孤独について 生きるのが困難な人々へ

孤独について 生きるのが困難な人々へ

580円 (税込)

2pt

孤独を全身で味わった哲学者が孤独を礼賛する
戦う哲学者が、誰一人からも理解されない偏った少年時代、混迷極まる青年時代を振り返り、助手時代の教授による壮絶なイジメ地獄までを実録する。
そして、ようやく「孤独を楽しみ、孤独を磨きあげ、孤独に死のう」という積極的孤独を選びとるまでの思索を描ききった。
この哲学的自分史の凄絶ぶり、また深遠さは比類がない。
解説:南木佳士

※本書は2008年11月に刊行された文春文庫の電子書籍版です。

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孤独について 生きるのが困難な人々へ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年02月24日

    中島先生の哲学は一見とても捻くれたように感じるけど、的を得た事を言っているのではないかと個人的に思う。この人の思想には何故か惹かれる。

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    『私の嫌いな10の人々』 を書いた哲学の教授、中島先生の本。まず冒頭に、この本を書く理由が宣言され、その後は祖父母の代からのルーツ、両親や姉など自分をとりまく人々の説明、そして自分史へと続きます。感受性が強すぎて?!他人とのつきあいを社交辞令的にテキトウに流すことができなくて?!周囲の<フツウのひと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年11月02日

    あなたは俺か。
    そう思うような考えばかりだ。

    しかし、どれも彼の体験に出自を持つ言葉で、当然自分には当てはまるべくもない。それでもなお、ああ自分の感じた思いはまさにこういうことがいいたかったんだ、と思う。

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    Posted by ブクログ 2014年09月25日

    とても強度のある本。筆者の極端ぶりはとても美しいです。すごく落ち込んでいる時に読むとこころが軽くなるというか、悩んでいる状態に諦めがつきます。逆にそこそこうまく行っている時に読むと、自分の中途半端さに落ち込みます。

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    Posted by ブクログ 2013年02月06日

    そこそこにこなしているつもりだけれど、どこか生きづらい。
    でも、こんなに極端に生きづらいという人がいることは、なんだか安心する。
    デラシネ(根なし草)

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    Posted by ブクログ 2012年07月04日

    ある病気を患い、「死」を肌で感じた時から「独り」を意識するようになった。でも、それはまだ「独り」であって「孤独」ではなかった。けれど、明日が訪れる不思議を意識できるようになってから、「孤独」を少しずつ自分のものにできてきたように思う。
    そんな想いにかかった靄を払ってくれたのがこの本。自信や確信が持て...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年12月19日

    おもしろい。とにかくおもしろい。(僕と同じ人種が居た!)という発見とでも言おうか。

    この本は、著者自身の孤独にまつわる自分史であり、したがって、深い哲学的思想がどうこういう類の本ではない。著者の偏屈で混迷極まる孤独っぷりを、これでもかと開けっ広げに語り尽くす。そこが痛快で楽しい。タイトルだけ見れば...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年07月24日

    新聞記事で中島義道氏を知りました。

    東大卒の哲学者で記事はニーチェブームに疑問を呈していました。

    面白うそうな人だなぁと思ったので買ってみました。


    本の内容は自伝です。

    言葉のタッチがハッキリしているので気難しく厳しい人の様に感じますが実際はとても繊細な人で優しい人なんでしょうね。

    そう...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年06月16日

    これは、人間嫌いで自分勝手、優秀で努力家で妥協ができない頑固者、そんな著者の自伝。
    考えすぎてしまうからこそ何もできなくなる。そんな部分に共感した。
    私は、考え無いことにした。感じるがままにあることを選んだ。
    著者は考え続けることにした。思考の袋小路で孤独であることを選んだ。
    何かを訴えるわけでもな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年05月22日

    「私は他人に執着することが嫌いである。」と始まるが、父親や留学生たち、Y教授に対する述懐は、執着そのものである。筆者の溜飲が下がるだけだ。
    積極的に孤独な時間を作ることは、必要であると、歳を重ねるにつれて思う。しかし、それだけを追うことは、自分にはできない。
    人生のある期間に、孤独な時間にどっぷり浸...続きを読む

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