳を重ねると自分のことや周りのことを分かったような気持ちになって、心の動きが鈍くなるような感覚になる。
でも、もっと自由に軽やかに小さな心の動きを見逃さないように行きたい。

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2025年12月15日

Posted by ブクログ

爽快な風が本の中に突き抜けているように思う。割り切れない関係は、あってもいいと思う。努力することができる人はそれが才能だというように、決めるまで時間がかかること、決断が遅いことも1つの才能。どのように自分で制御して受容していくかで、人生が変わる気がした、物語。

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2025年12月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まさかさんのライブでの姿からは想像できない普段の繊細さや言葉選びのセンスに驚いた。
二人が交わす会話のテンポと内容が素晴らしい。知性と遊び心があって、いつまでも聞いていられそうだった。主人公が子供とおじさんに対する嫌悪感の共通点を言語化する場面が個人的にすごく好きだった。

過去の出来事を機に、社会に対する自己を閉じてしまった主人公がだんだんと心を開いていく様、彼女の個性が垣間見得ていく様が、読んでいて面白かった。

ルーティーンを繰り返し、波風立たない生活を求めていくようになる人の思考回路の一端を知ることが出来てよかったなと思う。今の時代性を感じる作品。

まさかさんとの出会いで変わっていく様を見ていると、人から受けた痛みはやはり人との出会いでしか癒せないのかなぁと思った。今までの価値観の家族が崩れている現代において、新しい家族像、人と共にいる可能性を描いてくれている作品だと思った。

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2025年12月04日

Posted by ブクログ

淡々と生きている浜野さんは、
ちょっと変わったパワフルな平木さんと出会うことで、日常に大きな窓が開き、爽やかなかぜが吹き込んでくる。一体彼女はなぜ、そこまで頑なに周りの生活から遮断して、自分の心を殺すような生活を送っていたのか。

ナチュラルボーンチキンのコンサートでまさかさんと出会ってから、日々の生活に輝きが少しずつ増していく。
なぜ浜野さんが今の生活をすることに決めたのか、元夫との家庭、子どもへの意識のすれ違いで大きく傷ついていたことがわかる。妊活は一方的に女性が背負うことが多いと聞くのて、その悲しみ、つらさをここまで、こちらも女性の立場で突きつけられる。男性には、深い想像力か必要だと思う。

45歳、年齢を重ねていくにつれて、様々な経験を積み上げている。色々あるよね、最近そんな言葉を素直に口にする自分がいる

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

メッセージのたった一言でも相手にどう思われるかなって考えていろいろ悩んじゃうことに共感した。
自分が経験したことのない、非日常に憧れもするけど、毎日の安定したルーティンが疲れないし、好きだったりもする。
一度手に入ると確信した新しい命を喪失する体験による、理性を失うほどの苦しみ。
40代のリハビリ恋愛は微笑ましかった。

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2025年11月18日

Posted by ブクログ

ルーティン人生を送る文乃が直理との出会いをきっかけに生活が開ける話。なんかめちゃくちゃ好き、すごい良かった。直理ちゃんの開けっぴろげ感というか今が一番感というか、私にはなさすぎて憧れる。文乃の変化も嬉しくて、皆自分の好きな形で生きてってほしい

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2025年11月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

こちらの本の感想を見る機会が多くて、内容含めて気になっていましたが、なんせ「蛇にピアス」の作者である金原ひとみさんが書いたということで、若干尻込みしてしまいました( ´ー`)フゥー...
結婚→不妊治療→離婚の暗黒鬱々したところがあるぐらいで、あとは、ほっこりだった。

『自分には唯一無二性が無さすぎ、自分の人生には意味が無さすぎる、という事実の裏返しでもある。…まさかさんと蟹を食べることに異論はない。私はまさかさんと蟹を食べるだろう。何より蟹は美味しいし、何を差し置いても食べたいものの一つだからだ。』

着る服も食べるものもルーティン化して決めてしまえば、後は流されるように過ごすだけ。そうやって生きていく方が合理的だ、変化は嫌い、削ぎ落とした生活を送る浜野さんに、職場の後輩と、その御縁で新しく出会った人たちとがスパイスとなって変化をもたらす。もう1回読むなら、蟹も551豚まんも美味しそうな冬の時期がいいかなー(*´艸`*)

2025.8

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2025年12月06日

Posted by ブクログ

金原ひとみさんの作品は初読み

主人公である浜野はガチガチに面白みのない生活をルーティンに日々過ごす女性
彼女の出会う人たちは、今まで関わった人たちとは違っていた
この作品で1番好きだったのは、浜野が今までなら拒んでいたであろう新たな人間関係の構築を強引にでも受け入れたことで、拓けていく日常
ここは自分に対しても凄く刺激を受けた部分だった
凝り固まった自分を壊すには敢えて外に出る必要があること、そこには新しい感覚を学べるチャンスがある可能性があること

ラストは、なんか良かったなぁっと、ホッコリした気持ちになれました

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2026年01月11日

Posted by ブクログ

恋愛のさまざまな形を描いてくれる本。バツイチルーティンワーカー、家庭崩壊バンドマン、ホス狂い同僚などなぜここまで心情を鮮やかに描けるのかと不思議に思えるくらい作者の腕に感銘を受けた。普通の家庭で育った私の考えで悩むのは登場人物の方々に失礼だと思ってしまう程、読後は幅のある人生のお話を拝聴した気分になった。

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2026年01月06日

Posted by ブクログ

40代になったら自分も新しいことに対してこれくらい躊躇するのかな?
不妊治療のところは泣きそうになった。まさかさんと幸せになってほしい。

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2025年12月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

文章はうまい。サクサク読める、入り込める。
けど、最後もの足りないと思うのは、自分の歳のせいか、、、。もはや老害か笑

悪く言うと、自意識過剰の自己中な主人公の久々恋愛のノロケって感じ
結婚、離婚を経て、人との関わりを持たなくなった主人公が、職場に友人が出来、そのツテで恋愛までして、人間関係取り戻したって話だけど。
たまたま、いい人達に出会えたってだけで、本人は何にも変わってない。

例えば、この主人公と同じく、結婚に失敗し、離婚して、人との関わりを持たなくなった人が、人生、死んだように生きている人が、この本を読んで、共感はするかもしれないが、自分も、前向きに生きていこうと思えるだろうか?

自分にも、いつか、優しい友人や恋人との出会いが訪れるから、それまで頑張ろうと思えるだろうか?

ここで終わるなら、延々と1人を貫く強さを描くか、優しい友人や恋人と出会ったが、また一悶着があり、少しは成長する自分、というところまで描いて欲しいと思う。

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2025年11月22日

Posted by ブクログ

食べ物も着るものもすべてルーティンで過ごしていた主人公がマサカさんのライブを観て、グラグラグラっと世界が変わっていく瞬間には興奮した。音楽よりモッシュの描写が多いのも面白い
でもそこから恋愛につながるんだ、という違和感。マサカさんみたいにすべてを受け入れてくれる存在はそれはそれは羨ましいけど、過去バイトで同じ職場にいて…という理由で、なんでそこまで思ってくれるのかしっくり来なかった
元旦那の冷め方はなんかリアルで面白かった

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2025年11月18日

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