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ホワイトルーキーズ
【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。 「なんという場所に来てしまったんだ」--現役研修医が書くコロナ禍の理想と現実。4人の思いが交錯するリアルすぎる青春物語。 北海道の片田舎にある空知総合病院に四人の研修医が赴任してきた。 賑やかな同期と順調な新生活の始まりかと思いきや、 彼らはワケありでそれぞれ悩みを抱えていた。 風見司は工学部の大学院を修了後、医学部に編入した経歴の持ち主であり、 病院という環境に慣れずにいた。 さらに初日から心肺停止の患者に出くわし、医療現場の厳しさに打ちのめされる。 沢井詩織は都内私立医学大学の医学部を卒業後、実家の医院があるこの地方に戻ってきたが、 医師になってから見える景色は違っていた。さらに沢井が幼い頃から父の医院に通っていた 患者を担当することになった。 だが、なかなか医師として認めてはくれず、沢井は意固地になって対応するのだが……。 朝倉雄介は貧しい母子家庭に生まれ、生活苦の中で医師を目指したが、 思い描いていた生活とのギャップにうんざりしていた。 湯水のように医療費が使われる高齢者医療の意味を見いだせずに、 くすぶっていた彼だが……。 清水涼子はかつて祖父母の主治医であったベテラン医師と出会うが、 患者の家族として見えた姿と、同じ病院で働く医師として見る今の姿は違っていた。 医療現場の過酷な労働環境や医療でできることの限界を目の当たりにするにつれて、 彼女は自分の目指す医師像について悩み始める。 新米研修医の同期四人は失敗と成長、喜びを分かち合いながら院内を奔走する。 二年後に医師として独り立ちすることを夢見て、空知の青空に希望を乗せて……。 佐竹アキノリ(サタケアキノリ):1992年、北海道生まれ。2014年、アルファポリス・ファンタジー小説大賞特別賞を受賞しデビュー。2020年、医師国家試験合格、初期臨床研修を開始。2022年から内科専攻医として勤務予定。著書に「最強騎士団長の世直し旅」(ヒーロー文庫)他、多数。 ふすい:イラストレーター、装画家。現実を土台に幻想的な透明感や空気感を表現する作風で人気。『青くて痛くて脆い』『レゾンデートルの祈り』等の書籍装画をはじめ、挿絵、児童書、広告、MVイラスト、CDジャケットのイラスト等を中心に活躍。初めての画集『Brililiant World』も話題。 -
レペゼン母
なんと潤沢な物語だろうか。 強烈なパンチラインであり、まさに「ブレイク」作品なのだ。 ――逢坂冬馬さん 予想する「面白い」の1000倍面白い! ――大垣書店京都本店 荒川夏名さん マイクを握れ、わが子と戦え! 山間の町で穏やかに暮らす深見明子。 女手一つで育て上げた一人息子の雄大は、二度の離婚に借金まみれ。 そんな時、偶然にも雄大がラップバトルの大会に出場することを知った明子。 「きっとこれが、人生最後のチャンスだ」 明子はマイクを握り立ち上がる――! 第16回小説現代長編新人賞受賞作。 ーーーーーー 選考委員も激賞! こんなにスカッと面白い作品が新人賞なら、いっそ清々しいじゃないか!(中略)おかんのラップが響く今宵、この余韻! ――朝井まかて 「親との戦い」ではなく、親の側から「子との戦い」を力強く描いた、大人の小説であると感じさせられた。 ――宮内悠介 -
名探偵にさよならを
おじいちゃん、まだそばにいてよ。 もっと物語を聞かせて―― 累計25万部突破! 『このミス』大賞受賞作 『名探偵のままでいて』 シリーズ完結 レビー小体型認知症を患う祖父の「最後」の名推理! 『赤い館の秘密』『ユダの窓』『暁の死線』など 古典作品が彩る感涙の安楽椅子探偵ミステリー。 (あらすじ) 楓たちが知り合った“小林少年”の夏の記憶――炎に包まれる家の中、車椅子に乗ったおばあさんはどこへ消えてしまったのか。 古アパートの“音”と“鍵”の二重密室や、豪華客船内で起きた『ユダの窓』パターンの密室殺人など、レビー小体型認知症の楓の祖父は快刀乱麻に謎を解き明かしていく。 しかし、祖父の病状は悪化の一途をたどっており、楓との永遠の別れは確実に近付きつつあった……。 【著者について】 小西マサテル 1965年生まれ。香川県高松市出身、東京都在住。明治大学在学中より放送作家として活躍。現在、『ナインティナインのオールナイトニッポン』『徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー』『笑福亭鶴光のオールナイトニッポン.TV@J:COM』『明石家さんま オールニッポン お願い!リクエスト』を担当。『南原清隆、いまナンしょん。』(RNC)のアシスタントパーソナリティとして出演中。第21回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2023年に『名探偵のままでいて』でデビュー。他の著書に『名探偵じゃなくても』(以上、宝島社)など。 -
宮部みゆきのおすすめ本 2020-2024 in 本よみうり堂
電子版は本文中の写真を多数カラー写真に差し替えて掲載。 宮部みゆきをワクワクさせた本、154冊を一挙公開! 情報量はたっぷりありながら、1冊あたり新書判の見開きで読ませるコンパクトさが魅力の1冊。 国内外の話題のミステリから、海外ノンフィクション・社会時評など時代を映す作品、猫や俳句など趣味の本、絵本・イラストのビジュアル本まで――。作家のアンテナで選ばれたラインナップは幅広く、内容を紹介しながら書き手の体温を感じさせる書評は、作品の魅力が伝わると評価が高い。「今年の3冊」10年分の記録(2015年~2024年)、巻末の書き下ろしエッセイを収録。 -
佐伯警部の推理
大ベストセラー「道警」シリーズ待望の第2シーズン開幕!!! 佐伯宏一が戻ってきた。札幌大通署ではなく、函館方面本部捜査課に、警部として――。 厚真で強盗殺人事件を起こした犯人の一人が札幌ジャズバー「ブラックバード」に立てこもり、機動捜査隊の津久井に発砲した事件から約一年。重大事案の検挙実績で道警一だった大通署の佐伯宏一は、それまで受験すらしなかった警部昇任試験を受け合格、警察大学の研修を経て、函館方面本部捜査課に警部として着任した。佐伯が着任した二週間後、青函フェリーターミナルの北側、工業団地の岸壁から変死体が上がった。佐伯は早速、検視解剖が行われている病院に向かう……。 -
英雄の輪 -HERO’S ISLAND Another Story-
9月19日映画公開決定! 大友啓史監督×妻夫木聡主演、『宝島』 第160回直木賞、第9回山田風太郎賞、第5回沖縄書店大賞3冠受賞の作品、待望の続編! 「戦争は終わった。わたしたちの戦いはまだ終わらない」 あの島の「英雄たち」は奪われたものを取り戻し、力の限り生き抜いた。 彼らの「戦果」はひとつじゃなかった。 沖縄の芸能の祖と終戦を描く「ブーテン」 コザのAサインを舞台に「25セント」 迷宮入りした現金強奪事件「五つ目の石」 文化の交差点の劇場で「アーニーパイルで逢いましょう」 家族にはいろんな形があるさ「家族の唄」 1978年、沖縄がひっくり返った大騒動「ナナサンマル」 時代も年齢も多種多様な「戦果アギヤー」の姿を描く6つの「宝」のはなし。 -
ブレイクダウン
若き小隊長と怪物級無敵男の最強バディが駆け抜ける、 壮絶アクション×驚愕の国際謀略エンターテインメント! 舞台は2001年、日本最東端の小さな港町・枝室。 想像を絶する巨大な陰謀と最悪な戦争が待っていた──。 「戦争と国家が、このモンスターを生み、育てたのだ。」 杉江松恋氏、驚嘆! 「犯罪小説の読み手として至福の読書体験だった。 駆りたてられるように読み、物語が示す世界の破滅がいかに身近かを思い、しばし茫然とした。」 交通事故で兄を亡くした陸上自衛官の市瀬の官舎に、異相の大男・佐川が訪ねてくる。「あんたの兄弟は事故死じゃない。殺しだ」。不可解な死の謎を追う二人に次々と危険が迫り来る。元自衛官の芥川賞作家が放つ、大砲級のエンタメ超大作! -
書店怪談
「お客さんに言われたんですよ。盛り塩した方がいいよ。ここ、なんかいるからって」 小説家・岡崎隼人は最新作『だから殺し屋は小説を書けない。』を出版したことをきっかけに、書店員とよく話すようになった。ある日、地元・岡山市の新刊書店を訪れると、店長が盛り塩をしているのを目撃する。数週間後、岡崎は別の書店でサイン会を開くことになったが、そこでも奇妙な体験談が寄せられていることに気づく。 新作が思うように書けず焦っていた岡崎は、担当編集の菱川と話し合い、書店にまつわる怪談を集め、モキュメンタリー調に書き直したホラー小説にすることを思いつく。怪談は続々と集まり、順調に執筆は進んでいたが、寄せられた怪談には共通点があることに気づく。岡崎と菱川は、その共通点を探るため、さらなるネタ探しに乗り出すが、次第に恐ろしい真実に近づいていく。 -
ギプス
------ 人は他人を完全に理解することなどできない。でも、あなたの傷が癒えるまで守ることはできる。 心のギプスを求めるあなたへの物語。 ――あさのあつこ 滑稽で醜い、むきだしの自分も、悪いものじゃない。 そう心から感じさせてくれる物語に、初めて会いました。 ――彩瀬まる ------ 間宮朔子はすべてをあきらめている。 「若い女の子」の役割をまっとうするだけの職場、善良だが気が合わない実家の家族、なにより、なんの魅力もとりえもない自分のことを。 無難にやり過ごしていた日常に飛び込んできたのは、中学の同級生・あさひの姉を名乗る女性だった。 あさひがいなくなったので一緒に捜してほしいという。 親友だったはずの彼女とは、ずっと連絡をとっていない。 裏切られて、早く忘れてしまいたいのに、ふと思い浮かべてしまう存在――それがあさひだ。 -
粒と棘
ある男は、上海から空輸されたダイヤモンドの行方をめぐって追手から逃げる――飛行士として空を駆けた日々に思いを馳せながら。ある少年は、みずからと似た境遇の浮浪児を集めて地方の農家に身売りする――それが彼らにとっての幸福に違いないと信じながら。ある女は、紙芝居の出版社で働く傍ら許婚とともに義兄の帰りを待ち続ける――父のいなくなったこの国で自由とは何か悩みながら。一九四五年、第二次世界大戦の終結とともに被占領国となった日本の状況は一変した。あらゆるものを失い、時に犯罪に手を染めてもなお、生きるために人々はもがく。惨めにも、時に気高く。占領と復興の十年を駆け抜けた名もなき人々の生を描破する珠玉の六編。/【目次】幽霊とダイヤモンド/少年の街/手紙/軍人の娘/幸運な男/何度でも -
べっぴんぢごく
時は明治、岡山の北の果て。 乞食行脚の果てに、七歳の少女シヲは、 村一番の分限者である竹井家に流れ着く。 養女となり過去を捨て、絶世の美女へと育ったシヲは、 自らの子孫の凄絶な人生を見守り続けることになるが――。 美女と醜女が交互に生まれる、呪われた家系に生きる七代の女たち。 明治から令和まで連綿と受け継がれる因果は、 彼女たちを地獄の運命へと絡めとっていく。 憑きまとう死霊の影、貧困と美醜、愛欲と怨念。 時代は巡れど、この因果からは逃れられない―― 『ぼっけえ、きょうてえ』の著者が圧倒的筆致で描き上げる、暗黒無惨年代記。 【角川ホラー文庫版刊行記念】 限定書き下ろし 「第十三章 シヲ百三十六歳」収録 世は令和。因果は、終わらない。 -
天才望遠鏡
「将来の夢」を思い出せない全ての大人達へ 「才能を持った人間なんて、実はたくさんいる。でも、天才は違う。天才は、才能を見つけた連中が、一方的にそう名づけるんだ」 デビュー10年。爆発的に売れることはないけれど、きちんと締め切りを守り、編集者に無理難題を押し付けずに着実に仕事をこなす作家・星原イチタカ。一方、同期デビューの釘宮志津馬は偏屈で横暴であることを自覚しながらも、大人気作家であることから周囲に丁重に扱われることに対し憤りを感じている。イチタカの才能を軽んじる向きもある中、釘宮だけが彼の「天才」性を”観測”していた。 藤井聡太七冠の記録を塗り替え、史上最年少でプロ入りした中学生棋士、タピオカミルクティーの味もマカロンの味も知らない、かつての「氷上の妖精」、気がつかぬままに抜群の歌声を持ち、オーディションを駆け上がる天才中学生……。 描かれるのは5人の天才たち。彼らと、彼らを観測し続けた人々の姿が紡がれる連作短編集。 【目次】 星の盤側 妖精の引き際 エスペランサの子供たち カケルの蹄音 星原の観測者 -
リボンちゃん
“距離感”を描き続けてきた著者の最高傑作 光浦靖子さん推薦! 「針は心のあるべき場所に導いてくれる。大袈裟に言えば救い、手芸らしく地味に言えば楽しいからねえ」 街の小さなテーラーを舞台に、しなやかに生きる力をくれる物語。 ☆デビュー10周年記念作品☆ あらすじ:幼い頃から可愛いものが大好きで、頭のリボンがトレードマークの百花。”よくわかんない店”で働きながら、マイペースに日々を過ごす彼女は、あるとき伯母の加代子が営むテーラーを手伝うことになる。女性であることを理由に、紳士服を作ることが許されなかった加代子は、夫亡き後、日用品を中心に製作しているが、あるとき「下着のリメイク」の依頼が届き、手芸好きの百花の力を借りることにしたのだった。 下着にまつわる固定観念を軽やかにすり抜け、読む人の心をそっと解きほぐす物語。 -
晩年 アニメカバー版
≪TVアニメ「文豪ストレイドッグス」放送記念! アニメ描き下ろしコラボカバー版を配信!通常表紙版と内容が同じ商品です。ご注意ください。≫自殺を前提に遺書のつもりで名付けた、第一創作集。”撰ばれてあることの 恍惚と不安と 二つわれにあり”というヴェルレエヌのエピグラフで始まる「葉」、少年時代を感受性豊かに描いた「思い出」など15篇。<「文豪ストレイドッグス」シリーズとは>中島 敦、太宰 治、芥川龍之介、与謝野晶子、泉鏡花、F・スコット・フィッツジェラルドなど国内外の文豪のイメージをモデルに擬人化されたキャラクターが、横浜を舞台に「人間失格」「羅生門」などといった各文豪に関連する異能力を用いて戦うバトルアクション。 -
給水塔から見た虹は
あなたと私は違う。だから、一緒にいよう――。 『ふがいない僕は空を見た』『夜に星を放つ』の著者が、今を生きる人々に贈る感動作。 【各界からの反響続々!】 なんて誠実な小説なのだろう。今、この時代に、この本と出会えてよかった。――武田綾乃(作家) 白か黒かでしか断じない、この時代に絶対に有効な“あわい”の物語。――早見和真(作家) 何度も胸が潰されそうに痛かった。彼らの日々に、どうか幾重にも虹がかかりますように。――町田そのこ(作家) その人の涙のわけを知らない。分からない。けど私たちは何かを思うことが出来るから見つめながら目を逸らさずに、あなたの話を聞きたい。――山本奈衣瑠(俳優) 【あらすじ】 中学二年生の桐乃は、団地での暮らしに憂いていた。 郊外にある古い団地群には、様々な国にルーツを持つ人が生活している。そのせいか桐乃のクラスは衝突が絶えず、ベトナム人のクラスメイト・ヒュウがいじめの標的になっていたのだ。 家に帰っても、母の里穂は団地に住む人々を国籍問わず日夜助けており、「娘の私より、他人を優先するんだ」という思いがどうしても消えない。この場所で生活することに対する桐乃の嫌悪感は、日々強まっていく。 そんな中、中学校で起きたとある出来事をきっかけに、桐乃はヒュウと話すようになる。ヒュウは、理由は違えども、桐乃と全く同じことを望んでいた。 「この団地から出て、遠くに行きたい」と。 はじめてできた友達、母とのすれ違い――。 桐乃・ヒュウ・里穂のそれぞれの視点から、社会に蔓延る様々な分断に翻弄される2人の“こども”が少しずつ“おとな”になるひと夏を描いた、ほろ苦くも大きな感動を呼ぶ、ある青春の逃避行。 【著者略歴】 窪 美澄(くぼ・みすみ) 1965年東京都生まれ。2009年「ミクマリ」で女による女のためのR-18文学賞大賞を受賞。受賞作を収録した『ふがいない僕は空を見た』が、本の雑誌が選ぶ2010年度ベスト10第1位、2011年本屋大賞第2位に選ばれる。また、同年に同作で山本周五郎賞を受賞。12年『晴天の迷いクジラ』で山田風太郎賞を受賞、19年『トリニティ』で織田作之助賞、22年『夜に星を放つ』で直木賞を受賞。他の著書に『夏日狂想』『タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース』『夜空に浮かぶ欠けた月たち』『ルミネッセンス』『ぼくは青くて透明で』などがある。 -
前の家族
トラウマ級の結末!恐怖のマイホーム奇譚。 引越し後の鍵交換は、お済みです…よね? 中古マンションの購入から全ては始まった。 トラウマ級の結末が待ち受ける、芥川賞作家による恐怖のマイホーム奇譚。 三十七歳にしてマイホーム購入を思い立った小説家の猪瀬藍。気になるマンションへ内見に行くと、そこにはまだ、若い夫婦と幼い姉妹の小林一家が暮らしていた。彼らは十二年間住んだこの部屋を離れ、近くの新築一軒家に引っ越すという。 すっかり気に入った藍は購入を決意。リフォームも完了し、新生活を満喫していたある日、新居に小林姉妹が押しかけてくる。以来、食事やお泊まり会に招かれ、小林家との交流に甘美な幸福を感じる藍。だが、新居では奇妙な出来事が次々と起こり始め……。 日常を侵食していく不安と、衝撃の結末。芥川賞作家によるノンストップ・マイホーム奇譚。 ※この作品は過去に単行本として配信されていた『前の家族』 の文庫版となります。 -
廃集落のY家
どんどん怖さが増幅していくのに、続きが気になりすぎて、ページをめくる手が止められません。 背筋が凍りながら、最後に辿り着いた真実に、驚愕必至…! ホラーや、サスペンス、スリラーを、超越した壮絶な面白さでした!――紀伊國屋書店福岡本店 宗岡敦子さん 怪談、ホラーで私の中で最高傑作を読んでしまった。あなたも読んで恐怖におびえてください。――くまざわ書店南千住店 鈴木康之さん とんっっっでもなく怖かったです…。遠坂八重さんって何者ですか。――紀伊國屋書店イトーヨーカドー木場店 宮澤紗恵子さん 発売前から大反響!恐怖、震撼、激賞の嵐。 『死んだら永遠に休めます』で話題沸騰中の著者が「恐怖」を全力で描き切った、渾身の書き下ろしホラーミステリ。 五感を震わす戦慄から抜け出せなくなる。謎が深まる怒涛の展開に一気読み必至。〈br〉令徳大学文学部一年生の小佐野菜乃は、新歓合宿で同学年の蓬萊倫也、泉秋久と出会う。三人ともオカルト好きという共通点で意気投合し、『怪異研究会』を立ち上げることになった。しかし、その後蓬莱が音信不通になり行方がわからなくなってしまう。泉がXで見つけた動画には、夜の草叢に首を微妙に傾けてまっすぐ立つ、蓬莱によく似た男性が映っていた。その動画が撮影されたと思われる場所へ蓬莱を探しに行った二人は、禍々しい黒い靄をまとった無機物のような彼の姿を目撃する。一方、菜乃のもとに、十八年前に起きた凄惨な事件に関する差出人不明のメールが届く。そして、泉と菜乃の身にも異変が起こり始める……。 -
ビスケット
<h2>韓国で共感の嵐!</h2> 「自分は存在感がない」と 感じたことのある すべての人へ贈る1冊です。 十代の投票により出版され、全世代に反響! 2024年韓国の全図書館の司書が選ぶ「今年の1冊」に選定! 世の中には誰からも相手にされなくなり、 存在感が消えて、 目に見えなくなってしまった人たちがいる。 ぼくには、 彼ら「ビスケット」が見える。 存在感を失い、誰にも気づかれずに生きる“ビスケット”。 壊れやすく、かすかな音や気配だけを残して、ひっそりと息をひそめている。 過敏な聴覚を使ってビスケットを見つけられる少年・ジェソン。 ある日、かすかな気配を感じ取り仲間たちと救出作戦を開始するが……。 見えない存在との不思議な交流と冒険の物語。 韓国ウィズダム・ハウス社 第1回ファンタジー文学賞・青少年分野大賞受賞 <審査にあたった十代の声> ☆ いつ自分の存在感が薄くなってしまうかわからない現代社会で、傷ついた人たちに慰めと希望のメッセージを伝えている。イ・チェユン、ナヌ中学校 ☆ 私の周りにもきっとビスケットはいる。ビスケットを見つけ出して話を聞いてくれる人、その存在をみんなに気付かせてくれる人が、現実にもいたらいいなと思った。キム・ジンソ、金海中央女子高等学校 ☆ 消えてしまいそうになっている子を、簡単に崩れてしまうビスケットと表現しているのが面白いと思った。彼らに差し出す小さな手が大きな力になることがあると気付かせてくれる本だった。ワン・ソヒョン、大田ハギ中学校 ☆ 自分と自分の周囲の人たちに関心を持つことの大切さを教えてくれた。イス、ハンシン小学校 ☆ 誰でもビスケットの段階を一度は経験するのかもしれない。 ビスケットを救い出す奮闘に、私も一緒に自分の中の自尊心を呼び起こしてもらった。ヤン・ヒョンジ、チャンアン中学校 ☆ 存在感について悩むことが多い私たち若い世代の力になってくれる本。ハン・アヒョン、ヨッコク中学校 ☆ どこにでもいそうな主人公と友人たち。後半、私もビスケットを助け出すヒーローになったような気分で、本から手が離せなかった。チョン・スアン、ソハ高等学校 -
この声が届くまで
<あらすじ> ある日突然、仲間が脱退した。 10年以上一緒にやってきた。あんなに、楽しかったのに。みんなで、同じ夢を見ていたはずなのに。 学生時代からの仲間である龍、ヒロト、誠一郎、毅志で組んだバンド「zion(シオン)」は窮地に立たされていた。鳴かず飛ばずで活動して10年、タイムリミットが近づいていた。マネージャーの光、幼馴染の七海とともに最後の望みをかけ、メンバーは一念発起する。 時代にそぐわない個性、メンバー同士の思いのぶつかり合い、そして理不尽な逆境。「zionのメンバーで武道館に立つ」という夢を叶えるため、彼らは何を考え、どう努力し、成長するのか? 「ここで諦めたくねぇんだ! まだ自分の夢を諦めたくねぇんだ。俺はお前らと……他の誰でもねぇ! お前らと! やっぱりテッペン目指したい」(本書より引用) ーーーーーーー 構想から約10年。アイドルとして一線に立ち続けてきた上田竜也だからこそ描けた ステージに立ち続ける者のリアル。 このフィクションの向こうに、初めて知る"真実"があるかもしれない。 <刊行にあたって著者コメント> この物語は約10年前から書き始めました。当時、グループの3人目の脱退が決まった時期でした。今後のグループのために、KAT-TUNのメンバーとして自分がもっと何かやれることはないか?と思い、「物語」を描くという形で、自分の想いを表現して、演じてみようと思ったんです。小説にするなど決める前に、とにかく書き始めました。 大切にしてきたグループは幕を閉じてしまいましたが、この本には僕がずっと感じてきた仲間のあり方、実現していきたかった夢が込められています。うまくいかないことがたくさんあるこの世の中で、登場人物たちはたくさんの課題にぶつかり、悩み、もがき、仲間と乗り越えようと進んでいきます。この物語が皆さんの心に寄り添い、力になれたら嬉しいです。そして、その力が多くの方に広がっていきますように。 -
へびつかい座の見えない夜
地方の不動産会社で働く瑞季は、鬱屈した日常の中、自分だけの小さな楽しみとして「アルパカのヤスオ」のキーホルダーをひそかに集めている。ところが、孤高を貫いて怖がられている先輩社員の今泉さんとの意外な共通点やささやかな交流を通じて、瑞季の心に少しずつ変化が訪れる――表題作をはじめ、誰かにとっては価値のないものを大事に集める人と、その心を汲み取ろうとする人たち。そんな彼・彼女たちが、ぎこちないながらも心を通わせていく姿を優しく綴った、五つの物語からなる愛おしい短編集。/【目次】梅雨が来る前に/きみは湖/トカゲのいる闇/ハマエンドウが咲いていた/へびつかい座の見えない夜 -
終活中毒
最高の最期(エンディング)のはずが、まさかのどんでん返し!? 残された人生の時間、あなたはどう生きる? 遺言、片付け、夢への挑戦…人生でやり残したことは? 余命わずかの時間をSDGs活動につぎ込む資産家の妻。一日も早く死んでほしいと願う若い夫だが、思いもよらぬ誤算が…(「SDGsな終活」)。 妻の三回忌が近づいたある日、家を出て疎遠になっていた息子が突然帰ってきた…(「最後の終活」)。 ゾッとする終活、理想的な終活、人生を賭けた終活…4人の〈終活〉に待ち受ける衝撃&感涙のサプライズの四編。 (収録作) 「SDGsな終活」 「最後の終活」 「小説家の終活」 「お笑いの死神」 そもそも人生では、予想外の出来事にいろいろ遭うのが普通なのだ。 どの物語もアイデアが卓抜で、アクロバティックなひねりが効いている。 主人公にも読者にも予測がつかない状態で展開し、着地がどうなるのか知りたくて、引き込まれる。 ――青木千恵(書評家・解説より) -
待ち合わせは、闇の中
呪霊の誘いから、逃げられない。戻れない。 怪異ハンター・はやせ、絶体絶命—— 累計3万部突破の 怪異ハンター・はやせシリーズ最新刊。 人に禍をもたらすといわれる「呪物」や、 さまざまな地域で「怪異譚」を蒐集する怪異ハンター・はやせ。 人から怪異という“闇”を引き取ることで、 自分は“黒く”なり、相手の心はまるで祓われたように“白く”なる——。 ただし、どんなに呪いを取り込んでもまったく影響を受けない。 そんな、はやせだったが……。 背筋が凍るすべて実話の ホラー・エンターテインメント、六話収録。 美しい容姿の紗栄子は、 高校時代のクラスメイトが自殺したダムで コックリさんをして、霊を呼び出す。 とんでもなく胸糞悪いその原因と結末とは?(ダムでコックリさん) アメリカから届いた絵を手にしてから、心身の不調を抱えるようになる。 “全部祓える”という人物からも 「おまえはもう死ぬ」と言われ—— はやせ最大のピンチ、どう切り抜けるのか?(人形の絵) なぜ、最悪な状況に陥っても、 呪いや怪異という“闇”を取り込み続けるのか? 怪異ハンター・はやせのその秘密とは——。 終章に、怪奇ユニット「都市ボーイズ」の 相方・岸本誠氏による「はやせという男」を収録。 【目次より】 序章 待ち合わせは、闇の中 一 ダムでコックリさん 二 人形の絵 三 一〇〇年以上前の未知との遭遇 四 五件目の事故物件 五 地獄井戸 六 幸せのおまじない 終章 はやせという男 岸本 誠(都市ボーイズ) -
ウーマン・トーキング ある教団の事件と彼女たちの選択
WOMEN TALKING by Miriam Toews,2018 「これは必読!『侍女の物語』から抜けだしてきたよう」マーガレット・アトウッド(←NHK Eテレ「100分de名著」で話題) 「私たちは子どもを守りたい」 教団で起きた大量レイプ事件。「悪魔の仕業(しわざ)」「作り話」とされてきたが、実は身内による犯行だった。実話にもとづくサスペンス! あるキリスト教系団体の村(コロニー)で起きた大量レイプ事件。最年少の被害者は3歳の少女。それは「悪魔の仕業(しわざ)」「作り話」とされたが、実は身内の8人の男による犯行だった。彼らを保釈させようと村の男たちが外出する2日間。女たちは子どもを守るために未来を選ばねばならない。何もしないか、闘うか、村を出ていくか。文字の読めない女たちの会議(ウーマン・トーキング)が始まる。実話にもとづくサスペンス。マーガレット・アトウッドが「必読」と絶賛。第95回アカデミー賞脚色賞映画、原作! 「これは必読! この驚異的で、悲しく、衝撃的にして心を打つ小説は現実の事件を元にしており、まるで『侍女の物語』から抜けだしてきたようだ」M・アトウッド 「痛烈……悪の本質、自由意志の問題、集団的責任、文化決定論、そして何よりも赦しについてふれる」ニューヨーク・タイムズ カバーイラスト/千海博美 カバーデザイン/鈴木成一デザイン室 -
領怪神犯
この世には善とも悪とも呼べない、理解不能な神がいる。 毎年身体の一部が村に降ってくる神、不老不死の夢を見せる神、あらゆる事象の辻褄合わせをさせる神、一切の記録がなくただ信仰だけが残る神――。 理解もできず根本的な対処もできない、だが確かに日本各地で起こり、人々の平穏を脅かす現象は「領怪神犯」と呼ばれている。 公的機関として密かに存在する「領怪神犯特別調査課」に所属する片岸は、部下である女性調査員の宮木と、各地から報告される「領怪神犯」の調査と対処に当たっている。 奇怪で危険な様々な神による超常現象、時にはそれらの神を崇める危険な人間たちとも対峙しながら、片岸は調査を進めていく中で失踪した妻の痕跡を見つけ出そうとする。 だがそれは、「領怪神犯」のある恐ろしい真実に触れることにもつながっていき――? -
きみはメタルギアソリッドⅤ:ファントムペインをプレイする
〈メタルギアソリッドV〉と一族の戦禍の歴史が解け合う魔術的冒険ほか、痛みと笑いに貫かれた新世代イスラム・マジックリアリズム短篇集。全米図書賞最終候補、O・ヘンリー賞受賞。 ビデオゲームのマップに入り込み、アフガニスタンの故郷で殺されようとしている叔父を救出に向かう少年(「きみはメタルギアソリッドⅤ:ファントムペインをプレイする」)、配達され続ける息子の肉片を縫い合わせていく母親(「差出人に返送」)。パレスチナの囚人解放を求めてYouTubeでハンガー・ストライキを拡散する大学生たち(「ハラヘリー・リッキー・ダディ」)。いつまでも死ねない老女を見守る天使と地球(「ヤギの寓話」)。サルに変身し反乱軍を率いることになった青年の数奇な運命(「サルになったダリーの話」)⋯⋯。 9・11以後の数多の瓦礫をさまよう亡霊を、神話的な笑いで紡ぐ戦争文学の新地平。最注目作家による傑作短篇集。 -
ヨシモトオノ
吉本ばなな×「遠野物語」が人生に光を灯す ヨシモトオノとは、吉本ばなな×「遠野物語」! 日常にふと口をあける世界の裂け目。 生と死の境界がゆらぐとき――心に小さな光を灯す物語たち。 天井の木目に小さな顔があった。何度見ても顔だった。知らないおじさんの顔。 木目って人の顔に見えるよなあ、小さいときも風邪を引くと木目がいろんなものに見えたな、と思ったら、そのおじさんがにやりと笑った。こちらの考えを見透かすように。(「思い出の妙」より) 民俗学者・柳田國男が地方の不思議な伝承を集めた不朽の名作「遠野物語」。 これは「不思議と言えば不思議で、そうでもないと思えばそれっきり忘れてしまう」小さなエピソードを集めた「吉本ばなな版遠野物語」! -
#ニーナに何があったのか?
「彼氏が殺した」 「継父が怪しい」 「炎上狙いの自作自演」 ある日、忽然と姿を消した女子大学生。 SNSで増幅する疑惑が狂気に変わる―― 全豪1位ノンストップミステリー! これまで読んだなかで最高のスリラーのひとつ。 「人は我が子のためにどこまでやれるのか」を容赦なく描き、深く考えさせられる。――ドン・ウィンズロウ(作家) NYタイムズ紙のThe Best Thriller Novels of 2024! 休暇中に山間の別荘を訪れた大学生、ニーナとサイモン。だが帰ってきたのはサイモンだけ。別れ話になり先に帰宅したと言うが、挙動不審なうえ、その後ニーナの姿を見た者はいない。謎が深まるなか、一方の親は記者会見で捜索を訴え、他方は息子を守るべく大金でPR会社を雇って対抗する。サイモンが殺した、自作自演だ、親が怪しい……憶測と誹謗中傷の嵐の先に暴かれたのは恐るべき真実で――。 -
流星と吐き気
☆『死んだ山田と教室』で2025年本屋大賞にノミネートされた著者が送る”嫌愛”短編集。 登場人物は皆、身勝手でクズ。でも、そこに人間の本質があるーー。 ・偶然の再会を「運命」と勘違いして、安全圏から告白をしようとするアーティスト。――流星と吐き気 ・アニメにもなった作品の主人公のモデルは自分? サイン会で作者が元カレか確かめる高校教師。――リビングデッドの呼び声 ・担当編集者に振られたにもかかわらず、才能は認められていて作品だけで繫がっている人気漫画家。――種 ・昔付き合っていた彼女から独り言のようなLINEが送られてきて、死を仄めかされた編集者。――消えない ・かつて旅行先で意気投合した男性が偶然お客さんとなり舞い上がるレンタル彼女。――プラネリウム 仄暗い気持ちが過去を呼び戻してしまう5人の物語。 -
魔女の館の殺人
この謎から、脱出せよ。 山奥の洋館で始まった 〈脱出ゲーム〉という名の怪奇殺人―― 理系×文系の大学生コンビが挑む リアル謎解きミステリー! 進藤理人は理学部に通う大学二年生。ルームメイトの柏木詩文とは、性格こそ正反対ながら「謎解き」という共通の趣味があり馬が合う。ある日二人は山奥の洋館で催される脱出ゲームに参加することに。だがその最中、何者かの焼死体が館内で見つかった。戦慄のなか、やがて次の犠牲者が……。館を出られる条件は唯ひとつ、九つの謎を解くこと――「殺人(マーダー)」×「謎解き(リドル)」の読者参加型ミステリー! 解説:若林 踏 -
現代生活独習ノート
「リフレッシュ休暇をもらったが、もはや私にはリフレッシュする気力自体が残っていなかったのだった。」 入社希望の学生のSNSチェックに疲れ果てた会社員。代々続く母と娘の台所戦争。遅れても許せてしまうことが美点のロバによる配送サービス……。膨大な情報の摂取と判断に疲れてしまった現代人の生活に寄り添うやさしさと、明日を生きるための元気をくれるユーモア満載! 味気ない日々をゆるゆると肯定し、現代人の張りつめた心をゆるめる短編集。 「もう何もしたくないという切実な本音に寄り添ってくれる稀有な小説」――金原ひとみ 本屋大賞2位『水車小屋のネネ』、Xで何度もバズった芥川賞受賞作『ポトスライムの舟』など、 書店&SNSで話題を集める著者による、「脱力系」日常譚の真骨頂! -
ゴリラ裁判の日
満場一致のメフィスト賞受賞作にしてデビュー作がいよいよ文庫化。まさかゴリラに泣かされる日がくるとは――数多の作家、書評家、書店員の度肝を抜いた全人類必読のミステリー! 「ダ・ヴィンチ」プラチナ本! 読書メーター「読みたい本ランキング」1位! 京極夏彦さん、宮部みゆきさん、宮内祐介さん、五十嵐律人さん、斜線堂有紀さん、宮島未奈さん、QuizKnock河村拓哉さんなどが大絶賛!! カメルーンで生まれたニシローランドゴリラ、名前はローズ。メス、というよりも女性といった方がいいだろう。 ローズは人間に匹敵する知能を持ち、言葉を理解し「会話」もできる。彼女は運命に導かれ、アメリカの動物園で暮らすようになる。そこで出会ったゴリラと愛を育み、夫婦の関係となった。 だが ―― 。その夫ゴリラが、人間の子どもを助けるためにという理由で、銃で殺されてしまう。どうしても許せない。 ローズは、夫のために、自分のために、人間に対して、裁判で闘いを挑む! 正義とは何か? 人間とは何か? アメリカで激しい議論をまきお こした「ハランベ事件」をモチーフとして生み出された感動巨編。 -
僕の悲しみで君は跳んでくれ
18歳の時に “あいつ”が放った光を、もう一度見たい。「その一瞬」のために始まった青春の延長戦は、あまりにも――。 読んだら、誰かを“応援”したくなる! 全ての人の感動スイッチを押す、胸アツ青春小説。 私たちは今、壮平君が歌った未来にいる――。 札幌で高校時代を過ごした仲間たちには、共通した「忘れられない瞬間」がある。学校祭の中庭のステージで見た、瀬川壮平の姿だ。 当時の仲間たちが同窓会と称して集まっていたある日、母校の中庭が無くなるというニュースが。 もう一度、あの場所で壮平を見たい! しかし、東京でプロの活動を始めた壮平のステージは果たして実現するのか? 10代を共に過ごした仲間と、もう一度青春することはできるのか? 掴めそうで手放してしまった「欲しかった未来」に、もう一度手を伸ばしてもいいのか? 大人になってなんとなく流されていく日々に、「あのとき感じた希望の感触」が蘇る! ~~31文字の制限中で「その瞬間」を短歌というドラマにしてきた著者が、ついに挑んだ、渾身の長編小説。 -
若葉荘の暮らし
40歳以上独身女性限定の若葉荘へようこそ! 「ここ数年で私たちの誰もが味わった痛みを、癒しのシェアハウスが包み込んでくれる…… こんな場所に住みたい、いや、こんな場所で死にたいと思った」 原田ひ香さん、絶賛! そこは、「ひとり」で生きることを支えてくれる 40歳以上独身女性限定のシェアハウス。 40歳を迎えたミチルは、小さな洋食屋「アネモネ」でアルバイト店員をしている。仕事は気に入っているものの、世界に蔓延する感染症の影響で収入が激減。いつか元通りになると信じ貯金を取り崩しながら生活していたが、いよいよ転居を余儀なくされてしまう……。 そんなミチルを温かく迎えてくれたのは、40歳以上独身女性限定のシェアハウス「若葉荘」だった。それぞれ事情を抱える女性たちが、迷いながらもたくましく生きる様を見て、ミチルは自分の幸せを、他の誰でもない自分で叶える術を身につけていく。 「明日」が不安なあなたへ。寄り添い、勇気をくれる物語。 ※この作品は過去に単行本として配信されていた『若葉荘の暮らし』 の文庫版となります。 -
大正浪漫乙女恋譚抄
華麗なるモガの時代に、誰に虐げられようとも自らの幸せをつかもうと、たくましく、美しく、前向きに生きた麗しい4人の乙女の物語。 ・・・・・ 人気作家たちが、文明花開くモダンな時代を舞台に描く、恋愛アンソロジー。 家族に愛されず、孤独と絶望を抱える4人の主人公――実家の百貨店で使用人のように働かされている静香(天花寺さやか「帝都百貨店の職業女史」) 、生まれた時から心臓が弱く出来損ないと罵られている雛子(卯月みか「朱雀が紡ぐ恋」) 、家族の誰よりも背が高く美しいゆえに誰からも虐げられている高子(みちふむ「将官と男装令嬢の恋」) 、実の両親と死に別れ養子に入った先で半ば幽閉されているかのように暮らす紡希(望月麻衣「龍神様の許嫁」) 。 苦しい境遇でも、けなげに誠実に生きる彼女たちの前に現れたのは……? 胸の高鳴りが止まらない! 乙女たちの運命の恋物語。 目次 天花寺さやか「帝都百貨店の職業女史(モダンガール)」 卯月みか「朱雀が紡ぐ恋」 みちふむ「将官と男装令嬢の恋」 望月麻衣「龍神様の許嫁」 装幀 坂野公一(welle design) 装画 マツオヒロミ「恋の予感」 -
ありか
愛はここにある。 幸せはここにいる。 「これまでの私の人生を全部込めたと言い切れる作品を描きました」 ――瀬尾まいこ 母親との関係に悩みながらも、一人娘のひかりを慈しみ育てる、シングルマザーの美空。 義弟で同性のことが好きな颯斗は、兄と美空が離婚した後も、何かと二人の世話を焼こうとするがーー。 「子育てをしながら自分が受けた恩を思い知って、親に感謝していくのだと思っていた。それが親になった途端、さっぱりわからなくなった。この日々のどこに恩を感じさせるべきところがあるのだろう」 (本文より) 本屋大賞受賞作『そして、バトンは渡された』、ベルリン国際映画祭フォーラム部門正式招待&日本アカデミー賞優秀作品賞原作『夜明けのすべて』など、人々のかけがえのない関係性を紡ぎ続けた瀬尾まいこが描く、あなたの小さな、でも確かな支えとなる感動の物語! 大丈夫、忘れているだけ、見えていないだけ。 柔らかく折り重なった言葉が語りかけてくる。 そう、希望の鳥はすぐそばにいる。 ――津田健次郎(声優・俳優) 今、部屋で一人涙をこらえるあなたに読んでほしい。 しんどい人生をそっと優しく肯定してくれる傑作です! ――三宅香帆(文芸評論家) 【著者紹介】 瀬尾まいこ(せお・まいこ) 1974年大阪府生まれ。2001年、「卵の緒」で坊っちゃん文学賞大賞を受賞し、翌年作家デビュー。2005年『幸福な食卓』で吉川英治文学新人賞、2008年『戸村飯店 青春100連発』で坪田譲治文学賞、2019年『そして、バトンは渡された』で本屋大賞を受賞。2020年刊行の『夜明けのすべて』は映画化され、ベルリン国際映画祭フォーラム部門に正式出品されたほか、数々の映画賞を受賞するなど、大きな話題となった。他の作品に『図書館の神様』『強運の持ち主』『優しい音楽』『あと少し、もう少し』『傑作はまだ』『私たちの世代は』『そんなときは書店にどうぞ』など多数。 -
それいけ! 平安部
ピュア度100%! ハートフル青春小説! いみじ! 新入生、部活つくったってよ 県立菅原高校の入学式当日、同じクラスになった平尾安以加から「平安時代に興味ない?」と牧原栞は声をかけられた。「平安部を作りたい」という安以加の熱意に入部を決めるが、新部を創設するには5人の部員が必要だった。あと3人(泣)!! クラスメートから上級生まで声をかけ、部員集めに奔走するが── 「平安部って、何やるの?」 《平安部員求む!》 わたしたちと一緒に平安の心を学びませんか? ◎平尾安以加(ひらお・あいか) 1年5組 平安時代大好き。 ◎牧原 栞(まきはら・しおり) 1年5組 赤染衛門似 ◎大日向大貴(おおひなた・だいき) 1年2組 中学まではサッカー部 ◎明石すみれ(あかし・すみれ) 2年1組 元百人一首部の幽霊部員 ◎光吉幸太郎(みつよし・こうたろう) 2年3組 元物理部 イケメン -
おいしいごはんが食べられますように
芥川賞受賞作&30万部のベストセラー 世界各地で翻訳続々! 最高に不穏な仕事×食べもの×恋愛小説! 解説:一穂ミチ 「二谷さん、わたしと一緒に、芦川さんにいじわるしませんか」 真面目で損する押尾は、か弱くて守られる存在の同僚・芦川が苦手。食に全く興味を持てない二谷は、芦川が職場で振る舞う手作りお菓子を無理やり頬張る。押尾は二谷に、芦川へ「いじわる」しようと持ちかけるが……。どこにでもある職場の微妙な人間関係を、「食べること」を通してえぐり出す芥川賞受賞作! 共感が止まらない! 「わかりすぎてえぐい」職場ホラーNo. 1 サイコホラー小説? ミステリー小説? それとも恋愛小説? 不思議な感覚で読めた小説です。(文教堂横須賀MORE’S店/矢部直利) 喉の奥に詰め込んだ言葉や感情を吐き出したくなるような気持になった。(くまざわ書店サンシャインシティアルパ店/河口茜) 表紙・タイトルのほっこり感と内容とのギャップを、ぜひもっともっと多くの方に感じてもらいたいです。(明屋書店喜田村店/高橋杏奈) -
炒飯狙撃手
炒飯(チャーハン)の名手にして一流のスナイパーと、定年退職12日前の刑事。 暗殺事件の裏に隠された陰謀とは――。 世界中で話題沸騰、台湾発の謀略スリラー! イタリアの小さな炒飯店で腕を振るう台湾の潜伏工作員、小艾はある日命令を受け、ローマで標的の東洋人を射殺する。だが根城に戻ったところを何者かに襲撃され、命を狙われる身に。一方、定年退職を12日後に控えた刑事老伍は、台湾で発生した海軍士官と陸軍士官の連続不審死を追っていた。やがて遺体に彫られた“家”という刺青が二つの事件をつなげ――。背後に蠢く巨大な陰謀とは!? -
東京湾臨海署安積班
東京湾臨海署刑事組対課強行犯第一係、通称・安積班のメンバー須田巡査部長が、臨海署管内にあるスナックのマスターから、ミカジメ料を要求されたと相談を受けた。安積と須田は暴力犯係の真島係長に相談し、見回りを強化してもらうことに。一方、管内で立て続けに傷害事件が発生する。湾岸エリアが物騒な空気に包まれる中、交機隊の隊員が、速水小隊長の様子がおかしいと安積に相談にきた。心配に思う安積のもとに、速水が救急搬送されたとの連絡が入って……。次々と起こる傷害事件。その目的は何なのか。市民と、信じる正義を守るため、臨海署のプライドをかけて、安積たちはかつてない戦いに挑んでいく! -
腕が鳴る
どんな部屋に住みたいか。 それは、自分の人生を見直すことでもございます。 片付けが、わたくしの使命―― スゴ腕の整理収納アドバイザーが、 驚きのアイデアで散らかった部屋と人生を大そうじ! 人生の棚卸し小説。 夫に先立たれ一人暮らしのタカ子は、ついモノを買い込んで、気づけば家は散らかり放題。整理収納アドバイザーの中村真穂に片付けを依頼すると、棚の奥からタカ子の編んだ大量のセーターが現れた。 タカ子は迷わず「捨てる」と言ったのだが……亡き夫の愛とタカ子の再出発を描く「買い過ぎた家」のほか、クセは強いが腕は確かな整理収納アドバイザーの、人生をも整えるお片付け連作小説。 -
世界の終わりの最後の殺人
破滅まで46時間。 人類絶滅を阻止したければ 殺人の謎を解け。 フィナンシャルタイムズ、サンデータイムズ、ガーディアン、オブザーヴァーなどイギリス高級紙がこぞって絶賛。 「ヤバいくらい独創的」――M・W・クレイヴン(『ストーンサークルの殺人』ほか) 突如発生した霧により、世界は滅亡した。最後に残ったのは「世界の終わりの島」、そこには100名を超える住民と、彼らを率いる3人の科学者が平穏に暮らしていた。沖には霧の侵入を防ぐバリアが布かれ、住民たちはインプラントされた装置により〈エービイ〉と名づけられたAIに管理されていた。 だがある日、平穏は破られた。科学者のひとり、ニエマが殺害されたのだ。しかも住民たちは事件当夜の記憶を抹消されており、ニエマの死が起動したシステムによってバリアが解除されていた。霧が島に到達するまで46時間。バリア再起動の条件は殺人者を見つけること――。 果たして「世界の終わりの島」に隠された秘密とは? そして真犯人は誰なのか? 人格転移タイムループ館ミステリ『イヴリン嬢は七回殺される』、海洋冒険ホラー歴史ミステリ『名探偵と海の悪魔』に続く鬼才スチュアート・タートンの第3作。特殊設定メガ盛りで読者に挑戦するポストアポカリプス犯人捜しミステリ! -
スタッフロール
私たちは映画に魔法をかける 『戦場のコックたち』『ベルリンは晴れているか』著者が放つ、 才能や評価で悩んだことのある、すべての人へ贈る物語 圧巻のエンターテインメント長篇! 【あらすじ】 1980年代のハリウッド、圧倒的に男性優位な映画界で もがき奮闘する特殊造形師のマチルダ。 現代ロンドンで、ある出来事をきっかけに 自分の才能を見失い葛藤する CGクリエイターのヴィヴ。 映画の特殊効果に魅せられた二人の人生が 一本の映画を通じて繋がり合う。 創作者の情熱と苦悩を、リアルかつ力強く描いた直木賞候補作。 文庫化にあたり、2024年にアカデミー賞〈視覚効果賞〉を受賞した 『ゴジラ-1.0』などについて熱く語った「文庫版あとがき」を収録。 単行本 2022年4月 文藝春秋刊 文庫版 2025年3月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。 -
人生劇場
『ラブレス』『ホテルローヤル』等、家族の光と闇を描き続ける直木賞作家・桜木紫乃のルーツ! 夢に生き、夢に死ね―― 昭和の北海道。 己の城を求め、男は見果てぬ夢を追う。 【著者コメント】 書きながら改めて、生きることは滑稽だと感じました。 滑稽でいいと思うところまで、書けた気がします。 やせ我慢人生を歩いてきたすべての先人に、愛を込めて――人生劇場。 何もかもが赤く染まった鉄鉱の町・室蘭。 四人兄弟の次男に生まれた猛夫は、兄にいじめられ、母には冷たくあしらわれながら日々を過ごしていた。 心のよりどころは食堂と旅館を営む伯母のカツ。やがて猛夫はカツのもとで育てられることになる。 中学卒業後、理容師を目指し札幌に出た猛夫だが、挫折して室蘭に帰る。 常に劣等感を抱えるようになった猛夫は、いつか大きくなって皆を見返してやりたいと思うように。 理容師として独立、ラブホテル経営と、届かぬ夢だけを追い続けた男の行く末は。 自身の父親をモデルに、直木賞作家・桜木紫乃が北の大地で生きる家族の光と闇を描く。 【目次】 一章 鉄の町 二章 修業 三章 別れ 四章 長男 五章 夫婦 六章 闘い 七章 新天地 八章 落城 -
ディア・オールド・ニュータウン
町も変わる。人も変わる。 変わることは、始まることだ。 「歳をとったニュータウン。オールド・ニュータウン。 おれが育った町。離れて、戻った町。離れる前よりは根づけたような気がする」 母が亡くなったことを機に会社をやめ、父が遺した日本そば屋を継いだ鳴樹。父の時代にやっていなかった出前サービスで商機を見いだそうとした鳴樹は、幼なじみの小枝に声をかける。気持ちを新たに二人で再開した『ささはら』には、徐々に客も増えてきた。そんなある日、出前先で再会した顔見知りの和太は少しヤンチャな青年になっていた。どこか気にかかる鳴樹は、和太にある提案をしてみるのだが――。この町に暮らし、さまざまな結びつきを持つ人々が織りなす、心に染み入る人間模様。 -
0能者ミナト
科学が隆盛を極める現代。だが、その片隅にひっそりと息づく異形のものたちがいた。存在を知る一部の者たちは、それを 「怪異」 と呼んだ。 当然、怪異を相手にする生業もある。修験者、法力僧、呼ばれ方は様々だが、その中でひと際変わった青年がいた。九条湊── どこか斜に構えたクセのある青年だが、彼が同業者から疎まれているのはそこではない。霊力、法力、神通力、彼はそんな力を一切持っていない。それにもかかわらず怪異を倒すという。その手腕は驚くべきものだった──。 -
闇より暗き我が祈り
「このミステリーがすごい!」海外編第1位作家のデビュー作! 白人の父と黒人の母を持つ私立探偵ネイサンは牧師殺害事件の調査に乗り出す。彼は事件の鍵を握るUSBを手に入れたことで命を狙われ…… -
春はまた来る
「被害に遭っても仕方ない人」なんて、いない。 山内マリコさん推薦! 「新時代のヒロインは女子を分断するシステムからも、理知的に脱却してみせるのだ!」 「着飾ってばかりの女子大生」が、性被害に遭った。 「おしゃれに興味のない理系女子」が考えた復讐方法とは。 名門大の理工学部に通う順子は、大学二年の春、高校の同級生で女子大に通う紗奈と再会する。高校生の時は「上」の人間だった紗奈と、「下」の人間だった順子は話したこともなかったが、不思議と二人の間には友情が芽生える。インカレサークルで「高学歴」男子と交流する紗奈が、ある日性被害に遭い――。 せめて私たちだけは、ずっとお互いの味方でいよう。 注目の作家が描く、ボーダー超越系友情小説。
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