神曲

神曲

1,705円 (税込)

8pt

小鳥店を営む檀野家の平穏な日常は、突然終わりを告げた。息子が通り魔事件で刺殺され、犯人は自殺。地獄に突き落とされた父、母、姉の三人が、悲しみと怒りを抱えながらも足搔き、辿り着いた先にあるものとは。次々に明かされる家族の秘密、ラスト20ページの戦慄、そして驚嘆の終曲。震えるほどの感動が待つ、著者渾身の飛躍作。

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神曲 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    再読です。前回は、宗教がよくわからない時に読み、よくわからない…の感想で終わりましたが、宗教にのめり込む側、止めたい側、両方を少し理解した上で読むと、両者の気持ちもよく感じ取れました。何かにすがり生きていく、どこかに助けを求めたい、そんな気持ちも分かりつつ、現実と向き合うということはどういうことなの

    0
    2024年12月23日

    Posted by ブクログ

    通り魔、失われた家族、新興宗教
    読んでいて苦しかったが、この苦しみこそがこの小説の醍醐味なのであろう
    「家族」とは、何か。信仰とはなにか。血の繋がりとは何か。色々考えさせられた

    0
    2024年09月22日

    Posted by ブクログ

    久々に読書したーー!という本だった。
    メンタルが落ちていて、運動をしても晴れなかったのに、読み始めて続きが気になってグイグイ読んでしまった。
    評価がかなり低くされていて、びっくり。
    読む前に、あの映画制作に携わった人なのね〜とか程度の予備知識で帯とかは見なかったので、期待はずれということはなかったの

    0
    2022年09月30日

    Posted by ブクログ

    息子を亡くしたことによって、宗教にハマっていく母とそれに対する娘と父の話
    読んでて苦しくなる部分があったが、非常に考えさせられた。
    個人的に遠い話ではなかったので、この作品の娘の位置になる可能性も父の位置になる可能性もあったのかと考えると、深く重く心にのしかかるものがあった。
    父も母も娘も正であるが

    0
    2022年04月07日

    Posted by ブクログ

    この作品は宗教/神について真正面から論じたものではないと思う。タイトルから「読み難い」んじゃないかと思っていたが、サクッと読めた。

    何かに縋らなくては生きていけなくなった人の哀しき姿と家族の困惑、そしてそれらから解き放たれるまでを描いたもので、エンタメとしても楽しめる作りになっていると思う。

    0
    2022年04月04日

    Posted by ブクログ

    「神曲」(川村元気)を読んだ。

    うーん・・・

    人は何かにすがらずにはいられない

    のか?

    出版社の煽り文句ほどには感動もしないけれど
    言わんとするところはたぶん

    愛だよ!愛!

    (恥ずかしながら川村元気さんのことまったく存じ上げていなかったよ)

    0
    2025年06月01日

    Posted by ブクログ

    親がパワーストーンにハマっていた頃を思い出した笑

    何かに縋りたくなる気持ちや周りの心情が良く書かれていると感じた。
    帯や本の紹介が壮大に書かれすぎてちょっと損してる気がする。

    0
    2025年03月01日

    Posted by ブクログ

    息子を通り魔に殺害されて、宗教に傾倒する家族のお話。
    目に見えない「永遠様」を信じようとし、歌ったり崇拝したり伝道活動をしたり、何かに縋っていないと壊れてしまう状況。

    私も神社やお寺にお参りするけれど、結局自分を信じて、信じられる自分にならないと、この家族みたいに何が大事なのかブレてしまう。
    でも

    0
    2025年01月19日

    Posted by ブクログ


    何かに信仰する人たちの内情を見てしまった。
    見てはいけないものを見たような心地。
    何も信じられなくなった先に目には見えない神様を信じようとする哀しいお話。
    何かに縋り付いてないと壊れてしまうから、神に歌ったり崇拝したり自分の芯が歪んでいってしまう。

    みんなは何に信仰してる?
    私は何を、信じている

    0
    2024年09月04日

    Posted by ブクログ

    「神」とはなにかがテーマかと思ったけど、他の人の感想見て、新興宗教がテーマなのかって気づいた。まあ同じようなもんか。

    途中隼太朗のエルサレムの話の部分はちょっと飽きたけど、わりとサクサク弛れることなく読めた。暗い話ではあるけど、表現が暗すぎずねっとり嫌な感じもなし!

    最後響子が宗教より「お母さん

    0
    2024年05月20日

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