作品一覧

  • 杯(乙女の本棚)
    値引きあり
    3.3
    1巻990円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人気シリーズ「乙女の本棚」第45弾は、文豪・森鷗外×イラストレーター・今井キラのコラボレーション! 小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。 「わたくしの杯は大きくはございません。それでもわたくしはわたくしの杯で戴きます」 夏の朝、温泉宿から泉に向かう七人の少女たち。そこで、彼女たちとは様子の異なる第八の少女と出会う。 森鷗外の名作が、乙女心をくすぐる作品で知られ、本シリーズでは太宰治『待つ』、『女生徒』を担当するイラストレーター・今井キラによって描かれる。名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。 自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。
  • 待つ(乙女の本棚)
    値引きあり
    3.9
    1巻990円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人気シリーズ「乙女の本棚」第30弾は、文豪・太宰治×イラストレーター・今井キラのコラボレーション! 小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。 ああ、私は一体、何を待っているのでしょう。 毎日、毎日、駅にまだ見ぬ人を迎えにいく女性。今日も彼女は、駅の冷いベンチに坐っている。 太宰治の名作が、他の追随を許さない独自の空気感で、世界中のロリータ少女たちから支持され続け、本シリーズでは太宰治『女生徒』を担当する大人気イラストレーター・今井キラによって描かれる。 名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。 自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。
  • 乙女の本棚 女生徒
    値引きあり
    4.1
    1~10巻990円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 太宰治の『女生徒』が人気イラストレーターとコラボレーション! 太宰治の『女生徒』が、ファッションブランドAngelic Prettyなど、乙女心をくすぐる作品で知られるイラストレーター・今井キラによって、鮮やかに現代リミックス。全イラスト書き下ろしで贈る、珠玉のコラボレーション・シリーズです。巻末には、『グッドモーニング』『死んでしまう系のぼくらに』などで知られ、今をときめく詩人・小説家である最果タヒのシリーズ共通エッセイを収録。自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊です。

ユーザーレビュー

  • 乙女の本棚 女生徒

    Posted by ブクログ

    「太宰治の作品を初めて読んだのは、多分、現代文でやった『羅生門』だと思う。
    ロングスリーパーな私にとっては、ほとんど子守唄のような時間だったけれど、なんとなく、太宰治特有の人間のドロドロした部分を描いていたような気がする。

    そう思っていたからなのか、今回の作品を太宰治らしくないかも?と思った。
    でも、女生徒が毎日、何を思い何を見て何を感じ、悩み傷つき、悶々とひとりで考えているのか。そしてその一連の思考が、私も同じように感じていたことがあったことに懐かしく感じた。

    10代だからといって、侮るなかれ。
    彼女たち、現代ならば彼らたちは、我々大人より遥かに重く、解決しがたい悩みや葛藤を抱えている。

    0
    2025年11月19日
  • 乙女の本棚 女生徒

    Posted by ブクログ

    2025/11/04
    p.23
     この雑誌にも、「若い女の欠点」という見出しで、いろんな人が書いて在る。読んでいるうちに、自分のことを言われたような気がして恥ずかしい気にもなる。それに書く人、人によって、ふだんばかだと思っている人は、そのとおりに、ばかの感じがするようなことを言っているし、写真で見て、おしゃれの感じのする人は、おしゃれの言葉遣いをしているので、可笑しくて、ときどきくすくす笑いながら読んで行く。宗教家は、すぐに信仰を持ち出すし、教育家は、始めから終りまで恩、恩、と書いてある。政治家は、漢詩を持ち出す。作家は、気取って、おしゃれな言葉を使っている。しょっている。

    2025/11/

    0
    2025年11月05日
  • 乙女の本棚 女生徒

    Posted by ブクログ

    こんな女の子が、昔にもいたんだと思うとなんだか嬉し。家庭環境も、考えることやることなすこと、わたしとそっくりなのだもの。このおはなしは、淑、という少女の日記を太宰が小説にしたもの。そして、私以外のたくさんのひとが、私のことがかかれてある、と思うのだろう。なんて、おかしいんだろう。にんげんには、なにかしら、ひとにはいえないことがあり、じつはそれはどこか似通っていて、万巻の書の片隅で文学になっていたりするのかもしれない。

    0
    2025年08月26日
  • 乙女の本棚 女生徒

    Posted by ブクログ

    太宰治の『女生徒』と素敵なイラストがコラボする、乙女の本棚シリーズ第1段2冊中の2巻です。
    14歳の女生徒の起床から就寝までが日記のような散文として綴られる小説です。
    思春期の女の子ならではの不安定な内面が描き出されています。
    その世代の女性らしく思いや考えが二転三転しますので、読者が大人の男性であると共感するのが難しいのではと思います(私がそうでした)。
    そこで驚くのが、これを書いたのが太宰治という大人の男性であることです。
    本シリーズは表紙や挿絵のイラストが秀逸で、今作は様々な情報や知識に染まりやすく安定しない年頃の女の子の儚さが表現されています。
    美しい純文学を美しいイラストが彩り、世界

    0
    2025年07月12日
  • 待つ(乙女の本棚)

    Posted by ブクログ

    「ああ、私は一体、何を待っているのでしょう」。大戦争が始まってからというもの、少女は毎日、駅の冷たいベンチで誰かを待っている。身を粉にして働くこともできず、家を出てもどこも行くところなどなくて、ベンチで人の行き交いをただ眺める。誰かを待っている、誰かに見つけられるのを待っている、世界をただみつめ夢想する。二十歳の少女は、そうやって、戦争というものをやり過ごしていたのだと思った。そんな娘が今もどこかにいるかもしれません、このひどい世界の片隅に。

    0
    2025年05月04日

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