南杏子の作品一覧
「南杏子」の「いのちの波止場」「老坂クリニック」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「南杏子」の「いのちの波止場」「老坂クリニック」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
著者は社会人経験を経て医学部に学士編入後内科医となった経歴を持つ。2016年刊行の本書がデビュー作。深く考えずに手に取ったが、これは当たり本。
在宅で最期を迎える患者専門の訪問クリニックへの勤務を、意に反して課せられた女性医師を主人公とするフィクション。大学病院の臨床とは全く異なる現場。誰もが迎える"死"に対して、患者、家族、そして医療従事者がそれぞれ抱える答えの出ない葛藤を言葉に紡ぐ。命の灯が消えそうな時に延命か自然に任せるか。どちらが正しいというわけではないが、患者が望む死に方に寄り添おうとする主人公の姿は、終末期医療専門病院で働いた経歴を持つ著者の表現によって、いっそ
Posted by ブクログ
自分はこの小説を選んだ時に、てっきり「アルツ村でなにか事件が起きてその犯人を追うミステリー小説だろう」と思っていました。実際はこの「アルツ村」そのものが何の村なのか・何のために作られたのか、というミステリーでした。
同時に、現代の日本が抱えている高齢化社会のことがなんとなく見えてくるストーリーでした。年々認知症患者も増え続けて、最近は若年層でも認知症患者が増えていることも考えさせられました。
また、北海道の土地が外国の個人・法人に買われて植民地と化している問題も書かれていました。その中で、しかも認知症患者が住む村で、認知症の研究が村の「センター」で秘密裏に行われていたことに衝撃を受けまし
Posted by ブクログ
ずっと読みたいと思いながらも、ずっと読めずにいた本。
読んでみた。
南さんの作品は、医療現場そのものに立ち会っているかのようにリアルだ。
今回も在宅医療という場に、自分もいるかのような錯覚を覚える。
「読みたい」と思っていた間に、自分が介護福祉士実務者研修を受講し、介護の知識を得たためか、ますますリアルに感じる場面が多かった。
人はいつか亡くなる。
それは当たり前のことなのだが、その最終地点がどこか。
病院か、施設か、自宅か。
在宅医療が患者はもちろん、患者家族にとってどれだけ大変なものかはわかっているし、今の日本は、病院死が多いのもわかっている。
でも、やはり、家で死ぬこと。
それが幸せ