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小鳥店を営む檀野家の平穏な日常は、突然終わりを告げた。息子が通り魔事件で刺殺され、犯人は自殺。地獄に突き落とされた父、母、姉の三人が、悲しみと怒りを抱えながらも足搔き、辿り着いた先にあるものとは。次々に明かされる家族の秘密、ラスト20ページの戦慄、そして驚嘆の終曲。震えるほどの感動が待つ、著者渾身の飛躍作。
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Posted by ブクログ
再読です。前回は、宗教がよくわからない時に読み、よくわからない…の感想で終わりましたが、宗教にのめり込む側、止めたい側、両方を少し理解した上で読むと、両者の気持ちもよく感じ取れました。何かにすがり生きていく、どこかに助けを求めたい、そんな気持ちも分かりつつ、現実と向き合うということはどういうことなの...続きを読むか、何が正しいのか…様々な人間の内面が表されていたと思います。
通り魔、失われた家族、新興宗教 読んでいて苦しかったが、この苦しみこそがこの小説の醍醐味なのであろう 「家族」とは、何か。信仰とはなにか。血の繋がりとは何か。色々考えさせられた
久々に読書したーー!という本だった。 メンタルが落ちていて、運動をしても晴れなかったのに、読み始めて続きが気になってグイグイ読んでしまった。 評価がかなり低くされていて、びっくり。 読む前に、あの映画制作に携わった人なのね〜とか程度の予備知識で帯とかは見なかったので、期待はずれということはなかったの...続きを読むかもしれない。 だから物語の出来がいいのか、とか映画化しそうだな、とかは思ったけれど。 そして、タイムリーな話すぎていつ書かれたのかもつい確認してしまった。 確かに重厚な社会派な本ではないけれど、人が生きている、余白のある本で私は好きだった。 みちおの中に夫をみたし、響子のなかに私をみたし、かなたのなかに息子をみた。 ただ、物語では前向きに終わっていたから、こんなようなことが現実でもあることという救いようのなさは本のなかにはなかった。近い状況にいる人にはどううつるのかは気になった。 現実でも遠い、渦中ではない私がエンタメとして受け止めるにはとても面白い本だったと思う。 両親には、保証人にはなるな・宗教には気をつけろ。これを口酸っぱく言われていたから、どこにも所属せず信仰心の薄い自分が出来上がったけれど、響子のようにいつ私の弱さに歩みよってくるものがあるかわからない。 今ここで家族と過ごせるふわっとしたこの幸せを、本当に、大切にしよう。
息子を亡くしたことによって、宗教にハマっていく母とそれに対する娘と父の話 読んでて苦しくなる部分があったが、非常に考えさせられた。 個人的に遠い話ではなかったので、この作品の娘の位置になる可能性も父の位置になる可能性もあったのかと考えると、深く重く心にのしかかるものがあった。 父も母も娘も正であるが...続きを読む故に、歯痒さを感じた。 信じて救われるものがあるなら、それも間違いではないのかもしれない。
この作品は宗教/神について真正面から論じたものではないと思う。タイトルから「読み難い」んじゃないかと思っていたが、サクッと読めた。 何かに縋らなくては生きていけなくなった人の哀しき姿と家族の困惑、そしてそれらから解き放たれるまでを描いたもので、エンタメとしても楽しめる作りになっていると思う。 【...続きを読むおまけ】 所謂「新興宗教」は人間の弱さにつけ込んだ『ビジネス』だと私は考えていて、「オレオレ詐欺」と何ら変わらないと思っています。
「神曲」(川村元気)を読んだ。 うーん・・・ 人は何かにすがらずにはいられない のか? 出版社の煽り文句ほどには感動もしないけれど 言わんとするところはたぶん 愛だよ!愛! (恥ずかしながら川村元気さんのことまったく存じ上げていなかったよ)
親がパワーストーンにハマっていた頃を思い出した笑 何かに縋りたくなる気持ちや周りの心情が良く書かれていると感じた。 帯や本の紹介が壮大に書かれすぎてちょっと損してる気がする。
息子を通り魔に殺害されて、宗教に傾倒する家族のお話。 目に見えない「永遠様」を信じようとし、歌ったり崇拝したり伝道活動をしたり、何かに縋っていないと壊れてしまう状況。 私も神社やお寺にお参りするけれど、結局自分を信じて、信じられる自分にならないと、この家族みたいに何が大事なのかブレてしまう。 でも...続きを読む家族だけは信じていたい。 そんなお話。 本筋とは関係ないけど、小鳥屋を営む家族のお話だったので、鳥ちゃん達がいっぱい登場して良かった。
何かに信仰する人たちの内情を見てしまった。 見てはいけないものを見たような心地。 何も信じられなくなった先に目には見えない神様を信じようとする哀しいお話。 何かに縋り付いてないと壊れてしまうから、神に歌ったり崇拝したり自分の芯が歪んでいってしまう。 みんなは何に信仰してる? 私は何を、信じている...続きを読むのか。 お寺や神社で手を合わすけど、結局は自分を信じないと報われない。 最初も最後も自分しかない。 だけど家族だけは信じていたい。 そんな物語。 みんな、幸せになりたいね。
「神」とはなにかがテーマかと思ったけど、他の人の感想見て、新興宗教がテーマなのかって気づいた。まあ同じようなもんか。 途中隼太朗のエルサレムの話の部分はちょっと飽きたけど、わりとサクサク弛れることなく読めた。暗い話ではあるけど、表現が暗すぎずねっとり嫌な感じもなし! 最後響子が宗教より「お母さん...続きを読む」を優先させたところに希望というか救いを感じたし、サスペンス・ミステリーでよくある「良い人だと思ってたのに」的な裏切りが良い意味でなくて、好意的な登場人物はそのままなとこも良かった。 「家族であろうとするために宗教を信じる」三知男と花音の気持ちは、新興宗教に関わらず「家族」を保つために無意識に多くの人がやってることなんじゃないかな。それぐらい「家族」って大きくてほかに代わりようのないものなんだって思う。良くも悪くも。 にしても、三者三様の見方、感じ方があるなあってのが一番。あと子供が殺される系、しかもその犯人が救いようのないキチガイ系はもうほんと読んでて辛いわ…
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