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仕事、家庭、恋愛の全てが欲しい女たちとその家族的つながりを描いた最新長編小説。二度の離婚を経て、中学生の娘である理子と二人で暮らすシングルマザーの小説家、志絵。最近付き合い始めた大学生の蒼葉と一緒に暮らしたいと娘に告げるが――。恋愛する母たちの孤独と不安と欲望が、周囲の人々を巻き込んでいく。
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Posted by ブクログ
バツ2女性小説家のお話。すごい良かった。自分の中の感情を言語化したい、それを誰かと議論して昇華させたい、という気持ち、そしてそれをしなければ自分でなくなってしまうような気持ちは分かる気もする。
はまっている金原ひとみさん。 読んでいる間、まるで自分が志絵になったような気がするような不思議な気持ちになった。 不倫や離婚や子供との別居などなかなかハードな話だけど、女友達との飲みやコロナ禍での生活の変化などリアルなことも多くて、重くもなく読めた。
年齢の変化、人間関係の変化、環境の変化、そんな細やかな日常の中の気持ちや感じてることが、とても細やかに言語化されていて、じっくり読めた。金原ひとみさんの作品は食事がとても美味しそうで、今回もたくさんの魅力的な食事がでてくて、美味しいご飯を食べたくなった。
最高の小説だった。生涯ベスト5あたりに食い込むかもしれない。 「私」を支配する、自分でコントロールしきれない私の欲望。それに従ったり抗ったり絶望をおぼえながらも、それでも、誰かと、この世と、生きていくしかない。その選択をし続けている「いま」の尊さ。 コロナ禍の直前から落ち着くまでの期間を、飲み会やラ...続きを読むイブの状況と照らして描くから、まるですべて自分ごとのよう。いやー、最後までめっちゃおもしろかった。
結婚や不倫、恋愛の事が描かれている作品なんだけど淡々と描かれているせいか嫌な印象を受けずに読めた。物語に散りばめられている食事や料理が美味しそうでそちらも楽しめた。ビリヤニが食べたい!
読み進めていくごとに話にのめり込んでしまった。節々に出てくる言葉の表現が素敵で、読んでいるとスッと心に入ってきた。 話は淡々と進んでいくスタイルだが、それゆえに面白さや魅力がある。20代後半から40代の方に読んでほしい。読む人によって感想が異なるのではないか、と。
好き嫌いはあるかもしれないが、浮気や離婚や不倫やセックスや語ることに躊躇してしまうことを清々しく語り、それを飄々と受け入れる女性たちがとても魅力的 そして何より主人公の女性の思考や感覚がこれでもかとばかりに言語化されていることに驚いた 凄い
読み終わったあとふぅってなる。 主人公に共感はできないけれど、物事に対する考え方とか、人との関わり方とか、改めて人間は多面体だなと。母、妻、彼女、社会人、いろんなお面を次々と摂ったり被ったり。 年齢的には蒼葉に近いからか、自分以外のことに対してあんまり関心がなかったり物事を抽象しすぎたりと思い当た...続きを読むる節があった。もう少し批評的にもなりたい。
まだ途中までしか読んでないが、なんども読み返さなければならない本だと感じている。読み飛ばしちゃいけないことが次から次にやってくる感覚。買って線を引きたい、書き込みたい。1ヶ月後また読みたい。 p148
読み終えるのに 途轍もなく時間がかかってしまったけれど 面白かった。 ストーリーがというより セリフや表現のひとつひとつに唸ってしまう。 そんな作品でした。 主人公はアラフォーの小説家。 離婚した二人の元夫と 年下の大学生の彼氏 最初の夫との娘(中学生)と同居していたが 途中から年下の彼と住むこ...続きを読むとになり 娘は実父の元へ。 複雑な家庭環境といえばそうかもだけど 離婚時のゴタゴタは乗り越えた後の話で どの組み合わせで会っても わりに平和な時間と美味しいご馳走がならぶ。 主人公はこれ以上ないくらい自由に 欲望のままに 生きてきたはずなのに 自信満々でもなくて 娘への愛情はたっぷりで 常に思考過多で いろんな不安を抱えている。 人生100年時代 ひとりの人とずっと添いるとげることは 逆に難しいのではと思っているので こんな生き方もアリと思える。 主人公もだけど 小説家仲間の話にしても 源氏物語の男女逆転バージョンみたいで 男女関係なく、人との関係 色んな形があってもいいような気がしてきた。 子育てを宗教に例えてる表現が とても響いた。 子供が自立してからは 頻繁には会わないけれど、 子供は自分の軸となる存在。 コロナ禍の表現もリアル。 楽しいと思いこまされてた集まりやモノなどに 魅力を感じなくなったし、 大切にしたいものが変わってきたなと思う。
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