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Posted by ブクログ 2009年10月07日
『私の嫌いな10の人々』 を書いた哲学の教授、中島先生の本。まず冒頭に、この本を書く理由が宣言され、その後は祖父母の代からのルーツ、両親や姉など自分をとりまく人々の説明、そして自分史へと続きます。感受性が強すぎて?!他人とのつきあいを社交辞令的にテキトウに流すことができなくて?!周囲の<フツウのひと...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月04日
ある病気を患い、「死」を肌で感じた時から「独り」を意識するようになった。でも、それはまだ「独り」であって「孤独」ではなかった。けれど、明日が訪れる不思議を意識できるようになってから、「孤独」を少しずつ自分のものにできてきたように思う。
そんな想いにかかった靄を払ってくれたのがこの本。自信や確信が持て...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年12月19日
おもしろい。とにかくおもしろい。(僕と同じ人種が居た!)という発見とでも言おうか。
この本は、著者自身の孤独にまつわる自分史であり、したがって、深い哲学的思想がどうこういう類の本ではない。著者の偏屈で混迷極まる孤独っぷりを、これでもかと開けっ広げに語り尽くす。そこが痛快で楽しい。タイトルだけ見れば...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月24日
新聞記事で中島義道氏を知りました。
東大卒の哲学者で記事はニーチェブームに疑問を呈していました。
面白うそうな人だなぁと思ったので買ってみました。
本の内容は自伝です。
言葉のタッチがハッキリしているので気難しく厳しい人の様に感じますが実際はとても繊細な人で優しい人なんでしょうね。
そう...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月16日
これは、人間嫌いで自分勝手、優秀で努力家で妥協ができない頑固者、そんな著者の自伝。
考えすぎてしまうからこそ何もできなくなる。そんな部分に共感した。
私は、考え無いことにした。感じるがままにあることを選んだ。
著者は考え続けることにした。思考の袋小路で孤独であることを選んだ。
何かを訴えるわけでもな...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月22日
「私は他人に執着することが嫌いである。」と始まるが、父親や留学生たち、Y教授に対する述懐は、執着そのものである。筆者の溜飲が下がるだけだ。
積極的に孤独な時間を作ることは、必要であると、歳を重ねるにつれて思う。しかし、それだけを追うことは、自分にはできない。
人生のある期間に、孤独な時間にどっぷり浸...続きを読む
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