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歌舞伎俳優・四代目市川猿之助の骨董コレクションを、自身のエッセイとともにまとめた一冊。はじめて買った川喜田半泥子の茶碗やぶち割ってしまった魯山人の徳利、巡業先で求めた唐津茶碗など、思い入れのある品々を写真家・みなもと忠之氏が新規撮影。楽屋で自ら茶筅を振るい、茶を喫する姿も収録。舞台上とは違った四代目市川猿之助の一面を、読者のみなさまにご紹介します。『なごみ』2012年~2013年の連載に加筆して単行本化。
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Posted by ブクログ
役者としての猿之助は特に好きではないのですが(ごめんなさい)文章のうまさと収集している器に驚き! いきなり川喜田半泥子の器とは、まいりました。
骨董道楽は聞くだけ、見るだけ、と固くこころに誓っているが、実際に実用に供している筆者は羨ましいし、憧れるしかない。写真で見られる筆者の所有品も美しい。 愛用し、その結果つくしみ、ヒビ、変色などを景色として楽しもうとする気分には恐れ入ります。
骨董蒐集を趣味とする著者が、古田織部作茶杓や北大路魯山人作徳利など自身の愛蔵するコレクションを紹介しながら、その器にまつわるあれこれを綴ったエッセイ集。骨董の世界については門外漢だけれど、美しい写真と著者の骨董愛あふれる文章に引き込まれた。盃を育てるために晩酌するなんてね。
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